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'''上越市'''(じょうえつし)は、[[新潟県]]の南西部([[上越地方]])に位置する[[都市]]である。[[特例市|施行時特例市]]に指定されており、新潟県内では[[新潟市]]、[[長岡市]]に次いで第3位の市域人口である。都市雇用圏は、当市を中心とする[[上越都市圏]]は県内第3位である。[[日本三大一覧|日本三大夜桜]]のひとつと称される[[高田城址公園観桜会|高田城址公園の桜]]<ref name=":2">{{Cite web|title=新潟)2年ぶり100万人台回復 上越・高田城の観桜会:朝日新聞デジタル|url=https://www.asahi.com/articles/ASM4J5J77M4JUOHB00N.html|website=朝日新聞デジタル|accessdate=2020-12-29|language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|title=サクラ咲く!春爛漫コース|url=https://joetsukankonavi.jp/course-detail.php?id=1|website=上越観光Navi|accessdate=2020-12-23}}</ref>や、[[高田城]]下町の総延長16 kmもの[[雁木造|雁木通り]]の町並み<ref>{{Cite web|title=城下町高田さんぽ|url=https://joetsukankonavi.jp/course-detail.php?id=12|website=上越観光Navi|accessdate=2020-12-23}}</ref>などで知られる。 |
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== 概要 == |
== 概要 == |
2022年8月9日 (火) 05:40時点における版
じょうえつし 上越市 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 |
中部地方、北陸地方 甲信越地方 | ||||
都道府県 | 新潟県 | ||||
市町村コード | 15222-6 | ||||
法人番号 | 9000020152226 | ||||
面積 |
973.89km2 | ||||
総人口 |
179,294人 [編集] (推計人口、2024年10月1日) | ||||
人口密度 | 184人/km2 | ||||
隣接自治体 |
柏崎市、十日町市、糸魚川市、妙高市、佐渡市 長野県:飯山市、下水内郡栄村 | ||||
市の木 | サクラ | ||||
市の花 | ツバキ | ||||
上越市役所 | |||||
市長 | 中川幹太 | ||||
所在地 |
〒943-8601 新潟県上越市木田一丁目1番3号 北緯37度08分52秒 東経138度14分10秒 / 北緯37.14786度 東経138.23608度座標: 北緯37度08分52秒 東経138度14分10秒 / 北緯37.14786度 東経138.23608度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
上越市(じょうえつし)は、新潟県の南西部(上越地方)に位置する都市である。施行時特例市に指定されており、新潟県内では新潟市、長岡市に次いで第3位の市域人口である。都市雇用圏は、当市を中心とする上越都市圏は県内第3位である。日本三大夜桜のひとつと称される高田城址公園の桜[1][2]や、高田城下町の総延長16 kmもの雁木通りの町並み[3]などで知られる。
概要
律令時代には越後国の国府が置かれ、戦国時代には長尾景虎(上杉謙信)に代表される長尾氏(上杉氏)が春日山城を居城とした。江戸時代には高田藩の藩庁高田城が置かれ、城下町として盛えた。詳細は歴史の節で後述。
市の成立
頸城平野で古くから相互補完の関係を築いてきた内陸の城下町である高田と沿岸の港町である直江津であるが、1954年(昭和29年)11月18日、春日村の分村問題に際して、「近き将来において高田市と直江津市を合併して上越中心都市を建設すること」を記した申合書を交換[4]。その後、市街地拡大による連坦が進んだことなどから1971年(昭和46年)4月29日付で両市が対等合併(新設合併)し、発足した(詳細は#編入以前の上越を参照)。合併前時点での両市の人口は、高田市が約7.5万人、直江津市が約4.5万人。
その後、2005年(平成17年)1月1日付で周辺13町村を編入合併し、市域面積が約4倍に増大。佐渡市(佐渡島の全域)をも超えて県内では村上市に次ぐ第2位の広さとなった[5]。
市町村の合併の特例等に関する法律(合併特例法)に基づく地域自治区制度を初めて導入した市で、現在は地方自治法に基づく28の地域自治区を設置している(詳細は地域の節で後述)。
地名の由来
新潟県内では古くから、越後国(新潟県の本土側)を上方(現在の京都市など)に近い南側から順に「上越地方、中越地方、下越地方」と3つに分けた地方名が慣用されており、前述の1954年の申合書にも記されているように上越地方の中心都市[4][6]としての役割を担うことから、1971年(昭和46年)の新設合併の際に「上越市」を市名とした。
合併時に港や鉄道での交通の要衝だった「直江津」と県の出先機関や高等教育機関などの地域の中心地だった「高田」の合併だったために、市名の決定においてはどちらも譲れないものがあったとされており、折衷案として「上越地方の中心地」と言う意味での上越市で妥協をお互いに行った。これにより旧市名は鉄道駅や学校名などに残るものとなった。
