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能島和明

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

能島 和明(のうじま かずあき、1944年1月30日[1] - )は、日本の画家東京都出身。

来歴

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東京都浅草に5人兄弟の長男として生まれる。戦争のため母の実家のあった宮城県栗原郡築館町(現栗原市)に疎開し、そのまま移住した。父である能島康明は日展で活躍した日本画家であり、幼少の頃から日本画に触れる機会は多かった。少年時代から絵の才能を見出されており、当時の学校の先生から嫉妬を受け、筆を折るように言われたという話もある。

宮城県築館高等学校を卒業すると、東京に戻り多摩美術大学で日本画を学ぶ、奥田元宋に師事。大学在学中に日展に初入選、なおこれは最年少での入選記録となる。以降、日展特選を2回、日展会員賞、日展文部科学大臣賞、宮城県教育文化功労者日本芸術院賞などを受賞した。現在は、河北美術展顧問、日春展委員、日展評議員を務める。宮城県栗原市栗駒山にてアトリエを構えている。

家族

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父は日本画家の能島康明、娘も日本画家であり、日展会員である能島浜江、能島千晴。 弟:能島千秋も日展会員である。妹も日本画をやっており、日展で活躍している。 従兄弟には彫刻家で芸術院会員である、能島征二がいる。

経歴

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  • 1944 東京浅草に生まれる
  • 1959 河北美術展初入選
  • 1962 奥田元宋に師事 
  • 1963 第6回日展初入選
  • 1966 多摩美術大学日本画科卒業
  • 1968 日春展奨励賞(同 '69 '74 '75)
  • 1970 日春展日春賞(同 '72)
  • 1972 日展特選(同 '75)
  • 1973 第2回宮城芸術選奨
  • 1979 昭和世代日本画展出品 
  • 1980 日展審査員(同 '88 '92 '02 '09)
  • 1981 次代への日本画展出品(同 '82)
  • 1982 第14回日展 会員賞
  • 1994 日展評議員となる 両洋の眼展
  • 2009 第41回日展 文部科学大臣賞 
  • 2013 日本芸術院賞受賞[2]
  • 2014 河北文化賞受賞[3]

脚注

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  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.487
  2. ^ 日本芸術院賞に建築の槙文彦さんら8人”. 読売新聞. 2009年10月26日閲覧。
  3. ^ 業績と熱意、東北に光 3個人・2団体に贈呈 河北文化賞”. 河北新報. 2014年1月18日閲覧。

外部リンク

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