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「稚内分屯地」の版間の差分

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* [http://www.mod.go.jp/msdf/oominato/butai/wkbf/index.html 海上自衛隊稚内基地分遣隊]
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* [http://www.mod.go.jp/asdf/nacw/hp/gp_sq/p18/p18.html 航空自衛隊第18警戒隊]
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2017年7月29日 (土) 00:10時点における版

座標: 北緯45度26分15秒 東経141度39分06秒 / 北緯45.437490100961284度 東経141.6515350341797度 / 45.437490100961284; 141.6515350341797 稚内分屯地(わっかないぶんとんち、JGSDF Vice-Camp Wakkanai)は、野寒布岬近くの北海道稚内市恵比須5-2-1に所在し、航空自衛隊陸上自衛隊海上自衛隊情報本部の分遣班が共同使用している防衛省施設における陸上自衛隊としての呼称。名寄駐屯地の分屯地として運用されている。

同施設内には海上自衛隊の陸上施設が併設されており、主要な施設や敷地は航空自衛隊三沢基地分屯基地である航空自衛隊稚内分屯基地が占めている[1]

海上自衛隊は「稚内基地」(わっかないきち、JMSDF Wakkanai)、陸上自衛隊は「稚内分屯地」(わっかないぶんとんち、JGSDF Vice-Camp Wakkanai)と各自衛隊拠点の呼称があるが、1954年(昭和29年)12月アメリカ空軍レーダーサイトに、航空自衛隊の北部航空警戒管制隊第1中隊第2小隊が展開して、その後、正式に「航空自衛隊稚内分屯基地(わっかないぶんとんきち、JASDF Wakkanai Sub Base)」となった。

陸上自衛隊の普通科部隊や海上自衛隊の護衛艦群などの実力部隊は配備されておらず、通信傍受宗谷海峡での船舶監視などを主な任務としている。最寄の演習場は、鬼志別演習場。航空自衛隊の分屯基地内には航空自衛隊が主に使用する共用ヘリポート(50m×20m)がある。各自衛隊の部隊では、陸上自衛隊分屯地司令は第301沿岸監視隊長と兼務の二等陸佐、海上自衛隊基地分遣隊の隊長は二等海佐、航空自衛隊分屯基地司令は第18警戒隊長と兼務の一等空佐を充てており、基地の特性上、航空自衛隊の部隊長が常に最先任者となるよう配置されている。

駐屯部隊・機関

分屯基地管理業務(警備・給食等)は名寄駐屯地業務隊稚内管理班及び第301沿岸監視隊所属の陸上自衛官技官が行っている。また、電気・給気は海上自衛隊部隊からも要員の差し出しのうえ共同で実施している。基地内の各種契約・会計管理は陸自の会計隊が一括で実施、外部回線及び基地内の通信業務等も陸自の基地システム通信中隊派遣隊が一括で担当している。

陸上自衛隊稚内分屯地

沿革

  • 1956年10月15日:陸上自衛隊が稚内に駐屯[2]

海上自衛隊稚内基地

  • 大湊地方隊稚内基地分遣隊
    • 稚内港の掃海や宗谷海峡警備業務のため寄港する艦船の受け入れを担当。1974年(昭和49年)3月16日に発足[3]

航空自衛隊稚内分屯基地

沿革

  • 1945年:アメリカ軍の稚内市内駐屯開始[4]
  • 1952年:現位置に基地を移動[4]
  • 1954年:レーダー運用部隊として航空自衛隊北部航空警戒管制隊第1中隊第2小隊が展開
  • 1956年:第1警戒隊第2小隊に改編
  • 1957年:第18警戒中隊に改編
  • 1959年:アメリカ空軍第848航空警戒管制中隊(USAF 848th Aircraft Control & Warning Squadron 本部:三沢)第18分遣隊よりレーダー運用移管
  • 1961年:第18警戒群に改編
  • 1972年:アメリカ軍が完全撤退[4]
  • 1987年:J/FPS-2レーダー運用開始
  • 2000年:第18警戒隊に改編

情報本部

  • 電波部東千歳通信所稚内分遣班・・・ロシアの通信の傍受

最寄の幹線交通

脚注

  1. ^ 分屯基地本部隊舎には第18警戒隊本部の他に第301沿岸監視隊の本部が設置されている。海上自衛隊の隊舎は陸自や空自とは別の場所に本部が設置されている
  2. ^ 稚内市百年史編さん委員会 編『稚内百年史』1978年10月30日、453頁。 
  3. ^ 大湊地方隊の歩み 中名生正己 「世界の艦船」1994年9月号 P69-75 株式会社海人社
  4. ^ a b c 「稚内にアメリカがあった」北海道新聞旭川支社

関連項目

外部リンク