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2020年2月14日 (金) 23:42時点における版
横手駅 | |
---|---|
西口 | |
よこて Yokote | |
所在地 | 秋田県横手市駅前町5-1 |
所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本) 日本貨物鉄道(JR貨物)* |
電報略号 | ヨテ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 3面4線 |
乗車人員 -統計年度- |
1,247人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1905年(明治38年)6月15日[1] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■奥羽本線 |
キロ程 | 228.3 km(福島起点) |
◄柳田 (3.9 km) (6.4 km) 後三年► | |
所属路線 | ■北上線 |
キロ程 | 61.1 km(北上起点) |
◄矢美津 (4.5km) | |
備考 |
直営駅(管理駅) みどりの窓口 有 |
* 新営業所を併設。 |
横手駅(よこてえき)は、秋田県横手市駅前町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅である。
乗り入れ路線
奥羽本線と北上線が乗り入れており、奥羽本線を所属線としている[2]。北上線は当駅が終点である。なお、奥羽本線の当駅から秋田方面と、北上線はJR貨物の第二種鉄道事業区間でもあり、当駅は貨物駅としても扱われているが、現在は貨物列車の発着のない新営業所に移行している。
歴史
- 1905年(明治38年)6月15日:国有鉄道の一般駅として平鹿郡横手町に開業[1]。
- 1918年(大正7年)8月18日:横荘鉄道線(後の羽後交通横荘線)の駅が開業。
- 1920年(大正9年)10月10日:西横黒軽便線(後の北上線)が開業[1]。
- 1922年(大正11年)3月15日:上野 - 青森間を奥羽本線経由で運行する急行列車が設定され、停車駅となる[3]。
- 1924年(大正13年)11月:横黒線(後の北上線)全通に合わせ、駅舎改築[3]。
- 1945年(昭和20年)
- 1961年(昭和36年)10月1日:「サンロクトオ」と称された大規模ダイヤ改正で東北本線・奥羽本線経由の特急「つばさ」が1往復設定され、特急停車駅となる。
- 1968年(昭和43年)10月1日:みどりの窓口開設[3]。
- 1970年(昭和45年)7月1日:当駅に停車する臨時寝台特急として「あけぼの」を設定(同年10月1日からは定期列車に格上げ)。
- 1971年(昭和46年)4月20日:羽後交通横荘線廃止。
- 1974年(昭和49年)1月16日:四八豪雪により、上り寝台特急「あけぼの」が当駅で2日間足止め。奥羽本線は4日間、北上線は1週間運休。除雪夫では手に負えず自衛隊に出動を要請し、駅構内の人力での除雪作業を実施。[3]
- 1978年(昭和53年)11月1日:駅舎改築。完工式が行なわれる[3]。
- 1979年(昭和54年)8月11日:駅前広場の完工式が行なわれる[3]。
- 1986年(昭和61年)11月1日:貨物・荷物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)
- 1990年(平成2年)3月10日:JR貨物の駅でコンテナ貨物の取扱を開始。
- 1992年(平成4年)7月1日:山形新幹線開業により在来線特急としての「つばさ」は廃止、代替として新幹線接続特急「こまくさ」の運転開始。
- 1996年(平成8年)
- 1997年(平成9年)
- 1999年(平成11年)12月4日:山形新幹線が新庄駅まで延伸されたことにより特急「こまくさ」は快速列車に格下げされ、当駅に停車する定期特急・急行列車が消滅した。
- 2005年(平成17年)6月12日:開業100周年を記念し、記念イベント開催。「リゾートしらかみ」の延長運転も行われた。
- 2006年(平成18年)4月1日:JR貨物横手オフレールステーション開設。
- 2010年(平成22年)6月28日:橋上駅舎への改築工事に伴い、旧駅舎の撤去工事と仮駅舎での営業を開始。
- 2011年(平成23年)
- 2017年(平成29年)3月31日:びゅうプラザ横手駅が閉店[9]。
- 年月日不明(2018年度内):横手オフレールステーションが横手新営業所に改称[10]。
駅構造
単式ホーム2面2線と島式ホーム1面2線、合計3面4線のホームを持つ地上駅で、橋上駅舎を持つ[5]。
