阪田誠造
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阪田誠造 | |
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生誕 |
1928年12月27日[2] 大阪府大阪市[3] |
死没 |
2016年7月21日(87歳没)[4] 東京都世田谷区 |
国籍 | 日本 |
出身校 | 早稲田大学理工学部建築学科[5] |
職業 | 建築家 |
受賞 |
日本建築学会賞(作品)(1978年)[6] 村野藤吾賞(1989年)[7] 吉田五十八賞(1989年)[8] 日本芸術院賞(1990年)[9] |
所属 | 坂倉建築研究所 |
建築物 |
東京都立夢の島総合体育館[1] 東京サレジオ学園[1] |
阪田 誠造(さかた せいぞう、1928年(昭和3年)12月27日[2] - 2016年(平成28年)7月21日[10])は、日本の建築家[11]。
略歴
[編集]大阪府大阪市出身[3]。1951年(昭和26年)、早稲田大学理工学部建築学科卒業[2]。同年坂倉準三建築研究所入所[4]。
1969年(昭和44年)の坂倉準三死去に伴い、西沢文隆らと共に坂倉建築研究所を設立し[6]、取締役東京事務所長[5]、1985年(昭和60年)から1999年(平成13年)まで代表取締役[2]、1999年(平成13年)以後は最高顧問を務めた[4]。
1990年(平成2年)から1991年(平成3年)まで新日本建築家協会副会長、1993年(平成5年)から1999年(平成11年)まで明治大学理工学部建築学科教授を務めるなど[12]、建築界の発展や教育にも貢献した[2]。
2016年(平成28年)7月21日、心不全のため死去[1][13]。87歳没[11]。
受賞
[編集]- 1978年(昭和53年) 昭和52年度日本建築学会賞(作品)[6]
- 1987年(昭和62年) 第28回BCS賞(建築業協会賞)(横浜人形の家)[14]
- 1987年(昭和62年) 第2回横浜市景観賞(横浜人形の家)[15]
- 1988年(昭和63年) 第1回公共建築賞建設大臣表彰(埼玉県立加須青年の家)[16]
- 1989年(平成元年) 第2回村野藤吾賞[7]
- 1989年(平成元年) 第14回吉田五十八賞 [8]
- 1990年(平成2年) 第46回日本芸術院賞 [17][9]
- 1999年(平成11年) 第40回BCS賞(建築業協会賞)特別賞(新宿南口JR・小田急共同計画)[18]
- 2001年(平成13年) 第42回BCS賞(建築業協会賞)(聖イグナチオ教会)[19]
- 2002年(平成14年) 第43回BCS賞(建築業協会賞)特別賞(JRセントラルタワーズ)[20]
主な作品
[編集]- 1971年(昭和46年) ビラ・セレーナ(東京都)
- 1972年(昭和47年) 宮崎県東京ビル(東京都)
- 1974年(昭和49年) ビラ・モデルナ(東京都)[21][22]
- 1975年(昭和50年) 宮崎県総合青少年センター(宮崎県)[23]
- 1975年(昭和50年) 群馬ロイヤルホテル(群馬県)[24]
- 1977年(昭和52年) 東京都立夢の島総合体育館(東京都)[13]
- 1978年(昭和53年) つくば市立並木中学校(茨城県)
- 1983年(昭和58年) 新宿ワシントンホテル(東京都)[4]
- 1987年(昭和62年) 横浜人形の家(神奈川県)[4]
- 1988年(昭和63年) 埼玉県加須青年の家(埼玉県)[25]
- 1990年(平成2年) 東京サレジオ学園(東京都)[10]
- 1990年(平成2年) 北沢タウンホール(東京都)[5]
- 1990年(平成2年) 日立シビックセンター(茨城県)[5]
- 1996年(平成8年) かずさアカデミアパーク研修会議センター(千葉県)[6]
- 1998年(平成10年) 小田急サザンタワー、新宿サザンテラス(東京都)[10]
- 2001年(平成13年) 聖イグナチオ教会(東京都)[13]
- 2002年(平成14年) JRセントラルタワーズ(愛知県)[11]
関連書籍
[編集]- 鈴木博之『現代の名匠』建築画報社、東京、2014年2月。ISBN 978-4901772778。全国書誌番号:22483448 。2020年12月14日閲覧。
- 阪田誠造 著、阪田誠造の本をつくる会 編『建築家の誠実』 8巻、建築ジャーナル、東京〈建築家会館の本〉、2015年6月。ISBN 9784860351007。全国書誌番号:22613935 。2020年12月14日閲覧。
- 阪田誠造 著、「阪田誠造 坂倉準三の精神を受けついだ建築家」編集委員 編『阪田誠造 坂倉準三の精神を受けついだ建築家』建築画報社、東京、2015年9月。ISBN 978-4901772877。全国書誌番号:22652850 。2020年12月14日閲覧。
- 新宿駅西口広場建設記録刊行会 編『新宿駅西口広場』鹿島出版会、東京、2017年2月。ISBN 978-4306073302。全国書誌番号:22847761。
- 槇文彦『残像のモダニズム』岩波書店、東京、2017年9月。ISBN 9784000230650。全国書誌番号:22975404 。2020年12月14日閲覧。
