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→‎来歴・人物: 多摩美術大学と多摩芸術学園は発足団体が同じですが、違う学校なので混同させるのは経歴詐称にあたります。補足説明はつけてありますので、これが順当な表記だと思われます。
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== 来歴・人物 ==
== 来歴・人物 ==
[[東京都]][[新宿区]]出身。幼少期から父親の仕事場だった[[東映東京撮影所]]や[[日活撮影所#調布撮影所|日活調布撮影所]]に連れて行かれ、早くから[[映画俳優]]を志す<ref name="sankei160810">[https://www.sankei.com/premium/news/160810/prm1608100004-n3.html 【話の肖像画】 俳優・佐藤浩市(55) 父・三国連太郎と「確執があった」と世間は言うけど…]</ref>。[[千代田区立九段中等教育学校|千代田区立九段中学校]]、[[昭和第一高等学校]]を経て、[[多摩美術大|多摩芸術学園]]映画学科<ref>1954年、[[多摩美術大学]]に併設開校した専門学校[[多摩芸術学園]]。1992年閉校し、多摩美術大学造形表現学部に再編成され、現在の多摩美術大学美術学部演劇舞踊デザイン学科</ref>中退。同校在籍中の[[1980年]]に[[日本放送協会|NHK]]『続・続事件』でデビュー。翌年出演した[[映画]]『[[青春の門#1981年・1982年版|青春の門]]』で[[ブルーリボン賞 (映画)|ブルーリボン賞]]新人賞受賞。[[丸の内TOEI|丸の内東映]]で、[[スクリーン]]に映った自分の姿を観て感激し「俳優として生きていこう」と決意した<ref>[https://www.sankei.com/premium/news/160810/prm1608100004-n5.html 【話の肖像画】 俳優・佐藤浩市(55) 父・三国連太郎と「確執があった」と世間は言うけど…]</ref><ref>[https://natalie.mu/eiga/news/165349 「起終点駅」初日舞台挨拶、本田翼から佐藤浩市へ手作りザンギをプレゼント]</ref>。
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20代から30代前半にかけては脇役の出演が多かったが、『[[あ、春]]』『[[顔 (2000年の映画)|顔]]』『[[KT (映画)|KT]]』で重厚な演技を披露。これらの作品の映画賞獲得における大きな原動力となっている。演技力の高さから舞台への進出も期待されているが、「自分は映像で際立つ役者である」ことを理由に一貫して映像作品への出演を貫いている。
20代から30代前半にかけては脇役の出演が多かったが、『[[あ、春]]』『[[顔 (2000年の映画)|顔]]』『[[KT (映画)|KT]]』で重厚な演技を披露。これらの作品の映画賞獲得における大きな原動力となっている。演技力の高さから舞台への進出も期待されているが、「自分は映像で際立つ役者である」ことを理由に一貫して映像作品への出演を貫いている。

2021年3月15日 (月) 02:32時点における版

さとう こういち
佐藤 浩市
佐藤 浩市
本名 佐藤 浩市
生年月日 (1960-12-10) 1960年12月10日(63歳)
出生地 日本の旗 日本東京都新宿区
身長 182 cm
血液型 A型
職業 俳優
ジャンル 映画テレビドラマ
活動期間 1980年 -
配偶者 元モデル(1986年 - 1989年)
広田亜矢子(1993年 - )
著名な家族 三國連太郎(父)
寛一郎(息子)
事務所 テアトル・ド・ポッシュ
公式サイト 公式プロフィール
主な作品
映画
青春の門』/『敦煌
忠臣蔵外伝 四谷怪談』/『美味しんぼ
らせん』/『ホワイトアウト
KT』/『壬生義士伝
うつつ』/『亡国のイージス
ザ・マジックアワー』/『誰も守ってくれない
少年メリケンサック』/『最後の忠臣蔵
アンフェア the answer』/『愛を積むひと
HERO』/『起終点駅 ターミナル
64(ロクヨン)』/『Fukushima50
太陽は動かない
テレビドラマ
炎立つ』/『親愛なる者へ
横浜心中』/『素晴らしきかな人生
恋人よ』/『タブロイド
天気予報の恋人』/『リミット もしもわが子が…
天国への階段』/『忠臣蔵1/47』/『プライド
新選組!』/『クライマーズ・ハイ
けものみち』/『官僚たちの夏
陽はまた昇る』/『鍵のかかった部屋
テレビコマーシャル
麒麟麦酒一番搾り生ビール
トヨタ自動車マークX
 
