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|画像説明 = 駅舎(2019年3月) |
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|よみがな = けせんぬま |
|よみがな = けせんぬま |
2020年2月15日 (土) 02:52時点における版
気仙沼駅 | |
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駅舎(2019年3月) | |
けせんぬま Kesennuma | |
所在地 | 宮城県気仙沼市古町一丁目5-25 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
電報略号 | ケヌ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗車人員 -統計年度- |
196人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1929年(昭和4年)7月31日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■大船渡線 |
キロ程 | 62.0 km(一ノ関起点) |
◄新月 (6.7 km) (2.2 km) 鹿折唐桑► | |
所属路線 | ■気仙沼線 |
キロ程 | 72.8 km(前谷地起点) |
◄不動の沢 (3.2 km) | |
備考 |
直営駅(管理駅) みどりの窓口 有 |
気仙沼駅(けせんぬまえき)は、宮城県気仙沼市古町(ふるまち)一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
大船渡線と気仙沼線が乗り入れており、このうち大船渡線を所属線としている[1]。気仙沼線は当駅が終点である。
歴史
- 1929年(昭和4年)7月31日:鉄道省大船渡線の駅として開業。
- 1956年(昭和31年)4月11日:気仙沼港駅までの貨物支線(大船渡線所属)が開業。
- 1957年(昭和32年)2月11日:気仙沼線が開業。貨物支線は気仙沼線の所属となる。
- 1975年(昭和50年)1月15日:みどりの窓口設置。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 2002年(平成14年):東北の駅百選に選定される。
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)3月2日:大船渡線当駅 - 盛駅間がBRTにより仮復旧。
- 2014年(平成26年)4月17日:気仙沼線BRTが専用道延伸により当駅構内に乗り入れ[5]。
- 2015年(平成27年)3月14日:大船渡線BRTが専用道延伸により当駅構内に乗り入れ[6]。
- 2020年(令和2年)4月1日:気仙沼線柳津駅 - 当駅間及び大船渡線当駅 - 盛駅間の鉄道事業が廃止され[7][8]、鉄道駅としては大船渡線単独駅となり、かつ88年ぶりに同線の終着駅となる予定。
駅構造
2面4線を有する地上駅。かつては単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線で、ホーム有効長は、1番線4両、2・3番線6両までとなっていた。一部の大船渡線の列車は、当駅で増解結を行っていた。
東日本大震災後の三陸地区の活性化貢献を狙って、2012年(平成24年)に駅舎のリニューアルが行われた。駅のテーマは「漁港のまち」で、駅舎入口に三陸海岸の岩を模したアプローチゲートが設置されている。2008年(平成20年)の仙台・宮城デスティネーションキャンペーンに合わせて、地元の画家によってメカジキの突きん棒漁が屋根に描かれていたが、このリニューアルで同じ画家によるメカジキと漁民の格闘の絵に描き直された[9]。
2014年(平成26年)に1番線と2番線の間の線路敷地をかさ上げし専用道化され、BRTが構内から発着するようになった。BRTはそれまで駅舎を出て左側にある観光案内所に隣接する乗り場で発着していた。元の2番線は専用道部分が2番線で、一ノ関側にある線路部分が新たに3番線となった。元の3番線の線路上にホームを拡幅し、側線を新たに4番線とした。2015年(平成27年)には上鹿折方面(「気仙沼駅前」停留所から発着)をのぞく大船渡線BRTも乗り入れを開始した。これにより、改札口からすべてののりばへ階段なしで移動できるようになった。
直営駅(駅長・営業総括助役配置)であり、管理駅として、大船渡線の真滝駅 - 盛駅間、気仙沼線の本吉駅 - 不動の沢駅間の各駅を管理している。
みどりの窓口・自動券売機・NewDays設置。構内には気仙沼BRT営業所がある。また当駅で夜間滞泊の運用もある。
のりば
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | ■気仙沼線 | 志津川・柳津・前谷地方面[10] |
■大船渡線 | 到着ホーム | |
2 | ■気仙沼線 | 到着ホーム |
■大船渡線 | 盛方面[10] | |
3・4 | ■大船渡線 | 一ノ関方面[10] |
-
改装前の駅舎(2009年4月4日)
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東日本大震災前の1・2番線ホーム。1番線(画像左)に停車しているのは快速「南三陸」。(2008年1月1日)
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BRT運行開始当時の駅名標。かつては駅前広場からBRTが発着していた。(2012年9月15日)
-
現在の気仙沼駅ホーム。1・2番線はBRTのりばとなり、列車は3・4番線に発着する。(2015年7月5日)
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現在の気仙沼駅ホーム。奥が3番線(切り欠き式)、右が4番線。(2015年7月5日)
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1番線で発車を待つ気仙沼線BRT(2015年7月5日)
-
気仙沼駅の全景(2016年11月6日)
駅弁
- 纜(ともづな)弁当(気仙沼コンベンションビューロー協議会)
- 黄金龍の海めし
- 黄金龍のハモニカめし
- 黄金龍のさんまめし
気仙沼駅ではかつてアワビ弁当、幕の内弁当などを販売していたが、1993年に消滅し、2007年に地元の熱意で復活した。
※ただし、当駅の弁当販売業者は日本鉄道構内営業中央会の会員ではなく、また大型時刻表に駅弁販売駅を示す「弁」マークは記載されていない。
利用状況
