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中村博直

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
生誕 1916年9月15日[1][2][3]
神奈川県愛甲郡[3]
死没 (1991-09-09) 1991年9月9日(74歳没)[1][2][3]
東京都国立市[3]
国籍 日本の旗 日本
著名な実績 彫刻
代表作 「女性」(1982年)
「静秋」(1983年)
流派 古典的木彫技法[3]
受賞

日展特選
1949年 立女[2][3][4]
日展特選
1960年 立つ少女[3]
文部大臣賞
1982年 女性[3]

日本芸術院賞
1986年 静秋[1][2][3][4][5]
選出 日展会員(1964年)[1][2][3][4]
日展理事
日本彫塑会理事
活動期間 昭和 - 平成時代[1][2]
影響を受けた
芸術家
沢田政広[1][2][3]

中村 博直(なかむら ひろなお、1916年大正5年)9月15日[1][2][3] - 1991年平成3年)9月9日[1][2][3])は、日本彫刻家[1][2][3]神奈川県愛甲郡出身[3]

50年間、木彫一筋に女性の美しさと力強さを追求した[4]。また古典的木彫技法を用いて季節感を表す作品を得意とした[3]

来歴

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1916年(大正5年)9月15日、神奈川県愛甲郡に生まれる[3]

1937年(昭和12年)3月より沢田政広に師事[1][2][3][4]

1946年(昭和21年)、第1回日展(日本美術展覧会)出品作「春庭」が初入選[3][4]。以後、1949年(昭和24年)「立女」特選[2][3][4]、1960年(昭和35年)「立つ少女」特選[3]。1982年(昭和57年)「女性」が文部大臣賞[3]。翌1983年(昭和58年)制作作品「静秋」が昭和61年度(1986年)日本芸術院賞を受賞[1][2][3][4][5]

1964年(昭和39年)より日展会員[1][2][3][4]。後に日展理事、日本彫塑会理事[3]

1991年平成3年)9月9日東京都国立市の自宅で死去、享年74[3]

主な作品

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日展出品全作品については#外部リンク参照。特記なければ全て木彫作品。

作品名製作年備考
  •  
「立女」 - 1949年(昭和24年) - 第5回日展特選[3]
  •  
「立つ少女」 - 1960年(昭和35年) - 第3回社団法人日展特選[3][6][注釈 1]
  •  
「粧い」 - 1980年(昭和55年) - 東京国立近代美術館[8]
  •  
「女性」 - 1982年(昭和57年) - 文部大臣賞[3][5]
  •  
「炎夢」 - 1989年(平成元年) - ブロンズ像 / 岐阜県中津川市サンライフ中津川設置[9]

書籍

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脚注

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注釈

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  1. ^ 日展(日本美術展覧会)は名称変更を繰り返しているため、回数が前後している[7]

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l デジタル版 日本人名大辞典+Plus. “中村博直 なかむら ひろなお”. コトバンク. 2016年11月4日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n 20世紀日本人名事典. “中村 博直 ナカムラ ヒロナオ”. コトバンク. 2016年11月4日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac 東京文化財研究所刊「日本美術年鑑」より:「中村博直」(2015年12月14日)、2016年11月4日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i 中村 博直”. 横浜美術館 (1998年8月7日). 2016年11月4日閲覧。
  5. ^ a b c 歴代授賞者詳細”. 日本芸術院. 2016年11月4日閲覧。
  6. ^ 特選(彫刻)受賞者一覧 (昭和33年~現在)”. 日展. 2016年11月4日閲覧。
  7. ^ 日展名称変遷一覧.
  8. ^ 中村博直 1916 - 1991”. 国立美術館. 2016年11月4日閲覧。
  9. ^ 広報なかつ川 第414号” (PDF). 中津川市役所. p. 4 (1989年5月1日). 2016年11月4日閲覧。

参考文献

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外部リンク

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