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桜島赤生原町

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赤生原から転送)
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桜島赤生原町
桜洲小前交差点から桜島赤生原町を望む
桜洲小前交差点から桜島赤生原町を望む
北緯31度36分0.3秒 東経130度36分33.1秒 / 北緯31.600083度 東経130.609194度 / 31.600083; 130.609194
日本の旗 日本
都道府県 鹿児島県の旗 鹿児島県
市町村 鹿児島市
地域 桜島地域
地区 桜島地区
人口
2020年(令和2年)4月1日現在)
 • 合計 411人
等時帯 UTC+9 (JST)
郵便番号
891-1417
市外局番 099
ナンバープレート 鹿児島
町字ID[1] 0062000
運輸局住所コード 46500-1648[2]
地図
町域の一部が大正溶岩に覆われている

桜島赤生原町(さくらじまあこうばるちょう[3])は、鹿児島県鹿児島市[4]。旧大隅国大隅郡桜島郷赤生原村鹿児島郡西桜島村大字赤生原鹿児島郡桜島町大字赤生原郵便番号は891-1417[5]。人口は411人、世帯数は197世帯(2020年4月1日現在)[6]

地理

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桜島の西部に所在し、火山扇状地の扇端部に位置する[7]。町域の北方から東方は長谷川を挟んで桜島武町、南は桜島小池町に接しており、町域の西端を海岸線に沿って鹿児島県道26号桜島港黒神線が通っている。

自然公園・自然保護地区

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桜島赤生原町の一部が国立公園である霧島錦江湾国立公園の区域に指定されており[8]、特別保護地区(桜島西溶岩原)・第1種特別地域(桜島北斜面)・第2種特別地域(桜島北及び東斜面)・第3種特別地域(桜島北及び東麓)から構成される[8][9]

歴史

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成立から町村制施行まで

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赤生原という地名は戦国時代より見え、大隅国向島のうちであった[10]

江戸時代には大隅国大隅郡桜島郷(外城)のうちであり、赤生原村は赤尾原村とも書かれた[10]村高は「天保郷帳」では139石余[10]、「旧高旧領取調帳」では265石余であった[10]1887年(明治20年)4月2日には「 鹿兒島縣下分郡ノ件」(明治20年勅令第7号)により大隅郡が南北に分割され、赤生原村は北大隅郡の所属となった[11][12]

町村制施行以降

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桜島の大正大噴火によって埋没した赤生原集落

1889年(明治22年)4月1日町村制が施行されたのに伴い、桜島の西半分にあたる横山村、赤水村、小池村、赤生原村、武村、藤野村、西道村、松浦村、二俣村、白浜村の区域より北大隅郡西桜島村が成立した[13]。それに伴いそれまでの赤生原村は西桜島村の大字赤生原」となった[10]1897年(明治30年)4月1日には「 鹿兒島縣下國界竝郡界變更及郡廢置法律」(明治29年法律第55号)によって北大隅郡が鹿児島郡に統合され、西桜島村は鹿児島郡のうちとなった[14]

1914年(大正3年)に発生した桜島の大正大噴火では噴火による火山噴出物により、集落全戸169戸は全滅した[10]1973年(昭和48年)5月1日に西桜島村が町制施行し、桜島町の大字となった[10]

2004年(平成16年)11月1日桜島町鹿児島郡吉田町日置郡松元町郡山町揖宿郡喜入町と共に鹿児島市に編入された[15]。合併に際して設置された法定合併協議会である鹿児島地区合併協議会における協議によって、桜島町の区域の大字については「字の区域を廃止し、当該廃止された字の区域に相当する区域により新たに町の区域を設定し、その名称については表示案に基づき、各町の意向を尊重し合併までに調整するものとする」と協定された[16]

前述の協定に基づいて、合併前の10月26日鹿児島県告示である「 町の区域の設定及び字の廃止」が鹿児島県公報に掲載された[4]。この告示の規定に基づき、それまでの大字赤生原は廃止され、大字赤生原の全域を以て新たに鹿児島市の町「桜島赤生原町」が設置された[17]