また平成の大合併時において、過去の合併時の経験から地元の名前への愛着を尊重し、住民感情の分断に繋がらないように地域自治区として旧町村名を残している。
「上越」はこれとは別に、群馬(上野国)・新潟(越後国)の両県を表す際にも用いられているが、それぞれ指す地域が異なっている。
- 市名変更運動
上越市と周辺13町村が合併する際に行政側が新市名を上越市に決めた理由とする市内530団体へのアンケート(4割が回答)[7]では意見不足とする考えを持つ市民団体の「住民自治と合併問題を考える会」が北陸新幹線の着工を契機として、「上越市」の市名の改称を求めようと呼びかける動きがあった。
「住民自治と合併問題を考える会」が2007年に実施した住民アンケート(回答者数70人複数回答)によると、新市名に「頸城」関連が36件寄せられた[8]。「市名を考える市民の会」が発刊した小冊子「上越市でいいんですか?市民が誇れる市名を!」の出版記念講演会において、地名研究家の楠原佑介は「決めるのは市民のみなさん」とした上で「頸城野市は十分、検討に値する案」と述べた[9]。
しかし、そうした意見を持つ住民は「上越市」と言う名前に落ち着くまでの紛糾した経緯を知っている世代ほど地域分断を避けるために、ごく一部にとどまり、その後に行われたご当地ナンバー「上越ナンバー」を決定する際のアンケートでも反対意見を持つ住民はごく僅かという結果であった[10]。
地理
市内の大部分の地域は豪雪地帯対策特別措置法に基づき特別豪雪地帯に指定されている。 なお市域の一部は佐渡弥彦米山国定公園に指定されている。
位置
東の新潟市まで129km、西の富山市まで131km、南の長野市まで63kmの場所に位置する[注 1]。
北には日本海に面しており、夏には内陸の長野県方面からの海水浴客が多く訪れる。
地形
山岳
- 主な山
- 主な丘陵
河川
- 主な川
土地
- 平野
気候
観測方法
市内のアメダスの観測点は、高田地区中心部の大手町に所在する高田特別地域気象観測所内をはじめ、大潟観測所(大潟区潟町)、安塚観測所(安塚区和田)、川谷観測所(吉川区川谷字宮田)、筒方観測所(板倉区筒方)の計5箇所に設置されている。
市内で最初に気象観測が開始されたのは1921年(大正10年)12月に県が開設した高田測候所で、以後86年間にわたって有人観測が行われ、敷地内には桜の開花発表を行うための標本木も植栽されていた。気象庁ではその後合理化等に伴って2007年(平成19年)9月30日を以って有人による業務を終了し、無人観測に切り替えられている。
積雪量(降水量)
冬は季節風が日本海側から吹き,山地にぶつかって雪を降らせることから降水量が多くなる。なお、2022年7月12日、上越市安塚で1時間降水量65.5ミリの観測史上最大雨量を観測している[11]。
市内の一部を除くほぼ全域が特別豪雪地帯に指定されている。年毎の差が大きいものの、多雪年の最深積雪は全国でもトップクラスに多く、2mを超えることもある。高田測候所(当時の名称)では1945年(昭和20年)2月26日に、377cmの最深積雪を記録した[注 2]ほか、100cm以上の日降雪量記録が複数など、日本有数の豪雪記録を持つ。高田での積雪量は1986年(昭和61年)2月6日に324cmを記録して以降、最深でも1mに満たないシーズンも多くなっていたが、2012年(平成24年)2月10日には26年ぶりに2mを越え、222cmを観測した。2021年(令和3年)1月11日には249cmを観測し、平成期以降では2度目の積雪2m超えとなった。
市内全域では積雪量に大きな差があり、高田などの内陸部や安塚などの山間部は多く、直江津や大潟などの沿岸部は比較的少ない。
高田(高田特別地域気象観測所)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 19.4 (66.9) |
22.5 (72.5) |
25.8 (78.4) |
32.3 (90.1) |
33.1 (91.6) |
36.7 (98.1) |
38.9 (102) |
40.3 (104.5) |
39.3 (102.7) |
34.1 (93.4) |
28.1 (82.6) |
23.7 (74.7) |
40.3 (104.5) |
平均最高気温 °C (°F) | 6.0 (42.8) |
6.7 (44.1) |
10.9 (51.6) |
17.6 (63.7) |
22.7 (72.9) |
25.8 (78.4) |
29.6 (85.3) |
31.3 (88.3) |
27.1 (80.8) |
21.5 (70.7) |
15.5 (59.9) |
9.3 (48.7) |
18.7 (65.7) |
日平均気温 °C (°F) | 2.5 (36.5) |
2.7 (36.9) |
5.8 (42.4) |
11.7 (53.1) |
17.0 (62.6) |
20.9 (69.6) |
25.0 (77) |
26.4 (79.5) |
22.3 (72.1) |
16.4 (61.5) |
10.5 (50.9) |
5.3 (41.5) |
13.9 (57) |
平均最低気温 °C (°F) | −0.4 (31.3) |
−0.8 (30.6) |
1.4 (34.5) |
6.1 (43) |
11.6 (52.9) |
16.7 (62.1) |
21.5 (70.7) |
22.6 (72.7) |
18.4 (65.1) |
12.1 (53.8) |
6.1 (43) |
1.8 (35.2) |
9.8 (49.6) |
最低気温記録 °C (°F) | −10.7 (12.7) |
−13.2 (8.2) |
−10.3 (13.5) |
