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クレイグ・カウンセル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クレイグ・カウンセル
Craig Counsell
シカゴ・カブス 監督 #30
2015年12月9日
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 インディアナ州サウスベンド
生年月日 (1970-08-21) 1970年8月21日(54歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
180 lb =約81.6 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 内野手
プロ入り 1992年 MLBドラフト11巡目
初出場 1995年9月17日
最終出場 2011年9月28日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
監督歴

クレイグ・ジョン・カウンセルCraig John Counsell, 1970年8月21日 - )は、アメリカ合衆国インディアナ州サウスベンドで生まれ、ウィスコンシン州ホワイトフィッシュベイで育った元プロ野球選手内野手)。右投左打。現在は、MLBシカゴ・カブスの監督。愛称はザ・チキン[1]。また、彼の父親もブルワーズの球団職員をしている。

経歴

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プロ入りとロッキーズ時代

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ノートルダム大学から1992年MLBドラフトコロラド・ロッキーズから11巡目(全体319位)指名され入団。1995年にメジャーデビューした。

マーリンズ時代

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1997年7月27日、マーク・ハットンとのトレードフロリダ・マーリンズに移籍。そこでは準レギュラー格の選手としてプレーしていたが、完全にポジションを奪取するには至らなかった。

ドジャース時代

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1999年7月15日にライアン・モスコウとのトレードでロサンゼルス・ドジャースへ移籍。移籍後、正二塁手はエリック・ヤングが務めていたため、主に内野(二塁手および遊撃手)の控えとしてプレー。

ダイヤモンドバックス時代

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2000年3月17日にドジャースを解雇され、FAとなる。同年3月20日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍。

チームが世界一に輝いた2001年には、リーグチャンピオンシップシリーズMVPを受賞した。

ブルワーズ時代

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2003年12月1日にリッチー・セクソンシェーン・ナンス後日発表選手とのトレードでクリス・カプアーノチャド・モーラーライル・オーバーベイホルヘ・デラロサジュニア・スパイビーと共にミルウォーキー・ブルワーズへ移籍した[2]2004年10月29日にFAとなる。

ダイヤモンドバックス復帰

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2004年12月21日に古巣のダイヤモンドバックスへ復帰。

ブルワーズ復帰

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ミルウォーキー・ブルワーズ時代
(2009年5月27日)

2006年11月29日に2年契約で古巣のブルワーズに復帰。

現役最後となった2011年には、連続無安打記録をあわや102年ぶりに更新するところだった[3]

2012年1月に引退を表明。その後はブルワーズのフロントで編成や育成部門を担当した。

2015年5月4日、成績不振で解任されたロン・レニキーの後任としてブルワーズの監督に就任した[4][5]

2018年はチームを7年ぶりの地区優勝・リーグ優勝決定戦に導いたがリーグ優勝決定シリーズロサンゼルス・ドジャースに3勝4敗で敗れてしまった。

2020年1月8日、監督契約の延長(2023年まで)が球団から発表された[6]

カブス監督時代

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2023年11月6日、解任されたデビット・ロスの後任としてシカゴ・カブスの監督に就任した。年俸は現役の監督では最高額となる5年4000万ドルである。

プレースタイル

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ポジションは二塁手遊撃手が殆どだが、内野ならどこでも守れるため、晩年までスーパーサブとしての色合いが強かった。

バッティングの際、バッティンググラブを着用しない選手でもある。選球眼がよく、ボールを選ぶので、出塁率が打率の割に高い。また、フォームもトルネードを思わせるような独特のものだった。

ダイヤモンドバックスに移籍してからは出場機会が増え、その後、ダイヤモンドバックスとブルワーズを行き来しながら、出場機会を得ていた。

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
1995 COL 3 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 .000 .500 .000 .500
1997 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- ---- ---- ----
FLA 51 189 164 20 49 9 2 1 65 16 1 1 3 1 18 2 3 17 5 .299 .376 .396 .772
'97計 52 189 164 20 49 9 2 1 65 16 1 1 3 1 18 2 3 17 5 .299 .376 .396 .772
1998 107 399 335 43 84 19 5 4 125 40 3 0 8 1 51 7 4 47 5 .251 .355 .373 .728
1999 37 73 66 4 10 1 0 0 11 2 0 0 2 0 5 0 0 10 1 .152 .211 .167 .378
LAD 50 122 108 20 28 6 0 0 34 9 1 0 3 2 9 0 0 14 1 .259 .311 .315 .626
'99計 87 195 174 24 38 7 0 0 45 11 1 0 5 2 14 0 0 24 2 .218 .274 .259 .533
2000 ARI 67 176 152 23 48 8 1 2 64 11 3 3 1 1 20 0 2 18 4 .316 .400 .421 .821
2001 141 533 458 76 126 22 3 4 166 38 6 8 6 6 61 3 2 76 9 .275 .359 .362 .721
2002 112 489 436 63 123 22 1 2 153 51 7 5 4 3 45 3 1 52 10 .282 .348 .351 .699
2003 89 351 303 40 71 6 3 3 92 21 11 4 3 2 41 0 2 32 4 .234 .328 .304 .632
2004 MIL 140 545 473 59 114 19 5 2 149 23 17 4 5 3 59 9 5 88 5 .241 .330 .315 .645
2005 ARI 150 670 578 85 148 34 4 9 217 42 26 7 2 4 78 4 8 69 8 .256 .350 .375 .725
2006 105 415 372 56 95 14 4 4 129 30 15 8 2 1 31 0 9 47 1 .255 .327 .347 .674
2007 MIL 122 334 282 31 62 12 2 3 87 24 4 2 6 2 41 4 3 47 7 .220 .323 .309 .632
2008 110 302 248 31 56 14 1 1 75 14 3 1 1 2 46 1 5 42 5 .226 .355 .302 .657
2009 130 459 404 61 115 22 8 4 165 39 3 4 3 4 42 0 6 54 12 .285 .357 .408 .766
2010 102 230 204 16 51 8 0 2 65 21 1 1 3 1 21 0 1 29 0 .250 .322 .319 .640
2011 107 187 157 19 28 2 1 1 35 9 2 1 5 2 20 2 3 21 1 .178 .280 .223 .503
MLB:16年 1624 5476 4741 647 1208 218 40 42 1632 390 103 49 57 35 589 35 54 663 78 .255 .342 .344 .686

