西陵 (鹿児島市)
西陵 | |
---|---|
町丁 | |
北緯31度34分48秒 東経130度30分41秒 / 北緯31.58度 東経130.511389度座標: 北緯31度34分48秒 東経130度30分41秒 / 北緯31.58度 東経130.511389度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 鹿児島県 |
市町村 | 鹿児島市 |
地域 | 中央地域 |
地区 | 武・田上地区 |
人口情報(2020年(令和2年)4月1日現在) | |
人口 | 12,348 人 |
世帯数 | 5,548 世帯 |
標高[1] | 125 m |
郵便番号 | 890-0032 |
市外局番 | 099 |
ナンバープレート | 鹿児島 |
町字ID[2] |
0091001(一丁目) 0091002(二丁目) 0091003(三丁目) 0091004(四丁目) 0091005(五丁目) 0091006(六丁目) 0091007(七丁目) 0091008(八丁目) |
運輸局住所コード[3] | 46500-1319 |
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西陵(せいりょう[4])は、鹿児島県鹿児島市の町丁[5]。郵便番号は890-0032[6]。人口は12,341人、世帯数は5,548世帯。(2020年4月1日現在)[7]。西陵一丁目から西陵八丁目までが設置されており、西陵一丁目から西陵八丁目までの全域で住居表示を実施している[8]。
株式会社上野城によって「西郷団地」(さいごうだんち)として造成された住宅団地である[9][10]。
地理
[編集]鹿児島市の西部、新川の中流域の丘陵地上に位置している。町域全体が西別府町と田上町に跨る台地を「西郷団地」として造成した新興住宅地である。最も低い位置にある西陵三丁目(標高30m)から最も高い位置にある西陵八丁目(125m)までの斜面上に住宅が多く所在している[1]。
町域の北方から東方にかけては田上、北方には西別府町、南方から西方にかけては田上町、西方には五ケ別府町がそれぞれ接している。
教育施設は町域の西部には鹿児島市立西陵中学校、東端には鹿児島市立西陵小学校が所在している。また、北東端部には鹿児島インターチェンジがあり、町域の西部を指宿スカイライン(鹿児島県道17号指宿鹿児島インター線)の西陵トンネルが地下を通り、町域の北端を国道3号鹿児島バイパスが東西に通っている。
町名の由来
[編集]「西陵」という町名は田上の西の丘に位置していることに由来している[10]。
尚、「西郷団地」という名前の由来は、かつて、西郷隆盛がこの地で狩りをして楽しんだことからこの名がつけられている。その際に、小屋として使用した建物跡地が西別府町に残っている。
歴史
[編集]西郷団地の造成
[編集]西郷団地は、田上町と西別府町を新たに、造成され作られた団地であり、西郷団地という団地名の由来は、昔この付近で西郷隆盛が狩りをして楽しんだ場所であったことに由来している。西郷団地は田上四丁目に本社を置く株式会社上野城によって一工区、二工区、三工区に分けて造成が行われ、一工区は1968年(昭和43年)、二工区は1979年(昭和54年)、三工区は1977年(昭和52年)に造成が開始された[9]。
1978年(昭和53年)に鹿児島市立西陵小学校[11]、1984年(昭和59年)には鹿児島市立西陵中学校が設置された[12]。
西陵の設置
[編集]1980年(昭和55年)7月28日に田上町、西別府町の各一部にあたる西郷団地地区において住居表示が実施されることとなり、町域の再編が実施された[13]。田上町・西別府町の各一部より「西陵一丁目」、「西陵二丁目」、西別府町の一部より「西陵三丁目」、「西陵四丁目」が新たに設置された[14][5][13]。
1988年(昭和63年)2月15日には、西別府町、田上町の各一部にあたる西郷団地地区の残りの区域で住居表示が実施され[15]、西別府町の一部より「西陵五丁目」、田上町・西別府町の各一部より「西陵六丁目」、西別府町の一部より「西陵七丁目」、「西陵八丁目」が設置された[16][17]。その他に西別府町の一部が西陵二丁目及び西陵四丁目、田上町の一部が西陵二丁目に編入され[17][18]、1990年(平成2年)2月13日には田上町の一部が西陵一丁目、西陵三丁目の各一部に編入された[19][20]。1997年(平成9年)2月17日に西別府町の一部が西陵三丁目に編入され[21][22]、1999年(平成11年)には田上町の一部を西陵六丁目の一部に、西別府町の一部を西陵七丁目の一部にそれぞれ編入した[23]。