−6.5 (20.3) |
−0.4 (31.3) |
6.4 (43.5) |
11.6 (52.9) |
13.0 (55.4) |
8.3 (46.9) |
1.2 (34.2) |
−2.5 (27.5) |
−7.8 (18) |
−13.2 (8.2) |
降水量 mm (inch) | 429.6 (16.913) |
263.3 (10.366) |
194.7 (7.665) |
105.3 (4.146) |
87.0 (3.425) |
136.5 (5.374) |
206.8 (8.142) |
184.5 (7.264) |
205.8 (8.102) |
213.9 (8.421) |
334.2 (13.157) |
475.5 (18.72) |
2,837.1 (111.697) |
降雪量 cm (inch) | 171 (67.3) |
139 (54.7) |
46 (18.1) |
2 (0.8) |
- | - | - | - | - | - | 0 (0) |
67 (26.4) |
413 (162.6) |
平均降水日数 (≥0.5 mm) | 26.3 | 21.5 | 20.3 | 13.8 | 11.7 | 12.6 | 14.8 | 12.5 | 15.3 | 16.1 | 19.9 | 24.5 | 209.3 |
平均降雪日数 (≥0 cm) | 25.2 | 21.1 | 13.7 | 1.8 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1.6 | 16.6 | 81.3 |
% 湿度 | 79 | 76 | 72 | 67 | 71 | 78 | 81 | 78 | 79 | 78 | 78 | 78 | 76 |
平均月間日照時間 | 62.4 | 83.2 | 128.7 | 177.6 | 201.8 | 153.6 | 148.4 | 189.6 | 136.7 | 131.8 | 104.1 | 73.0 | 1,591.8 |
出典:気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1922年-現在)[12][13]気象庁 |
地域
編入以前の上越
- 高田地区と直江津地区
2005年(平成17年)1月以前の旧市域は、大きく分けて旧高田市にあたる内陸の高田地区と、旧直江津市にあたる沿岸の直江津地区の南北2地区となっていた。
高田地区は江戸時代には高田城が築城され、明治以降も国や県の出先が設けられるなど、政治と行政の中心としての歴史が長かった。一方の直江津地区は古くは北前船、明治以降は鉄道と道路など陸海交通の要衝として発展するとともに、港湾に面する立地と、原油や天然ガスなどの地下資源を活かして工業立地が進むなどし、旧市域は両地区を中心とした相互補完の関係の下で発展を遂げてきた。
- 上越市の発足と春日地区の整備
1971年(昭和46年)4月29日付で両市の新設合併により上越市が発足した。
合併に際し、歴史や特性の異なる2つの地区を融和する必要性から、双方の中心部のほぼ中間点に位置する旧高田市北部の春日地区に市役所、ホール、体育館等の公共施設を整備し、新たな都市核の形成を目指す方針が取られた。このうち市役所については、合併後はまず旧高田市庁舎(1914年8月竣工、1977年6月撤去)を本庁舎、旧直江津市庁舎を分庁舎として5年間運用した後、新しい本庁舎(現在の木田庁舎)を春日地区に建設し、1976年(昭和51年)3月に竣工、同年4月10日に開庁した。
以後、春日地区は市の行政機能の集積地となり、併せて都市基盤整備が著しく進み、複数の都市核を有する「複核型都市」となった。
近年の傾向
上越市では高田・直江津双方の中心部を「中心市街地」としており、公文書等では「中心市街地(高田地区)」などと、いずれかの地区を明記している。また市内の道路に設置された案内標識も、どちらの市街地であるかを明記するため「上越市街(高田)」「上越市街(直江津)」という標示が用いられている。
だが近年の上越市は概要で頭書したとおり、全域で人口減少傾向が著しくなっている。
- 高田・直江津地区の中心市街地
高田・直江津の両中心市街地も人口減少傾向の例外ではなく、高田地区では中心部の核店舗とも言える存在でもあった総合スーパー「長崎屋高田店」が2002年(平成14年)2月に、百貨店「大和上越店」が2010年(平成22年)4月25日にそれぞれ閉店するなど、空洞化も顕著となっている。
上越市では両中心部の空洞化を抑制するため「中心市街地再整備計画」などの施策を進めており、両者の跡地にはそれぞれ、「あすとぴあ高田」、「イレブンプラザ」がオープンした。
2018年6月には直江津地区にある上越市立水族博物館が「うみがたり」の愛称を得てリニューアルオープンし、狙いとした県内外への上越市の宣伝や交流人口の拡大に大きく貢献した[14]。
2020年7月には直江津ショッピングセンターの2階に世界最大級の無印良品が開業した[15]。良品計画は上越市およびショッピングセンターを経営する頸城自動車と包括連携協定を締結し、地域活性化や公共交通の利便性向上、産業振興などに関する幅広い分野で協力していく方針とされる[15]。
- 春日地区の市街化
その一方で、春日地区では前掲のように市役所木田庁舎や春日山駅、北陸自動車道の上越インターチェンジなどを中心に市街地化が進み、且つ市域南北を縦貫する国道18号の上新バイパス、上越大通り、山麓線などの幹線道路沿線にあたる地区でも、道路交通の利便性を活かして大型ショッピングセンターやロードサイド型店舗が数多く出店し、住宅地開発も進捗している。
