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「栗原市」の版間の差分

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歴代市長: 市長交代
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2021年5月13日 (木) 21:50時点における版

くりはらし ウィキデータを編集
栗原市
栗原市旗 栗原市章
栗原市旗 栗原市章
2005年9月15日制定
日本の旗 日本
地方 東北地方
都道府県 宮城県
市町村コード 04213-7
法人番号 1000020042137 ウィキデータを編集
面積 805.00km2
総人口 59,208[編集]
推計人口、2024年11月1日)
人口密度 73.6人/km2
隣接自治体 大崎市登米市
秋田県湯沢市雄勝郡東成瀬村
岩手県一関市
市の木 ヤマボウシ
市の花 ニッコウキスゲ
栗原市役所
市長 佐藤智
所在地 987-2293
宮城県栗原市築館薬師一丁目7番1号
北緯38度43分48.4秒 東経141度1分17.3秒 / 北緯38.730111度 東経141.021472度 / 38.730111; 141.021472
栗原市役所(2007年3月)
地図
市庁舎位置
外部リンク 公式ウェブサイト

栗原市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト
栗原市の位置(日本内)
栗原市
栗原市
栗駒地区は稲屋敷に広がる水田地帯
2005年9月撮影。

栗原市(くりはらし)は、宮城県の北西部に位置する

市全域で栗駒山麓ジオパークをなす[1]

地理

宮城県の北部、西側にあり、気象庁の地震に関する速報や情報で用いられる区域では、大崎市登米市と共に宮城県北部に区分されている[2]。北部は岩手県、北西部は秋田県と境界を接する。最高地点は奥羽山脈に属する市域北西端に位置する標高1,627.4mの栗駒山である。市域は、奥羽山脈から流れ下る迫川二迫川三迫川および、旧迫川の支流の流域におさまる。北西部は山地。中部・南東部では河川沿いの低地丘陵線が東西に伸びて入り混じる。低地部分のほとんどは水田として利用されている。

栗原市は、成立した2005年平成17年)4月1日をもって宮城県最大の面積を持つ地方自治体となった[3]。栗駒山を含む栗駒山地栗駒国定公園に指定されている[4]cf.)。伊豆沼内沼ラムサール条約日本の登録湿地である (cf.)。

市内には、合併前の町村を単位とする市街地が点在する。そのうち栗原市役所が設けられているのは築館である、その他、市民のため、各総合支所が設置されている。また、ほぼ市内中心部には、東北新幹線くりこま高原駅がある。その他に、瀬峰から金成には東北本線が通り、市内には東北自動車道築館インターチェンジ若柳金成インターチェンジの二つのインターチェンジさらに志波姫PA金成PAを有している。また、東北自動車道の築館インターチェンジ・若柳金成インターチェンジ経由で、仙台市と結ばれる高速バスが、栗原市役所以遠で市内各方面【一迫・金成・若柳など】に分かれ運行されている。国道4号線が南北に走り大崎市古川〜栗原市内〜一関市を結び、国道398号線が東西に走り、栗原市(若柳〜花山湖を通り)〜秋田県湯沢市とつながっている。さらに登米市との道路網も整備され、栗原全域が、交通の要衝の地である。

気象

2005年の合併成立により市域が広域となったため、気象庁による気象予報では、旧一迫町・旧鶯沢町・旧栗駒町・旧花山村西部栗原と、旧築館町・旧若柳町・旧高清水町・旧瀬峰町・旧金成町・旧志波姫町は隣接する登米市とともに登米・東部栗原に区分されている[5]、さらに、西部栗原は宮城県西部に、登米・東部栗原は宮城県東部に区分されている。[6]

アメダスは2ヶ所置かれている

  • 最高気温極値(1976/11 - )37.3℃(1994年8月14日)
  • 最低気温極値(1976/11 - )-18.3℃(2012年2月3日)[7]

