日本原駐屯地
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日本原駐屯地 | |
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位置 | |
所在地 | 岡山県勝田郡奈義町滝本 |
座標 | 北緯35度06分55秒 東経134度09分07秒 / 北緯35.11528度 東経134.15194度座標: 北緯35度06分55秒 東経134度09分07秒 / 北緯35.11528度 東経134.15194度 |
概要 | |
駐屯地司令 | 中部方面特科連隊第3特科大隊長 |
主要部隊 |
中部方面特科連隊第3特科大隊 第13高射特科中隊 |
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開設年 | 1965年 |
日本原駐屯地(にほんばらちゅうとんち、JGSDF Camp Nihonbara)は、岡山県勝田郡奈義町滝本に所在し、中部方面特科連隊第3特科大隊等が駐屯する陸上自衛隊の駐屯地。
概要
[編集]1965年(昭和40年)3月31日に開設され、駐屯地司令は、中部方面特科連隊第3特科大隊長が兼務する。最寄の演習場は日本原演習場で日本原駐屯地業務隊が管理する。演習場の都合等で四国が警備担当の第2混成団の創隊時には第2混成団特科大隊、第2混成団戦車隊が、第14旅団の創隊時には第14旅団隷下の第14戦車中隊が同駐屯地に駐屯していた。一時期は90式戦車と89式装甲戦闘車(両車とも試作車、現在は陸上自衛隊広報センターにて展示)が展示されていた。
沿革
[編集]- 第2混成団特科大隊を第13特科連隊第4大隊及び第5大隊第12中隊を基幹に、第6大隊から1個高射中隊を編成編合して新編。
- 第2混成団戦車隊を第13戦車大隊第4戦車中隊を基幹として新編。
- 1990年(平成 2年)3月26日:戦車の北転事業により第2混成団戦車隊を廃止。
- 1991年(平成 3年)3月29日:第13特科連隊から第6大隊を分離し、第13高射特科大隊として新編。
- 1994年(平成 6年)3月29日:第2混成団特科大隊が松山駐屯地に移駐。
- 1999年(平成11年)3月29日:第13師団の旅団への改編。
- 2006年(平成18年)3月27日:第2混成団が第14旅団に改編され、第14戦車中隊及び第14後方支援隊戦車直接支援小隊が新編。
- 2008年(平成20年)3月26日:第13特科隊第4射撃中隊及び第13戦車中隊第4戦車小隊が廃止。
- 2015年(平成27年)3月26日:会計隊の改編に伴い、第421会計隊が廃止され、第356会計隊日本原派遣隊が設置される。
- 2018年(平成30年)3月26日:
- 2024年(令和6年)3月21日:改編。
- 第13特科隊を廃止し、方面隊直轄の中部方面特科連隊第3特科大隊を新編[2]。
- 中部方面特科連隊第3特科大隊長を駐屯地司令に職務指定[3]。
- 第13偵察隊と第13戦車中隊を統合し、出雲駐屯地に第13偵察戦闘大隊を新編[4][5]。
駐屯部隊
[編集]中部方面隊隷下部隊
[編集]- 第13旅団
- 中部方面特科連隊
- 第3特科大隊
- 情報中隊
- 第3情報小隊
- 中部方面後方支援隊
- 第308特科支援中隊
- 第3整備支援小隊:第3特科大隊等を支援
- 第308特科支援中隊
- 中部方面会計隊
- 第356会計隊
- 日本原派遣隊
- 第356会計隊
- 中部方面システム通信群
- 第104基地システム通信大隊
- 第312基地通信中隊
- 日本原派遣隊
- 第312基地通信中隊
- 第104基地システム通信大隊
- 日本原駐屯地業務隊
防衛大臣直轄部隊
[編集]- 中部方面警務隊
- 第132地区警務隊
- 日本原派遣隊
- 第132地区警務隊
駐屯地司令