2016年(平成28年)2月1日には西別府町の一部が西陵七丁目に編入された[24]。
町域の変遷
[編集]変更後 | 変更日 | 変更前 |
---|---|---|
西陵一丁目(新設) | 1980年(昭和55年) | 田上町(一部) |
西別府町(一部) | ||
西陵二丁目(新設) | 田上町(一部) | |
西別府町(一部) | ||
西陵三丁目(新設) | 西別府町(一部) | |
西陵四丁目(新設) | ||
西陵二丁目(編入) | 1988年(昭和63年) | 西別府町(一部) |
田上町(一部) | ||
西陵四丁目(編入) | 西別府町(一部) | |
西陵五丁目(新設) | 西別府町(一部) | |
西陵六丁目(新設) | 西別府町(一部) | |
田上町(一部) | ||
西陵七丁目(新設) | 西別府町(一部) | |
西陵八丁目(新設) | ||
西陵一丁目(編入) | 1990年(平成2年) | 田上町(一部) |
西陵三丁目(編入) | ||
西陵三丁目(編入) | 1997年(平成9年) | 西別府町(一部) |
西陵六丁目(編入) | 1999年(平成11年) | 田上町(一部) |
西陵七丁目(編入) | 西別府町(一部) | |
西陵七丁目(編入) | 2016年(平成28年) | 西別府町(一部) |
人口
[編集]丁目別
[編集]世帯数 | 人口 | |
---|---|---|
西陵一丁目 | 697 | 1,530 |
西陵二丁目 | 961 | 2,158 |
西陵三丁目 | 838 | 2,008 |
西陵四丁目 | 716 | 1,551 |
西陵五丁目 | 435 | 942 |
西陵六丁目 | 590 | 1,309 |
西陵七丁目 | 602 | 1,317 |
西陵八丁目 | 709 | 1,533 |
計 | 5,548 | 12,348 |
国勢調査
[編集]以下の表は国勢調査による小地域集計が開始された1995年以降の人口の推移である。
年 | 人口 |
---|---|
1995年(平成7年)[26] | 12,879
|
2000年(平成12年)[27] | 13,401
|
2005年(平成17年)[28] | 13,419
|
2010年(平成22年)[29] | 12,787
|
2015年(平成27年)[30] | 12,398
|
施設
[編集]公共
[編集]- 西陵福祉館[31]
- 西陵第14公園
教育
[編集]- 鹿児島市立西陵中学校[32]
- 鹿児島市立西陵小学校[33]
- さつき幼稚園[34]
郵便局
[編集]小・中学校の学区
[編集]市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[37]。
町丁 | 番・番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
西陵一丁目 | 全域 | 鹿児島市立西陵小学校 | 鹿児島市立西陵中学校 |
西陵二丁目 | 全域 | ||
西陵三丁目 | 全域 | ||
西陵四丁目 | 全域 | ||
西陵五丁目 | 全域 | ||
西陵六丁目 | 全域 | ||
西陵七丁目 | 全域 | ||
西陵八丁目 | 全域 |
交通
[編集]道路
[編集]脚注
[編集]- ^ a b 『南日本新聞』 2011年8月9日付 15面
- ^ “日本 町字マスター データセット”. デジタル庁 (2022年3月31日). 2022年4月29日閲覧。
- ^ “自動車登録関係コード検索システム”. 国土交通省. 2021年4月26日閲覧。
- ^ “鹿児島市の町名”. 鹿児島市. 2020年11月26日閲覧。
- ^ a b 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1983, p. 373.
- ^ “鹿児島県鹿児島市西陵の郵便番号”. 日本郵便. 2021年2月21日閲覧。
- ^ “年齢(5歳階級)別・町丁別住民基本台帳人口(平成27~令和2年度)”. 鹿児島市 (2020年4月1日). 2020年5月8日閲覧。
- ^ “住居表示実施区域町名一覧表”. 鹿児島市 (2020年2月3日). 2020年6月28日閲覧。
- ^ a b 千葉昭彦 1997, p. 5.
- ^ a b 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1983, p. 687.
- ^ 南日本新聞 1990, p. 855.
- ^ 南日本新聞 1990, p. 870.
- ^ a b “かごしま市民のひろば(昭和55年7月号)”. 鹿児島市. 2021年2月21日閲覧。
- ^ 町の区域の新設及び変更(昭和55年鹿児島県告示第847号、昭和55年6月13日付鹿児島県公報第7526号所収)
- ^ 南日本新聞 2015, p. 828.
- ^ 町の区域の設定及び変更(昭和63年鹿児島県告示第270号の2、昭和63年2月15日付鹿児島県公報第8648号所収)
- ^ a b “かごしま市民のひろば1988年 (昭和63年2月号) 第249号”. 鹿児島市(鹿児島市広報デジタルアーカイブ). 2012年4月13日閲覧。
- ^ 昭和63年鹿児島県告示第270号の2(町の区域の設定及び変更、昭和63年2月15日付鹿児島県公報第8648号所収)
- ^ 町の区域の設定及び変更(平成2年鹿児島県告示第299号、平成2年2月9日付鹿児島県公報第161号の2)
- ^ “かごしま市民のひろば(平成2年2月号)”. 鹿児島市. 2021年2月21日閲覧。
- ^ “かごしま市民のひろば(平成9年2月号)”. 鹿児島市. 2021年2月21日閲覧。
- ^ 平成9年鹿児島県告示第139号(町の区域の変更、平成9年1月27日付鹿児島県公報1167号の2所収)
- ^ 平成11年鹿児島県告示第465号(町の区域の変更、平成11年3月23日付鹿児島県公報第1456号所収)
- ^ “かごしま市民のひろば(平成28年1月号)”. 鹿児島市. 2021年2月23日閲覧。
- ^ “年齢(5歳階級)別・町丁別住民基本台帳人口(平成27~令和2年度)”. 鹿児島市 (2020年4月1日). 2020年5月8日閲覧。
- ^ “国勢調査 / 平成7年国勢調査 小地域集計 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年1月31日閲覧。
- ^ “国勢調査 / 平成12年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年1月31日閲覧。
- ^ “国勢調査 / 平成17年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年1月31日閲覧。
- ^ “国勢調査 / 平成22年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年1月31日閲覧。
- ^ “国勢調査 / 平成27年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年1月31日閲覧。
- ^ “西陵福祉館”. 鹿児島市. 2021年2月21日閲覧。
- ^ 南日本新聞 2015, p. 951.
- ^ 南日本新聞 2015, p. 950.
- ^ 南日本新聞 2015, p. 942.
- ^ “鹿児島西郷団地郵便局(鹿児島県)”. 日本郵便. 2021年2月21日閲覧。
- ^ “鹿児島西陵郵便局(鹿児島県)”. 日本郵便. 2021年2月21日閲覧。
- ^ “小・中学校の校区(学区)表”. 鹿児島市役所. 2020年9月26日閲覧。
参考文献
[編集]- 南日本新聞『鹿児島市史Ⅳ』 4巻、鹿児島市、1990年3月15日 。, Wikidata Q111372875
- 南日本新聞『鹿児島市史Ⅴ』 5巻、鹿児島市、2015年3月27日 。, Wikidata Q111372912
- 千葉昭彦「鹿児島都市圏における大規模宅地開発の展開過程」『経済地理学年報』第43巻第1号、経済地理学会、1997年、doi:10.20592/jaeg.43.1_1。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会「角川日本地名大辞典 46 鹿児島県」『角川日本地名大辞典』第46巻、角川書店、日本、1983年3月1日。ISBN 978-4-04-001460-9。, Wikidata Q111291392
関連項目
[編集]五ケ別府町 | 西別府町・田上八丁目 | 田上七丁目 | ||
五ケ別府町・田上町 | 田上七丁目 | |||
西陵 | ||||
田上町 | 田上町・田上五丁目 | 田上五丁目 |