ケッペンの気候区分駒の湯亜寒帯湿潤気候の本州では比較的珍しいDfbに属する。

駒の湯(栗原)気象台(1981-2010)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °C°F 0.0
(32)
0.5
(32.9)
4.0
(39.2)
11.3
(52.3)
16.8
(62.2)
19.8
(67.6)
23.0
(73.4)
25.0
(77)
20.7
(69.3)
15.3
(59.5)
9.0
(48.2)
3.1
(37.6)
12.4
(54.3)
日平均気温 °C°F −3.0
(26.6)
−2.7
(27.1)
0.2
(32.4)
6.4
(43.5)
11.7
(53.1)
15.5
(59.9)
19.2
(66.6)
20.8
(69.4)
16.7
(62.1)
10.8
(51.4)
5.0
(41)
0.0
(32)
8.4
(47.1)
平均最低気温 °C°F −6.5
(20.3)
−6.3
(20.7)
−3.7
(25.3)
1.5
(34.7)
6.5
(43.7)
11.4
(52.5)
15.7
(60.3)
17.2
(63)
13.0
(55.4)
6.5
(43.7)
0.8
(33.4)
−3.4
(25.9)
4.4
(39.9)
出典:気象庁[8]
築館(栗原)気象台(1981-2010)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °C°F 3.9
(39)
4.8
(40.6)
8.7
(47.7)
15.4
(59.7)
20.3
(68.5)
23.4
(74.1)
26.5
(79.7)
28.5
(83.3)
24.3
(75.7)
18.9
(66)
12.6
(54.7)
6.9
(44.4)
16.2
(61.2)
日平均気温 °C°F −0.6
(30.9)
0.1
(32.2)
3.3
(37.9)
9.1
(48.4)
14.4
(57.9)
18.3
(64.9)
21.8
(71.2)
23.5
(74.3)
19.3
(66.7)
13.1
(55.6)
6.9
(44.4)
2.2
(36)
11.1
(52)
平均最低気温 °C°F −5.0
(23)
−4.6
(23.7)
−1.8
(28.8)
3.0
(37.4)
9.2
(48.6)
14.2
(57.6)
18.3
(64.9)
19.8
(67.6)
15.1
(59.2)
7.9
(46.2)
1.8
(35.2)
−2.2
(28)
6.3
(43.3)
出典:気象庁[9]

自然地形、ほか

隣接する自治体

cf. 岩手県の市町村全図 :≪外部リンク≫ 県内各市町村”. (公式ウェブサイト). 岩手県. 2011年5月22日閲覧。
cf. 秋田県の市町村全図 :≪外部リンク≫ 秋田県 地図”. 都道府県地図(ウェブサイト). Mapion. 2011年5月22日閲覧。
cf. 宮城県の市町村全図 :≪外部リンク≫ 宮城県地域マップ”. (公式ウェブサイト). 宮城県. 2011年5月22日閲覧。

市内の地域

cf. 栗原市(宮城県)の住所・地名の読み仮名”. 市町村.com. 2011年5月22日閲覧。

歴史

旧細倉鉱山の光景。

年表

近世以前

近代以降

行政区域の変遷(市町村制施行以後)

行政

合併後の選挙で市長が選出されるまでは佐藤覚次郎(前・一迫町長)が市長職務執行者を務めた。旧町村の各役場はそれぞれ総合支所として機能する。ただし、旧築館町役場は、栗原市役所と築館総合支所が併設されていたが、2010年(平成22年)1月に築館総合支所が移転し、栗原市役所本庁舎となった。旧金成町役場には栗原市役所金成庁舎と金成総合支所が併設される。

歴代市長

歴代 氏名 就任年月日 退任年月日 備考
佐藤覚次郎 2005年(平成17年)4月1日 2005年(平成17年)4月30日 市長職務執行者(前・一迫町長)
初代 佐藤勇 2005年(平成17年)5月1日 2017年(平成29年)4月30日 2期目在任中、東日本大震災が発生。
2代 千葉健司 2017年(平成29年)5月1日 2021年(令和3年)4月30日 元栗原市議
3代 佐藤智 2021年(令和3年)5月1日 現職