人口

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以下の表は国勢調査による小地域集計が開始された1995年以降の人口の推移である。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[18]
501
2000年(平成12年)[19]
537
2005年(平成17年)[20]
522
2010年(平成22年)[21]
473
2015年(平成27年)[22]
415

施設

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公共

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寺社

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  • 尾地底神社

小・中学校の学区

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市立小・中学校の学区(校区)は以下の通りである[24]

町丁 番・番地 小学校 中学校
桜島赤生原町 全域 鹿児島市立桜洲小学校 鹿児島市立桜島中学校

交通

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道路

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主要地方道

路線バス

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湾港

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脚注

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  1. ^ 日本 町字マスター データセット”. デジタル庁 (2022年3月31日). 2022年4月29日閲覧。
  2. ^ 自動車登録関係コード検索システム”. 国土交通省. 2021年4月26日閲覧。
  3. ^ 鹿児島市の町名”. 鹿児島市. 2020年7月30日閲覧。
  4. ^ a b 平成16年鹿児島県告示第1775号(町の区域の設定及び字の廃止、 原文
  5. ^ 鹿児島県鹿児島市桜島赤生原町の郵便番号”. 日本郵便. 2021年6月26日閲覧。
  6. ^ 年齢(5歳階級)別・町丁別住民基本台帳人口(平成27~令和2年度)”. 鹿児島市 (2020年4月1日). 2020年5月8日閲覧。
  7. ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1983, p. 918.
  8. ^ a b 霧島錦江湾国立公園(錦江湾地域)指定書、公園計画書及び公園計画変更書(平成30年8月)”. 環境省. 2021年6月19日閲覧。
  9. ^ 錦江湾地区 50,000(桜島・奥錦江湾地区A1 2013.4.4)”. 環境省. 2021年6月19日閲覧。
  10. ^ a b c d e f g 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1983, p. 563.
  11. ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1983, p. 58.
  12. ^ 鹿兒島縣下分郡ノ件(明治20年勅令第7号、明治20年4月2日付官報所収、 原文
  13. ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1983, p. 495.
  14. ^ 鹿兒島縣下國界竝郡界變更及郡廢置法律(明治29年法律第55号、明治29年3月29日付官報所収、 原文
  15. ^ 市町の廃置分合(平成16年総務省告示第591号、 原文
  16. ^ 合併協定項目一覧”. 鹿児島市. 2020年10月29日閲覧。
  17. ^ 合併後の住所表示”. 鹿児島市. 2020年10月29日閲覧。
  18. ^ 国勢調査 / 平成7年国勢調査 小地域集計 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年1月31日閲覧。
  19. ^ 国勢調査 / 平成12年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年1月31日閲覧。
  20. ^ 国勢調査 / 平成17年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年1月31日閲覧。
  21. ^ 国勢調査 / 平成22年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年1月31日閲覧。
  22. ^ 国勢調査 / 平成27年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年1月31日閲覧。
  23. ^ 交番・駐在所等の所在地・電話番号”. 鹿児島県警察. 2021年6月26日閲覧。
  24. ^ 小・中学校の校区(学区)表”. 鹿児島市役所. 2020年9月26日閲覧。
  25. ^ 60番線 桜島線(桜島苑)”. 鹿児島市交通局. 2021年9月18日閲覧。
  26. ^ 鹿児島市港湾管理条例”. 鹿児島市 (1993年3月25日). 2021年4月29日閲覧。
  27. ^ 鹿児島市の港湾位置図”. 鹿児島市. 2021年7月1日閲覧。
  28. ^ 鹿児島市ではどの港を管理しているのか。”. 鹿児島市. 2021年4月12日閲覧。

参考文献

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  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会「角川日本地名大辞典 46 鹿児島県」『角川日本地名大辞典』第46巻、角川書店、日本、1983年3月1日。ISBN 978-4-04-001460-9 , Wikidata Q111291392

関連項目

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座標: 北緯31度36分0.3秒 東経130度36分33.1秒 / 北緯31.600083度 東経130.609194度 / 31.600083; 130.609194