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国鉄タム1形貨車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
国鉄タム1形貨車
基本情報
車種 タンク車
運用者 鉄道省
運輸通信省
運輸省
日本国有鉄道
所有者 旭石油、ライジングサン石油、昭和石油、他
製造年 1929年昭和24年)
製造数 1両
改造年 1928年(昭和3年)*
改造数 22両
消滅 1968年(昭和43年)
常備駅 八森駅汐見町駅柏崎駅
主要諸元
車体色
専用種別 石油類
化成品分類番号 制定前に形式消滅
軌間 1,067 mm
全長 7,277 mm
全幅 2,375 mm
全高 3,531 mm
荷重 14 t
実容積 17.8 m3
自重 8.2 t - 9.0 t
換算両数 積車 2.4
換算両数 空車 1.0
走り装置 一段リンク式
車輪径 860 mm
軸距 2,743 mm
最高速度 65 km/h
備考 *称号規程改正年
上記寸法類は一例である
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国鉄タム1形貨車(こくてつタム1がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)およびその前身である鉄道省等に在籍した私有貨車タンク車)である。


本形式と同一の専用種別のタム100形についても本項目で解説する。

タム1形

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タム1形は、1928年(昭和3年)の車両称号規程改正により、1922年(大正11年)から1925年(大正14年)にかけて新潟鐵工所にて製造されたア2400形20両(ア2400 - ア2419→タム1 - タム19)および1925年(大正14年)に新潟鐵工所にて製造されたア2430形(2代)2両(ア2430, ア2431→タム21, タム22)の合計22両(タム1 - タム22)を改番し誕生した形式である。改番以降の1949年(昭和24年)5月6日に、タ1形の戦災復旧車1両(タム23)が落成した。荷重は14 tである。

車両称号規程改正時点での所有者は旭石油、ライジングサン石油の2社であり、その常備駅は旭石油所有車が徳山駅石油駅安治川口駅、ライジングサン石油所有車が石油駅であった。

車体色は黒色、寸法関係は一例として全長は7,277mm、全幅は2,375mm、全高は3,531mm、軸距は3,353mm、実容積は17.8m3、自重は8.2t - 9.0t、換算両数は積車2.0、空車1.0、走り装置は(一段)リンク式の二軸車で、最高運転速度は65km/hであった。

1968年(昭和43年)9月30日に最後まで在籍した8両(タム2, タム3, タム6 - タム8、タム19, タム20, タム23)が廃車となり、同時に形式消滅となった。

タム100形

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タム100形は、1928年(昭和3年)の車両称号規程改正により、1923年(大正12年)に野江機械にて製造されたア2095形2両(ア2095 - ア2096→タム100 - タム101)を改番し誕生した形式である。

所有者は日本木煉瓦であり、その常備駅は常磐線貨物支線の隅田川駅であった。

寸法関係等詳細は不明である。

1929年(昭和4年)6月に廃車となり、同時に形式消滅となった。

参考文献

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  • 吉岡心平 『プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑(復刻増補)』 2008年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-0583-3
  • 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)

関連項目

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