姉妹都市・友好都市

1985年(昭和60年)2月11日志波姫町(現・栗原市志波姫地区)と東京都の五日市町(現・あきる野市五日市)が友好姉妹都市の盟約を締結[17]1995年(平成7年)9月に五日市町があきる野市に編入されたのを受けて、志波姫町は1996年(平成8年)1月28日に改めてあきる野市と友好姉妹都市盟約を締結した[17]。その後、2005年(平成17年)4月1日に志波姫町を含む栗原郡10町村が合併して栗原市が誕生したことから、栗原市とあきる野市は2006年(平成18年)2月10日、友好姉妹都市の盟約を締結した[17]

総合支所

  • 築館総合支所:築館伊豆二丁目6番1号
  • 若柳総合支所:若柳字川南戸ノ西4番地
  • 栗駒総合支所:栗原市栗駒岩ケ崎円鏡寺後155番地
  • 高清水総合支所:高清水中町39番地
  • 一迫総合支所:一迫真坂字清水田河前5番地
  • 瀬峰総合支所:瀬峰長者原37番地2
  • 鶯沢総合支所:鶯沢南郷辻前74番地1
  • 金成総合支所:金成沢辺町沖200番地 金成庁舎 1階
  • 志波姫総合支所:志波姫沼崎南沖452番地
  • 花山総合支所:花山字本沢北ノ前77番地

警察

司法

築館簡易裁判所

郵便

郵便局

  • 築館郵便局(集配局)
  • 高清水郵便局(集配局)
  • 一迫郵便局(集配局)
  • 花山郵便局(集配局)
  • 金成郵便局(集配局)
  • 栗駒郵便局(集配局)
  • 鶯沢郵便局(集配局)
  • 若柳郵便局(集配局)
  • 志波姫郵便局(集配局)
  • 宮野郵便局
  • 玉沢郵便局
  • 金田郵便局
  • 陸前長崎郵便局
  • 瀬峰郵便局
  • 有壁郵便局
  • 沢辺郵便局
  • 尾松郵便局
  • 文字郵便局
  • 沼倉郵便局
  • 秋法郵便局
  • 畑岡郵便局
  • 有賀郵便局

簡易郵便局

  • 富野簡易郵便局
  • 伊豆町簡易郵便局
  • 姫松簡易郵便局
  • 大里簡易郵便局
  • 栗原簡易郵便局
  • 田髙田簡易郵便局
  • 十文字簡易郵便局

医療

宮城県立循環器・呼吸器病センター

経済

農業

古くから稲作が中心の農業が営まれているが、近年[いつ?]ではトマトパプリカなどの作物も生産されている。

鉱業

1000年以上の歴史を誇る細倉鉱山のほか、20世紀初頭には褐炭を産出する岩倉炭鉱が稼働するなど、地下資源が豊富で盛んに開発が進められてきたが、現在は全ての事業が終了しており、鉱業施設の跡を偲ぶ細倉マインパークなどが残るのみである。

工業

ラムサール条約に登録された伊豆沼内沼が築館地域を流れる荒川の下流に存在するため、市中心部の工業化は遅れている。一方で、迫川が流れる旧・金成町地区、旧・若柳町地区などに工場は集中している。

  • 進出企業
トヨタ自動車東日本若柳工場
サンドビック瀬峰工場
太平洋工業栗原工場・若柳工場
伊藤ハムデイリー東北工場
ジオマテック金成第一工場・第二工場
  • 産業人口

縫製

1980年頃までは縫製工場が集中していたが、閉鎖などで現在はほとんど残っていない[1]

地域

人口

栗原市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 104,888人
1975年(昭和50年) 97,489人
1980年(昭和55年) 95,801人
1985年(昭和60年) 95,042人
1990年(平成2年) 91,852人
1995年(平成7年) 88,552人
2000年(平成12年) 84,947人
2005年(平成17年) 80,248人
2010年(平成22年) 74,932人
2015年(平成27年) 69,906人
2020年(令和2年) 64,637人
総務省統計局 国勢調査より


教育

高等学校

閉校となった高等学校

中学校

閉校となった中学校

小学校

小学校については各旧自治体の項目も参照 参照

閉校となった小学校

特別支援学校

学校教育以外の施設

交通

くりこま高原駅

市内には、東北新幹線東北本線といった鉄道路線、東北自動車道国道4号398号457号などの主要な道路が存在している。
築館町(=築館)バス停に待合室や高速バスきっぷ販売があり中心ターミナルの扱いとなっている。