受賞
東京国際映画祭
男優賞
2006年雪に願うこと
日本アカデミー賞
最優秀主演男優賞
1994年忠臣蔵外伝 四谷怪談
2016年64(ロクヨン)
最優秀助演男優賞
2000年ホワイトアウト
2003年壬生義士伝
新人俳優賞
1981年青春の門
ブルーリボン賞
主演男優賞
2002年KT』『うつつ
新人賞
1981年青春の門
その他の賞
#受賞歴参照
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佐藤 浩市(さとう こういち、1960年昭和35年)12月10日 - )は、日本俳優。本名同じ。テアトル・ド・ポッシュ所属。身長182cm、体重67kg。父は俳優の三國連太郎

来歴・人物

東京都新宿区出身。幼少期から父親の仕事場だった東映東京撮影所日活調布撮影所に連れて行かれ、早くから映画俳優を志す[1]千代田区立九段中学校昭和第一高等学校を経て、1992年に閉校した専門学校である多摩芸術学園映画学科[2]中退。同校在籍中の1980年NHK『続・続事件』でデビュー。翌年出演した映画青春の門』でブルーリボン賞新人賞受賞。丸の内東映で、スクリーンに映った自分の姿を観て感激し「俳優として生きていこう」と決意した[3][4]

20代から30代前半にかけては脇役の出演が多かったが、『あ、春』『』『KT』で重厚な演技を披露。これらの作品の映画賞獲得における大きな原動力となっている。演技力の高さから舞台への進出も期待されているが、「自分は映像で際立つ役者である」ことを理由に一貫して映像作品への出演を貫いている。

2012年4月、東北芸術工科大学の文芸学科客員教授に就任した。任期は2015年3月31日までの3年間[5][6]

私生活では、1986年モデルの女性と結婚したが、手塚理美との不倫騒動もあり3年後に離婚1993年に舞台女優(広田レオナ従妹原田芳雄の長男・原田喧太の妻の姉)と再婚。前妻と現在の妻との間にそれぞれ1児ずつもうけている。現在の妻との間に生まれた息子・寛一郎は俳優[7]。なお、マネージャーはフジテレビジョンが展開するCS放送チャンネルであるフジテレビONE(旧:フジテレビ721)で放送されているゲームバラエティー番組『ゲームセンターCX』の「2代目AD」の笹野大司である。

趣味嗜好

趣味等では、芸能界屈指のゴルフ好きであり、頻繁に練習場を訪れている[8]。「フジサンケイクラシック」、「サントリーオープン」、「日本メディアシステムカップ」などの大会に出場しアマチュア部門で優勝したこともある。年末年始は毎年オーストラリア明石家さんま中村勘三郎などとゴルフなどして過ごす。また、俳優の中井貴一とんねるず木梨憲武とはゴルフ仲間であり、これにヒロミを加えた4人のゴルフ番組がテレビ朝日系列で不定期に放送されている。

また、20代からの競馬好きであり、馬のいない東京競馬場のターフビジョンでレースを見るのが楽しいと語る。大泉洋小池徹平蒼井優らと共演したJRAのCM『CLUB KEIBA』も話題となった[9]。また、ペット競走馬の「トウカイテイオー」の名前をつけた。

音楽鑑賞、特にヘヴィメタルを好む。

横浜DeNAベイスターズ(大洋ホエールズ時代から)のファンである[10]

実父との関係

幼少時代、父の三國が家出という形で離婚し、母に育てられたため、三國との間に確執があった。1986年の映画『人間の約束』で初共演。この時点でお互いのわだかまりは消えておらず、直接関わり合う場面は少なかった。

