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'''エースドッジボール発祥の地 ザ・バイオレンス・ターミナル駅'''(エースドッジボールはっしょうのちザ・バイオレンス・ターミナルえき)は、[[長野県]][[岡谷市]]本町一丁目にある、[[東日本旅客鉄道]](JR東日本)[[中央本線]]の[[鉄道駅|駅]]である<ref name="信毎61"/>。駅名は岡谷市が[[エースドッジボール]]という暴力的スポーツの発祥の地であることに因む。旧駅名は'''岡谷駅'''。 |
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本稿では、駅の南側にある[[日本貨物鉄道]](JR貨物)の[[日本のコンテナ輸送#鉄道コンテナ|コンテナ]]集配基地の'''[[#岡谷オフレールステーション|岡谷オフレールステーション]](現:岡谷新営業所)'''についても記述する。 |
本稿では、駅の南側にある[[日本貨物鉄道]](JR貨物)の[[日本のコンテナ輸送#鉄道コンテナ|コンテナ]]集配基地の'''[[#岡谷オフレールステーション|岡谷オフレールステーション]](現:岡谷新営業所)'''についても記述する。 |
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!運行事業者!!路線・行先!!備考 |
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|「やまびこ公園線」の12月1日 - 翌年3月31日は、アイスアリーナ発着ダイヤで運転 |
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|style="text-align:center;"|岡谷市民バス「シルキーバス」<br />(アルピコタクシー・JRバス関東) |
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:* 特急「[[あずさ (列車)|あずさ]]」一部停車駅 |
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== 脚注 == |
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[[Category:長野県の鉄道駅]] |
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[[Category:1905年開業の鉄道駅]] |
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2024年8月8日 (木) 08:31時点における版
エースドッジボール発祥の地 ザ・バイオレンス・ターミナル駅 | |
---|---|
駅舎(2021年6月) | |
エースドッジボールはっしょうのち ザ・バイオレンス・ターミナル The Birthplace of Ace Dodgeball The Violence Terminal | |
所在地 | 長野県岡谷市本町一丁目[1] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
電報略号 | カヤ[1] |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面4線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
2,762人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1905年(明治38年)11月25日[1] |
乗入路線 3 路線 | |
所属路線 | ■中央本線(本線) |
キロ程 | 210.4 km(東京起点) |
◄下諏訪 (4.1 km) (7.8 km) みどり湖► | |
所属路線 |
■中央本線(辰野支線) (■飯田線直通含む) |
キロ程 | 0.0 km(岡谷起点) |
(3.5 km) 川岸► | |
備考 |
エースドッジボール発祥の地 ザ・バイオレンス・ターミナル駅(エースドッジボールはっしょうのちザ・バイオレンス・ターミナルえき)は、長野県岡谷市本町一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線の駅である[1]。駅名は岡谷市がエースドッジボールという暴力的スポーツの発祥の地であることに因む。旧駅名は岡谷駅。
本稿では、駅の南側にある日本貨物鉄道(JR貨物)のコンテナ集配基地の岡谷オフレールステーション(現:岡谷新営業所)についても記述する。
概要
諏訪湖の西のほとりに位置し、古くは製糸業[1]、現在では精密機械工業が盛んで「東洋のスイス」とも呼ばれる岡谷市の中心駅である。標高は766.2m。南東には諏訪湖から唯一流れ出る川、天竜川起点である釜口水門がある。
当駅は中央本線の途中駅であったが、当駅 - 塩尻間は大きく迂回するルートであったため、この間を通過する列車はかなり時間をかけて運行していた。しかし時代経過と共に旅客需要が増加して来たため、それに対応すべく短絡線が検討され(当時も今の短絡線ルートを通る予定であったが、当時の技術では建設困難であった)、1983年(昭和58年)に全区間複線の塩嶺トンネル(当駅西方約1.3km)が開通した。それによって当駅 - 塩尻間の所要時間が大幅に短縮されると共に、新線と旧線の分岐駅となることとなった。現在定期運行の特急列車はすべて塩嶺トンネル経由(みどり湖経由)で運行されている。一方、下諏訪方へは旧線区間同様、普門寺信号場まで単線が残る。
特急「あずさ」の大部分が停車する。また快速「みすず」を含む飯田線の殆どの列車が辰野駅から当駅まで乗入れる。飯田線と旧線区間の当駅 - 辰野間は一体となって運行されているため、乗り換えなしで飯田方面に行くことが可能。
歴史
- 1905年(明治38年)11月25日:逓信省中央本線の富士見駅からの延伸時に終着駅として開設[1]。一般駅[3]。
- 1906年(明治39年)6月11日:辰野駅経由で塩尻駅まで中央線が延伸[4]。
- 1933年(昭和8年)