2005年の編入市域合併以降、市内28自治区で人口が増加しているのは春日区・新道区・有田区・金谷区・三郷区の5区のみである。
- 北陸新幹線の延伸による上越妙高駅の開通
2015年(平成27年)には北陸新幹線の延伸により、高田地区からさらに5 kmほど南の大和二丁目に位置する脇野田駅が上越妙高駅へと改築・改称され、新幹線駅として開業した。同駅からは東京都や長野県、富山県、石川県への移動が便利となった。
駅周辺は新幹線延伸前には住宅地や農地が中心であったが、延伸後にホテルやセレモニーホール、コンビニエンスストア、日帰り入浴施設、レンタカー業者などが次々と出店し、市街化が進んだ。2020年4月には複合商業施設「エンジョイプラザ」が開業した[16]。
-
高田市街(2020年8月)
-
直江津市街
-
上越IC隣接の上越ショッピングセンター(「アコーレ」・イオン上越店、2020年4月)
-
高田市街に整備された「イレブンプラザ」(上越大和跡地、2020年8月)
地域自治区
上越市には計28の地域自治区が設けられている。これは2005年(平成17年)1月1日付で周辺13町村を編入合併した際、当時の合併特例法で定められた同制度を導入したもので、全国初の導入例となった。
地域自治区制度とは地域住民の声を行政に反映させるための制度で、住民の意見を集約する地域協議会が各区域ごとに設置されているほか、住民から選ばれた委員(ボランティア)が、市の施設運営や予算などについて協議し、市長に意見を伝えることができる。上越市の地域協議会の委員の選任は、全国で唯一、専任投票と呼ばれる選挙方式で選出されている[17]。まず公募によって立候補者を募り、応募者が定員を超えた場合公職選挙法に準じた選挙を行い、その結果を尊重して市長が選任する。応募者が定数に満たない場合は、不足分を市長が選考し選任するとされている。
行政側は地域活動のとりまとめなどを通じて住民を支援する。また、地域自治区内の施設の設置・廃止・管理のあり方について変更を行う場合、市長はあらかじめ地域協議会の意見を聴取しなければならない仕組みとなっている[17]。なお政令指定都市の行政区とは異なり、行政権限は有さない[注 3]。
前掲のとおり、まず2005年1月1日付で編入合併した13町村に新設され、13区の旧町村庁舎には「総合事務所」が設けられ、所長が配置された。また、この編入市域13区の地名・町名には自治区名が冠されるとともに「大字」の表記が廃止された。
さらに、編入合併前の旧市域についても地域自治区設置の検討が進められ、2009年(平成21年)3月の市議会で「上越市における地域自治区の設置に関する条例」の一部改正の承認を経て、同年10月1日付で昭和の大合併以前の市町村区域に基づく15区が新設された。この旧市域15区の地名・町名の表記には自治区名を冠さないほか、住居表示や町名変更が施行されていない地域の一部では「大字」の表記が存続されている。また総合事務所に代わる事務機能として、南部(高田地区南部の4区)、中部(高田地区北部の5区)、北部(直江津地区の6区)の3地区ごとに、各自治区の協議会に関する事務等を行う「まちづくりセンター」が設置されている[18]。
なお地域自治区制度は2008年(平成20年)4月から合併特例法に代わり、地方自治法に基づいて運用されている。
- 2005年1月設置(編入市域13区)
- 2009年10月設置(旧市域15区)
人口
上越市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 上越市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 上越市
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
上越市(に相当する地域)の人口の推移
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||
総務省統計局 国勢調査より |
新潟県内の市町村で3番目の人口規模を有し[注 4]、前述の13町村の編入合併時には人口約21万人を擁していた。
だが近年は少子高齢化と社会減による人口減少が著しく、合併以降は年間1000人前後の減少が継続しており[19]、推計人口は2013年(平成25年)4月1日時点で20万人を割り込んでいる[20]。
加えて安塚区、浦川原区、大島区、牧区、吉川区、板倉区、清里区、三和区、名立区の9自治区が編入合併前から過疎地域に指定されるなど過疎化が進んでおり、過疎地域促進特別措置法特例措置の条件を満たしていることから、過疎地域(いわゆる「みなし過疎」)に指定されている。上越市ではこの9自治区について、地域の自立促進や市域発展の均衡化などを目的とした「過疎地域自立促進計画」を策定し運用を行っている[21]。
隣接自治体
歴史
古代
中世
- 鎌倉時代
- 戦国時代
- 1497年(明応 6年) - 長尾能景が林泉寺を建立する。
- 1502年(文亀元年)1月28日 - 越後南西部地震が発生、直江津を中心に死者多数[22]
- 1507年(永正 4年) - 長尾為景と上杉定実が上杉房能を自害に追い込む(永正の乱)。
- 1562年(永禄 5年) - 上杉政虎(上杉謙信)が五智国分寺を再興する。
- 1567年(永禄10年) - 上杉輝虎(上杉謙信)が浄興寺を招聘する。
近世
- 安土桃山時代
- 江戸時代
- 幕藩体制の成立により、春日山藩が立藩される。
- 1607年(慶長12年)- 堀忠俊が福島城を築き、春日山城は廃城となる(福島藩の立藩)。
- 1610年(慶長15年) - 越後福嶋騒動によって堀氏は改易となる。
- 1614年(慶長19年) - 松平忠輝が高田城を築き、福島城は廃城となる(高田藩の立藩)。