1996年に公開された映画『美味しんぼ』では、雄山役のオファーがあった三國が「主演を佐藤にして親子対決にすること」を提案した。しかし、製作会見では互いを「三國さん」「佐藤くん」と他人のように呼び、佐藤が「俳優はサービス業」と発言すると、三國が「サービス業などという考え方は間違っている」と発言。映画の発表会見らしからぬ険悪な雰囲気となり[11]、共演の羽田美智子も言葉を失っていた。

2000年代に入ると徐々に親子関係は改善の兆しを見せ、いつの間にか親子間の距離も縮まり、自然に和解するような形となった。その「自然な和解」後の2008年ANAの親子共演CMでは仲睦まじい姿を見せており、2009年に出演した『徹子の部屋』では父のことを「努力の人」と語っている。

出演

テレビドラマ

配信ドラマ

映画

ドキュメンタリー

  • 敦煌莫高窟・美の全貌(2008年、NHK) - 語り
  • プロフェッショナル 仕事の流儀 高倉健インタビュースペシャル(2012年9月10日、NHK) - 映画「あなたへ」の共演者として出演
  • TOYOTA MARK X × GOETHEスペシャル番組「MUSEな君と。」(2012年10月 - 12月) - ナビゲーター
  • 戦後70年 千の証言スペシャル「私の街も戦場だった」(2015年3月9日、TBS) - ナビゲーター[23]