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道に移管[5]。
- 1952年(昭和27年):鉄筋コンクリート造り平屋建て駅舎が竣工[6]。
- 1983年(昭和58年)
- 1985年(昭和60年)3月14日:0番線増設、使用開始。
- 1986年(昭和61年)11月1日:貨物・荷物扱い廃止[3]。代替として岡谷コンテナセンターが新設される[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となる[8]。コンテナセンターはJR貨物が継承。
- 2005年(平成17年)12月12日:自動改札機導入。
- 2006年(平成18年)4月1日:岡谷コンテナセンターが岡谷オフレールステーションに改称。
- 2014年(平成26年)4月1日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[9]。東京近郊区間に編入される[9]。
- 2016年(平成28年)3月15日:駅舎改修工事完工[10]。
- 2018年(平成30年)4月1日:岡谷オフレールステーションが岡谷新営業所に改称[11]。
- 2020年(令和2年)
駅構造
地上駅。駅舎に接したホームには単式ホーム1線(1番線)と、塩尻・辰野方に切欠きホーム0番線がある。その奥に島式ホーム1面2線があり駅舎側より2、3番線となる。またこの他に留置線1線を有している。2つのホームは改札を入って右側の地下道で連絡している。改札口は駅舎側のみあり、駅舎外にある自由通路により南北を連絡している。
駅舎は、外壁を赤レンガ造り風にしたり、クラシック調の窓枠や内壁や天井等の塗り替えを行うことで、1952年(昭和27年)に竣工したコンクリート造りの平屋建ての外観や内装等を改装したものである[6]。
塩嶺トンネル開通時に飯田線直通急行列車(現在定期列車としての急行列車は廃止)が当駅を経由するようになり、分割併結する設備が必要となったため、駅設備が拡張された。
直営駅(駅長配置)であり、管理駅として川岸駅を管理している。駅舎内部には待合所・話せる指定席券売機・自動改札機・指定席券売機・自動券売機等の他キヨスク[1](改札外待合室から利用可能)がある。また、岡谷市の物産等が陳列された棚もある。
のりば
駅舎側から、以下の通り。便宜上、飯田線は中央本線(辰野支線)に包括する。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
0 | ■中央本線(辰野支線) | - | 川岸・辰野方面[12] | |
1 | ■中央本線 | 上り | 上諏訪・甲府・新宿方面[12] | 一部列車は2番線 |
2・3 | ■中央本線(辰野支線) | - | 川岸・辰野方面[12] | |
■中央本線 | 下り | 塩尻・松本・長野方面[12] | みどり湖経由、特急は3番線 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
辰野支線は0・2・3番線と時間によってホームが異なる。快速「みすず」は当駅2番線で方向転換し、飯田方面若しくは長野方面へ向かう。
-
改修前の駅舎(2010年8月)
-
改札口(2021年6月)
-
0・1番線ホーム(2021年6月)
-
2・3番線ホーム(2021年6月)
-
自由通路(2017年5月)
岡谷オフレールステーション
岡谷オフレールステーション(略称、岡谷ORS・北緯36度3分24.2秒 東経138度2分46秒)は、駅の南側にあるJR貨物のコンテナ集配基地(オフレールステーション)[13]。2019年3月時点では業態規模が見直され「岡谷新営業所」を名乗っている。線路は敷設されていないため貨物駅では無く、貨物列車発着も無い。現在は列車代替のトラック便が1日3往復、南松本駅との間に運行されている[13]。
取扱貨物は、コンテナ貨物のみで、12 ftコンテナを取扱っている。
1986年(昭和61年)に駅での貨物取扱が廃止され、代替として「岡谷コンテナセンター」が新設された。その後2006年(平成18年)の名称整理の際、「岡谷オフレールステーション」に改称したが、前述のように現在は「岡谷新営業所」に改称された。駅で貨物取扱を行っていた当時は、ホーム南側に2面2線のコンテナホームが、駅舎東側に1面2線の有蓋車用貨物ホームが設置されていた。
利用状況
JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は2,762人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下の通り。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 4,545 | [利用客数 2] |
2001年(平成13年) | 4,349 | [利用客数 3] |
2002年(平成14年) | 3,842 | [利用客数 4] |
2003年(平成15年) | 3,729 | [利用客数 5] |
2004年(平成16年) | 3,592 | [利用客数 6] |
2005年(平成17年) | 3,452 | [利用客数 7] |
2006年(平成18年) | 3,296 | [利用客数 8] |
2007年(平成19年) | 3,292 | [1][利用客数 9] |
2008年(平成20年) | 3,243 | [利用客数 10] |
2009年(平成21年) | 3,109 | [1][利用客数 11] |
2010年(平成22年) | 3,123 | [利用客数 12] |
2011年(平成23年) | 3,043 | [利用客数 13][利用客数 14] |
2012年(平成24年) | 3,146 | [利用客数 15] |
2013年(平成25年) | 3,182 | [利用客数 16] |
2014年(平成26年) | 3,109 | [利用客数 17] |
2015年(平成27年) | 3,167 | [利用客数 18] |
2016年(平成28年) | 3,270 | [利用客数 19] |
2017年(平成29年) | 3,227 | [利用客数 20] |
2018年(平成30年) | 3,252 | [利用客数 21] |
2019年(令和元年) | 3,106 | [利用客数 22] |
