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奥田元宋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
奥田 元宋
(おくだ げんそう)
生誕 奧田 嚴三(おくだ げんそう)[1]
1912年明治45年)6月7日[1]
大日本帝国の旗 大日本帝国広島県双三郡八幡村(現・三次市吉舎町八幡)[1]
死没 (2003-02-15) 2003年2月15日(90歳没)[1]
日本の旗 日本東京都練馬区富士見台[1]
国籍 大日本帝国の旗 大日本帝国日本の旗 日本
代表作 『待月』
『磐梯』
『秋山紅雨』
『奥入瀬』[2]
配偶者 奥田小由女(人形作家)
受賞 日本芸術院賞(1963年)
文化勲章1984年
影響を受けた
芸術家
南薫造[1]
児玉希望[1]
ピエール・ボナール[1]

奥田 元宋(おくだ げんそう、1912年明治45年)6月7日 - 2003年平成15年)2月15日)は日本画家。元・日本芸術院会員1984年(昭和59年)に文化勲章受章。本名奧田 嚴三(おくだ げんそう)。は人形作家の奥田小由女[3]

人物

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「元宋の赤」と言われる独特な赤色が特徴。「美術人名辞典」(思文閣)によれば「自然と自己の内面を照応した幽玄な山水で精神性の濃い絵画世界を築く」と評されている[4]ほか、ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典には「日本の風景美の伝統を受け継いだ静かで神秘的な水墨画の世界に、多彩な色使いによる色彩美を加え、新朦朧派と評される独自の風景画を確立した」と解説されている[5]

歌人としても著名[6]で、1981年正月には宮中歌会始召人に選ばれた。

略年譜

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代表的な作品

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  • 「松島暮色」絹本彩色、額 (1面) 77.6cm × 167.1cm、1976年(昭和51年)
  • 「湖畔春耀」絹本彩色、額 (1面) 89.0cm × 105.6cm、1986年(昭和61年)

主な作品収蔵先

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著書・画集など

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脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 東京文化財研究所刊「日本美術年鑑」より:「奥田元宋」(2015年12月14日)、2020年11月12日閲覧。
  2. ^ 奥田 元宋(おくだ・げんそう)”. 広島県 (2011年12月1日). 2020年11月12日閲覧。
  3. ^ 高山辰雄と奥田元宋展”. 朝日新聞社 (2010年). 2019年12月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月12日閲覧。
  4. ^ 思文閣「美術人名辞典」. "奥田元宋(読み)おくだ". コトバンク. 2020年11月12日閲覧
  5. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典. "奥田元宋(読み)おくだ". コトバンク. 2020年11月12日閲覧
  6. ^ 講談社「デジタル版 日本人名大辞典+Plus」. "奥田元宋(読み)おくだ". コトバンク. 2020年11月12日閲覧
  7. ^ 作家プロフィール”. 奥田元宋・小由女美術館. 2020年11月12日閲覧。
  8. ^ 朝日新聞1963年昭和38年)4月10日(東京本社発行)朝刊、14頁。
  9. ^ 東京文化財研究所刊「日本美術年鑑」より:「日本芸術院会員」(1973年11月)、2020年11月12日閲覧。
  10. ^ 東京文化財研究所刊「日本美術年鑑」より:「文化勲章文化功労者決定」(1981年10月)、2020年11月12日閲覧。
  11. ^ 東京文化財研究所刊「日本美術年鑑」より:「文化勲章文化功労者」(1984年10月)、2020年11月12日閲覧。
  12. ^ "広島県名誉県民". 広島県. 2020年11月12日閲覧

関連項目

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外部リンク

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