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「新発田駅」の版間の差分

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2020年2月15日 (土) 04:16時点における版

新発田駅
駅舎(2017年9月)
しばた
Shibata

地図

新発田駅の位置(新潟県内)
新発田駅
新発田駅
新発田駅位置図(新潟県)
所在地 新潟県新発田市諏訪町[1]一丁目1-5
北緯37度56分38.4秒 東経139度20分5.3秒 / 北緯37.944000度 東経139.334806度 / 37.944000; 139.334806座標: 北緯37度56分38.4秒 東経139度20分5.3秒 / 北緯37.944000度 東経139.334806度 / 37.944000; 139.334806
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
日本貨物鉄道(JR貨物)
電報略号 シタ
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線[1]
乗車人員
-統計年度-
3,565人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1912年大正元年)9月2日[1]
乗入路線 2 路線
所属路線 羽越本線
キロ程 26.0 km(新津起点)
中浦 (4.5 km)
(4.3 km) 加治
所属路線 白新線
キロ程 27.3 km(新潟起点)
西新発田 (3.0 km)
備考 直営駅
みどりの窓口[1]
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新発田駅
しばた
Shibata
(4.1 km) 五十公野
所属事業者 日本国有鉄道
所属路線 赤谷線
キロ程 0.0 km(新発田起点)
開業年月日 1925年(大正15年)11月20日
廃止年月日 1984年(昭和59年)4月1日
テンプレートを表示

新発田駅(しばたえき)は、新潟県新発田市諏訪町(すわちょう)一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)のである[1]

羽越本線所属線として[2]、当駅を終点とする白新線を加えた2路線が乗り入れる。1925年(大正14年)から1984年(昭和59年)まで、赤谷線も乗り入れていた。

歴史

リニューアル工事前の駅舎(2004年7月)

駅構造

単式ホーム1面1線(1番線)とその新潟寄りに設けられた切り欠き式ホーム1線(0番線)、島式ホーム1面2線(2・3番線)を持つ地上駅[1]。両ホームは地下通路で連絡している[1]

終日社員配置駅。駅舎にはみどりの窓口Suica等のICカード対応自動改札機指定席券売機自動券売機・待合室・デイリーヤマザキJR新発田駅店(Suicaショッピングサービス利用可)などがある。

かつては構内で、キオスク・新発田三新軒が運営する駅弁売店や立食いそば店が、デイリーヤマザキ部分にはJR東日本系のコンビニ「JC」を経てイートインコーナーを備えた山崎製パン系のパン屋が存在した。現在は立食いそば店のあったところに新発田市コミュニティバス新発田市市街地循環バスの共通回数券などを販売している観光案内所とコインロッカーが設置されている。

駅舎は正面口にのみあり、改札口から直接東口へ出ることはできない。駅の東側へは駅舎外、右手にある地下自由通路を経由する。

のりば

番線 路線 方向 行先 備考
0 白新線 上り 豊栄新潟方面[8] 当駅始発
1 羽越本線 下り 村上酒田秋田青森方面[8]
2・3 羽越本線 上り 新津方面[8]
白新線 上り 豊栄・新潟方面[8] おもに2番線

貨物取扱

現在、JR貨物の駅は臨時車扱貨物の取扱駅となっており、貨物列車の発着がなくなっている。

かつては、3番線外側にある側線から駅の東にある電気化学工業新発田サービスステーションへ至る専用線が分岐していた。そのため当駅には青海駅からセメントが到着していたが、2002年(平成14年)3月ごろに廃止された。

また駅舎北側の線路に沿った場所には、有蓋車用の貨物ホームが1980年代まで置かれていた。

その他、以下の専用線が存在していた。

駅弁

当駅で駅弁の販売は行っていない。

かつては新発田三新軒が駅弁「えびすし」・「すき焼き弁当」などを製造・販売していたが、1995年(平成7年)に当駅での駅弁販売を取りやめた。

新発田三新軒はその後、駅構内の区画整理のため新潟駅に移転、さらに1999年(平成11年)には系列の三新軒と共同で新津駅東口近くに事務所・調理場を設けた。新発田三新軒としては新潟駅のみで駅弁の販売を行っている。

利用状況

JR東日本によると、2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員は3,565人である[利用客数 1]