- 1616年(元和 2年) - 牧野忠成が長峰藩を立藩する(1618年に廃藩)。
- 1681年(天和元年) - 越後騒動によって越前松平氏は改易となり、高田藩の領地は天領となる。
- 1684年(貞享元年) - 江戸幕府により川浦陣屋が置かれる。
- 1685年(貞享 2年) - 稲葉正往が高田藩を再度立藩する。
- 1751年(寛延 4年) - 高田地震が発生する。
近代
- 明治時代
- 1868年(慶応 4年) - 明治維新により、 旧天領・旗本領は柏崎県の管轄となる。
- 1869年(明治 2年) - 旧天領・旗本領の主管自治体が柏崎県(第1次)、越後府、水原県、柏崎県(第2次)と変遷する。
- 1871年(明治 4年) - 廃藩置県により高田藩は高田県となる。高田県は柏崎県に編入される。
- 1873年(明治 6年) - 柏崎県が新潟県に編入される。
- 1883年(明治16年) - 高田事件が発生する。
- 1886年(明治19年) - 信越本線が開業する。
- 1897年(明治30年) - 北越鉄道(現信越本線)が開業する。
- 1901年(明治34年) - 春日山神社が建立される。
- 1908年(明治41年) - 大日本帝国陸軍第13師団が高田に入城する。
- 1911年(明治44年) - テオドール・エードラー・フォン・レルヒが金谷山において、日本で初めてとなるスキー指導を行う。
- 大正時代
近現代
- 昭和時代
- 1949年(昭和24年) 3月30日 - 名立機雷爆発事件が発生する。
- 1960年(昭和40年)9月18日 - 集中豪雨により保倉川、荒川が氾濫し、直江津市街地の約3400戸が床上浸水、約1000戸が床下浸水。関川の堤防も決壊し、高田市街地の約4000戸が浸水[23]。
- 上越市成立後
- 1971年(昭和46年) 4月29日 - 高田市と直江津市が新設合併し、上越市が発足する。
- 1972年(昭和47年) - 直江津の臨海工業地帯周辺で、新潟大学医学部調査班の手により公害被害の調査。児童にフッ素由来の特徴的な班状歯などが確認される[24]。
- 1978年(昭和53年)10月 1日 - 上越教育大学が開学する。
- 1983年(昭和58年)11月 9日 - 北陸自動車道が延伸開通する。
現代
- 平成時代
- 1994年(平成 6年) 4月 1日 - 新潟県立看護短期大学が開学する(2005年に廃止→2006年から新潟県立看護大学へ改組)。
- 1997年(平成 9年) 3月22日 - 北越急行ほくほく線が開業する。
- 1997年(平成上信越自動車道が延伸開通する。 9年)10月16日 -
- 2005年(平成17年) 1月 1日 - 東頸城郡安塚町・浦川原村・大島村・牧村・中頸城郡板倉町・大潟町・柿崎町・清里村・頸城村・中郷村・三和村・吉川町・西頸城郡名立町を編入合併する。
- 2007年(平成19年) 4月 1日 - 特例市に移行する。
- 2012年(平成24年) 7月 1日 - 上越火力発電所が営業運転を開始する。
- 2015年(平成27年) 3月14日 - 北陸新幹線が延伸開業する。
- 2015年(平成27年) 4月 1日 - 特例市制度廃止により施行時特例市に移行する。
政治
行政
上越市は、日本経済新聞社が2001年に行った全国住民サービス番付の行政革新度の総合で、全国1位になった。
市長
- 市長:中川幹太(2021年11月9日就任、1期目)
議会
市議会
- 定数:32人
- 任期:2020年4月29日 - 2024年4月28日[25]
- 議長:飯塚義隆(輝)
- 副議長:波多野一夫(みらい)
会派名 | 議席数 | 議員名(◎は代表者) |
---|---|---|
みらい | 8 | ◎石田裕一、宮川大樹、本山正人、高山優子、ストラットン恵美子、中土井薫、髙橋浩輔、波多野一夫 |
輝 | 7 | ◎栗田英明、小林和孝、田中聡、鈴木めぐみ、飯塚義隆、橋本洋一、滝沢一成 |
創風 | 6 | ◎武藤正信、池田尚江、宮﨑朋子、小山洋子、大島洋一、江口修一 |
日本共産党議員団 | 3 | ◎橋爪法一、平良木哲也、上野公悦 |
公明党 | 2 | ◎山田忠晴、杉田勝典 |
市民クラブ | 2 | ◎近藤彰治、牧田正樹 |
無会派 | 4 | 安田佳世、渡邉隆、宮越馨、丸山章 |
計 | 32 |
(2020年5月8日現在[26])
県議会
- 新潟県議会
上越市選挙区(定員5名)を構成する。
選出議員
議員名 | 会派 | 当選回数 |
---|---|---|
小山芳元 | 未来にいがた | 7 |
楡井辰雄 | 自由民主党 | 4 |
秋山三枝子 | リベラル新潟 | 2 |
斎京四郎 | 自由民主党 | 2 |
桜庭節子 | 自由民主党 | 1 |
(2023年4月29日任期満了予定)
国会
- 衆議院
- 選挙区:新潟6区(十日町市、糸魚川市、妙高市、上越市、中魚沼郡)
- 任期:2021年10月31日 - 2025年10月30日
- 投票日:2021年10月31日
- 当日有権者数:272,966人
- 投票率:67.79%
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|
当 | 梅谷守 | 47 | 立憲民主党 | 新 | 90,679票 | ○ |
比当 | 高鳥修一 | 61 | 自由民主党 | 前 | 90,549票 | ○ |
神鳥古賛 | 53 | 無所属 | 新 | 1,711票 |
国家機関
裁判所
法務省
- 検察庁
財務省
- 東京税関新潟税関支署直江津出張所
- 国税庁
- 関東信越国税局高田税務署
厚生労働省
農林水産省
- 横浜植物防疫所新潟支所直江津出張所
- 林野庁
- 関東森林管理局上越森林管理署
国土交通省
