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淀井敏夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

淀井 敏夫(よどい としお、1911年2月15日 - 2005年2月14日)は、日本彫刻家文化勲章受章者。 削げたような形態と岩のような質感のユニークな作品で知られる。

兵庫県朝来市生まれ。大阪市立工芸学校を経て東京美術学校彫刻科卒業後、主に二科会を舞台にして、心棒に石膏を直付けする独自の技法で対象を叙情的に表現した具象彫刻を発表。大阪市立工芸学校教諭、東京芸術大学教授・美術学部長を務めた。

略歴

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  • 1911年 - 兵庫県朝来郡朝来町佐中に生まれる
  • 1948年 - 「老人胸像」で、二科展特別賞受賞
  • 1965年 - 東京芸術大学教授就任
  • 1972年 - 第1回平櫛田中賞受賞
  • 1973年 - 「砂とロバと少年」で、内閣総理大臣賞受賞
  • 1977年 - 「ローマの公園」で、日本芸術院賞受賞[1]
  • 1978年 - 長野市野外彫刻賞受賞
  • 1982年 - 日本芸術院会員
  • 1994年 - 文化功労者。朝来町名誉町民
  • 1998年 - 二科会理事長
  • 1999年 - あさご芸術の森美術館に「淀井敏夫記念館」開館
  • 2001年 - 文化勲章受章[2]

作品

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個人美術館

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  • あさご芸術の森美術館 淀井敏夫記念館

脚注

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  1. ^ 『朝日新聞』1977年3月18日(東京本社発行)朝刊、3頁。
  2. ^ 美術界年史 2001年(10月 文化勲章受章者、文化功労者)”. 東京文化財研究所. 2014年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月27日閲覧。

外部リンク

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