直営駅(駅長配置)である。管理駅として、奥羽本線の十文字駅 - 飯詰駅間および北上線の黒沢駅 - 矢美津駅間の各駅を管理している。
駅舎は構内東側にある。2階に自動改札機(Suica非対応)[6]、みどりの窓口(5:55 - 20:00)、指定席券売機[6]、自動券売機、待合所が設置されている。現在は駅弁の販売はない。
廃線となった羽後交通横荘線のホームが現在でも4番線として利用されている。ここはやや狭くなっている。
駅構内に横手運輸区が併設されている。また、転車台があり、奥羽本線や北上線でSLが運行される際に方向転換に使用されている。
東口に隣接してNEWDAYS MINIが営業を行なっている。 また、横手市による施設として、東口駅舎の1階に総合ラウンジ(観光案内所)[11]、西口1階には交流スペースが設けられている[12]。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■北上線 | - | ほっとゆだ・北上方面[13] | |
2 | ■奥羽本線 | 上り | 新庄・山形方面[13] | 一部列車は3・4番線 |
3 | 下り | 大曲・秋田方面[13] | 一部列車は1番線 | |
4 | ■(路線表記なし) | 一部列車および臨時列車のみ使用 |
- 2番線は奥羽線下り・奥羽線上り出発信号機があるため奥羽線折り返しが可能。
- 3・4番線は奥羽線下り・奥羽線上り・北上線出発信号機があるため奥羽線折り返し、北上線直通が可能である。
- 夜間留置が設定されている。
横手新営業所(JR貨物)
横手新営業所は、旅客駅舎南側にあるJR貨物横手駅に属するコンテナ集配基地である。12フィートのコンテナ貨物を取扱っており、貨物列車代替のトラック便が秋田貨物駅との間で1日2往復運行されている。
当駅はかつて貨物列車が発着していたが、1996年(平成8年)にトラック代行輸送に転換され自動車代行駅となった。その後2006年(平成18年)の名称整理の際に「横手オフレールステーション」(略称、横手ORS)となり、2019年3月時点では業態規模が見直され「横手新営業所」を名乗っている。
かつて、北上線経由で秋田貨物駅と仙台貨物ターミナル駅を結ぶ定期貨物列車が深夜に1往復あり当駅にも停車したが、貨物の積卸はしない運転停車であった。
利用状況
JR東日本によると、2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員は1,247人である[利用客数 1]。
近年の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 1,878 | [利用客数 2] |
2001年(平成13年) | 1,855 | [利用客数 3] |
2002年(平成14年) | 1,803 | [利用客数 4] |
2003年(平成15年) | 1,715 | [利用客数 5] |
2004年(平成16年) | 1,680 | [利用客数 6] |
2005年(平成17年) | 1,588 | [利用客数 7] |
2006年(平成18年) | 1,535 | [利用客数 8] |
2007年(平成19年) | 1,494 | [利用客数 9] |
2008年(平成20年) | 1,487 | [利用客数 10] |
2009年(平成21年) | 1,467 | [利用客数 11] |
2010年(平成22年) | 1,427 | [利用客数 12] |
2011年(平成23年) | 1,394 | [利用客数 13] |
2012年(平成24年) | 1,374 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 1,407 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 1,338 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 1,299 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 1,260 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 1,225 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 1,247 | [利用客数 1] |
駅周辺
駅東側
- 横手市役所
- 本庁舎(旧横手庁舎)・かまくら館
- 横手駅前郵便局
- 横手郵便局
- 秋田銀行横手支店
- 北都銀行横手駅前支店
- 北日本銀行横手支店
- 秋田信用金庫横手支店
- 羽後信用金庫横手支店