- 北陸地方整備局高田河川国道事務所
- 高田出張所
- 直江津国道維持出張所
- 海上保安庁
- 第9管区海上保安本部新潟海上保安部上越海上保安署
防衛省
- 自衛隊
- 防衛施設
施設
警察
- 本部
- 幹部交番
- 柿崎交番 (旧柿崎幹部交番の置き換えで設置)
- 安塚交番 (旧安塚幹部交番の置き換えで設置)
- 上越妙高駅前交番
- 高田駅前交番
- 高田交番 (旧上越南警察署の跡に設置)
- 春日山交番
- 板倉交番
- 直江津駅交番
- 三ツ屋交番
- 駐在所
- 灰塚駐在所
- 上野田駐在所
- 諏訪駐在所
- 三和駐在所
- 天野原駐在所
- 高士駐在所
- 清里駐在所
- 名立駐在所
- 長浜駐在所
- 保倉駐在所
- 犀潟駐在所
- 土底浜駐在所
- 潟町駐在所
- 原之町駐在所
- 山直海駐在所
- 浦川原駐在所
- 柳島駐在所
- 桜滝駐在所
- 大平駐在所
消防
- 本部
上越地域消防局(藤野新田)
- 消防署
- 上越消防署
- 上越南消防署
- 頸北消防署
- 東頸消防署
医療
- 市内の救急告示病院
文化施設
- 上越文化会館
- 上越市市民交流施設高田公園オーレンプラザ
- 町家交流館高田小町
- 図書館
- 上越市立高田図書館
- 上越市立直江津図書館
- 上越市立図書館浦川原分館
- 上越市立図書館頸城分館
- 美術館
- かやぶき美術館
- 小林古径記念美術館
- 博物館・科学館
- 学習施設
- 直江津学びの交流館
- 上越清里星のふるさと館(県下最大の65㎝となる反射式望遠鏡とプラネタリウムを備えた複合施設)
- 文化財
運動施設
- 上越市総合体育館
- 上越市立オールシーズンプール
- 上越市BMX場(金谷山公園内)
- 直江津海岸ビーチバレーコート
- 謙信公武道館(新潟県立武道館)
- 上越市立上越体操場ジムリーナ
- 上越市高田城址公園弓道場
- 上越市高田スポーツセンター(競技場、柔道場、相撲場)
- 上越市高田城址公園陸上競技場
- 上越市高田城址公園野球場
対外関係
姉妹都市
海外
国内
- 編入市域13区の姉妹都市等は上越市が継承し、現在も交流事業が継続されている。
- 恵那市(中部地方 岐阜県):1977年(昭和52年)11月4日、旧安塚町が旧山岡町と締結
- 北杜市(中部地方 山梨県):1991年(平成3年)1月17日、旧柿崎町が旧須玉町と締結
- 荒川区(関東地方 東京都):1987年(昭和62年)、旧吉川町が交流を開始
- 板倉町(関東地方 群馬県 邑楽郡):1988年(昭和63年)8月1日、旧板倉町が締結
- 宮古島市(九州地方 沖縄県):1985年(昭和60年)、旧板倉町が旧城辺町と交流を開始
- 清里町(北海道 オホーツク総合振興局 斜里郡):1996年(平成8年)、旧清里村が交流を開始
- 東御市(中部地方 長野県):1999年(平成11年)11月11日、旧名立町が旧北御牧村と友好親善盟約を締結
提携都市
国内
- 榊原康政公ゆかり四市市長懇談会
榊原康政をはじめとする榊原家にゆかりの深い豊田、姫路、館林、上越の4市による文化交流を目的として、当時の豊田市長の発案によって1985年に発足した懇談会で「榊原サミット」とも呼ばれる。康政は「徳川四天王」や「徳川十六神将」に数えられた一人で、治水や新田開発、街道整備など領地整備の手腕が高く評価されている。懇話会は、歴史と文化を生かしたまちづくりを通して、各市間の友好の輪を広げることを目的としたもので、毎年4市が持ち回りで決定したテーマを基に懇談会を行っている。また4市間では、姫路で懇談会が開催された1996年(平成8年)5月29日付で災害時相互応援協定を併せて締結している。
- 集客プロモーションパートナー都市協定
- 長野県長野市 - 2005年(平成17年)10月14日締結
- 山梨県甲府市 - 2007年(平成19年)9月1日締結
- 静岡県静岡市 - 2010年(平成22年)7月1日締結
- 新潟県佐渡市 - 2006年(平成18年)6月19日締結
- 群馬県藤岡市 - 2012年(平成24年)7月18日締結
「集客プロモーションパートナー都市協定」とは、協定を締結した都市間が観光広報活動の活性化や市民交流の促進を通じ、交流人口の拡大と地域活性化を図ることを目的としたもので、上越市は協定を締結している上記5市のうち長野、甲府、静岡の3市との間で「4市協定」を締結している。
まず上越と長野は、海と山をテーマにした都市間交流を目的として2005年10月に協定を締結した。その後「川中島の戦い」を共通のテーマとして、上杉謙信の城下町の上越、武田信玄の城下町の甲府、両氏の戦いの場となった長野の3市連携が実現し、2007年9月に長野市八幡原史跡公園で開催中の「川中島古戦場まつり」に於いて「古戦場の誓い」と銘打ち、3市協定の締結式が開催された[28]。さらに2010年7月、徳川家康の城下町で、上越が姉妹都市として、甲府が連携交流都市としてそれぞれ協定を締結している静岡を協定都市に加え、戦国の世の戦いにまつわる縁と、上信越自動車道と現在建設中の中部横断自動車道によって南北間が結ばれている地理条件を縁とした、4市による観光連携事業が進められている[29][30][31]。また4市間では観光連携協定に加え、2012年7月20日付で災害時相互応援協定を併せて締結している[32]。
上越市ではこの4市協定とは別に、佐渡市と、上信越自動車道の起終点という共通点を有する藤岡市の2市とも観光連携事業を実施している[29]。
- 上越・妙高・糸魚川観光連携実行委員会
- 北陸新幹線の長野駅 - 金沢駅間延伸開業に合わせ、上越地方の3市が観光資源の連携と情報発信を目的に2010年(平成22年)に発足した。
- 越五の国