近年の推移は以下のとおりである。なお、利用者数は減少傾向にあり、特に2014年度(平成26年度)は大幅な減少となった。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
2000年(平成12年) 5,190 [利用客数 2]
2001年(平成13年) 5,144 [利用客数 3]
2002年(平成14年) 5,063 [利用客数 4]
2003年(平成15年) 4,910 [利用客数 5]
2004年(平成16年) 4,696 [利用客数 6]
2005年(平成17年) 4,520 [利用客数 7]
2006年(平成18年) 4,346 [利用客数 8]
2007年(平成19年) 4,172 [利用客数 9]
2008年(平成20年) 4,089 [利用客数 10]
2009年(平成21年) 3,948 [利用客数 11]
2010年(平成22年) 3,901 [利用客数 12]
2011年(平成23年) 3,910 [利用客数 13]
2012年(平成24年) 3,916 [利用客数 14]
2013年(平成25年) 3,971 [利用客数 15]
2014年(平成26年) 3,718 [利用客数 16]
2015年(平成27年) 3,705 [利用客数 17]
2016年(平成28年) 3,691 [利用客数 18]
2017年(平成29年) 3,595 [利用客数 19]
2018年(平成30年) 3,565 [利用客数 1]

駅周辺

新発田市は元々新発田城を中心として中心市街地が形成された城下町で[1]、明治時代以降はこの新発田駅西側を軸に市街地が広がった。また大正時代に入り、1918年(大正7年)には駅そばで大倉製糸新発田工場が操業を開始したこともあいまって、人的・物的交流がさらに盛んになった。しかし高度成長期を境にモータリゼーションが急速に進捗し、また1981年(昭和56年)に大倉製糸が新発田工場を閉鎖して撤退したのを境に、旧市街地は急速に衰退。市郊外にはその後新発田バイパス新発田南バイパスなど幹線道路の周辺にロードサイド型店舗やコモタウン、イオン新発田ショッピングセンターなど大型ショッピングセンターが相次いで出店した一方で、この間に旧市街地は地元デパートのハヤカワ本店をはじめダイエーカネダイ新発田店ジャスコ新発田店等の大型店が相次いで閉店したのに加え、商店街の店舗も閉店が相次ぎ今ではシャッター通りとなり、さらに大倉製糸撤退後の遊休地も具体的な活用策が長年決まらないなど、徐々に空洞化が進んでいた。また急速な宅地化によって住宅が密集するなどして防災上の問題が生じたのに加え、駅周辺も駐車場が不足して交通量の増加に対応しきれなくなるなどといった状況に陥りつつあった。

こうした中、老朽化が進んでいた新潟県立新発田病院(当時中央町の新発田郵便局の前に立地、2006年(平成18年)11月1日現在地へ移転)の旧大倉製糸工場跡への移転・新築が決まったのに合わせ、新発田市では駅前周辺地区の大規模な区画整理を行う再開発事業に着手[9]。新発田駅と県立病院の予定地を中心とした地区で、老朽化が進み密集していた店舗・住宅を撤去し、区画を整理して道路を増設した他、駅前広場の拡張などが行われた。新発田駅ではこの間、同年6月にロータリーを一旦駅舎北側(村上寄り、旧貨物ホーム跡)へ仮移設。駅正面の広場にロータリーを設け、バス停留所やタクシープールを新設するなどして、8月から順次供用を再開した。市では今後、駅前周辺を「城下町を強く意識できる風景に整備してゆきたい」としている。

また新発田駅舎も既に老朽化し手狭になりつつあり、改札口が正面口側にしかないため駅裏側からは利用しにくい構造となっている。さらにエレベーターやエスカレーターが設置されておらずバリアフリー化整備は未着手である。市では近年橋上駅舎への改築も含め、駅舎の改修・改良について議論を進めてきた。

その結果、橋上駅舎への改築が一旦決まったものの、2010年11月の新発田市長選挙では橋上化計画の中止を掲げた二階堂馨が当選[10]JR東日本新潟支社に対し計画の撤回を報告するとともに駅構内のバリアフリー化を検討するよう要請した。これを受けてJR新潟支社は駅構内の地下通路(駅舎及び0・1番線側、2・3番線側の2箇所)にエレベーターを新設する計画を立案、着工し2015年2月27日より供用を開始した[7]