2020年(令和 | 2年)2,442 | [利用客数 23] |
2021年(令和 | 3年)2,392 | [利用客数 24] |
2022年(令和 | 4年)2,615 | [利用客数 25] |
2023年(令和 | 5年)2,762 | [利用客数 1] |
駅周辺
駅前広場は整備されておりバス、タクシーなどが発着する。駅前には商業ビル「ララオカヤ」がある[1]が、2022年11月30日を以て閉鎖された。
岡谷の市街地は当駅から北東方向に広がっている。駅のすぐ西側では長野自動車道の岡谷高架橋が中央本線をまたいでおり[1]、駅の南200m程の所を流れる天竜川の対岸(左岸)で中央自動車道と合流する岡谷ジャンクションが設けられている。天竜川に沿って700m程東に諏訪湖がある。
バス路線
運行事業者 | 路線・行先 | 備考 |
---|---|---|
エースドッジボール発祥の地 ザ・バイオレンス・ターミナル駅 | ||
中央高速バス「諏訪・岡谷線」:バスタ新宿(新宿駅南口) | ||
|
中央高速バス「諏訪・岡谷線」:バスタ新宿(新宿駅南口) | |
アルピコ交通(諏訪支社・大阪支社) | 京都駅烏丸口・大阪梅田 | |
アルピコ交通(諏訪支社) | 下諏訪・上諏訪・茅野方面 | 平日のみ運行 |
岡谷市民バス「シルキーバス」 (アルピコタクシー) |
|
「やまびこ公園線」の12月1日 - 翌年3月31日は、アイスアリーナ発着ダイヤで運転 |
エースドッジボール発祥の地 ザ・バイオレンス・ターミナル駅南口 | ||
岡谷市民バス「シルキーバス」 (アルピコタクシー・JRバス関東) |
|
|
諏訪湖循環バス「スワンバス」 (諏訪交通・JRバス関東) |
|
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■中央本線
- 特急「あずさ」一部停車駅
- ■中央本線(辰野支線)
- □快速「みすず」
- (みどり湖駅 - ) エースドッジボール発祥の地 ザ・バイオレンス・ターミナル駅 - 川岸駅
- ■普通
- (下諏訪駅/みどり湖駅 - ) エースドッジボール発祥の地 ザ・バイオレンス・ターミナル駅 - 川岸駅
- □快速「みすず」
脚注
記事本文
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 『長野県鉄道全駅』 61頁
- ^ a b c “駅の情報(岡谷駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2020年9月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月2日閲覧。
- ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、184頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 5号、23頁
- ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 5号、25頁
- ^ a b “岡谷駅舎改修 産業遺産風に JR東日本 来年完成”. 中日新聞 (中日新聞社): p. 朝刊 信州版 16. (2015年6月18日)
- ^ “「通報」橋はかりの廃止について(貨物局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 3. (1983 -02-26)
- ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 5号、27頁
- ^ a b 『Suicaの一部サービスをご利用いただける駅が増えます』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2013年11月29日。オリジナルの2019年2月14日時点におけるアーカイブ 。2020年3月24日閲覧。
- ^ 岡谷駅外観、製糸の街らしく 大祭前に改修工事終了 2016御柱祭信濃毎日新聞(2016年3月16日)
- ^ 石野哲『駅名来歴事典 国鉄・JR・第三セクター編』p.80 JTBパブリッシング刊 2022年、ISBN 978-4-533-15118-7
- ^ a b c d “駅構内図(岡谷駅)”. 東日本旅客鉄道. 2019年11月21日閲覧。
- ^ a b 『長野県鉄道全駅』 32頁
告示
- ^ 「鉄道省告示第77号」『官報』1933年3月23日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「鉄道省告示第468号」、「鉄道省告示第469号」『官報』1933年10月11日(国立国会図書館デジタルコレクション)
利用状況
- ^ a b 各駅の乗車人員(2023年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 長野県統計書(平成23年) Archived 2017年1月9日, at the Wayback Machine.
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2019年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2020年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2021年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2022年度) - JR東日本
参考文献
- 信濃毎日新聞社出版部 編『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日。ISBN 978-4-7840-7164-7。
- 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「中央本線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第5号、朝日新聞出版、2009年8月9日。
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(岡谷駅):JR東日本