前掲の北陸新幹線延伸開業に合わせ、上越妙高駅周辺の各種施策の検討を目的として、上越市と妙高市が中心となって2012年4月28日に発足させた「新幹線まちづくり推進上越広域連携会議」に柏崎、十日町、佐渡の3市が参画し、2013年4月に5市間の連携プロジェクト「ようこそ。越五の国へ。」を開始した。5市間では観光誘客など多岐にわたる連携事業が実施されている。2016年6月3日に当初の目的が果たされたとして解散[33]。
- 災害時相互応援協定
上越市は、前掲した姉妹・友好都市および連携・協定都市を含む下記の市区町村と、災害時相互応援協定を締結している。
- 荒川区 - 1995年(平成7年)8月5日、旧吉川町と締結
- 妙高市、糸魚川市、十日町市 - 1995年(平成7年)8月25日、当時の上越地方市町村連絡協議会に加盟していた各市町村との間で締結
- 岩内町、上田市、静岡市、室蘭市、米沢市、佐渡市 - 1995年(平成7年)10月22日、当時の姉妹・友好都市との間で締結
- 長野市 - 1995年(平成7年)10月26日締結
- 館林市、豊田市、姫路市 - 1996年(平成8年)5月29日、「榊原公ゆかり都市災害時相互応援に関する協定」を締結
- 板倉町 - 1996年(平成8年)10月4日、旧板倉町と締結
- 施行時特例市(東日本22市、西日本17市) - 2007年(平成19年)4月1日、「全国施行時特例市市長会災害時相互応援に関する協定」を締結
- 静岡市、長野市、甲府市 - 2012(平成24年)7月20日締結(前掲の4市協定の一環によるもので、静岡・長野とは再締結、甲府とは新規締結)
- 大垣市(岐阜県) - 2012年(平成24年)8月26日締結
経済
第二次産業
工業
関川水系などの水力発電による豊富な電力[34]や後述の油田を背景として近代以降に化学工業が発展し[35]、現代でも直江津港周辺を中心に大規模工場が立地する。また、高田では機械工業が発展した[36]。
鉱業
上越市周辺では明治時代初期から原油の採掘が盛んに行われていた。横浜市から高田へ移住した油商の瀧沢安之助が1875年(明治8年)に石油掘削業を興し、翌1876年(明治9年)に採掘に成功、1877年(明治10年)7月から本格的な機械掘を開始した。
その後は石油開発が進み、1901年(明治34年)11月にはアメリカのスタンダード・オイルの日本法人「インターナショナル石油」の直江津製油所(現在の信越化学工業直江津工場付近)が操業を開始した。だが埋蔵量が乏しく、その僅か5年半後の1907年(明治40年)6月、インターナショナル石油は新潟県内の全資産を日本石油(現在のENEOS)に売却して撤退、日本石油も1923年(大正13年)1月をもって直江津製油所の操業を停止した。
1951年(昭和26年)、頸城区西部の明治地区を皮切りに周辺各地で油田・ガス田が相次いで発見され、1963年(昭和38年)には帝国石油(現在のINPEX)が大潟区渋柿浜で頸城製油所の操業を開始した。しかし国産原油の生産量減少や施設の老朽化などにより、油田は2001年(平成13年)に、製油所は2012年(平成24年)にそれぞれ操業を停止した。なお製油所跡地には2013年(平成25年)、同社の太陽光発電所「INPEXメガソーラー上越」(最大出力 2Mw)が整備された。
2000年代前半、直江津港北東沖で海底表面にメタンハイドレートが露出している海域が発見された。海底面上にあるメタンハイドレートが発見されたのは東アジア周辺海域では初めての事であった。その後2004年(平成16年)7月に実施された共同調査では、日本海側で初めてメタンハイドレートの天然結晶サンプルが採取された。
第三次産業
商業
- 商業施設
- 上越ウイングマーケットセンター
- 直江津ショッピングセンターエルマール
- イオン上越店
- 上越モール
- 複合施設
本社を置く企業
- アクシアルリテイリング傘下で、上越地方と中越地方でスーパーマーケット事業を展開している。
- かつて家電量販店大手の上新電機が新潟県内に進出する際には、同社との合弁企業「ジョーシンナルス」を設立し店舗展開を進めていた。
- 国際石油開発帝石傘下で、石油製品の物流等を手掛ける子会社。かつて大潟区で石油精製を行っていた「帝石トッピング・プラント」等を前身とする。
製造・研究拠点等を置く企業
- 信越化学工業
- 日本曹達
- 日本製鉄
- 日精樹脂工業
- 三菱ケミカルハイテクニカ
- JCU
- MARUWA
- 理研製鋼
- 太平洋特殊鋳造
- サンリン
- 大和ハウス工業
- S&Bガーリック食品
- ブルボン
- キッセイ薬品工業
- 第一工業製薬
- ウチダ和漢薬
- JERA
- 東北電力
- 日立Astemo
情報・通信
マスメディア
新聞社
- 上越タイムス社(新聞社)
放送局
- 上越ケーブルビジョン(ケーブルテレビ・コミュニティFM局)
- 上越市有線放送電話協会(有線放送)
この他、新潟県域のテレビ・ラジオ局のうち、新潟放送・テレビ新潟放送網・NST新潟総合テレビは支社を、NHK新潟放送局・新潟テレビ21は支局を置いている。
生活基盤
電信
- 市外局番
市内の加入電話の市外局番は下記の通り。2002年7月20日、上越市の市内局番は逼迫対策のため三桁化された。県内には市外局番「025」を使用している地域が複数あるが、現在は市内局番500~540番台及び590番台が上越市域に割り当てられている。
2006年1月現在、上越MAと安塚MAの相互通話は未だMAの統合はされておらず隣接扱いのため、市外局番025が必要である。
- 025(510-549、但し517局は天気予報のため使用されない。) - 下記以外の地域(上越MA)
- 025(500-509、590-599) - 安塚区、浦川原区、大島区(安塚MA)
- 0255(70-89) - 板倉区・中郷区(新井MA)
