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|画像説明 = 駅舎(2017年5月) |
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|よみがな = おかや |
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2020年2月15日 (土) 02:27時点における版
岡谷駅 | |
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駅舎(2017年5月) | |
おかや Okaya | |
所在地 | 長野県岡谷市本町一丁目[1] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
電報略号 | カヤ[1] |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面4線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
3,252人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1905年(明治38年)11月25日[1] |
乗入路線 3 路線 | |
所属路線 | ■中央本線(本線) |
キロ程 | 210.4 km(東京起点) |
◄下諏訪 (4.1 km) (7.8 km) みどり湖► | |
所属路線 |
■中央本線(辰野支線) (■飯田線直通含む) |
キロ程 | 0.0 km(岡谷起点) |
(3.5km) 川岸► | |
備考 |
直営駅(管理駅) みどりの窓口 有[1] 標高:766.2m[1] |
岡谷駅(おかやえき)は、長野県岡谷市本町一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線の駅である[1]。
本稿では、駅の南側にある日本貨物鉄道(JR貨物)のコンテナ集配基地の岡谷オフレールステーション(現:岡谷新営業所)についても記述する。
概要
諏訪湖の西のほとりに位置し、古くは製糸業[1]、現在では精密機械工業が盛んで「東洋のスイス」とも呼ばれる岡谷市の中心駅である。標高は766.2m。南東には諏訪湖から唯一流れ出る川、天竜川の起点である釜口水門がある。
当駅は中央本線の途中駅であったが、当駅 - 塩尻間は大きく迂回するルートであったため、この間を通過する列車はかなり時間をかけて運行していた。しかし時代の経過とともに旅客需要が増してきたため、それに対応すべく短絡線が検討され(当時も今の短絡線のルートを通る予定であったが、当時の技術では建設困難であった)、1983年(昭和58年)に全区間複線の塩嶺トンネル(当駅西方約1.3km)が開通した。それによって当駅 - 塩尻間の所要時間が大幅に短縮されるとともに、新線と旧線の分岐駅となることとなった。現在定期運行の特急列車はすべて塩嶺トンネル経由(みどり湖経由)で運行されている。
特急「あずさ」の一部が停車する。また快速「みすず」を含む飯田線のほとんどの列車が辰野駅から当駅まで乗り入れる。飯田線と旧線区間の当駅 - 辰野間は一体となって運行されているため、乗り換えなしで飯田方面に行くことができる。
歴史
- 1905年(明治38年)11月25日:鉄道院中央本線の富士見駅からの延伸時に終着駅として開業[1]。一般駅。
- 1906年(明治39年)6月11日:辰野駅経由で塩尻駅まで中央線が延伸。
- 1933年(昭和8年)
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道に移管。
- 1952年(昭和27年):鉄筋コンクリート造り平屋建て駅舎が竣工[2]。
- 1983年(昭和58年)7月5日:みどり湖駅経由の新線が塩尻駅まで開通。
- 1985年(昭和60年)3月14日:0番線竣工、使用開始。
- 1986年(昭和61年)11月1日:荷物・貨物の取扱を廃止。代替として岡谷コンテナセンターが設置される。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる。コンテナセンターはJR貨物が継承。
- 2005年(平成17年)12月12日:自動改札機導入。
- 2006年(平成18年)4月1日:岡谷コンテナセンターが岡谷オフレールステーションに改称。
- 2014年(平成26年)4月1日:東京近郊区間に編入され、 Suica利用可能駅になる。
- 2016年(平成28年)3月15日:駅舎改修工事完工[3]
- 2017年(平成29年)4月1日:Suicaに関わるすべてのサービスを開始。
- 年月日不明(2018年度内):岡谷オフレールステーションが岡谷新営業所に改称[4]。
駅構造
地上駅。駅舎に接したホームには単式ホーム1線(1番線)と、塩尻・辰野方に切欠きホームの0番線がある。その奥に島式ホーム1面2線があり駅舎側より2番線、3番線となる。またこのほかに留置線1線を有している。
駅舎は、外壁を赤レンガ造り風にしたり、クラシック調の窓枠や内壁や天井などの塗り替えを行うことで、1952年(昭和27年)に竣工したコンクリート造りの平屋建ての外観や内装などを改装したものである[2]。
2つのホームは改札を入って右側の地下道で結ばれている。改札口(駅舎)は1番線に接する一つしか設けられておらず駅の南側に出るには、駅舎を出て右側にある南北を連絡する跨線橋を利用することになる。単式ホーム上地下道出入口付近にはトイレ(オストメイト対応トイレを含む)がある。
塩嶺トンネル開通時に飯田線直通の急行列車(現在定期列車としての急行列車は廃止)が当駅を経由するようになり、分割併結する設備が必要となったため、駅設備が拡張された。
直営駅 (駅長配置) であり、管理駅として川岸駅を管理している。駅舎内部には待合所・出札窓口(みどりの窓口[1](営業時間6時10分-20時30分)、自動改札3通路・指定席券売機・自動券売機などのほかキヨスク[1](改札外待合室から利用可能)がある。また、岡谷市の物産などが陳列された棚もある。
のりば
駅舎側から、以下の通り。便宜上、中央本線辰野方面は飯田線に包括する。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
0 | ■飯田線 | - | 辰野・伊那市・飯田方面 | 小野経由の中央本線塩尻方面行き含む |
1 | ■中央本線 | 上り | 上諏訪・甲府・新宿方面[5] | 一部列車は2番線 |
2・3 | ■飯田線 | - | 辰野・伊那市・飯田方面 | |
■中央本線 | 下り | 塩尻・松本・長野方面[5] | みどり湖経由、特急は3番線 |
飯田線は0・2・3番線と時間によってホームが異なる。快速「みすず」は当駅2番線で方向転換し、飯田方面もしくは長野方面へ向かう。
-
1番線ホーム
-
2・3番線ホーム
-
自由通路
岡谷オフレールステーション
岡谷オフレールステーション(略称、岡谷ORS)は、駅の南側にあるJR貨物のコンテナ集配基地(オフレールステーション)[6]。2019年3月時点では業態規模が見直され「岡谷新営業所」を名乗っている。線路は敷設されていないため貨物駅ではなく、貨物列車の発着もない。現在は列車代替のトラック便が1日3往復、南松本駅との間に運行されている[6]。
取扱貨物は、コンテナ貨物のみで、12ftコンテナを取り扱っている。
1986年(昭和61年)に駅での貨物取扱が廃止され、代替として「岡谷コンテナセンター」が設置された。その後2006年(平成18年)の名称整理の際に「岡谷オフレールステーション」に改称したが、前述のように現在は「岡谷新営業所」に改称された。駅で貨物取扱を行っていた当時は、ホーム南側に2面2線のコンテナホームが、駅舎東側に1面2線の有蓋車用貨物ホームが設置されていた。
利用状況
JR東日本によると、2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員は3,252人である[利用客数 1]。
近年の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 4,545 | [利用客数 2] |
2001年(平成13年) | 4,349 | [利用客数 3] |
2002年(平成14年) | 3,842 | [利用客数 4] |
2003年(平成15年) | 3,729 | [利用客数 5] |
2004年(平成16年) | 3,592 | [利用客数 6] |
2005年(平成17年) | 3,452 | [利用客数 7] |
2006年(平成18年) | 3,296 | [利用客数 8] |
2007年(平成19年) | 3,292 | [1][利用客数 9] |
2008年(平成20年) | 3,243 | [利用客数 10] |
2009年(平成21年) | 3,109 | [1][利用客数 11] |
2010年(平成22年) | 3,123 | [利用客数 12] |
2011年(平成23年) | 3,043 | [利用客数 13][利用客数 14] |
2012年(平成24年) | 3,146 | [利用客数 15] |
2013年(平成25年) | 3,182 | [利用客数 16] |
2014年(平成26年) | 3,109 | [利用客数 17] |
2015年(平成27年) | 3,167 | [利用客数 18] |
2016年(平成28年) | 3,270 | [利用客数 19] |
2017年(平成29年) | 3,227 | [利用客数 20] |
2018年(平成30年) | 3,252 | [利用客数 1] |
駅周辺
駅前広場は整備されておりバス、タクシーなどが発着する。駅前には大きな商業ビル「ララオカヤ」がある[1]が、2015年5月現在、2,3階は閉鎖され、1階も一部しかテナントが入っていない。なお、4階と屋上は駐車場となっている。今後数年以内に解体される予定となっている。
岡谷の市街地は当駅から北東方向に広がっており、岡谷市役所へは北東方向800メートルほどの距離である。
駅のすぐ西側では長野自動車道の岡谷高架橋が中央本線をまたいでおり[1]、駅の南200メートルほどのところを流れる天竜川の対岸(左岸)で中央自動車道と合流する岡谷ジャンクションが設けられている。天竜川に沿って700メートルほど東に諏訪湖がある。
- 一駅一名物:平和のナイスミディ像(裸婦のブロンズ像)
- 塩嶺トンネル、駅前の開発事業の完成に伴って、かつて岡谷に栄えた製糸工業に携わった女性(製糸工女)が平和を願っている姿の彫刻がつくられた。手には生糸が握られている。
- 長野県岡谷東高等学校[1]
- 長野県岡谷南高等学校[1]
- 長野県岡谷工業高等学校[1]
- 照光寺
- 岡谷市役所[1]
- テクノプラザおかや
- 岡谷簡易裁判所
- 日本年金機構岡谷年金事務所
- 長野自動車道(岡谷高架橋[1]、岡谷JCT)
- 長野県道13号岡谷停車場線
- 市立岡谷蚕糸博物館[1]
- 旧林家住宅[1]
- イルフ童画館[1]
- 釜口水門
- イルフプラザ - かつてのメインテナントはおかや東急百貨店(2002年(平成14年)4月30日閉店)。2009年5月現在は地元資本のカネジョウが入居している。
- クスリのサンロード岡谷天竜店
- 西友岡谷南店
- レイクウォーク岡谷
バス路線
岡谷駅前
- 高速バス
- 中央高速バス諏訪・岡谷線
- 路線バス
- 岡谷 - 下諏訪 - 上諏訪 - 茅野(アルピコ交通(諏訪支社)) (平日のみ 土曜・日曜・祝祭日、8月13~16日、12月29日~翌年1月4日は運休)
- 岡谷市民バス「シルキーバス」 (アルピコタクシー)
- 市街地循環西ルート線
- 川岸線
- やまびこ公園線(12月1日〜翌年3月31日は、アイスアリーナ発着ダイヤで運転)
岡谷駅南口
- 岡谷市民バス「シルキーバス」(アルピコタクシー・JRバス関東)
- 今井・長地線
- 長地・今井線
- 川岸橋原線
- 諏訪湖循環バス「スワンバス」(諏訪交通・JRバス関東)
- 内回り線
- 外回り線
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■中央本線
- 特急「あずさ」一部停車駅
- ■中央本線(辰野支線)
- □快速「みすず」
- (みどり湖駅 -) 岡谷駅 - 川岸駅
- ■普通
- (下諏訪駅/みどり湖駅 -) 岡谷駅 - 川岸駅
- □快速「みすず」
脚注
記事本文
告示
- ^ 「鉄道省告示第77号」『官報』1933年3月23日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「鉄道省告示第468号」、「鉄道省告示第469号」『官報』1933年10月11日(国立国会図書館デジタルコレクション)
利用状況
- ^ a b 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 長野県統計書(平成23年) Archived 2017年1月9日, at the Wayback Machine.
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
参考文献
- 信濃毎日新聞社出版部(編)『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日。ISBN 978-4-7840-7164-7。
関連項目
外部リンク
このテンプレートはTemplate‐ノート:中央線快速での議論を受けて廃止されました。 代わりに{{中央線快速・中央東線}}を使用してください。 |