中村蘭台 (2代)
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二世 中村 蘭台(にせい[1] なかむら らんだい、1892年(明治25年)10月11日 - 1969年(昭和44年)7月4日[2])は、近代日本の篆刻家。東京都出身。
初世中村蘭台の次男。名は秋作。号ははじめ石田(せきでん)、のち初代の名を名跡として襲名し蘭台とした。初世の拓いた木印の技術を習得し優れた作品を遺した。1961年(昭和36年)に篆刻家としては初めて日本芸術院賞を受賞した[3]。
昭和2年横山大観より刻印を依嘱されたのを縁に晩年まで続く。また同36年には天皇陛下の御下命で御印を謹刻する。
著書
[編集]- 『中村蘭台作品集』 1966年
出典
[編集][脚注の使い方]
- ^ 「中村蘭台(2世)」- デジタル版日本人名大辞典+Plus(2017年11月16日閲覧)
- ^ 『「現代物故者事典」総索引 : 昭和元年~平成23年 2 (学術・文芸・芸術篇)』801頁。
- ^ 『朝日新聞』1961年4月15日(東京本社発行)朝刊、1頁。
参考文献
[編集]- 中井敬所『日本印人伝』 中田勇次郎編『日本の篆刻』収録 、二玄社、1966年
- 高畑常信編『日本の遊印』 木耳社、1983年
- 『「現代物故者事典」総索引 : 昭和元年~平成23年 2 (学術・文芸・芸術篇)』 日外アソシエーツ、2012年
関連項目
[編集]日本芸術院賞受賞者 | |||||||||||||||||
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太字は恩賜賞受賞者。名跡は受賞時のもの。表記揺れによる混乱を避けるため漢字は便宜上すべて新字体に統一した。 |
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