[編集]官職 | 階級 | 氏名 | 補職発令日 | 前職 | 出典 |
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中部方面特科連隊第3大隊長
兼 日本原駐屯地司令 |
2等陸佐 | 倉本貴史 | 2024年 | 3月21日第1特科団 団本部第4科長 | [3] |
過去の駐屯部隊
[編集]- 第2混成団戦車隊:1981年(昭和56年)3月25日新編。1990年(平成 2年)3月26日廃止。
- 第13特科連隊:1999年(平成11年)3月29日第13特科隊に改編。
- 第13戦車大隊:1999年(平成11年)3月29日第13戦車中隊に改編。
- 第13高射特科大隊:1999年(平成11年)3月29日第13高射特科中隊改編。
- 第14戦車中隊:2006年(平成18年)3月27日新編。2018年(平成30年)3月26日廃止。
- 第14後方支援隊戦車直接支援小隊:2006年(平成18年)3月27日新編。2018年(平成30年)3月26日廃止。
- 第13特科隊:1999年(平成11年)3月29日新編。2024年(令和 6年)3月20日廃止。中部方面特科連隊第3大隊に改組。
- 第13戦車中隊:1999年(平成11年)3月29日新編。2024年(令和 6年)3月20日廃止。第13偵察戦闘大隊に改組。
- 第13後方支援隊第2整備中隊特科直接支援小隊
- 第13後方支援隊第2整備中隊戦車直接支援小隊
最寄の幹線交通
[編集]- 高速道路:中国自動車道津山IC
- 一般道:国道53号、国道429号、岡山県道51号美作奈義線、岡山県道353号石生奈義線
- 鉄道:JR西日本因美線・高野駅
- バス:中鉄北部バス「自衛隊前」停留所
- 港湾:水島港(特定重要港湾)、宇野港 、岡山港(重要港湾)
- 飛行場:岡山空港(岡山桃太郎空港、地方管理空港)、岡南飛行場(その他の空港)
重要施設
[編集]- 玉島発電所(出力120.0万kW。石油)(倉敷市)
- 水島発電所 (出力62.1万kW。石炭、LNG)(倉敷市)
- 新成羽川発電所(出力30.3万kW。水力)(高梁市)
- 新岡山変電所(超高圧変電所)(高梁市)
- 東岡山変電所(超高圧変電所)(赤磐市)
- 岡山変電所(一次変電所)(岡山市)
- 新倉敷変電所(一次変電所)(倉敷市)
- 児島変電所(中間変電所)(倉敷市)
- 井原開閉所(井原市)
- 新岡山幹線(新岡山変電所から東岡山変電所までの約90kmを通過する、50万Vの超高圧送電線)
- 本四連系線(東岡山変電所から讃岐変電所までの約130kmを通過する、50万Vの超高圧送電線)
- 日野幹線(新岡山変電所から日野変電所までの約50kmを通過する、50万Vの超高圧送電線)
- ENEOS水島製油所(原油処理能力は日量34.5万バレル)(倉敷市)
- 倉敷国家石油ガス備蓄基地(現在建設中、2009年完成予定。プロパン、ブタンの両計40.0万tを備蓄する予定)(倉敷市)
- JFEスチール西日本製鉄所倉敷地区(日本最大の製鉄所の一角を成す)(倉敷市)
- 三菱ケミカル水島事業所(大規模エチレンプラントを有する)(倉敷市)
- 瀬戸大橋
脚注
[編集]- ^ 自衛隊法施行令の一部を改正する政令(昭和39年政令第375号)
- ^ 日本原駐屯地パンフレット日本原駐屯地ホームページ。2024年3月22日閲覧。
- ^ a b @CAMP_NIHONBARA (2024年3月22日). "陸上自衛隊日本原駐屯地". X(旧Twitter)より2024年3月21日閲覧。
- ^ “出雲駐屯地に戦闘大隊 陸自 来年度末新設、530人に”. 山陰中央新報デジタル. 2024年2月20日閲覧。
- ^ 「陸上自衛隊出雲駐屯地で「偵察戦闘大隊」の編成式」『島根NHK NEWS WEB』日本放送協会、2024年3月21日。2024年3月22日閲覧。