出典
[編集]- ^ a b c “【訃報】阪田誠造氏=建築家”. 社会. YOMIURI ONLINE. 読売新聞社 (2016年7月28日). 2016年7月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月13日閲覧。
- ^ a b c d e “阪田誠造”. 物故者記事. 東文研アーカイブデータベース. 東京文化財研究所. 2020年12月13日閲覧。
- ^ a b “阪田誠造氏死去/建築家”. オンラインニュース. BUSINESS LIVE. 四国新聞社 (2016年7月28日). 2020年12月15日閲覧。
- ^ a b c d e 「建築家・阪田誠造氏が死去」『日刊建設工業新聞』日刊建設工業新聞社、東京、2016年7月29日、1面、全国書誌番号:00063730。2020年12月15日閲覧。
- ^ a b c d 「新宿駅西口広場・地下駐車場」(PDF)『Lixil eye』第4号、LIXIL、東京、2014年2月、15-37頁、全国書誌番号:01032560、2020年12月17日閲覧。
- ^ a b c d “阪田 誠造”. 日経アーキテクチュア. 日経クロステック(xTECH). 日経BP (2009年9月18日). 2020年12月19日閲覧。
- ^ a b “受賞者、受賞作品、選考委員一覧”. 村野藤吾賞. 村野藤吾記念会. 2020年12月14日閲覧。
- ^ a b “第14回吉田五十八賞決定”. 美術界年史(彙報). 東京文化財研究所 (1989年12月). 2020年12月14日閲覧。
- ^ a b 「阪田誠造氏が平成元年度日本芸術院賞受賞」『新建築』第65巻第5号、新建築社、東京、1990年5月、doi:10.11501/7898125、ISSN 13425447、全国書誌番号:00012072、2020年12月14日閲覧。
- ^ a b c “建築家の阪田誠造さん死去 日本芸術院賞など受賞”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社 (2016年7月28日). 2020年12月14日閲覧。
- ^ a b c “阪田誠造氏が死去 建築家”. 日本経済新聞電子版. 日本経済新聞社 (2016年7月29日). 2020年12月14日閲覧。
- ^ 新宿駅西口広場建設記録刊行会 編「執筆者略歴」『新宿駅西口広場』鹿島出版会、東京、2017年2月、132頁。ISBN 978-4306073302。全国書誌番号:22847761。
- ^ a b c “建築家の阪田誠造氏が死去”. ライフ. 産経ニュース. 産経デジタル (2016年7月28日). 2020年12月13日閲覧。
- ^ “第28回受賞作品(1987年)”. BCS賞. 建築. 建築業協会. 2020年12月14日閲覧。
- ^ “横浜まちなみ景観賞 受賞作品一覧(昭和60年〜平成9年)”. 魅力ある景観形成. 都市整備. 横浜市. 2020年12月14日閲覧。
- ^ “第1回公共建築賞受賞建築物” (PDF). 歴代受賞建築物(第1回〜15回). 公共建築賞とは. 公共建築協会 (1988年). 2020年12月14日閲覧。
- ^ “歴代授賞者一覧”. 恩賜賞・日本芸術院賞. 日本芸術院. 2020年12月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月14日閲覧。
- ^ 『第40回BCS賞(建築業協会賞)入選作品決まる』(プレスリリース)建築業協会、1999年7月 。2020年12月14日閲覧。
- ^ 『第42回BCS賞(建築業協会賞)受賞作品決まる』(プレスリリース)建築業協会、2001年7月 。2020年12月14日閲覧。
- ^ 『第43回BCS賞(建築業協会賞)受賞作品決まる』(プレスリリース)建築業協会、2002年7月 。2020年12月14日閲覧。
- ^ “ビラ・モデルナ 坂倉建築研究所東京事務所”. DAAS - Digital Archives for Architectural Space. 建築・空間デジタルアーカイブス. 建築・空間デジタルアーカイブス コンソーシアム. 2020年12月19日閲覧。
- ^ “MODERNA”. VILLA SERIES. 興和商事. 2020年12月19日閲覧。
- ^ “宮崎県総合青少年センタ・青島少年自然の家 坂倉建築研究所東京事務所”. DAAS - Digital Archives for Architectural Space. 建築・空間デジタルアーカイブス. 建築・空間デジタルアーカイブス コンソーシアム. 2020年12月19日閲覧。
- ^ “群馬ロイヤルホテル 株式会社坂倉建築研究所”. DAAS - Digital Archives for Architectural Space. 建築・空間デジタルアーカイブス. 建築・空間デジタルアーカイブス コンソーシアム. 2020年12月19日閲覧。
- ^ “阪田 誠造 - 身体性美学の建築”. 私の建築手法. 東西アスファルト事業協同組合講演録. 東西アスファルト事業協同組合 (1990年). 2020年12月19日閲覧。