JR東日本によると、2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員は196人である[利用客数 1]。また、BRTにおける1日平均乗車人員は、気仙沼線が125人[BRT 1]、大船渡線が73人[BRT 1]である。
近年の推移は以下のとおりである。なお、気仙沼線の柳津駅 - 当駅間と大船渡線の当駅 - 盛駅間は東日本大震災後にBRTによる復旧をしたため、2011年(平成23年)以前の統計は鉄道運行時のみのものとなっている。
1日平均乗車人員推移 | |||
---|---|---|---|
年度 | 計 | BRT | |
気仙沼線 | 大船渡線 | ||
2000年(平成12年) | 378[利用客数 2] | ||
2001年(平成13年) | 346[利用客数 3] | ||
2002年(平成14年) | 302[利用客数 4] | ||
2003年(平成15年) | 292[利用客数 5] | ||
2004年(平成16年) | 313[利用客数 6] | ||
2005年(平成17年) | 316[利用客数 7] | ||
2006年(平成18年) | 322[利用客数 8] | ||
2007年(平成19年) | 318[利用客数 9] | ||
2008年(平成20年) | 315[利用客数 10] | ||
2009年(平成21年) | 308[利用客数 11] | ||
2010年(平成22年) | 287[利用客数 12] | ||
2011年(平成23年) | 非公表 | ||
2012年(平成24年) | 261[利用客数 13] | ||
2013年(平成25年) | 250[利用客数 14] | 92[BRT 2] | 65[BRT 2] |
2014年(平成26年) | 237[利用客数 15] | 96[BRT 3] | 77[BRT 3] |
2015年(平成27年) | 237[利用客数 16] | 101[BRT 4] | 79[BRT 4] |
2016年(平成28年) | 209[利用客数 17] | 93[BRT 5] | 69[BRT 5] |
2017年(平成29年) | 205[利用客数 18] | 101[BRT 6] | 67[BRT 6] |
2018年(平成30年) | 196[利用客数 1] | 125[BRT 1] | 73[BRT 1] |
駅周辺
当駅は気仙沼市の中心市街地の外れに位置しているため街の中心駅としての機能を南気仙沼駅に譲っていた。ところが2011年の東日本大震災による大津波で南気仙沼駅など他の駅が甚大な被害を受け営業休止になってからは、中心市街地で唯一営業している鉄道駅となった。
- 気仙沼古町郵便局
- 気仙沼税務署
- 県道26号気仙沼唐桑線
- 国道284号
- 補陀寺
- 気仙沼信用金庫駅前支店
- 岩手銀行気仙沼支店
- 観光案内所(駅ロータリー内)
バス路線
駅舎より若干離れた道路上に「気仙沼駅前」停留所がある。
- ミヤコーバス
- 新月線
- 鹿折線 ※気仙沼駅前 - 上鹿折駅前の区間は大船渡線BRTとして運行
- 大島線
- 気仙沼ハイタク(マイクロバス)
- 市内中央循環線
- 気仙沼ハイタク(乗合タクシー)
- 金成沢線
- 上廿一線
- 宮城交通・岩手県交通
- 岩手県交通
- けせんライナー号
- 大船渡 - 一関線、特急一関線
- 気仙沼千厩線
その他
- 「潮の香りがする素朴な駅」として、東北の駅百選に選定された。
- 毎年、受験シーズンにはきっぷを購入した受験生に合格祈願の御守りとして、列車の運行で実際に使用されている空転防止用の砂が配られている。
- JR気仙沼旅行センターは当駅ではなく南気仙沼駅に設置されていたが、2011年3月11日の東日本大震災による大津波で壊滅的な被害を受け営業休止中である。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■大船渡線
- 臨時快速「ポケモントレイン気仙沼号」発着駅
- ■気仙沼線
- 不動の沢駅* - 気仙沼駅
- *:大船渡線当駅 - 盛駅間、気仙沼線柳津駅 - 当駅間は列車休止中(BRT区間)
脚注
記事本文
- ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
- ^ 気仙沼線における暫定的なサービス提供開始について (PDF) - 東日本旅客鉄道仙台支社プレスリリース(2012年7月18日)
- ^ 沿岸4駅リニューアル 完成記念式典ならびに物産市の開催について (PDF) - 東日本旅客鉄道盛岡支社プレスリリース(2012年11月13日)
- ^ 交通新聞(2012年12月13日)
- ^ 気仙沼線BRTの専用道延伸に伴うダイヤ改正及び電気BRT・観光型BRTの運転開始について (PDF) - 東日本旅客鉄道盛岡支社プレスリリース(2014年3月18日)
- ^ BRT ダイヤ改正について (PDF) - 東日本旅客鉄道盛岡支社プレスリリース(2015年2月24日)
- ^ "気仙沼線(柳津〜気仙沼間)及び大船渡線(気仙沼〜盛間)における鉄道事業の廃止の日の繰上げの届出について" (PDF) (Press release). 東日本旅客鉄道. 31 January 2020. 2020年2月4日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2020年2月6日閲覧。
- ^ "鉄道事業の廃止の届出に係る廃止の日の繰上げについて" (PDF) (Press release). 国土交通省東北運輸局. 29 January 2020. 2020年1月30日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2020年2月6日閲覧。
- ^ 交通新聞(2013年1月18日)
- ^ a b c “時刻表 気仙沼駅”. 東日本旅客鉄道. 2019年8月21日閲覧。
利用状況
- ^ a b “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
BRT
- ^ a b c d “BRT駅別乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月20日閲覧。
- ^ a b “BRT駅別乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ a b “BRT駅別乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ a b “BRT駅別乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ a b “BRT駅別乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
- ^ a b “BRT駅別乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年7月7日閲覧。