正面口

駅前は新発田市の中心街。駅舎正面から北西へ真っ直ぐ伸びる県道32号(駅前通り)を中心とした商業地は、新発田駅前通り商店街となっている。

東口

駅東側へは駅舎横の地下通路で連絡している。東口側にはロータリーが設けられており、周辺には新興住宅地が広がる。

バス

新発田エリアのバス路線図。新発田営業所 - 当駅 - 各方面の形で運行される便が殆どである。

駅前ロータリー内には新潟交通観光バス泉観光バス新発田市コミュニティバス(新潟交通観光バス・NPO法人七葉)のバス停が設けられている。

以前は新発田駅前には一部のバス路線が乗り入れるのみだったが、2007年(平成19年)8月1日にロータリー内にバス停留所が集約され、また新発田市中心部を発着する全路線がこのロータリー内を経由するようになったことから、相互乗換えが容易になった。また2006年(平成18年)10月1日より、加治川・菅谷方面の一部路線が新潟交通北(当時)から、住民組織によるNPO法人七葉が運行する新発田市コミュニティバスに移管された。またイオン新発田ショッピングセンターへの無料シャトルバスが運転されていたがこちらは新発田市が運行する市街地循環バスに移管されている。

2018年4月現在の運行路線は次の通りである[11]。特記なき路線は新潟交通観光バスによる運行。詳細な運行情報は「バス(新発田市)」を参照。

  • 1番のりば
    • E46 木崎・新崎経由 新潟駅前・万代シテイ
    • 聖籠経由 次第浜 行※
    • 西新発田経由 飯島 行 ※
    • 月岡・乗廻線※
  • 2番のりば
    • 稲荷岡・藤塚浜経由 金竜橋 行 ※
    • 川東コミュニティバス ※
    • 新発田市観光イベントバス
  • 3番のりば
  • 4番のりば(新発田市コミュニティバス・新発田駅バス停)
    • あやめバス(いっすんぼうし号・外回り・西新発田駅先回り)
    • あやめバス(おやゆびひめ号・内回り・城北町先回り)
    • コミュニティバス(菅谷・加治) 七葉中学校経由 熊出・上荒沢 行《NPO法人七葉》

※印は土休日運休

ギャラリー

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
羽越本線
快速「べにばな
(白新線) - 新発田駅 - 中条駅
快速
(白新線) - 新発田駅 - (上りの一部は加治駅) - 中条駅
*:加治駅停車の快速列車は、白新線内普通列車
普通
中浦駅 - 新発田駅 - 加治駅
白新線
快速「べにばな」・快速
豊栄駅 - 新発田駅 - (羽越本線)
普通
西新発田駅 - 新発田駅 - (羽越本線加治方面)

廃止路線

日本国有鉄道
赤谷線
新発田駅 - 東中学校前仮乗降場

脚注

記事本文

  1. ^ a b c d e f g h i j 『週刊 JR全駅・全車両基地』 14号 長野駅・新津駅・高田駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年11月11日、27頁。 
  2. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
  3. ^ "新潟駅を皮切りに自動改札機使用開始!" (PDF) (Press release). 東日本旅客鉄道 新潟支社. 1 December 2004. - WayBack Machineによるアーカイブ
  4. ^ "2006年1月21日(土)新潟エリアSuicaデビュー!" (Press release). 東日本旅客鉄道 新潟支社. 21 September 2005. - WayBack Machineによるアーカイブ
  5. ^ "新潟DCに合わせて駅が新しく生まれ変わります!" (PDF) (Press release). 東日本旅客鉄道 新潟支社. 30 October 2013. 2014年2月9日時点のオリジナル (pdf)よりアーカイブ。2017年8月12日閲覧
  6. ^ “新発田駅、白・黒でリニューアル/新潟県”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 29頁<新潟全県>(東京地方版/新潟). (2013年11月22日) 
  7. ^ a b 広報しばた 平成27年3月2日 No.1392” (PDF). 新発田市. p. 8. 2018年5月12日閲覧。
  8. ^ a b c d 駅構内図(新発田駅)”. 東日本旅客鉄道. 2020年2月2日閲覧。
  9. ^ 広報しばた 平成18年1月6日 No.1172 - 新発田市
  10. ^ 新発田市長に二階堂氏 JR駅の橋上化中止を訴えて初当選. 読売新聞. (2010年11月22日) 2015年7月16日閲覧。
  11. ^ 新発田駅前ロータリーのバス乗降車場について” (PDF). 新発田市. 2018年5月12日閲覧。

利用状況

  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月21日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。

関連項目

外部リンク