CM

ミュージックビデオ

受賞歴

脚注

  1. ^ 【話の肖像画】 俳優・佐藤浩市(55) 父・三国連太郎と「確執があった」と世間は言うけど…
  2. ^ 1954年、多摩美術大学に併設開校した専門学校多摩芸術学園。1992年閉校し、多摩美術大学造形表現学部に再編成され、現在の多摩美術大学美術学部演劇舞踊デザイン学科
  3. ^ 【話の肖像画】 俳優・佐藤浩市(55) 父・三国連太郎と「確執があった」と世間は言うけど…
  4. ^ 「起終点駅」初日舞台挨拶、本田翼から佐藤浩市へ手作りザンギをプレゼント
  5. ^ 日本を代表する俳優 佐藤浩市氏と児童文学の専門家 越水利江子氏が文芸学科客員教授に着任いたしました”. 東北芸術工科大学 TUAD (2012年4月12日). 2013年3月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年6月7日閲覧。
  6. ^ “佐藤浩市 東北芸工大の客員教授に就任「学生に希望や情熱を伝えられる」”. Sponichi Annex. (2012年4月14日). オリジナルの2012年6月27日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120627035010/http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2012/04/14/kiji/K20120414003043390.html 2014年6月7日閲覧。 
  7. ^ “佐藤浩市ジュニア・寛一郎が俳優デビュー。映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」に出演”. スポーツ報知. (2017年3月3日). http://www.hochi.co.jp/entertainment/20170302-OHT1T50273.html 2017年3月6日閲覧。 
  8. ^ 道楽の道。佐藤浩市”. Kodansha BC. 2017年12月9日閲覧。
  9. ^ 男の履歴書 佐藤浩市”. INLIFE. 2013年10月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年6月7日閲覧。
  10. ^ 【照明灯】佐藤浩市さん”. カナロコ. 神奈川新聞社 (2015年6月7日). 2017年12月9日閲覧。
  11. ^ 三国連太郎・佐藤浩市 確執の父子が映画「美味しんぼ」で共演”. 日刊ゲンダイDIGITAL. 2017年12月9日閲覧。
  12. ^ 又吉直樹&佐藤浩市ら豪華顔ぶれ!二宮和也主演「坊っちゃん」”. シネマカフェ (2015年12月24日). 2015年12月26日閲覧。
  13. ^ 尾野真千子、本格警察ドラマに主演 佐藤浩市は「結婚祝い」で出演快諾”. ORICON STYLE (2016年8月24日). 2015年8月24日閲覧。
  14. ^ 佐藤浩市の洗礼を受けた新人俳優出演 『Aではない君と』キャスト追加発表”. ORICON NEWS (2018年8月24日). 2018年8月24日閲覧。
  15. ^ “大竹しのぶ役に池脇千鶴、名物P役に佐藤浩市 - さんま企画ドラマ全キャスト”. マイナビニュース. (2017年3月21日). https://news.mynavi.jp/article/20170321-a025/ 2018年11月14日閲覧。 
  16. ^ “野村萬斎と市川猿之助映画で初共演!”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2016年4月6日). http://www.daily.co.jp/gossip/2016/04/06/0008961814.shtml 2016年4月6日閲覧。 
  17. ^ “篠原涼子、佐藤浩市、阿部寛らが吉永小百合のもとに結集!「北の桜守」に豪華キャスト”. 映画.com. (2017年3月22日). http://eiga.com/news/20170322/3/ 2017年3月22日閲覧。 
  18. ^ “佐藤浩市、玉木宏、藤竜也が「空母いぶき」に出演、追加キャスト22人一挙解禁”. 映画ナタリー. (2018年11月16日). https://natalie.mu/eiga/news/308124 2018年11月16日閲覧。 
  19. ^ “町田くんの世界:実写映画主演に新人2人抜てき 岩田剛典、高畑充希、戸田恵梨香ら豪華キャストも”. まんたんウェブ (MANTAN). (2019年1月22日). https://mantan-web.jp/article/20190121dog00m200049000c.html 2019年1月22日閲覧。 
  20. ^ “岡田准一主演で「ザ・ファブル」実写映画化!木村文乃、福士蒼汰、安田顕、佐藤浩市ら豪華共演”. 映画.com. (2018年6月23日). https://eiga.com/news/20180623/2/ 2018年6月23日閲覧。 
  21. ^ “福島第一原発事故描く「Fukushima 50」会見、佐藤浩市「事実をどう刻むか考えた」”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2019年4月18日). https://natalie.mu/eiga/news/328260 2019年4月18日閲覧。 
  22. ^ “大泉洋主演×吉田大八監督のタッグで『騙し絵の牙』映画化決定 共演に松岡茉優、佐藤浩市”. Real Sound (株式会社blueprint). (2019年10月30日). https://realsound.jp/movie/2019/10/post-437474.html 2019年11月13日閲覧。 
  23. ^ 戦後70年 千の証言スペシャル「私の街も戦場だった」(TBS)、2015年3月9日閲覧
  24. ^ 佐藤浩市、三浦友和ら豪華出演陣 クルマづくりの情熱描く動画公開”. スポニチアネックス (2015年10月28日). 2015年10月29日閲覧。
  25. ^ “佐藤浩市、共演ミッツをバッサリ ラブコールに「存在脂っぽい…」”. スポニチアネックス. (2016年3月29日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/03/29/kiji/K20160329012300970.html 2016年3月29日閲覧。 
  26. ^ “【報知映画賞】佐藤浩市、三國連太郎さんと父子栄冠”. スポーツ報知. (2015年11月26日). オリジナルの2015年11月26日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/20151126014053/http://www.hochi.co.jp/entertainment/feature/hochi_eigashou/20151125-OHT1T50136.html 2015年11月26日閲覧。 
  27. ^ 第39回日本アカデミー賞優秀賞決定!”. 日本アカデミー賞公式サイト. 2016年1月19日閲覧。
  28. ^ 2015年度・受賞者”. おおさかシネマフェスティバル公式サイト. 2016年2月3日閲覧。
  29. ^ “佐藤浩市が主演男優賞「あまのじゃくです」映画大賞”. 日刊スポーツ. (2016年12月6日). http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1747982.html 2016年12月6日閲覧。 
  30. ^ 第40回日本アカデミー賞 最優秀賞決定!”. 日本アカデミー賞公式サイト. 2017年3月6日閲覧。
  31. ^ 第44回 日本アカデミー賞 優秀賞決定!、日本アカデミー賞公式サイト、2021年2月10日閲覧。

外部リンク