- 横手駅前温泉・ゆうゆうプラザ
- 秋田県道31号横手停車場線
- 横手市交流センター Y2(わいわい)ぷらざ[14]
- よこてイースト[15]
駅西側
バス路線
路線バスはすべて羽後交通が運行している。
- 2011年(平成23年)9月以前の状況については、横手バスターミナル#沿革を参照。
西口
- 1番線のりば - 朝日が丘四丁目、新城経由大森病院、二井山[16]、イオンモール大曲[日曜・祝日のみ運行][17]
- 2番線のりば - 平鹿総合病院経由横手バスターミナル、上台[16]
- WILLER EXPRESS・新宿行
その他
- 駅前の広場に「かまくら」という題の石像がある。
- 仙台・東京方面への往復JRきっぷを購入した乗客が無料で利用できる「こまち駐車場」がある(30台分)。
- 横手市が推進した横手駅東口再開発事業に伴い、橋上駅舎に改築された[4]。旧駅舎の跡地(東口)に鉄筋コンクリート造りの新駅舎(改札口は2階)を建て、線路を跨いで西口に向け延長約70メートルの自由通路(愛称は「こころ〜ど」[18])を造った。総工費は約27億円で、横手市が26億円、JR東日本が1億円を負担した[19][20][8]。新たに設けられた西口より、市役所(本庁北・南庁舎)・平鹿総合病院や、郊外型店舗が立ち並び現在の中心的な商業地である国道13号沿いへのスムーズなアクセスが期待されている。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■奥羽本線
- ■北上線
- *:冬季間は全列車が矢美津駅を通過する。
かつて存在した路線
- 羽後交通
- 横荘線
- 横手駅 - 樋ノ口駅
脚注
記事本文
- ^ a b c d e f 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月6日、23頁。
- ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
- ^ a b c d e f g h 横手市史編さん委員会 編『横手市史 昭和編』、1981年、829-834頁
- ^ a b c “<<奥羽本線横手駅東西自由通路・橋上駅舎>>完成!!” (PDF). 東日本旅客鉄道株式会社秋田支社 (2011年7月22日). 2011年9月2日閲覧。
- ^ a b “JR横手駅、新駅舎の利用スタート 1,2日に記念イベント”. 秋田魁新報社 (2011年9月27日). 2011年9月27日閲覧。[リンク切れ]
- ^ a b c 奥羽本線 横手駅への自動改札機・指定席券売機の導入について東日本旅客鉄道株式会社 秋田支社 プレスリリース
- ^ JR横手駅メロディー「青い山脈」で発車しま〜す♪(2011年10月2日河北新報) - 2011年10月4日閲覧[リンク切れ]
- ^ a b “横手駅の新駅舎完成、発車メロディー「青い山脈」 秋田”. 朝日新聞社 (2011年10月2日). 2011年12月25日閲覧。
- ^ 『JR時刻表 2017年4月号』 p999 交通新聞社 2017年3月18日発行
- ^ 「貨物時刻表」平成31年3月ダイヤ改正版より新営業所として記載されている。
- ^ “新JR横手駅のご案内(動画ギャラリー)”. 横手市 (2011年10月14日). 2012年1月26日閲覧。
- ^ “JR横手駅橋上駅舎開業(動画ギャラリー)”. 横手市 (2011年10月7日). 2012年1月26日閲覧。
- ^ a b c “時刻表 横手駅”. 東日本旅客鉄道. 2019年8月17日閲覧。
- ^ a b “横手市交流センター/Y2(わいわい)ぷらざ”. 横手市 (2012年5月28日). 2011年12月25日閲覧。
- ^ a b “よこてイースト”. 横手駅前商店街振興組合. 2011年4月30日閲覧。
- ^ a b “横手駅西口オープンに伴う、定期バス乗り入れについて”. 羽後交通株式会社. 2011年12月25日閲覧。
- ^ 秋田駅⇔角館 路線バスを運行いたします
- ^ “「こころ〜ど」渡り初め 横手駅、市民でにぎわう”. 秋田魁新報社 (2011年10月2日). 2011年10月22日閲覧。[リンク切れ]
- ^ JR東日本:進行中の建設プロジェクト>新駅建設・駅自由通路の新設・改良工事東日本旅客鉄道株式会社、2011年5月20日閲覧。
- ^ 秋田魁新報2010年6月29日[リンク切れ]
利用状況
- ^ a b “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月16日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(横手駅):JR東日本