年度別守備成績

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内野守備


一塁(1B) 二塁(2B) 三塁(3B) 遊撃(SS)
















































1995 COL - - - 3 1 1 0 1 1.000
1997 FLA - 51 124 149 3 37 .989 - -
1998 - 104 237 299 5 72 .991 - -
1999 - 12 20 29 1 4 .980 - -
LAD - 38 54 85 1 13 .993 - 2 0 1 0 0 1.000
'99計 - 50 74 114 2 17 .989 - 2 0 1 0 0 1.000
2000 ARI - 25 32 43 2 12 .974 23 3 37 2 6 .952 6 3 15 2 2 .900
2001 2 1 1 0 0 1.000 55 95 133 1 34 .996 38 27 58 2 4 .977 58 70 124 5 31 .975
2002 - 13 24 23 0 5 1.000 94 66 194 7 13 .974 22 23 37 1 8 .984
2003 2 3 0 0 1 1.000 10 9 22 0 5 1.000 57 32 105 2 9 .986 26 23 66 1 9 .989
2004 MIL - - 1 0 0 0 0 ---- 129 165 357 9 70 .983
2005 ARI - 143 305 459 8 97 .990 - 1 0 0 0 0 ----
2006 - 2 5 7 0 0 1.000 7 2 6 0 0 1.000 88 127 296 9 75 .979
2007 MIL - 24 46 61 1 14 .991 50 21 73 0 10 1.000 27 20 55 1 14 .987
2008 - 19 16 42 0 5 1.000 38 23 54 1 6 .987 24 30 73 2 13 .981
2009 - 50 92 131 0 37 1.000 43 27 58 4 5 .955 27 35 70 1 20 .991
2010 - 3 3 7 1 2 .909 20 7 20 3 5 .900 42 30 79 2 17 .982
2011 - 25 18 37 0 9 1.000 14 5 19 1 1 .960 23 19 30 1 6 .980
MLB 4 4 1 0 1 1.000 574 1080 1527 23 346 .991 385 213 624 22 59 .974 478 546 1204 34 266 .981
外野守備


左翼(LF)












2011 MIL 1 0 0 0 0 ----
MLB 1 0 0 0 0 ----
  • 各年度の太字はリーグ最高

表彰

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背番号

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  • 4(1995年、1997年 - 同年途中、2000年 - 2003年、2006年)
  • 30(1997年途中 - 1999年、2004年、2007年 - 2011年、2015年 - )

年度別監督成績

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ポストシーズン
勝敗
2015 MIL NL 中 45歳 137 61 76 .445 4 / 5 途中就任
2016 46歳 162 73 89 .451 4 / 5
2017 47歳 162 86 76 .531 2 / 5
2018 48歳 163 96 67 .589 1 / 5 NLCS敗退 6勝4敗
2019 49歳 162 89 73 .549 2 / 5 NLWC敗退 0勝1敗
2020 50歳 60 29 31 .483 4 / 5 NLWC敗退 0勝2敗
2021 51歳 162 95 67 .586 1 / 5 NLDS敗退 1勝3敗
2022 52歳 162 86 76 .531 2 / 5
2023 53歳 162 92 70 .568 1 / 5 NLWC敗退 0勝2敗
MLB:9年 1332 707 625 .525 - 7勝12敗
  • 2023年度シーズン終了時
  • 順位の太字はプレーオフ進出(ワイルドカードを含む)
  • 太字年は最優秀監督賞受賞年
  • WS…ワールドシリーズ、LCS…リーグチャンピオンシップシリーズ、DS…ディビジョンシリーズ、WC…ワイルドカードゲーム

脚注

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  1. ^ Explaining Crew Players Weekend nicknames MLB.com (英語) (2017年8月25日) 2017年9月17日閲覧
  2. ^ "Brewers make nine-player trade with Arizona" (Press release) (英語). MLB.com (Milwaukee Brewers). 1 December 2003. 2015年5月6日閲覧
  3. ^ スポーツ・インサイドアウト カウンセルと45打数連続無安打。 〜あわや102年ぶりのMLB新記録〜”. Sports Graphic Number (2011年8月28日). 2015年5月6日閲覧。
  4. ^ Craig Counsell named Brewers manager MLB.com Press Release 英語 (2015年5月4日) 2015年6月21日閲覧
  5. ^ ブルワーズがカウンセル新監督を発表”. 日刊スポーツ (2015年5月5日). 2015年5月5日閲覧。
  6. ^ ブルワーズ、カウンセル監督と23年まで契約延長”. nikkansports.com (2020年1月9日). 2020年1月9日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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