鉄道

かつては仙北鉄道築館線が瀬峰駅から築館駅(移転前の宮城交通築館営業所付近にあった)まで伸びていたが、アイオン台風によって路床に被害を受けて廃止され、バス路線に転換された。
また、くりはら田園鉄道2007年(平成19年)3月31日をもって廃止となり、バスに転換された。そのため、市の中心部である旧築館町に駅はなく、JTB時刻表には、築館町バス停が中心駅として記載されている。

バス

詳細は、東日本急行及び当該路線の記事を参照のこと。

道路

高速道路

一般国道

県道

飛行場

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

名所・旧跡・公園など

世界谷地原生花園

祭事・催事

博物館

栗原市金成歴史民俗資料館

ご当地マスコット

その他の関連事象

栗原市にゆかりのある著名人

出身著名人

奈良時代の生まれ
江戸時代の生まれ
明治生まれ
昭和生まれ
平成生まれ
生年・時代未確認

脚注

注釈

  1. ^ 伊治郡(これはりこおり、これはるこおり)は、のちの栗原郡(現・宮城県栗原市等にあたる地域)とおおよそ同定される。

出典

  1. ^ 栗駒山麓ジオパーク”. 栗原市. 栗原市. 2017年1月9日閲覧。
  2. ^ 震度情報や緊急地震速報で用いる区域の名称”. 気象庁 (2016年10月13日). 2018年9月20日閲覧。
  3. ^ a b c 栗原市の紹介”. 栗原まるかじり(公式ウェブサイト). 栗原市 (2011年1月20日). 2011年5月23日閲覧。
  4. ^ a b 栗駒国定公園”. 生物多様性情報システム(公式ウェブサイト). 環境省生物多様性センター. 2011年5月23日閲覧。
  5. ^ 気象警報・注意報や天気予報の発表区域 -宮城県” (PDF). 気象庁 (2016年10月10日). 2018年9月20日閲覧。
  6. ^ 「気象庁予報警報規程」(昭和28年運輸省告示第63号)2つ以上の細分区域に分割される市区町村”. 2018年9月7日閲覧。
  7. ^ 気象庁(築館の観測史上1 - 10位の値
  8. ^ 駒の湯(栗原) 1981-2010年”. 気象庁. 2011年10月18日閲覧。
  9. ^ 築館(栗原) 19801-2010年”. 気象庁. 2011年10月18日閲覧。
  10. ^ 新・奥の細道 宮城の自然歩道”. みやぎ観光NAVI(公式ウェブサイト). 宮城県経済商工観光部観光課 (2006年10月30日). 2011年6月11日閲覧。
  11. ^ 年譜で見る栗原市”. (公式ウェブサイト). 栗原市 (2006年9月25日). 2007年12月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年6月11日閲覧。
  12. ^ 図典 日本の市町村章 p36
  13. ^ 近代化産業遺産「細倉鉱山関連施設」”. (公式ウェブサイト). 栗原市 (2010年2月25日). 2011年5月23日閲覧。
  14. ^ a b 東日本大震災”. (公式ウェブサイト). 栗原市 (2011年5月22日). 2011年5月22日閲覧。
  15. ^ 震度データベース検索”. (公式ウェブサイト). 気象庁 (2011年3月10日). 2011年5月22日閲覧。
  16. ^ 栗駒山麓ジオパーク 認定1年 「経済効果高める政策を」 来訪者増望む住民 /宮城”. 毎日新聞. 毎日新聞社 (2016年9月4日). 2017年1月9日閲覧。
  17. ^ a b c 友好姉妹都市”. (公式ウェブサイト). 栗原市 (2006年8月15日). 2011年6月11日閲覧。
  18. ^ 栗原市
  19. ^ 栗原市のゆるキャラ「ほんにょ」がとてもモコモコ
  20. ^ 友好姉妹都市”. (公式ウェブサイト). 栗原市 (2006年8月15日). 2011年6月11日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク