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{{分割提案|STATION Ai|date=2024年10月}}
{{日本の国会議員|衆議院議員 大村 秀章
{{政治家
|昭和35年(1960年)3月9日
| 人名 = 大村 秀章
|愛知県碧南市
| 各国語表記 = おおむら ひであき
|東京大学法学部
| 画像 = Hideaki Ōmura 20180607.jpg
|法学士
| 画像サイズ = 220px
|農林水産省職員
| 画像説明 = [[内閣府]]より公表された肖像
|内閣府副大臣
| 国略称 = {{JPN}}
|無
| 生年月日 = {{生年月日と年齢|1960|3|9}}
|[[衆議院小選挙区一覧#愛知県|愛知]]13区
| 出生地 = {{JPN1947}} [[愛知県]][[碧南市]]
|4回
| 没年月日 =
|[[自由民主党]]([[津島派]])
| 死没地 =
|愛知県支部連合会々長<br>愛知県第十三選挙区支部長
| 出身校 = [[東京大学大学院法学政治学研究科・法学部|東京大学法学部]]卒業
|衆・第一議員会館243号室
| 前職 = [[農林水産省]]職員<br />[[内閣府副大臣]]
|http://www.ohmura.ne.jp/ 大村ひであきOfficial Site}}
| 現職 = [[愛知県知事一覧|愛知県知事]]
'''大村秀章'''(おおむらひであき、[[1960年]][[3月9日]] ‐ )は[[日本]]の[[政治家]]。[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]所属の[[衆議院議員]]。[[内閣府]][[副大臣]]。
| 所属政党 = ([[自由民主党_(日本)|自由民主党]]([[平成研究会|額賀派]])→)<br />[[日本一愛知の会]]
| 称号・勲章 = [[学士(法学)|法学士]]
| 親族(政治家) =
| 配偶者 =
| サイン =
| ウェブサイト = http://www.ohmura.ne.jp/
| サイトタイトル = 大村ひであき公式WEBサイト
| 国旗 = 愛知県
| 職名 = 第17・18・19・20代 [[愛知県知事一覧|愛知県知事]](公選)
| 当選回数 = 4回
| 就任日 = [[2011年]][[2月15日]]
| 退任日 = 現職
| 国旗2 = JPN
| 職名2 = [[衆議院議員]]
| 選挙区2 = ([[比例東海ブロック]]→)<br />([[愛知県第13区|愛知13区]]→)<br />比例東海ブロック
| 当選回数2 = 5回
| 就任日2 = [[1996年]][[10月20日]]
| 退任日2 = [[2011年]][[1月14日]]
}}
'''大村 秀章'''(おおむら ひであき、[[1960年]]〈[[昭和]]35年〉[[3月9日]] - )は、[[日本]]の[[政治家]]、[[農林水産省|農水]][[官僚]]。[[愛知県知事]](公選第17・18・19・20代)<ref name="profile">[http://ohmura-hideaki.jp/profile/ プロフィール|大村ひであき公式WEBサイト]</ref>。[[無所属]]<ref>[https://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/data/syozoku/index.html 総務省 地方公共団体の議会の議員及び長の所属党派別人員調等]</ref>。


[[衆議院議員]](5期)、[[経済産業大臣政務官]]([[第1次小泉内閣]])、[[内閣府大臣政務官]]([[第1次小泉内閣 (第1次改造)|第1次小泉改造内閣]])、[[内閣府副大臣]]([[第1次安倍内閣]])、[[厚生労働副大臣]]([[麻生内閣]])、衆議院[[厚生労働委員会]]筆頭理事、衆議院[[決算行政監視委員会|決算行政監視委員長]]、[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]愛知県支部連合会会長、同党厚生労働部会長、同医療委員長、同厚生関係団体委員長、[[日本一愛知の会]]会長(代表){{Refnest|group="注"|2023年11月に公表された[[政治資金収支報告書]](2022年分)によれば、[[日本一愛知の会]]の現在の代表は名古屋市の医療法人香流会紘仁病院理事長の重冨亮が務めている<ref>{{Cite web|和書|date=2023-11-28 |url=https://www.pref.aichi.jp/senkyo/051128/z/c04z1528.pdf |title=政治資金収支報告書 日本一愛知の会(令和4年分 定期公表) |publisher=愛知県選挙管理委員会 |accessdate=2023-11-28 }}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=http://koujin-hospital.jp/about/message | title=理事長挨拶 | work=紘仁病院 | date= | accessdate=2021-11-29 }}</ref>。}}、[[日本維新の会 (2012-2014)|(旧)日本維新の会]]顧問等を歴任。
[[愛知県]][[碧南市]]出身。選挙区は[[愛知県第13区|愛知13区]]。津島派([[平成研究会]])所属。


== 概要 ==
== 来歴 ==
[[愛知県]][[碧南市]]生まれ。父親は[[大工]]、母親は[[農業]]に従事していた<ref name="chunichi20150117">{{Cite news
[[愛知県立西尾高等学校]]卒業後、[[東京大学]][[法学部]]に進学し後に卒業。[[農林水産省]]に入省し後に退職した。
| author = 垣見洋樹
| title = 候補者はこんな人:愛知県知事選2015
| newspaper = 中日新聞
| date = 2015-1-17
| url = https://web.archive.org/web/20150121024252/http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/aichi-chiji2015/rensai/CK2015011702000220.html
| accessdate = 2018-10-20
}}</ref>。父親は婿養子で[[安城市]]が出身だった。2歳になる前、近所の犬に顔をかまれ、ひどいけがを負った<ref name="chunichi20150117" />。顔じゅうが縫い目だらけだったため「縫い目」「フランケン」などと呼ばれ<ref name="asahi20191224">{{cite news |author= |url= https://www.asahi.com/articles/DA3S14305592.html | title= (インタビュー)表現の自由のいま 愛知県知事・大村秀章さん | newspaper= 朝日新聞 | date= 2019-12-24 | accessdate = 2020-5-22 }}</ref>、中学時代にいじめを受けるが、苦しみをはねのけるため勉強に打ち込む<ref name="chunichi20150117">{{Cite news
| author = 垣見洋樹
| title = 候補者はこんな人:愛知県知事選2015
| newspaper = 中日新聞
| date = 2015-1-17
| url = https://web.archive.org/web/20150121024252/http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/aichi-chiji2015/rensai/CK2015011702000220.html
| accessdate = 2018-10-20
}}</ref>。


[[碧南市立鷲塚小学校]]、[[碧南市立東中学校]]卒業。生家が[[矢作川]]堤防のすぐそばだったため夏は矢作川で泳ぎ、[[油ヶ淵]]や旧[[吉良町]]宮崎で釣りをし<ref>{{Cite web|和書|url=https://mikawa-komachi.jp/people/omurahideaki.html | title=大村秀章さん | work= みかわこまち |publisher=エムアイシーグループ | accessdate=2021-06-14 }}</ref>、父親の実家のある安城市にもよく通ったという。地域活動に熱心だった同市在住の伯父から大きな影響を受けて育った<ref name="chunichi20010831">左藤永次「家族のこと話そう 衆院議員 大村秀章さん 三河人気質脈々と」 『[[中日新聞]]』2001年8月31日付夕刊、8面。</ref>。「今で言う貧困家庭だったけれど、それでも僕を含めた兄弟3人が大学を出させてもらえた。経済成長という時代に恵まれたからだと思う」と後年インタビューで答えている<ref name="asahi20191224" />。
[[1996年]][[10月20日]]の[[第41回衆議院議員総選挙]]に出馬し初当選を果たした。[[2000年]][[6月25日]]の[[第42回衆議院議員総選挙]]に連続で当選。[[2001年]][[4月26日]]に発足した[[小泉内閣]]では経済産業大臣政務官に就任した。[[2002年]][[9月30日]]の[[小泉改造内閣]]では内閣府大臣政務官を務めた。[[2003年]][[11月9日]]の[[第43回衆議院議員総選挙]]に民主党の前職[[島聡]]に復活当選も許すも3度目の当選を果たした。[[2005年]][[9月11日]]の[[第44回衆議院議員総選挙]]では島の復活当選も許さないほどの勝利を治めた。


1975年、[[愛知県立西尾高等学校]]に進学。高校の同級生によれば「高校時代から、東京大学に進学して官僚を経て政治家になるという進路を決めていた」という<ref>中尾吟「2019あいち知事選 私が推します 動物病院院長・杉浦広さん(58)」 『中日新聞』2019年1月28日付朝刊、県内版、10面。</ref>。高校の同級生に、のちに[[安城市]]長となる[[三星元人]]がいる<ref>{{Cite tweet|user=ohmura_hideaki|author=大村秀章|number=1603308913943683073|title=午後2時過ぎに、前安城市副市長の三星元人さんが来訪。|date=2022-12-15|accessdate=2023-02-06}}</ref>。1978年3月、同校卒業。同年4月、[[東京大学]][[東京大学大学院法学政治学研究科・法学部|法学部]]に入学。
[[自由民主党]]厚生労働部会長、[[衆議院]]厚生労働委員会筆頭理事などを務めた経験もあり、社会保障分野にも明るく、自民党の若手社会保障専門家として頭角を現す。


=== 農林水産省へ入省 ===
また多数の[[テレビ番組]]に出演し、現在は日本テレビで放送されている[[太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。]]に[[レギュラー]]出演している。2006年11月10日の放送では、[[筑波大学]]教授の[[中川八洋]]と核武装論を巡って激しく罵倒し合う展開となった。
[[1982年]]3月、[[東京大学]][[東京大学大学院法学政治学研究科・法学部|法学部]]卒業。同年4月、[[農林水産省]]に入省<ref name="profile" />。[[1987年]]に神奈川県出身の女性と結婚<ref name="chunichi20010825">小田克也「脱・永田町人 新たな政治潮流を見る 衆院議員 大村秀章さん(41)」 『中日新聞』2001年8月25日付朝刊、2面。</ref>。[[1988年]]に[[徳島市]]ニューフロンティア推進部長兼理事、[[1991年]]に農林水産省経済局農業協同組合課課長補佐、1993年に[[食糧庁]]企画課課長補佐(総括)に就任<ref>大村秀章『それでも日本は蘇る -21世紀への10の指針-』日経事業出版社、1998年5月、著者プロフィール。</ref>。


前述のように多数のテレビ番組に出演していることから[[選挙区]]での人気はかなりある。また[[ビートたけし]]から「[[釣りバカ日誌]]のキャラクターみたいな顔をしている」と言われた事がある。


また、[[統一教会]]のイベントに祝電を送っていることから、いわゆる「カルト教団」に対しては寛容であると見られている。


=== 衆議院議員への出馬 ===
[[人権擁護法案]]の推進論者でもある。
1994年8月11日、[[衆議院議員選挙区画定審議会]]は、[[政治改革四法]]における「小選挙区300・比例代表200」の具体的な区割り案を[[村山富市]]首相に勧告した<ref>{{Cite web|和書|url= http://www.secj.jp/s_library/seiji_chronology_2.html | title= 政治改革の軌跡 1993年~1994年 |website=21世紀臨調オフィシャルホームページ |publisher= [[新しい日本をつくる国民会議]] | date= | accessdate = 2021-12-21 }}</ref>。その[[愛知県第4区 (中選挙区)|旧愛知4区]]のうち、いわゆる[[碧海郡#郡消滅後|碧海5市]](碧南市・[[刈谷市]]・安城市・[[知立市]]・[[高浜市]])は[[愛知県第13区|愛知13区]]にまとまった。翌8月12日の愛知県の地元紙は、さっそく選挙区ごとの候補予定者の動向を報じた<ref>『中日新聞』1994年8月12日付朝刊、県内版、16面、「小選挙区区割り案 名古屋市内一-五区 票数は野党側が優勢」。</ref>。


安城市では市長の[[杉浦正行]]が候補者選びに動き始めた。「高校まで地元で生まれ育っていること」「自民党派閥の各系列に属していないこと」「できたら官僚」「しかも[[天下り]]をにおわせない若い人」。杉浦の思い描いた理想の条件にぴたりとはまったのが、大村であった(当時34歳)。[[1995年]]2月、杉浦から出馬要請を受ける<ref>『中日新聞』1996年10月15日付朝刊、西三河版、23面、「候補者登壇 13区 横顔・一枚の写真 大村秀章候補(36) 自新 中央省庁改革に意欲」</ref><ref>『中日新聞』2015年2月2日付夕刊、10面、「愛知知事選一夜明け 大村さん『背筋伸ばす』」。</ref>。
[[平成18年]]([[2006年]])10月選挙対策総局次長に就任。同年[[12月28日]][[特命担当大臣|行政改革担当大臣]]に就任した[[渡辺喜美]]の後任として内閣府副大臣に就任した。
====立候補の決意====
大村は妻に三日三晩泣かれ、妻の両親からも猛反対を受けるが、立候補を決意した<ref name="chunichi20010831" />。同年6月8日、[[自由民主党 (日本)|自民党]]碧南市支部は愛知13区の公認候補に大村の推薦を決め、党愛知県連に公認申請した<ref>『朝日新聞』1995年6月8日付夕刊、2社、10面、「衆院選愛知13区に大村氏の公認申請 自民党碧南市支部【名古屋】」。</ref>。7月10日、県連は愛知13区の公認候補を大村に決め、党本部に公認申請を行った<ref>『中日新聞』1995年7月11日付朝刊、3面、「衆院の愛知13区 大村氏公認申請 自民県連」。</ref>。7月13日、党本部は大村の擁立を了承<ref>『中日新聞』1995年7月14日付朝刊、2面、「愛知13区大村氏を公認」。</ref>。[[1996年]]2月11日、後援会結成大会が安城市民会館で開かれる。後援会長には[[中央精機]]社長の石原勝成が就いた<ref>『中日新聞』1996年2月12日付朝刊、西三河版、22面、「大村氏の後援会結成 衆院13区から立候補の予定」。</ref>。住所を安城市[[篠目町]]に移す<ref name="chunichi20150117" /><ref name="profile" />。

====初当選====
[[1996年]]10月の[[第41回衆議院議員総選挙]]では[[新進党]]の[[嶋聡|島聡]]に敗れるが[[比例復活]]で初当選した。[[平成研究会]](小渕派)に所属。

[[1998年]]、名古屋市は、[[名古屋港]]の[[藤前干潟]]を埋め立てて人工干潟をゴミ処分場にする計画を発表。環境庁に頼まれ、藤前干潟の埋め立て阻止する為の藤前干潟の保全活動をしていた、当時、無所属の[[河村たかし]]議員と新幹線で出会い、河村の藤前干潟の保全活動に賛同し、河村に誘われ一緒に藤前干潟の保全活動に協力してやる事となった。「環境を大切にする愛知万博を開く一方で、干潟をごみで埋めるのはおかしい」と、大村は埋め立て推進を批判。そのため自民党市議団から「党から出ていけ」と圧力を受けたが屈しなかった<ref name="chunichi20010825" /><ref>『中日新聞』2011年1月22日付朝刊、県内総合、19面、「知事選 候補者はこんな人(上)」。</ref>。

[[2000年]]6月の[[第42回衆議院議員総選挙]]では島を破り再選。

2001年4月6日、[[森喜朗]]首相が閣僚懇談会で辞任を表明<ref>{{cite news |author= |url = http://www.asahi.com/special/sengo/visual/page70.html | title = 14章 自民退潮-ビジュアル年表(戦後70年) | newspaper = 朝日新聞 | date= | accessdate =2019-12-27}}</ref>。平成研究会(橋本派)はすみやかに[[橋本龍太郎]]を[[自由民主党総裁選挙|自民党総裁選]]に擁立する方針を固める。ところが大村は同日夜に刈谷市で開いた講演会と4月7日に安城市で開かれた講演会で「私は橋本派だが、派閥幹部から橋本さんで一任してくれと言われても私はお断りする」と述べ、橋本を支持しない考えを明らかにした<ref>『中日新聞』2001年4月7日付朝刊、34面、「参院選『最重点区・愛知を押さえろ』 講演会に遊説 与党の動き急 大物来県 総選挙で大敗、自公は活発な活動」。</ref><ref>『中日新聞』2001年4月8日付朝刊、2面、「自民総裁選 橋本氏支持せず 派内若手が反旗」。</ref>。4月9日、橋本派の当選回数別の会合が開かれる。同派はその前身の竹下派の時代から「鉄の団結」を誇り、上意下達が徹底していたが<ref>『中日新聞』2001年4月13日付朝刊、2面、「『鉄の団結』亀裂 橋本派若手 総会欠席で“抗議”」。</ref>、2回生議員の会合で大村は[[野中広務]]元幹事長、[[青木幹雄]]参議院幹事長ら幹部を前に「派閥の締め付けはやめてほしい」と叫んだ{{Refnest|group="注"|橋本派の2回生議員の会合での発言を振り返り、大村は次のように述べている。「今年(注・2001年)に入って自民党はどん底だった。このまま[[第19回参議院議員通常選挙|参院選]]に突っ込めば、一発退場という状況。それなのに、相変わらず『派閥の論理』がすべての総裁選をやっていたら、有権者からは『自民党は何も変わっていない』と思われてしまう。これが最後のチャンス。そんな思いを全部ぶつけたかった」<ref name="chunichi20010825" />}}。4月24日に行われた総裁選では[[小泉純一郎]]に投票。「2、3年冷や飯を食ってもいい」と覚悟の上での決断だったという<ref name="chunichi20010825" />、小泉は組閣にあたり従来の派閥順送り型の人事を排したため、同年5月7日、[[第1次小泉内閣]]で[[経済産業大臣政務官]]に任命される。

[[2003年]]11月の[[第43回衆議院議員総選挙]]で島を破り3期目の当選。

2005年6月25日、倉知俊彦県議の後任として自由民主党愛知県連会長に就任<ref>『中日新聞』2005年6月26日付朝刊、県内版、34面、「大村会長を正式決定 自民県連大会」。</ref>。同年9月11日の[[第44回衆議院議員総選挙]]で島を破り4期目の当選。島は比例復活もかなわず議席を失った。当選から間もない9月20日、[[碧南市議会]]議員の村田峰治が公選法違反(供応など)の疑いで逮捕された。村田は碧南市の大村の選対で街宣車の運行管理を担当していた<ref>『中日新聞』2005年9月22日付朝刊、西三河版、18面、「『考えられぬ』議会騒然 選挙違反で碧南市議逮捕 辞職勧告の意見も」。</ref>{{Refnest|group="注"|碧南市議の村田峰治は衆院選公示前の2005年8月22日、碧南市内の焼肉店で自身の後援会メンバー3人に投票や票のとりまとめなどを頼み、その報酬として一人当たり約3千円の酒食で接待し、さらに公示後の8月31日、同じ焼肉店で支援者ら10人に同じ趣旨で一人当たり約4千円の酒食で接待した<ref>『中日新聞』2005年9月21日付朝刊、社会、31面、「愛知13区 自民・大村氏派 碧南市議を逮捕 支持者らを焼き肉店接待」。</ref>。村田は10月12日付で辞職。村田が所属していた、[[永島卓]]市長派の保守系最大会派「新政クラブ」は13人に減った。倉内成幸議長を除くと12人。当時、永島が推し進めていた[[碧南市藤井達吉現代美術館|美術館]]整備計画に対し、新風会、日本共産党、公明党、市民クラブ、新自民クラブの市議計12人は真っ向から反対しており<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.city.hekinan.aichi.dbsr.jp/index.php/3309358?Template=doc-one-frame&VoiceType=OneHit&DocumentID=349 | title=碧南市議会 平成17年第4回定例会(第4日)本文 2005-06-29 | publisher=碧南市議会 会議録の閲覧と検索 | date= | accessdate=2021-12-25 }}</ref>、村田の辞職により碧南市議会は与野党伯仲の状態となった<ref>『中日新聞』2005年10月13日付朝刊、西三河版、16面、「選挙違反で市議辞職 議会、与野党伯仲に 碧南、市政運営に支障も」。</ref>。}}。

[[2009年]]8月の[[第45回衆議院議員総選挙]]では[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]新人の[[大西健介]]に敗れるも、比例復活により5期目の当選を果たした<ref name="profile" />。愛知県内唯一の自民党衆議院議員となったが、県内小選挙区で全敗した責任をとり、同年9月に自民党県連会長を辞任。後任には[[鈴木政二]]参議院議員が就任した<ref>『中日新聞』2009年9月20日付朝刊、県内版、18面、「『ゼロからの出発だ』 自民県連総会 鈴木会長があいさつ」。</ref>。

この間、公職としては衆議院厚生労働委員会筆頭理事、衆議院消費者問題等に関する特別委員会委員、[[経済産業大臣政務官]](2001年)、[[内閣府大臣政務官]](2002年)、内閣府副大臣(経済財政、金融、地方分権改革、2006年)、[[厚生労働副大臣]](年金、介護、子育て支援等<ref>[https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=117004260X00120081107&spkNum=15&current=85 第170回国会 衆議院 厚生労働委員会 第1号]</ref>、2008年)、衆議院決算行政監視委員長(2010年)などを歴任<ref name="profile" />。

党の要職としては厚生労働部会長(2005年)、同党医療委員長(2007年)、同党厚生関係団体委員長(2007年)などを務めた。

== 愛知県知事 ==
===出馬表明前 ===
[[File:Nippon-Ichi-Aichi-No-Kai-1.jpg|thumb|240px|大村は2010年12月に[[地域政党]]「[[日本一愛知の会]]」を設立した。]]
[[2010年]][[9月16日]]、愛知県知事の[[神田真秋]]が4選不出馬の意向を表明した<ref>{{Cite news
|url = https://web.archive.org/web/20130615225952/http://www.chunichi.co.jp/hold/2011/ele_aichi/list/201009/CK2010120602100009.html
|title = 神田知事、4選不出馬を表明
|newspaper = 中日新聞
|date = 2010-09-17
|accessdate = 2013-03-10}}</ref>。

それを受けて、[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]が[[御園慎一郎]]の擁立を発表、続いて[[みんなの党]]が[[薬師寺道代]]の擁立を発表した。同年[[10月13日]]、[[総務省|総務]]官僚の[[重徳和彦]]が自民党愛知県連から知事選への出馬を打診されたことを明らかにする<ref>『中日新聞』2010年10月13日付夕刊、1面、「重徳氏、出馬に前向き 愛知県知事選 自民打診に『光栄』」</ref>。


===河村市長による出馬要請===
翌10月14日に[[名古屋市長]]の[[河村たかし]]は中日新聞の取材に応じ、減税公約をし、大村議員の擁立を目指すと述べた<ref name="chunichi20101015">『中日新聞』2010年10月15日付朝刊、1面、「河村市長 自民・大村氏を愛知県知事選に 減税公約、擁立目指す」。</ref>。同日、大村は取材に「知事選の話は聞いていない」と答えた。翌10月15日、河村は[[テレビ朝日]]の取材に対し、「半年ほど前から知事選出馬を要請していた」と明かした<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.youtube.com/watch?v=TExupw7f0kA | title=河村たかし市長が愛知知事選で自民大物擁立目指す(10/10/15) | publisher=[[ANNニュース]] |date=2010-10-15 | accessdate=2022-01-31 }}</ref>。テレビ朝日は同日午前9時半頃、自民党本部の大村も取材した。そこで、出馬の可能性について「あるともないとも言えない」と述べた大村であったが<ref>{{Cite web|和書|url= https://www.youtube.com/watch?v=zJiyEalp2zY | title= 「何とも言いようがない」大村議員は出馬に含み(10/10/15) | work=ANNニュース | date= 2010-10-15 | accessdate = 2021-04-02 }}</ref>、同日中に河村から改めて出馬要請を受けると、読売新聞の取材に「無名の新人で勝てるのか」と答え、党県連の候補者選びに対し反発した<ref>{{Cite news |url=http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20101016-OYT1T00126.htm |title=河村市長、自民・大村氏に愛知知事選出馬要請 |newspaper=YOMIURI ONLINE |publisher=読売新聞社 |date=2010-10-16 |accessdate=2010-11-13 |archiveurl=https://archive.is/20101019033351/http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20101016-OYT1T00126.htm |archivedate=2010年10月19日 |deadlinkdate=2017年9月 }}</ref>。

同年11月13日には大村が出馬の意向を固めたことが報じられる<ref>{{Cite news |url=http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20101113-OYT1T00381.htm |title=河村市長が要請…自民・大村氏、愛知知事選へ |newspaper=YOMIURI ONLINE |publisher=読売新聞社 |date=2010-11-13 |accessdate=2010-11-13 |archiveurl=https://archive.is/20101114132328/http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20101113-OYT1T00381.htm |archivedate=2010年11月14日 |deadlinkdate=2017年9月 }}</ref>。11月15日、自民党愛知県連会長の[[鈴木政二]]は大村と東京都内で会談し、出馬を取り止めることを求めた。同党の重徳を擁立することについて「一切、報告や相談がなかった」と述べる大村に対し、鈴木は「そちらには逐一報告しているはずだ」と反論した。両者の意見は食い違ったまま、大村は鈴木の出馬取り止め要請を拒否した<ref>『中日新聞』2010年11月16日付朝刊、35面、「大村氏、自民県連と亀裂 会長面談 不出馬要請断る」。</ref>。
====自民党離党と出馬表明====
同年12月3日、大村は[[石原伸晃]]幹事長に離党届を提出し<ref>{{Cite news |url=http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20101203-OYT1T00691.htm |title=自民・大村議員が離党届、愛知県知事選へ意欲 |newspaper=YOMIURI ONLINE |publisher=読売新聞社 |date=2010-12-03 |archiveurl=https://archive.is/20101204124619/http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20101203-OYT1T00691.htm |archivedate=2010年12月4日 |deadlinkdate=2017年9月 }}</ref>、12月6日に正式な出馬表明を行った。12月8日、党紀委員会は大村の離党届を受理せず、「県連による候補者選考の際には手を挙げず、独自候補擁立が決定した後に出馬表明するのは反党行為」([[山東昭子]]党紀委員長)として[[除名]]とする処分を決定した<ref>『中日新聞』2010年12月9日付朝刊、30面、「愛知県知事選出馬 大村氏の除名決定 自民」。</ref>。
====河村名古屋市長との連携・県民減税と中京都構想====
名古屋市と行政機能を合体する「中京都構想」・10%の「県民減税」を公約し、河村名古屋市長と連携・全面協力で知事選に臨んだ。同年12月21日、[[地域政党]]「[[日本一愛知の会]]」を同月7日に設立したと発表<ref>http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201101130035.html{{リンク切れ|date=2016年9月}}</ref>{{リンク切れ|date=2016年9月}}<ref>{{Cite web|和書|url=http://blog.ohmura.ne.jp/2010/12/21/849/ |title=大村ひであき活動レポート(2010年12月21日号) |work=大村ひであきblog |date=2010-12-21 |accessdate=2016-09-25}} </ref>。同会会長に就任{{Refnest|group="注"|日本一愛知の会のマニフェストには「私は今、日本と日本経済に大いなる危機感を抱いています。このままでは、日本経済も愛知の経済、ものづくりも沈没してしまう。日本を、愛知・名古屋を、今一度世界と闘える力強い国・社会・経済とするため、私は皆様とともに起ち上がりたい」と記されている。}}。[[2011年]]1月14日、[[横路孝弘]][[衆議院議長]]に辞職願を提出し許可され、衆議院議員を辞職した。大村の辞職により、[[望月義夫]]が[[繰り上げ当選]]した<ref>{{Cite news |url=http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110115k0000m010091000c.html |title=衆議院:大村秀章氏が辞職 望月義夫氏が繰り上げ当選 |newspaper=毎日jp |publisher=毎日新聞社 |date=2011-01-14 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20110115235859/http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110115k0000m010091000c.html |archivedate=2011-01-15}}</ref>。

与党民主党も自民党ら国政野党も支持しない層からも得票を得たため、民主党が推す元総務省審議官の御園慎一郎、自民党愛知県連の推す重徳和彦、[[みんなの党]]の推す薬師寺道代、共産党の推薦する土井敏彦ら国政野党らの推薦候補をも抑え、[[2011年]]2月6日の[[2011年愛知県知事選挙|愛知県知事選挙]]で愛知県知事選史上2番目に多い1,502,571票を獲得した。投票率は52.52%であり、大村の得票はそのうち49.23%であった<ref>{{Cite news |url=http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110211-OYT1T00001.htm |title=大村氏へ秋波…愛知県議選、公認・推薦求めて |newspaper=YOMIURI ONLINE |publisher=読売新聞社 |date=2011-02-11 |accessdate=2011-02-11 |archiveurl=https://archive.is/20110213003639/http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110211-OYT1T00001.htm |archivedate=2011年2月13日 |deadlinkdate=2017年9月 }}</ref><ref>https://web.archive.org/web/20130615233132/http://www.chunichi.co.jp/hold/2011/ele_aichi/list/201012/CK2010120702000155.html</ref>。

=== 第1期(2011年 - 2015年) ===
{{Main|2011年愛知県知事選挙}}

[[菅義偉]]、[[河野太郎]]ら同期当選組をはじめ自民党国会議員の一部から大村の除名に反発する声を上げた。そして、県知事選挙で大村の応援に入った菅は演説で「大村氏は愛知の自民党を応援し続けると約束した」と除名の不当性を強調していた。しかし、当の大村が知事就任後の同年4月に行われた衆議院[[愛知県第6区|愛知6区]]の補選にて、自民党公認の[[丹羽秀樹]]ではなく[[減税日本]]公認の女性記者を支援してしまっていた。このことから、自民党本部は大村への態度を硬直化させ、7月13日には大村が代表のままになっていた愛知13区の選挙区支部の解散届を選挙管理委員会に提出した。又、7月22日には大村が提出していた党紀委員会による除名処分の再審査請求も却下され、除名が確定した<ref>『中日新聞』2011年7月14日付朝刊、県内版、20面、「知事が代表 自民支部解散 党本部強制、県内で初 衆院13区」。</ref>{{Refnest|group="注"|2011年7月に解散した「自由民主党愛知県第十三選挙区支部」は翌2012年、[[大見正]]県議が代表となり復活。同年12月の総選挙で大見は初当選。2017年に3選を果たすが、2019年2月の安城市長選挙に立候補し落選<ref>{{cite news | author=四方さつき | url = https://web.archive.org/web/20190204122315/http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20190204/CK2019020402000108.html | title = 神谷さん5期目感慨 安城市長選「新たな気持ち」 | newspaper = 中日新聞 | date= 2019-2-4 | accessdate =2019-2-4}}</ref>。愛知13区の選挙区支部は同年3月に再び解散し<ref>{{Cite web|和書|date=2020-01-24 |url=https://www.pref.aichi.jp/senkyo/020124/x/e01x0003.pdf |title=自由民主党愛知県第十三選挙区支部 政治資金収支報告書(平成30年分~令和元年分 解散分) |format=PDF |publisher=愛知県選挙管理委員会 |accessdate=2020-01-29 |url-status=dead|url-status-date=2024-09-15}}</ref>、2020年12月19日に「(新)自由民主党愛知県第十三選挙区支部」の設立総会が開かれた。支部長には県議の[[石井拓]]が選任された<ref>『中日新聞』2020年12月20日付朝刊、県内版、12面、「自民が13区で支部設立総会 碧南に事務所」。</ref>。}}。

[[2012年]]1月、政治塾「東海大志塾」の設立を発表し、塾長に就任した<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.ohmura.ne.jp/tokaitaishijyuku/ |title=東海大志塾 |work=大村ひであき公式WEBサイト |date=2012-03-27 |accessdate=2016-09-25}}</ref>。

同年8月10日、次期衆院選に向け、政治団体「[[中京維新の会]]」を設立したと発表([[総務省]]への政治団体登録の届け出は同年6月)<ref name="asahi20120810">{{cite news |url=http://www.asahi.com/special/nagoya/NGY201208100003.html | title=愛知知事が中京維新の会 河村市長「知らされてない」 | newspaper=朝日新聞 | date=2012-8-10 | accessdate=2021-5-31 }}</ref>。「[[日本維新の会 (2012-2014)|日本維新の会]]」が9月28日に設立されると<ref name="nihonkeizai20120928">{{cite news |url=https://www.nikkei.com/article/DGXNASFS28047_Y2A920C1000000/ | title=「日本維新の会」発足 現職国会議員7人が参加 党規約も制定、代表に強い権限 | newspaper=日本経済新聞 | date=2012-9-28 | accessdate=2021-5-31 }}</ref>顧問に就任したが、維新が[[減税日本]]との合流を拒否したことなどから、同年[[11月21日]]に顧問を辞職した<ref>{{cite news |author= |url=http://www.asahi.com/special/nagoya/NGY201211210006.html/ |title=河村氏、維新との合流断念 大村氏は維新顧問辞職へ |newspaper=朝日新聞 |date=2012-11-21 |accessdate=2021-12-24 |archivedate=2017-6-8 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20170608030611/http://www.asahi.com/special/nagoya/NGY201211210006.html/ }}</ref>。

=== 第2期(2015年 - 2019年) ===

[[2014年]]9月24日、[[愛知県議会]]にて2期目への出馬意向を表明した<ref>{{Cite web|和書|url= https://www.pref.aichi.dbsr.jp/index.php/3162937?Template=document&VoiceType=all&DocumentID=1919#all | title= 愛知県議会 平成26年9月定例会(第2号) 本文 2014-09-24 | publisher= 愛知県議会 会議録の閲覧と検索 |accessdate= 2020-07-23 |url-status=dead|url-status-date=2024-09-15}}</ref>。同年12月19日、記者会見を開き、「2015年2月1日執行予定の[[2015年愛知県知事選挙|愛知県知事選挙]]にて再選を目指して出馬する」ことを表明し、合わせて選挙公約などを発表した<ref>{{Cite news |url=http://www.higashiaichi.co.jp/newspaper/befor_today/2014/141220t/14122001.html |title=大村知事、正式に再選出馬表明 来年の知事選 『日本一元気な愛知をつくる』 |newspaper=東愛知新聞 |publisher=東愛知新聞社 |date=2014-12-20 |accessdate=2014-12-20 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20141224230916/http://www.higashiaichi.co.jp/newspaper/befor_today/2014/141220t/14122001.html |archivedate=2014-12-24}}</ref>。その後、2015年1月6日には、詳細な政策集である「あいち重点政策ファイル300+1」を発表した<ref name="重点政策">{{Cite web|和書|url=http://ohmura-hideaki.jp/manifest/20150106.pdf |title=あいち重点政策ファイル300+1 |format=PDF |work=大村ひであき公式WEBサイト |date=2015-01-06 |accessdate=2016-09-25}}</ref>。
{{Main|2015年愛知県知事選挙}}

[[2015年]]2月1日に実施された愛知県知事選挙では、7党(自由民主党、[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]、[[公明党]]、[[維新の党]]、[[次世代の党]]、[[生活の党と山本太郎となかまたち]]、減税日本)からの推薦を得て、[[日本共産党]]の推薦候補との[[一騎討ち|一騎打ち]]を制し、1,629,147 票を獲得して再選を果たした(投票率34.93%、得票率80.63%)。この得票数・得票率はいずれも、愛知県知事選挙史上2番目であった。

====再選後====
2016年10月21日には、[[名古屋市]][[市長]][[河村たかし]]と共に、[[総理大臣官邸]]にて[[内閣総理大臣]][[安倍晋三]]へ「第20回アジア競技大会」開催支援の申入れを行った。
[[ファイル:Takashi Kawamura Hideaki Omura and Shinzo Abe 20161021 1.jpg|thumb|200px|2016年10月21日の[[総理大臣官邸]]の[[内閣総理大臣]][[安倍晋三]](右)への[[名古屋市]][[市長]][[河村たかし]](左)との「第20回アジア競技大会」開催支援申入れ時]]

2017年9月28日に衆議院は解散された。そして、同年9月30日、大阪市内のホテルで[[希望の党 (日本 2017)|希望の党]]代表の[[小池百合子]]東京都知事、[[日本維新の会]]代表の[[松井一郎]]大阪府知事と会談。[[第48回衆議院議員総選挙]]に向けて「三都物語」と称し、連携を表明した<ref>{{cite news |url=https://static.chunichi.co.jp/chunichi/archives/article/senkyo/shuin2017/zen/CK2017100102000217.html | title=改革強調、3都がっちり 大村、小池、松井知事会見 | newspaper=中日新聞 | date=2017-10-1 | accessdate=2022-2-8 }}</ref>。しかし10月5日午前、小池の要請で大村が希望の党の顧問に就任したと党がいったん発表したがすぐ内定であったと修正し、大村自身が顧問就任を否定。同日午後に党も就任発表を撤回するなど足並みが乱れた場面もあり<ref>{{Cite news|url=https://www.sankei.com/article/20171005-QBOTYWHQ3JIHTP2EMNE3F7IR6M/|title=希望の党、大村秀章愛知県知事の党顧問内定を撤回「事務局のミスだった」|work=産経ニュース|newspaper=[[産経新聞]]|date=2017-10-05|accessdate=2017-10-11}}</ref><ref>{{Cite news|url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO21942260V01C17A0CN8000/|title=顧問就任が内定?「いや違う」、希望の党めぐり大村知事|work=日経電子版|newspaper=[[日本経済新聞]]|date=2017-10-05|accessdate=2017-10-11}}</ref>、選挙公示後の10月11日に大村は希望の党に対する応援方針を事実上撤回した<ref>{{Cite news|url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22112120R11C17A0CN0000/|title=「希望の党」応援、愛知県の大村知事が否定 |work=日経電子版|newspaper=[[日本経済新聞]]|date=2017-10-11|accessdate=2017-10-11}}</ref>。

=== 第3期(2019年 - 2023年) ===
2019年2月3日に実施された愛知県知事選挙では、過去最多となる177万4000票あまりを獲得した。得票率でも過去最高となる83.32%となり、3選を果たした。投票率は35.51%であった<ref>{{Cite web|和書|title=「すべての人が輝く愛知を作りたい」愛知県知事選挙で現職の大村氏が3選 {{!}} CBC NEWS {{!}} CBCテレビ|url=https://hicbc.com/news/detail.asp?id=00049664|website=「すべての人が輝く愛知を作りたい」愛知県知事選挙で現職の大村氏が3選 {{!}} CBC NEWS {{!}} CBCテレビ|accessdate=2019-02-13|language=ja}}</ref>。
{{main|2019年愛知県知事選挙}}


=== 第4期(2023年 - ) ===
{{main|2023年愛知県知事選挙}}
[[File:Hideaki Omura 20230126.jpg|thumb|2023年1月26日、[[街頭演説]]をする大村([[犬山駅]]西口にて)]]
2022年9月26日、愛知県議会にて、2023年2月の任期満了に伴う愛知県知事選挙に4選を目指して立候補すると表明した<ref>{{Cite news|url=https://mainichi.jp/articles/20220926/k00/00m/010/103000c.amp|title=愛知・大村秀章知事が4選出馬表明 「次の任期も積極果敢に」|newspaper=時事通信社|date=2022-09-26|accessdate=2022-09-26}}</ref>。10月20日までに自民党県連、公明党、連合愛知、[[新政あいち]]、[[立憲民主党 (日本 2020)|立憲民主党]]県連の推薦が決定<ref>{{Cite web|和書|url=https://mainichi.jp/articles/20221004/ddl/k23/010/127000c | title= 2023知事選 大村氏を推薦 自民県連が決定 /愛知 | publisher=毎日新聞 |date=2022-10-04 | accessdate=2022-11-01 }}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nagoyatv.com/news/?id=015518 | title=4選目指す大村知事 自民に次いで連合愛知と新政あいちが推薦状 知事選は年明けの2月に実施予定 | publisher=名古屋テレビ |date=2022-10-08 | accessdate=2022-11-01 }}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://web.archive.org/web/20221015113803/https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20221015/3000025384.html | title=愛知県知事選 立憲民主党県連が大村知事の推薦申請決定 | publisher=NHK |date=2022-10-15 | accessdate=2022-11-01 }}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.asahi.com/articles/DA3S15451243.html | title=(#政官界ファイル)愛知県知事選、公明が大村氏推薦 | publisher=朝日新聞 |date=2022-10-21 | accessdate=2022-11-01 }}</ref>。

2022年12月20日、2023年2月に予定されている愛知県知事選を控え、政策の骨子を発表した。リニア中央新幹線の開業を見据えたインフラ整備や、スタートアップ育成をはじめとした産業競争力の強化、人材育成などを柱とした。具体的には、インフラ整備においては高速道路網の整備や港湾機能の強化、中部国際空港へのアクセス向上の実現を掲げた。産業分野では次世代自動車に必要な拠点の整備、2024年開業予定の新興企業支援拠点「ステーションAi」を中心に据えスタートアップを誘致・育成し、イノベーションの創出を狙う。また、創造性のある人を集める仕掛けとしてジブリパーク(長久手市)を挙げ、「ステーションAiとジブリパークはセットの政策」と強調した<ref>{{Cite web |title=愛知県知事選、大村氏が政策骨子 スタートアップを育成 |url=https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD206ZR0Q2A221C2000000/ |website=日本経済新聞 |date=2022-12-20 |access-date=2023-12-25 |language=ja}}</ref>。

初めて臨んだ知事選から掲げる「日本一元気な愛知をつくり日本の未来をつくる」をテーマに、三期目に掲げた政策の柱をほぼ踏襲している。11月に開園したジブリパーク(長久手市)を例に、「10年前から仕掛けをしてきたことを刈り取ることが多く、成果を上げてきた手応えがある」とし、「全ての分野に目配せをしてきた」と自負を見せた。今後は、「脱炭素」「デジタル化」「ヤングケアラー」といった新しい課題に「県政は的確に対応しなければ」と指摘すると共に、県内製造業を中心とした「分厚い中間(所得)層」を維持するため、「容赦なくやってくるグローバル化・デジタル化の波に乗れるような」施策の必要性を訴えた<ref>{{Cite web |title=3期実績「さらに前進」 大村さん、4選向け主要政策:中日新聞Web |url=https://www.chunichi.co.jp/article/604682 |website=中日新聞Web |access-date=2023-12-25 |language=ja}}</ref>。

====有権者や支援者の変化====
2023年(令和5年)2月5日に投票が行われ、4選が決まった。投票率は36.43%であり、支援者らを前にした挨拶にて、「(これまで(3期12年)時代の流れに合わせて仕掛けをしてきたことが、県民に支持していただいたと受け止めている」と語った<ref>{{Cite web |title=現職の大村秀章氏が4期目へ 新顔5人を破る 愛知県知事選:朝日新聞デジタル |url=https://www.asahi.com/articles/ASR260118R21OIPE010.html?iref=ogimage_rek |website=朝日新聞デジタル |date=2023-02-06 |access-date=2023-12-25 |language=ja}}</ref>。大村を支援した自民党のある愛知県議は、「かつてない風当たりの強さを感じた」とし、前回まで大村を応援や投票してくれた人が冷たくなったとの有権者の反応の変化を明かした。毎日新聞は愛知県知事選挙は投票率が4割を切っており、愛知県民の有権者の多数派が棄権していることを指摘し、大村知事に対し「信任を得たと慢心することなく、声なき声に耳を傾けることが必要」「有権者から厳しい目が向けられていることを忘れてはならない」と報じた<ref>https://mainichi.jp/articles/20230205/k00/00m/010/214000c</ref>。

===知事在職時の県政===

==== ジブリパーク(ジブリの世界観を楽しめるテーマパーク) ====
{{Main|ジブリパーク}}
* スタジオジブリに「ジブリの世界観を永続的に楽しめる施設」として提案し実現<ref>{{Cite web|和書|url=https://nagoyadot.jp/go-out/28402/ | title=2月1日「ジブリパーク」の公式サイトオープン!鈴木Pや宮崎監督語る最新情報を一挙大公開 | publisher=ナゴヤドット |date=2022-02-02 | accessdate=2022-02-02 }}</ref>、「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」の3エリアは「2022年11月1日」に先行開園、「もののけの里」が2023年11月1日、「魔女の谷」が2024年3月16日に開園し全面開園した<ref>{{Cite web |title=【動画】ジブリパーク「魔女の谷」オープンで全5エリア完成 「世界にない公園」に:中日新聞web |url=https://www.chunichi.co.jp/article/868791 |website=中日新聞Web |access-date=2024-08-07 |language=ja}}</ref>。

==== スタートアップ支援拠点「STATION Ai」 ====
[[File:STATION Ai-ParkingEntrance.jpg|thumb|270px|STATION Ai 駐車場入口側]]
[[File:STATION Ai-LOGO.jpg|thumb|270px|STATION Ai 正面入口のロゴ]]
*2018年に策定した「Aichi-Startup戦略」に基づく施設として2024年10月31日、[[ベンチャー|スタートアップ]]支援・[[オープンイノベーション#オープンイノベーション拠点|オープンイノベーション拠点]]「STATION Ai(ステーション エーアイ)を名古屋市内に開設した<ref>{{Cite web |title=名古屋「STATION Ai」開業 異業種交流で新事業を|NHK 東海のニュース |url=https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagoya/20241031/3000038253.html |website=NHK NEWS WEB |access-date=2024-11-01 |last=日本放送協会}}</ref>。

==== アジアオリンピック・パラリンピック大会 ====
*名古屋市との共催で2026年アジア大会を9月19日から10日4日まで開催することが2018年8月19日のアジア・オリンピック評議会(OCA)総会で決定<ref>{{Cite web |title=26年アジア大会は秋開催 愛知・名古屋、契約締結 |url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34325800Z10C18A8000000/ |website=日本経済新聞 |date=2018-08-19 |access-date=2024-08-19 |language=ja}}</ref>、2023年10月3日にはアジアパラ競技大会の開催都市契約をアジアパラリンピック委員会(APC)などと結んだ<ref>{{Cite web |title=26年アジアパラ大会、愛知県・名古屋市が開催都市契約 |url=https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD03B330T01C23A0000000/ |website=日本経済新聞 |date=2023-10-03 |access-date=2024-08-19 |language=ja}}</ref>。

==== あいちトリエンナーレ2019・大村リコール運動 ====
[[File:Aichi-Triennale-Endoji-4.jpg|270px|thumb|実行委員会会長を務めた「[[あいちトリエンナーレ#あいちトリエンナーレ2019|あいちトリエンナーレ2019]]」。[[名古屋市]][[西区 (名古屋市)|西区]]の会場。]]
{{Main|愛知県知事リコール署名偽造事件}}
* 2019年8月1日から開催された[[あいちトリエンナーレ#あいちトリエンナーレ2019|あいちトリエンナーレ2019]]の展示内容や公金の支出などに対し[[日本維新の会 (2016-)|日本維新の会]][[党首|代表]]で[[大阪市長]]の[[松井一郎]]やあいちトリエンナーレ2019実行委員会会長代理を務めていた[[名古屋市長]]の[[河村たかし]]らから抗議を受け<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.asahi.com/articles/ASM824TN5M82OIPE013.html|title=少女像展示「中止を」 河村市長が知事に申し入れへ|accessdate=2019-10-12|publisher=朝日新聞|date=2019-08-02|editor=堀川勝元|url-status=dead|url-status-date=2024-09-15}}</ref><ref name="tokyo20190806">佐藤直子、稲垣太郎「こちら特捜部 『表現の不自由展』中止の衝撃(上) 脅迫に屈する『悪しき前例』 市長や政権 攻撃あおる 芸術監督・津田大介氏『文化に対する暴力テロ事件』」『東京新聞』2019年8月6日付朝刊、特報1面、22頁。</ref>対立し、リコール騒ぎにまで発展した。

==== 新型コロナウイルス感染症対策 ====
* 2020年
** 4月22日 - 感染患者を受け入れた県内の医療機関に対し、症状に応じて患者1人当たり100万~400万円を交付する「医療従事者応援金」を創設すると発表<ref>{{cite news |author= |url= https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58361050S0A420C2CN8000/ | title= 医療機関に応援金 愛知県、患者1人最大400万円 | newspaper= 日本経済新聞 | date= 2020-4-22 | accessdate = 2020-5-22 }}</ref>。
** 5月12日 - すべての県立高校と特別支援学校の計180校で、民間のオンライン学習支援サービスを導入すると発表<ref>{{cite news |author= |url= https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58975980S0A510C2000000/ | title= 愛知県立高、民間オンライン学習導入 全180校で | newspaper= 日本経済新聞 | date= 2020-5-12 | accessdate = 2020-5-22 }}</ref>。
** 5月21日 - 感染者受け入れで経営が悪化した救急病院に無利子、無担保の融資制度を創設すると発表。1法人あたり最大5億円を県が直接貸し付ける<ref>{{cite news |author= |url= https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59388960R20C20A5L91000/ | title= 救急病院へ無利子融資、愛知県 資金繰り支援へ | newspaper= 日本経済新聞 | date= 2020-5-21 | accessdate = 2020-5-22 }}</ref>。
** 6月1日 - 感染拡大によって活動の場を失い、収入が減った芸術作家らを支援するため、[[愛知県美術館]]の展示品購入費を3年間で1億円増額すると発表。これとは別に、県内の作家に10万~20万円の応援金を交付<ref>{{cite news |author=伊藤隆平 |url= https://www.chunichi.co.jp/article/66406 | title= 若手芸術家ら支援に1億円 3年間で、県美術館の購入費増額へ | newspaper= 中日新聞 | date= 2020-6-2 | accessdate = 2020-6-14 }}</ref><ref>{{Cite web|和書|url= https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/bunka0831.html | title= 【知事会見】美術品等取得基金の特別枠を活用して愛知県美術館が購入した若手作家の現代美術作品を公開します | publisher= 愛知県庁 |date= 2020-08-31 | accessdate = 2020-09-27 }}</ref><ref>谷口大河、宮崎正嗣「愛知県が県美術館に1億円収集費 コロナ苦境 若手作家に光」 『中日新聞』2020年9月4日付朝刊、15面。</ref><ref>{{cite news |url=https://mainichi.jp/articles/20210114/ddl/k23/040/133000c | title=新型コロナ 県が美術品追加購入 若手作家支援、名古屋で展示 /愛知 | newspaper=毎日新聞 | date=2021-1-14 | accessdate=2021-4-22 }}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www-art.aac.pref.aichi.jp/exhibition/000320.html | title=2020年度第4期コレクション展 | work=愛知県美術館 | accessdate=2021-04-22 }}</ref>。
* 2021年8月30 - 常滑市で開催された野外音楽フェスティバル「[[NAMIMONOGATARI]]」において、新型コロナウイルスの感染対策が不十分なうえ酒も提供したとして、主催者と展示場運営会社に厳重に抗議<ref>{{Citenews|title=愛知県施設の音楽フェスで「密」と「酒」 知事が猛抗議(会員登録制)|url=https://www.asahi.com/articles/ASP8Z514JP8ZOIPE008.html?iref=comtop_7_05|newspaper=朝日新聞DIGITAL|date=2021-08-30|accessdate=2021-08-30}}</ref>。

==== その他 ====
* 2014年10月28日、大規模国際展示場の整備計画を発表。2019年8月30日に[[常滑市]]の中部国際空港島内に[[愛知県国際展示場]]オープン<ref>中日新聞2019年8月31日朝刊、9面。</ref>。

* 2022年1月31日、刈谷市や、[[デンソー]]など市内に本社を置く[[トヨタグループ]]6社などと連携し、刈谷市で情報通信技術やAIなどを活用した「[[スマートシティ]]」化に向けた実証実験を始めると発表。<ref>{{cite news |author= |url=https://www.tokai-tv.com/tokainews/article_20220131_15614 | title=トヨタグループ6社等と連携…愛知県が刈谷市でスマートシティー化に向け実証実験へ 医療福祉分野も検討 | newspaper=東海テレビ | date=2022-1-31 | accessdate=2022-1-31 }}</ref><ref>{{cite news |author= |url=https://www.chunichi.co.jp/article/409555 | title=刈谷をまるごとスマートシティーに 愛知県や市、トヨタ系が実験へ | newspaper=中日新聞 | date=2022-1-31 | accessdate=2022-1-31 }}</ref>。
* 2022年2月21日、「愛知県大河ドラマ『[[どうする家康]]』観光推進協議会」を設立。会長には愛知県観光コンベンション局長の武田光弘が就任。大村は顧問<ref>{{Cite web|和書 |url=https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kanko/ieyasukyougikai.html |title=愛知県大河ドラマ「どうする家康」観光推進協議会の設立及び設立総会の開催について |publisher=愛知県 |date=2022-02-14 |accessdate=2022-07-14 |url-status=dead |url-status-date=2024-09-15}}</ref>。
* 2022年4月1日、元衆議院議員の[[古本伸一郎]]を[[副知事 (日本)|副知事]]に起用<ref name="asahi20220302">{{cite news |author=小林圭 |url=https://www.asahi.com/articles/ASQ326V8TQ32OIPE013.html | title=愛知県副知事に古本伸一郎元衆院議員を起用へ 昨年の衆院選を不出馬 | newspaper=朝日新聞 | date=2022-3-2 | accessdate=2022-4-2 }}</ref><ref name="chunichi20220402">梅田歳晴「古本副知事就任会見 愛知もっと魅力的になれる」 『中日新聞』2022年4月2日付朝刊、県内版、16面。</ref>。民間企業からの副知事起用は、元トヨタ自動車常務で現愛知県顧問の[[森岡仙太]](2020年3月31日に退任)以来<ref name="asahi20220302" />。
* 2023年9月15日、[[ジャニー喜多川性加害問題]]を受け、「国際[[世論]]も含め、世論は厳しい。被害者救済を含めすべての事実が解明されるまで、[[ジャニーズ事務所|ジャニーズ]]とは関わりを持たない」と記者会見で述べた。同日午後には、ジャニーズ事務所所属の[[河合郁人]]が2022年に県観光文化大使に就任した際の動画を、県の公式YouTubeチャンネルから削除した<ref>{{Cite web|和書| url=https://www.asahi.com/articles/ASR9H5V6DR9HOIPE013.html | title=大村知事「ジャニーズとは関わりを持たない」 県の関連動画も全削除 | publisher=朝日新聞 | date=2023-09-15 | accessdate=2023-09-15 }}</ref>。

== 衆議院議員時代の主張 ==
* 憲法改正に賛成<ref name=":0">{{Cite web|和書|title=asahi.com(朝日新聞社):比例区当選者 - 2009総選挙|url=https://www.asahi.com/senkyo2009/carta/O0701023.html|website=www.asahi.com|accessdate=2019-08-01}}</ref>。
* 道路予算を維持すべきかとの質問に「どちらとも言えない」と回答<ref name=":0" />。
* 5年以内の消費税率引き上げはやむをえないかとの質問に「どちらとも言えない」と回答<ref name=":0" />。
* 永住外国人の地方参政権を認めるべきだとする意見に「どちらかと言えば賛成」と回答<ref name=":0" />。
* 「日米同盟は日本外交の基軸である」という考え方か「日本外交は国連中心主義ですすめる」という考え方のどちらに近いかとの質問に、「前者に近い」と回答<ref name=":0" />。
* これからの日本はどんなふうに呼ばれる国になってほしいかとの質問に「平和・文化国家」と回答<ref name=":0" />。

== 衆議院議員時代に所属した議員連盟 ==
* 窯業建材推進議員連盟 (会長<ref name="戦略">{{Cite book |和書 |author=大村秀章 |title=戦略なき政治を斬る |publisher=小学館クリエイティブ |page={{要ページ番号|date=2016年9月}} |date=2010-04 |isbn=978-4-7780-9002-9}}</ref>)
* 養鰻振興議員懇談会 (会長<ref name="戦略"/>)
* 食品産業振興議員連盟 (幹事長<ref name="戦略"/>)
* 障害保健福祉推進議員連盟 (幹事長<ref name="戦略"/>)
* 在宅介護推進議員連盟 (幹事長<ref name="戦略"/>)
* 都市農業研究会 (幹事長<ref name="戦略"/>)
* 自動車議員連盟税制小委員長<ref name="戦略"/>

== 人物 ==
* 家族は、妻と4人の子供がいる<ref name="chunichi20150117" />。
* [[喫煙|喫煙者]]であったが、[[2011年]]時点では[[禁煙]]をしている<ref>{{Cite web|和書|url = https://www5d.biglobe.ne.jp/~seagull/t-aichi-Ohmura11-1.htm |title = 愛知県知事選挙候補者アンケート2011年1月(大村) |website = 子どもをタバコから守る会・愛知 |date = 2011-02-13 |accessdate = 2022-07-31 }}</ref>。
* [[2023年愛知県知事選挙|2023年の愛知県知事選挙]]でNHKが実施した候補者アンケートの「人生最大の失敗と教訓は何か」との問いに対し、「若い頃もっと勉強すれば良かった。その反省から、今も一生懸命、本、書類を読み、生涯勉強に努めています」と答えた<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/local/nagoya/18830/questionnaire51997.html | title=愛知県知事選挙 候補者アンケート・主張・政策 | publisher=NHK | accessdate=2023-01-30 }}</ref>。

==選挙歴==
{{選挙歴
|衆|当落1=比当|選挙名1=41|選挙区1=[[比例東海ブロック|比例東海]]([[愛知県第13区|愛知13区]])|政党名1=[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]|得票数1=80,629|得票率1=42.86%|定数1=23|得票順1=2|候補者1=3|年齢1=36|比例順1=7|当選数1=8
|衆|当落2=当|選挙名2=42|選挙区2=愛知13区|政党名2=自由民主党|得票数2=104,731|得票率2=45.90%|定数2=1|得票順2=1|候補者2=4|年齢2=40
|衆|当落3=当|選挙名3=43|選挙区3=愛知13区|政党名3=自由民主党|得票数3=114,092|得票率3=48.44%|定数3=1|得票順3=1|候補者3=3|年齢3=43
|衆|当落4=当|選挙名4=44|選挙区4=愛知13区|政党名4=自由民主党|得票数4=139,022|得票率4=53.08%|定数4=1|得票順4=1|候補者4=3|年齢4=45
|衆|当落5=比当|選挙名5=45|選挙区5=比例東海(愛知13区)|政党名5=自由民主党|得票数5=128,995|得票率5=44.83%|定数5=21|得票順5=2|候補者5=3|年齢5=49|比例順5=5|当選数5=6
||当落6=当|選挙名6=[[2011年愛知県知事選挙]]|選挙区6=|政党名6=無所属|得票数6=1,502,571|得票率6=49.23%|定数6=1|得票順6=1|候補者6=5|年齢6=50|執行日6=2011年2月6日
||当落7=当|選挙名7=[[2015年愛知県知事選挙]]|選挙区7=|政党名7=無所属|得票数7=1,629,147|得票率7=80.63%|定数7=1|得票順7=1|候補者7=2|年齢7=54|執行日7=2015年2月1日
||当落8=当|選挙名8=[[2019年愛知県知事選挙]]|選挙区8=|政党名8=無所属|得票数8=1,774,763|得票率8=83.32%|定数8=1|得票順8=1|候補者8=2|年齢8=58|執行日8=2019年2月3日
||当落9=当|選挙名9=[[2023年愛知県知事選挙]]|選挙区9=|政党名9=無所属|得票数9=1,452,648|得票率9=67.53%|定数9=1|得票順9=1|候補者9=6|年齢9=62|執行日9=2023年2月5日
}}


== 著書 ==
== 著書 ==
* {{Cite book|和書
*『それでも日本は蘇る-21世紀への10の指針-』[[日経事業出版社]]1998年5月、ISBN 4930746493
|author =
*『再生、興国への突破口-それでも日本は蘇る-』[[小学館クリエイティブ]]2003年6月ISBN4797986441
|year = 1998-5
|title = それでも日本は蘇る -21世紀への10の指針-
|publisher = 日経事業出版社
|ISBN = 4930746493
}}
* {{Cite book|和書
|author =
|year = 2003-6
|title = 再生、興国への突破口 -それでも日本は蘇る-
|publisher = [[小学館クリエイティブ]]
|ISBN = 4797986441
}}
* {{Cite book|和書
|author =
|year = 2010-10
|title = 戦略なき政治を斬る
|publisher = [[小学館クリエイティブ]]
|ISBN = 978-4778090029
}}
* {{Cite book|和書
|author =
|year = 2012-10
|title = 中京維新 -日本が蘇る5大改革戦略!-
|publisher = [[PHP研究所]]
|ISBN = 978-4569808857
}}
* {{Cite book|和書
|author =
|year = 2015-10-27
|title = 愛知が起こす成長革命 -日本が蘇る2027年への提言27-
|publisher = PHP研究所
|ISBN = 978-4569827025
}}
* {{Cite book|和書
|author =
|year = 2017-5-25
|title = 時代は“国家”から“地域”へ 世界イノベーション都市宣言 「愛知が起こす成長革命 II」グローバル編
|publisher = PHP研究所
|ISBN = 978-4569836263
}}
* {{Cite book|和書
|author =
|year = 2021-10-7
|title = スタートアップ興国論 -愛知が起こす成長革命Ⅲ-
|publisher = PHPエディターズ・グループ
|ISBN = 978-4909417534
}}

== テレビ出演 ==
{{出典の明記|date=2016年9月|section=1}}
* [[日本放送協会|NHK]]「[[日曜討論]]」
* NHK「[[NHKスペシャル]]」
* [[日本テレビ放送網|日本テレビ]]「[[太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。]]」
* [[TBSテレビ|TBS]]「[[NEWS23]]」
* [[フジテレビジョン|フジテレビ]]「[[報道2001]]」
* [[テレビ朝日]]「[[サンデープロジェクト]]」
* テレビ朝日「[[朝まで生テレビ!]]」
* テレビ朝日「[[ビートたけしのTVタックル]]」
* テレビ朝日「[[クイズプレゼンバラエティー Qさま!!]]」
** 知事就任後には、同番組「プレッシャースタディ」のコーナーに出演した。
*テレビ東京「[[緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦]]」2019年3月24日放送分

== 脚注 ==
=== 注釈 ===
{{Reflist|group="注"}}

=== 出典 ===
{{Reflist|3}}


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
*[[自由民主党国会議員一覧]]
* [[自由民主党国会議員一覧]]
*[[平成研究会]]
* [[平成研究会]]
* [[中京都構想]]
* [[日本一愛知の会]]
* [[中京維新の会]]
* [[あいちトリエンナーレ]]


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
{{Commonscat|Hideaki Ōmura}}
*[http://www.ohmura.ne.jp/ 大村ひであきOfficial Site]
* [http://www.ohmura.ne.jp/ 大村ひであき公式WEBサイト]
* {{Twitter|ohmura_hideaki}}
* {{Facebook|hideaki.ohmura|大村 秀章}}
* {{YouTube|channel=UC2C-lmLBbfSxCThs9Ft4NGA|大村ひであき公式チャンネル}}
{{S-start}}
{{s-off}}
{{Succession box
| title = {{Flagicon|愛知県}} [[愛知県知事一覧|愛知県知事]]
| years = 公選第17 - 20代:2011年 -
| before = [[神田真秋]]
| after = 現職
}}
{{Succession box
| title = {{flagicon|JPN}} [[厚生労働副大臣]]
| titlenote = [[渡辺孝男 (政治家)|渡辺孝男]]と共同
| years = 2008年 - 2009年
| before = [[鴨下一郎]]<br />[[渡辺孝男 (政治家)|渡辺孝男]]
| after = [[細川律夫]]<br />[[長浜博行]]
}}
{{Succession box
| title = {{flagicon|JPN}} [[内閣府副大臣]]
| titlenote = [[平沢勝栄]]<br />[[林芳正]]と共同
| years = 2006年 - 2007年
| before = [[嘉数知賢]]<br/>[[山口泰明]]<br/>[[桜田義孝]]
| after = [[中川義雄]]<br/>[[木村勉 (政治家)|木村勉]]<br/>[[山本明彦]]
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{{Succession box
| title = {{flagicon|JPN}} [[内閣府大臣政務官]]
| titlenote = [[木村隆秀]]<br/>[[阿南一成]]と共同
| years = 2002年 - 2003年
| before = [[亀井郁夫]]<br/>[[嘉数知賢]]<br/>[[奥山茂彦]]
| after = [[西川公也]]<br/>[[森元恒雄]]<br/>[[宮腰光寛]]
}}
{{Succession box
|title = {{flagicon|JPN}} [[経済産業大臣政務官]]
| titlenote = [[西川太一郎]]と共同
|years = 2001年 - 2002年
|before = [[竹本直一]]<br />[[西川太一郎]]
|after = [[下地幹郎]]<br />[[西川玲子]]
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{{succession box
| title = {{Flagicon|JPN}} [[決算行政監視委員会|衆議院決算行政監視委員長]]
| before = [[今村雅弘]]
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| after = [[河野太郎]]
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{{succession box
| title = [[自由民主党 (日本)|自由民主党愛知県連会長]]
| before = [[倉知俊彦]]
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{{S-end}}
{{都道府県知事}}
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{{厚生労働副大臣|2008年 - 2009年}}
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{{内閣府大臣政務官|2002年 - 2003年}}
{{経済産業大臣政務官|2001年-2002年}}
{{衆議院決算行政監視委員長|2010年}}
{{愛知小選挙区選出衆議院議員(1996-)}}
{{比例東海ブロック選出衆議院議員(1996-)}}
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[[Category:日本の国会議員|おおむら ひてあき]]
{{デフォルトソート:おおむら ひてあき}}
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{{生|おおむら ひてあき|1960年}}
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[[Category:比例東海ブロック選出の衆議院議員]]
[[Category:平成時代の衆議院議員]]
[[Category:日本の副大臣経験者]]
[[Category:日本の大臣政務官経験者]]
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[[Category:愛知県出身の人物]]
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2024年12月18日 (水) 13:03時点における最新版

大村 秀章
おおむら ひであき
内閣府より公表された肖像
生年月日 (1960-03-09) 1960年3月9日(64歳)
出生地 日本の旗 日本 愛知県碧南市
出身校 東京大学法学部卒業
前職 農林水産省職員
内閣府副大臣
現職 愛知県知事
所属政党自由民主党額賀派)→)
日本一愛知の会
称号 法学士
公式サイト 大村ひであき公式WEBサイト

愛知県の旗 第17・18・19・20代 愛知県知事(公選)
当選回数 4回
在任期間 2011年2月15日 - 現職

選挙区比例東海ブロック→)
愛知13区→)
比例東海ブロック
当選回数 5回
在任期間 1996年10月20日 - 2011年1月14日
テンプレートを表示

大村 秀章(おおむら ひであき、1960年昭和35年〉3月9日 - )は、日本政治家農水官僚愛知県知事(公選第17・18・19・20代)[1]無所属[2]

衆議院議員(5期)、経済産業大臣政務官第1次小泉内閣)、内閣府大臣政務官第1次小泉改造内閣)、内閣府副大臣第1次安倍内閣)、厚生労働副大臣麻生内閣)、衆議院厚生労働委員会筆頭理事、衆議院決算行政監視委員長自由民主党愛知県支部連合会会長、同党厚生労働部会長、同医療委員長、同厚生関係団体委員長、日本一愛知の会会長(代表)[注 1](旧)日本維新の会顧問等を歴任。

来歴

[編集]

愛知県碧南市生まれ。父親は大工、母親は農業に従事していた[5]。父親は婿養子で安城市が出身だった。2歳になる前、近所の犬に顔をかまれ、ひどいけがを負った[5]。顔じゅうが縫い目だらけだったため「縫い目」「フランケン」などと呼ばれ[6]、中学時代にいじめを受けるが、苦しみをはねのけるため勉強に打ち込む[5]

碧南市立鷲塚小学校碧南市立東中学校卒業。生家が矢作川堤防のすぐそばだったため夏は矢作川で泳ぎ、油ヶ淵や旧吉良町宮崎で釣りをし[7]、父親の実家のある安城市にもよく通ったという。地域活動に熱心だった同市在住の伯父から大きな影響を受けて育った[8]。「今で言う貧困家庭だったけれど、それでも僕を含めた兄弟3人が大学を出させてもらえた。経済成長という時代に恵まれたからだと思う」と後年インタビューで答えている[6]

1975年、愛知県立西尾高等学校に進学。高校の同級生によれば「高校時代から、東京大学に進学して官僚を経て政治家になるという進路を決めていた」という[9]。高校の同級生に、のちに安城市長となる三星元人がいる[10]。1978年3月、同校卒業。同年4月、東京大学法学部に入学。

農林水産省へ入省

[編集]

1982年3月、東京大学法学部卒業。同年4月、農林水産省に入省[1]1987年に神奈川県出身の女性と結婚[11]1988年徳島市ニューフロンティア推進部長兼理事、1991年に農林水産省経済局農業協同組合課課長補佐、1993年に食糧庁企画課課長補佐(総括)に就任[12]


衆議院議員への出馬

[編集]

1994年8月11日、衆議院議員選挙区画定審議会は、政治改革四法における「小選挙区300・比例代表200」の具体的な区割り案を村山富市首相に勧告した[13]。その旧愛知4区のうち、いわゆる碧海5市(碧南市・刈谷市・安城市・知立市高浜市)は愛知13区にまとまった。翌8月12日の愛知県の地元紙は、さっそく選挙区ごとの候補予定者の動向を報じた[14]

安城市では市長の杉浦正行が候補者選びに動き始めた。「高校まで地元で生まれ育っていること」「自民党派閥の各系列に属していないこと」「できたら官僚」「しかも天下りをにおわせない若い人」。杉浦の思い描いた理想の条件にぴたりとはまったのが、大村であった(当時34歳)。1995年2月、杉浦から出馬要請を受ける[15][16]

立候補の決意

[編集]

大村は妻に三日三晩泣かれ、妻の両親からも猛反対を受けるが、立候補を決意した[8]。同年6月8日、自民党碧南市支部は愛知13区の公認候補に大村の推薦を決め、党愛知県連に公認申請した[17]。7月10日、県連は愛知13区の公認候補を大村に決め、党本部に公認申請を行った[18]。7月13日、党本部は大村の擁立を了承[19]1996年2月11日、後援会結成大会が安城市民会館で開かれる。後援会長には中央精機社長の石原勝成が就いた[20]。住所を安城市篠目町に移す[5][1]

初当選

[編集]

1996年10月の第41回衆議院議員総選挙では新進党島聡に敗れるが比例復活で初当選した。平成研究会(小渕派)に所属。

1998年、名古屋市は、名古屋港藤前干潟を埋め立てて人工干潟をゴミ処分場にする計画を発表。環境庁に頼まれ、藤前干潟の埋め立て阻止する為の藤前干潟の保全活動をしていた、当時、無所属の河村たかし議員と新幹線で出会い、河村の藤前干潟の保全活動に賛同し、河村に誘われ一緒に藤前干潟の保全活動に協力してやる事となった。「環境を大切にする愛知万博を開く一方で、干潟をごみで埋めるのはおかしい」と、大村は埋め立て推進を批判。そのため自民党市議団から「党から出ていけ」と圧力を受けたが屈しなかった[11][21]

2000年6月の第42回衆議院議員総選挙では島を破り再選。

2001年4月6日、森喜朗首相が閣僚懇談会で辞任を表明[22]。平成研究会(橋本派)はすみやかに橋本龍太郎自民党総裁選に擁立する方針を固める。ところが大村は同日夜に刈谷市で開いた講演会と4月7日に安城市で開かれた講演会で「私は橋本派だが、派閥幹部から橋本さんで一任してくれと言われても私はお断りする」と述べ、橋本を支持しない考えを明らかにした[23][24]。4月9日、橋本派の当選回数別の会合が開かれる。同派はその前身の竹下派の時代から「鉄の団結」を誇り、上意下達が徹底していたが[25]、2回生議員の会合で大村は野中広務元幹事長、青木幹雄参議院幹事長ら幹部を前に「派閥の締め付けはやめてほしい」と叫んだ[注 2]。4月24日に行われた総裁選では小泉純一郎に投票。「2、3年冷や飯を食ってもいい」と覚悟の上での決断だったという[11]、小泉は組閣にあたり従来の派閥順送り型の人事を排したため、同年5月7日、第1次小泉内閣経済産業大臣政務官に任命される。

2003年11月の第43回衆議院議員総選挙で島を破り3期目の当選。

2005年6月25日、倉知俊彦県議の後任として自由民主党愛知県連会長に就任[26]。同年9月11日の第44回衆議院議員総選挙で島を破り4期目の当選。島は比例復活もかなわず議席を失った。当選から間もない9月20日、碧南市議会議員の村田峰治が公選法違反(供応など)の疑いで逮捕された。村田は碧南市の大村の選対で街宣車の運行管理を担当していた[27][注 3]

2009年8月の第45回衆議院議員総選挙では民主党新人の大西健介に敗れるも、比例復活により5期目の当選を果たした[1]。愛知県内唯一の自民党衆議院議員となったが、県内小選挙区で全敗した責任をとり、同年9月に自民党県連会長を辞任。後任には鈴木政二参議院議員が就任した[31]

この間、公職としては衆議院厚生労働委員会筆頭理事、衆議院消費者問題等に関する特別委員会委員、経済産業大臣政務官(2001年)、内閣府大臣政務官(2002年)、内閣府副大臣(経済財政、金融、地方分権改革、2006年)、厚生労働副大臣(年金、介護、子育て支援等[32]、2008年)、衆議院決算行政監視委員長(2010年)などを歴任[1]

党の要職としては厚生労働部会長(2005年)、同党医療委員長(2007年)、同党厚生関係団体委員長(2007年)などを務めた。

愛知県知事

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出馬表明前

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大村は2010年12月に地域政党日本一愛知の会」を設立した。

2010年9月16日、愛知県知事の神田真秋が4選不出馬の意向を表明した[33]

それを受けて、民主党御園慎一郎の擁立を発表、続いてみんなの党薬師寺道代の擁立を発表した。同年10月13日総務官僚の重徳和彦が自民党愛知県連から知事選への出馬を打診されたことを明らかにする[34]


河村市長による出馬要請

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翌10月14日に名古屋市長河村たかしは中日新聞の取材に応じ、減税公約をし、大村議員の擁立を目指すと述べた[35]。同日、大村は取材に「知事選の話は聞いていない」と答えた。翌10月15日、河村はテレビ朝日の取材に対し、「半年ほど前から知事選出馬を要請していた」と明かした[36]。テレビ朝日は同日午前9時半頃、自民党本部の大村も取材した。そこで、出馬の可能性について「あるともないとも言えない」と述べた大村であったが[37]、同日中に河村から改めて出馬要請を受けると、読売新聞の取材に「無名の新人で勝てるのか」と答え、党県連の候補者選びに対し反発した[38]

同年11月13日には大村が出馬の意向を固めたことが報じられる[39]。11月15日、自民党愛知県連会長の鈴木政二は大村と東京都内で会談し、出馬を取り止めることを求めた。同党の重徳を擁立することについて「一切、報告や相談がなかった」と述べる大村に対し、鈴木は「そちらには逐一報告しているはずだ」と反論した。両者の意見は食い違ったまま、大村は鈴木の出馬取り止め要請を拒否した[40]

自民党離党と出馬表明

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同年12月3日、大村は石原伸晃幹事長に離党届を提出し[41]、12月6日に正式な出馬表明を行った。12月8日、党紀委員会は大村の離党届を受理せず、「県連による候補者選考の際には手を挙げず、独自候補擁立が決定した後に出馬表明するのは反党行為」(山東昭子党紀委員長)として除名とする処分を決定した[42]

河村名古屋市長との連携・県民減税と中京都構想

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名古屋市と行政機能を合体する「中京都構想」・10%の「県民減税」を公約し、河村名古屋市長と連携・全面協力で知事選に臨んだ。同年12月21日、地域政党日本一愛知の会」を同月7日に設立したと発表[43][リンク切れ][44]。同会会長に就任[注 4]2011年1月14日、横路孝弘衆議院議長に辞職願を提出し許可され、衆議院議員を辞職した。大村の辞職により、望月義夫繰り上げ当選した[45]

与党民主党も自民党ら国政野党も支持しない層からも得票を得たため、民主党が推す元総務省審議官の御園慎一郎、自民党愛知県連の推す重徳和彦、みんなの党の推す薬師寺道代、共産党の推薦する土井敏彦ら国政野党らの推薦候補をも抑え、2011年2月6日の愛知県知事選挙で愛知県知事選史上2番目に多い1,502,571票を獲得した。投票率は52.52%であり、大村の得票はそのうち49.23%であった[46][47]

第1期(2011年 - 2015年)

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菅義偉河野太郎ら同期当選組をはじめ自民党国会議員の一部から大村の除名に反発する声を上げた。そして、県知事選挙で大村の応援に入った菅は演説で「大村氏は愛知の自民党を応援し続けると約束した」と除名の不当性を強調していた。しかし、当の大村が知事就任後の同年4月に行われた衆議院愛知6区の補選にて、自民党公認の丹羽秀樹ではなく減税日本公認の女性記者を支援してしまっていた。このことから、自民党本部は大村への態度を硬直化させ、7月13日には大村が代表のままになっていた愛知13区の選挙区支部の解散届を選挙管理委員会に提出した。又、7月22日には大村が提出していた党紀委員会による除名処分の再審査請求も却下され、除名が確定した[48][注 5]

2012年1月、政治塾「東海大志塾」の設立を発表し、塾長に就任した[52]

同年8月10日、次期衆院選に向け、政治団体「中京維新の会」を設立したと発表(総務省への政治団体登録の届け出は同年6月)[53]。「日本維新の会」が9月28日に設立されると[54]顧問に就任したが、維新が減税日本との合流を拒否したことなどから、同年11月21日に顧問を辞職した[55]

第2期(2015年 - 2019年)

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2014年9月24日、愛知県議会にて2期目への出馬意向を表明した[56]。同年12月19日、記者会見を開き、「2015年2月1日執行予定の愛知県知事選挙にて再選を目指して出馬する」ことを表明し、合わせて選挙公約などを発表した[57]。その後、2015年1月6日には、詳細な政策集である「あいち重点政策ファイル300+1」を発表した[58]

2015年2月1日に実施された愛知県知事選挙では、7党(自由民主党、民主党公明党維新の党次世代の党生活の党と山本太郎となかまたち、減税日本)からの推薦を得て、日本共産党の推薦候補との一騎打ちを制し、1,629,147 票を獲得して再選を果たした(投票率34.93%、得票率80.63%)。この得票数・得票率はいずれも、愛知県知事選挙史上2番目であった。

再選後

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2016年10月21日には、名古屋市市長河村たかしと共に、総理大臣官邸にて内閣総理大臣安倍晋三へ「第20回アジア競技大会」開催支援の申入れを行った。

2016年10月21日の総理大臣官邸内閣総理大臣安倍晋三(右)への名古屋市市長河村たかし(左)との「第20回アジア競技大会」開催支援申入れ時

2017年9月28日に衆議院は解散された。そして、同年9月30日、大阪市内のホテルで希望の党代表の小池百合子東京都知事、日本維新の会代表の松井一郎大阪府知事と会談。第48回衆議院議員総選挙に向けて「三都物語」と称し、連携を表明した[59]。しかし10月5日午前、小池の要請で大村が希望の党の顧問に就任したと党がいったん発表したがすぐ内定であったと修正し、大村自身が顧問就任を否定。同日午後に党も就任発表を撤回するなど足並みが乱れた場面もあり[60][61]、選挙公示後の10月11日に大村は希望の党に対する応援方針を事実上撤回した[62]

第3期(2019年 - 2023年)

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2019年2月3日に実施された愛知県知事選挙では、過去最多となる177万4000票あまりを獲得した。得票率でも過去最高となる83.32%となり、3選を果たした。投票率は35.51%であった[63]


第4期(2023年 - )

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2023年1月26日、街頭演説をする大村(犬山駅西口にて)

2022年9月26日、愛知県議会にて、2023年2月の任期満了に伴う愛知県知事選挙に4選を目指して立候補すると表明した[64]。10月20日までに自民党県連、公明党、連合愛知、新政あいち立憲民主党県連の推薦が決定[65][66][67][68]

2022年12月20日、2023年2月に予定されている愛知県知事選を控え、政策の骨子を発表した。リニア中央新幹線の開業を見据えたインフラ整備や、スタートアップ育成をはじめとした産業競争力の強化、人材育成などを柱とした。具体的には、インフラ整備においては高速道路網の整備や港湾機能の強化、中部国際空港へのアクセス向上の実現を掲げた。産業分野では次世代自動車に必要な拠点の整備、2024年開業予定の新興企業支援拠点「ステーションAi」を中心に据えスタートアップを誘致・育成し、イノベーションの創出を狙う。また、創造性のある人を集める仕掛けとしてジブリパーク(長久手市)を挙げ、「ステーションAiとジブリパークはセットの政策」と強調した[69]

初めて臨んだ知事選から掲げる「日本一元気な愛知をつくり日本の未来をつくる」をテーマに、三期目に掲げた政策の柱をほぼ踏襲している。11月に開園したジブリパーク(長久手市)を例に、「10年前から仕掛けをしてきたことを刈り取ることが多く、成果を上げてきた手応えがある」とし、「全ての分野に目配せをしてきた」と自負を見せた。今後は、「脱炭素」「デジタル化」「ヤングケアラー」といった新しい課題に「県政は的確に対応しなければ」と指摘すると共に、県内製造業を中心とした「分厚い中間(所得)層」を維持するため、「容赦なくやってくるグローバル化・デジタル化の波に乗れるような」施策の必要性を訴えた[70]

有権者や支援者の変化

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2023年(令和5年)2月5日に投票が行われ、4選が決まった。投票率は36.43%であり、支援者らを前にした挨拶にて、「(これまで(3期12年)時代の流れに合わせて仕掛けをしてきたことが、県民に支持していただいたと受け止めている」と語った[71]。大村を支援した自民党のある愛知県議は、「かつてない風当たりの強さを感じた」とし、前回まで大村を応援や投票してくれた人が冷たくなったとの有権者の反応の変化を明かした。毎日新聞は愛知県知事選挙は投票率が4割を切っており、愛知県民の有権者の多数派が棄権していることを指摘し、大村知事に対し「信任を得たと慢心することなく、声なき声に耳を傾けることが必要」「有権者から厳しい目が向けられていることを忘れてはならない」と報じた[72]

知事在職時の県政

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ジブリパーク(ジブリの世界観を楽しめるテーマパーク)

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  • スタジオジブリに「ジブリの世界観を永続的に楽しめる施設」として提案し実現[73]、「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」の3エリアは「2022年11月1日」に先行開園、「もののけの里」が2023年11月1日、「魔女の谷」が2024年3月16日に開園し全面開園した[74]

スタートアップ支援拠点「STATION Ai」

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STATION Ai 駐車場入口側
STATION Ai 正面入口のロゴ

アジアオリンピック・パラリンピック大会

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  • 名古屋市との共催で2026年アジア大会を9月19日から10日4日まで開催することが2018年8月19日のアジア・オリンピック評議会(OCA)総会で決定[76]、2023年10月3日にはアジアパラ競技大会の開催都市契約をアジアパラリンピック委員会(APC)などと結んだ[77]

あいちトリエンナーレ2019・大村リコール運動

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実行委員会会長を務めた「あいちトリエンナーレ2019」。名古屋市西区の会場。

新型コロナウイルス感染症対策

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  • 2020年
    • 4月22日 - 感染患者を受け入れた県内の医療機関に対し、症状に応じて患者1人当たり100万~400万円を交付する「医療従事者応援金」を創設すると発表[80]
    • 5月12日 - すべての県立高校と特別支援学校の計180校で、民間のオンライン学習支援サービスを導入すると発表[81]
    • 5月21日 - 感染者受け入れで経営が悪化した救急病院に無利子、無担保の融資制度を創設すると発表。1法人あたり最大5億円を県が直接貸し付ける[82]
    • 6月1日 - 感染拡大によって活動の場を失い、収入が減った芸術作家らを支援するため、愛知県美術館の展示品購入費を3年間で1億円増額すると発表。これとは別に、県内の作家に10万~20万円の応援金を交付[83][84][85][86][87]
  • 2021年8月30 - 常滑市で開催された野外音楽フェスティバル「NAMIMONOGATARI」において、新型コロナウイルスの感染対策が不十分なうえ酒も提供したとして、主催者と展示場運営会社に厳重に抗議[88]

その他

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  • 2022年1月31日、刈谷市や、デンソーなど市内に本社を置くトヨタグループ6社などと連携し、刈谷市で情報通信技術やAIなどを活用した「スマートシティ」化に向けた実証実験を始めると発表。[90][91]
  • 2022年2月21日、「愛知県大河ドラマ『どうする家康』観光推進協議会」を設立。会長には愛知県観光コンベンション局長の武田光弘が就任。大村は顧問[92]
  • 2022年4月1日、元衆議院議員の古本伸一郎副知事に起用[93][94]。民間企業からの副知事起用は、元トヨタ自動車常務で現愛知県顧問の森岡仙太(2020年3月31日に退任)以来[93]
  • 2023年9月15日、ジャニー喜多川性加害問題を受け、「国際世論も含め、世論は厳しい。被害者救済を含めすべての事実が解明されるまで、ジャニーズとは関わりを持たない」と記者会見で述べた。同日午後には、ジャニーズ事務所所属の河合郁人が2022年に県観光文化大使に就任した際の動画を、県の公式YouTubeチャンネルから削除した[95]

衆議院議員時代の主張

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  • 憲法改正に賛成[96]
  • 道路予算を維持すべきかとの質問に「どちらとも言えない」と回答[96]
  • 5年以内の消費税率引き上げはやむをえないかとの質問に「どちらとも言えない」と回答[96]
  • 永住外国人の地方参政権を認めるべきだとする意見に「どちらかと言えば賛成」と回答[96]
  • 「日米同盟は日本外交の基軸である」という考え方か「日本外交は国連中心主義ですすめる」という考え方のどちらに近いかとの質問に、「前者に近い」と回答[96]
  • これからの日本はどんなふうに呼ばれる国になってほしいかとの質問に「平和・文化国家」と回答[96]

衆議院議員時代に所属した議員連盟

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  • 窯業建材推進議員連盟 (会長[97]
  • 養鰻振興議員懇談会 (会長[97]
  • 食品産業振興議員連盟 (幹事長[97]
  • 障害保健福祉推進議員連盟 (幹事長[97]
  • 在宅介護推進議員連盟 (幹事長[97]
  • 都市農業研究会 (幹事長[97]
  • 自動車議員連盟税制小委員長[97]

人物

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  • 家族は、妻と4人の子供がいる[5]
  • 喫煙者であったが、2011年時点では禁煙をしている[98]
  • 2023年の愛知県知事選挙でNHKが実施した候補者アンケートの「人生最大の失敗と教訓は何か」との問いに対し、「若い頃もっと勉強すれば良かった。その反省から、今も一生懸命、本、書類を読み、生涯勉強に努めています」と答えた[99]

選挙歴

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当落 選挙 執行日 年齢 選挙区 政党 得票数 得票率 定数 得票順位
/候補者数
政党内比例順位
/政党当選者数
比当 第41回衆議院議員総選挙 1996年10月20日 36 比例東海愛知13区 自由民主党 8万629票 42.86% 23 2/3 7/8
第42回衆議院議員総選挙 2000年06月25日 40 愛知13区 自由民主党 10万4731票 45.90% 1 1/4 /
第43回衆議院議員総選挙 2003年11月09日 43 愛知13区 自由民主党 11万4092票 48.44% 1 1/3 /
第44回衆議院議員総選挙 2005年09月11日 45 愛知13区 自由民主党 13万9022票 53.08% 1 1/3 /
比当 第45回衆議院議員総選挙 2009年08月30日 49 比例東海(愛知13区) 自由民主党 12万8995票 44.83% 21 2/3 5/6
2011年愛知県知事選挙 2011年2月6日 50 無所属 150万2571票 49.23% 1 1/5 /
2015年愛知県知事選挙 2015年2月1日 54 無所属 162万9147票 80.63% 1 1/2 /
2019年愛知県知事選挙 2019年2月3日 58 無所属 177万4763票 83.32% 1 1/2 /
2023年愛知県知事選挙 2023年2月5日 62 無所属 145万2648票 67.53% 1 1/6 /

著書

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  • 『それでも日本は蘇る -21世紀への10の指針-』日経事業出版社、1998年5月。ISBN 4930746493 
  • 『再生、興国への突破口 -それでも日本は蘇る-』小学館クリエイティブ、2003年6月。ISBN 4797986441 
  • 『戦略なき政治を斬る』小学館クリエイティブ、2010年10月。ISBN 978-4778090029 
  • 『中京維新 -日本が蘇る5大改革戦略!-』PHP研究所、2012年10月。ISBN 978-4569808857 
  • 『愛知が起こす成長革命 -日本が蘇る2027年への提言27-』PHP研究所、2015年10月27日。ISBN 978-4569827025 
  • 『時代は“国家”から“地域”へ 世界イノベーション都市宣言 「愛知が起こす成長革命 II」グローバル編』PHP研究所、2017年5月25日。ISBN 978-4569836263 
  • 『スタートアップ興国論 -愛知が起こす成長革命Ⅲ-』PHPエディターズ・グループ、2021年10月7日。ISBN 978-4909417534 

テレビ出演

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脚注

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注釈

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  1. ^ 2023年11月に公表された政治資金収支報告書(2022年分)によれば、日本一愛知の会の現在の代表は名古屋市の医療法人香流会紘仁病院理事長の重冨亮が務めている[3][4]
  2. ^ 橋本派の2回生議員の会合での発言を振り返り、大村は次のように述べている。「今年(注・2001年)に入って自民党はどん底だった。このまま参院選に突っ込めば、一発退場という状況。それなのに、相変わらず『派閥の論理』がすべての総裁選をやっていたら、有権者からは『自民党は何も変わっていない』と思われてしまう。これが最後のチャンス。そんな思いを全部ぶつけたかった」[11]
  3. ^ 碧南市議の村田峰治は衆院選公示前の2005年8月22日、碧南市内の焼肉店で自身の後援会メンバー3人に投票や票のとりまとめなどを頼み、その報酬として一人当たり約3千円の酒食で接待し、さらに公示後の8月31日、同じ焼肉店で支援者ら10人に同じ趣旨で一人当たり約4千円の酒食で接待した[28]。村田は10月12日付で辞職。村田が所属していた、永島卓市長派の保守系最大会派「新政クラブ」は13人に減った。倉内成幸議長を除くと12人。当時、永島が推し進めていた美術館整備計画に対し、新風会、日本共産党、公明党、市民クラブ、新自民クラブの市議計12人は真っ向から反対しており[29]、村田の辞職により碧南市議会は与野党伯仲の状態となった[30]
  4. ^ 日本一愛知の会のマニフェストには「私は今、日本と日本経済に大いなる危機感を抱いています。このままでは、日本経済も愛知の経済、ものづくりも沈没してしまう。日本を、愛知・名古屋を、今一度世界と闘える力強い国・社会・経済とするため、私は皆様とともに起ち上がりたい」と記されている。
  5. ^ 2011年7月に解散した「自由民主党愛知県第十三選挙区支部」は翌2012年、大見正県議が代表となり復活。同年12月の総選挙で大見は初当選。2017年に3選を果たすが、2019年2月の安城市長選挙に立候補し落選[49]。愛知13区の選挙区支部は同年3月に再び解散し[50]、2020年12月19日に「(新)自由民主党愛知県第十三選挙区支部」の設立総会が開かれた。支部長には県議の石井拓が選任された[51]

出典

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  1. ^ a b c d e プロフィール|大村ひであき公式WEBサイト
  2. ^ 総務省 地方公共団体の議会の議員及び長の所属党派別人員調等
  3. ^ 政治資金収支報告書 日本一愛知の会(令和4年分 定期公表)”. 愛知県選挙管理委員会 (2023年11月28日). 2023年11月28日閲覧。
  4. ^ 理事長挨拶”. 紘仁病院. 2021年11月29日閲覧。
  5. ^ a b c d e 垣見洋樹 (2015年1月17日). “候補者はこんな人:愛知県知事選2015”. 中日新聞. https://web.archive.org/web/20150121024252/http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/aichi-chiji2015/rensai/CK2015011702000220.html 2018年10月20日閲覧。 
  6. ^ a b “(インタビュー)表現の自由のいま 愛知県知事・大村秀章さん”. 朝日新聞. (2019年12月24日). https://www.asahi.com/articles/DA3S14305592.html 2020年5月22日閲覧。 
  7. ^ 大村秀章さん”. みかわこまち. エムアイシーグループ. 2021年6月14日閲覧。
  8. ^ a b 左藤永次「家族のこと話そう 衆院議員 大村秀章さん 三河人気質脈々と」 『中日新聞』2001年8月31日付夕刊、8面。
  9. ^ 中尾吟「2019あいち知事選 私が推します 動物病院院長・杉浦広さん(58)」 『中日新聞』2019年1月28日付朝刊、県内版、10面。
  10. ^ 大村秀章 [@ohmura_hideaki] (2022年12月15日). "午後2時過ぎに、前安城市副市長の三星元人さんが来訪。". X(旧Twitter)より2023年2月6日閲覧
  11. ^ a b c d 小田克也「脱・永田町人 新たな政治潮流を見る 衆院議員 大村秀章さん(41)」 『中日新聞』2001年8月25日付朝刊、2面。
  12. ^ 大村秀章『それでも日本は蘇る -21世紀への10の指針-』日経事業出版社、1998年5月、著者プロフィール。
  13. ^ 政治改革の軌跡 1993年~1994年”. 21世紀臨調オフィシャルホームページ. 新しい日本をつくる国民会議. 2021年12月21日閲覧。
  14. ^ 『中日新聞』1994年8月12日付朝刊、県内版、16面、「小選挙区区割り案 名古屋市内一-五区 票数は野党側が優勢」。
  15. ^ 『中日新聞』1996年10月15日付朝刊、西三河版、23面、「候補者登壇 13区 横顔・一枚の写真 大村秀章候補(36) 自新 中央省庁改革に意欲」
  16. ^ 『中日新聞』2015年2月2日付夕刊、10面、「愛知知事選一夜明け 大村さん『背筋伸ばす』」。
  17. ^ 『朝日新聞』1995年6月8日付夕刊、2社、10面、「衆院選愛知13区に大村氏の公認申請 自民党碧南市支部【名古屋】」。
  18. ^ 『中日新聞』1995年7月11日付朝刊、3面、「衆院の愛知13区 大村氏公認申請 自民県連」。
  19. ^ 『中日新聞』1995年7月14日付朝刊、2面、「愛知13区大村氏を公認」。
  20. ^ 『中日新聞』1996年2月12日付朝刊、西三河版、22面、「大村氏の後援会結成 衆院13区から立候補の予定」。
  21. ^ 『中日新聞』2011年1月22日付朝刊、県内総合、19面、「知事選 候補者はこんな人(上)」。
  22. ^ “14章 自民退潮-ビジュアル年表(戦後70年)”. 朝日新聞. http://www.asahi.com/special/sengo/visual/page70.html 2019年12月27日閲覧。 
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関連項目

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外部リンク

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公職
先代
神田真秋
愛知県の旗 愛知県知事
公選第17 - 20代:2011年 -
次代
現職
先代
鴨下一郎
渡辺孝男
日本の旗 厚生労働副大臣
渡辺孝男と共同
2008年 - 2009年
次代
細川律夫
長浜博行
先代
嘉数知賢
山口泰明
桜田義孝
日本の旗 内閣府副大臣
平沢勝栄
林芳正と共同

2006年 - 2007年
次代
中川義雄
木村勉
山本明彦
先代
亀井郁夫
嘉数知賢
奥山茂彦
日本の旗 内閣府大臣政務官
木村隆秀
阿南一成と共同

2002年 - 2003年
次代
西川公也
森元恒雄
宮腰光寛
先代
竹本直一
西川太一郎
日本の旗 経済産業大臣政務官
西川太一郎と共同
2001年 - 2002年
次代
下地幹郎
西川玲子
議会
先代
今村雅弘
日本の旗 衆議院決算行政監視委員長
2010年
次代
河野太郎
党職
先代
倉知俊彦
自由民主党愛知県連会長
2005年 - 2009年
次代
鈴木政二