なお、これらとは別に、糸魚川市に550・560・600番台が割り当てられているが、上越市との相互通話は市外局番025が必要である(上越、新井MAから隣接扱い)。
教育・研究機関
大学
総合大学はないが、上越教育大学と新潟県立看護大学の2単科大学がある。
公共職業能力開発施設
- 新潟県立上越テクノスクール
研究施設
交通
鉄道
2015年(平成27年)3月14日には北陸新幹線の長野駅 - 金沢駅間が延伸開業し、市南部の和田地区に上越妙高駅が設けられた。新幹線開業に合わせて駅周辺整備や土地区画整理が実施され、それらの一環として信越本線の脇野田駅は2014年(平成26年)10月19日、えちごトキめき鉄道への移管と同時に新幹線駅西側へ移設され、新幹線開業に際して上越妙高駅に改称した。
このほか直江津駅は、上越地方の在来線の拠点駅として機能している。なおJTB時刻表では、高田地区中心部の高田駅を「市の中心駅」として表記している。
バス
市域内の路線バスは、直江津地区に本社を置く頸城自動車と同社の地域子会社による頸城自動車グループ(マルケーグループ)各社が運行している。2009年3月の地域公共交通総合連携計画策定以降は幹線・支線を持つ階層型の路線網への再編が進められており、乗り継ぎ拠点の整備が進んでいるほか、支線の多くは市が主導する「市営バス」(コミュニティバスまたはデマンド交通)として運行されている(詳細はゾーンバス#上越市を参照)。
市では「上越市内公共交通総合時刻表」が毎年発行されており、各社の路線図や時刻表が網羅されている。また、市民向けに時刻表をオーダーメードで提供する「マイ時刻表」作成サービスが2020年度から市によって無料で行われている[37][38]。
- 路線バス
- 高速バス
道路
上越市は新潟県南部の交通の要衝のひとつで、北陸各地や東北地方などの日本海側から、甲信地方などの内陸部や、関東地方や東海地方などの太平洋側とを結ぶ経路の結節点となっている。
高速道路
一般国道
- 国道8号 - 直江津バイパス
- 国道18号 - 上越魚沼地域振興快速道路(上新バイパス)
- 国道253号 - 上越魚沼地域振興快速道路(上越三和道路・三和安塚道路)
- 国道350号
- 国道403号
- 国道404号
- 国道405号
主要地方道
|
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一般県道
道の駅
港湾
市域の海岸部のうち、直江津地区から頸城区にわたる地域が直江津港の港域となっている。重要港湾、特定港に指定されているほか、日本海側拠点港のうち液化天然ガス部門の拠点港として新潟港と共に指定されている。
航路
- 佐渡汽船 : 直江津港 - 小木港(佐渡市)
- かつてはカーフェリーのほか全没翼型水中翼船(ジェットフォイル)による運航が行われていた。2015年(平成27年)4月21日から波浪貫通型双胴高速カーフェリー「あかね」により運航されていたが、赤字削減のためジェットフォイルによる運航に復した。
県庁までの交通
概要節にも述べたように、上越市からは新潟県の県庁所在地の新潟市までよりも長野県の県庁所在地の長野市までのほうが距離が近く、新潟県庁までは125km離れているのに対して長野県庁までは64kmと、半分程度の距離である[注 5]。
ただし新潟市までの経路は越後平野を通る区間が長いのに対して長野市までの経路は山間部をより長く含むため、自動車での所要時間は新潟県庁まで1時間40分程度に対して長野県庁まで1時間18分程度と20分強ほどの差にとどまる。
北陸新幹線による影響
2015年(平成27年)3月15日には北陸新幹線が延伸して東京駅から長野駅を経由して上越市内の上越妙高駅にて発着し、富山駅や金沢駅へと運行するようになったため、上越市から長野県や富山県、東京都への移動時間が短縮された。(上越地方#交通記事も参照)
例えば上越市から新潟市の中心駅である新潟駅へ公共交通機関で移動するには特別急行列車で100分から120分程度[39][注 6]、新幹線を併用しても最短で70分から90分程度[注 7]、高速バスで110分から155分程度[40][注 8]を要するのに対し、長野市までは新幹線でわずか24分程度[注 9]、富山市までは40分程度[注 10]で到着する[41]。
さらに上越妙高駅から東京駅まで新幹線で120分前後で移動できる[41]ようになり、新潟市までの移動時間と同程度にまで短縮された。
観光
観光地
#施設も参照。
- 高田城下町
- 高田城址公園:高田公園の4000本の桜は日本三大夜桜の一つと言われる。
- 上杉謙信関連
- 親鸞関連
- 直峰城(県指定史跡・安塚区)
- 福島城
- 水科古墳群(国史跡)
- 宮口古墳群(国史跡)
- 吹上遺跡・釜蓋遺跡(国史跡)
- 虫川の大スギ(国天然記念物)
- 居多神社(越後国一宮)
- 浄善寺(柿崎区)
- ライオン像のある館(旧直江津銀行):1915年(大正4年)まで存在し、その後は会社事務所として現存していた直江津銀行の本店建物をリニューアルしたもの。
- 朝市:二・七市(大町3丁目)、三・八市(中央2・3丁目)、四・九市(大町4・5丁目)、一の日市(柿崎区)
- 鵜の浜温泉(大潟区)
- 地すべり資料館・地すべり人柱供養堂:板倉区にある。地すべりで 人身御供となった旅の僧のミイラが展示されている。受験生向け「滑り止めお守り」がある。
- 上越あるるん村
- 蓮野の棚田(日本の棚田百選、大島区)
- 岩の原葡萄園
- 光ヶ原高原(板倉区)
- 妙高サンシャインランド(中郷区)
- くびき野レールパーク(頸城区)
- 直江津D51レールパーク
- シーサイドパーク名立(名立区)
- 大潟水と森公園(大潟区)
- 大池いこいの森(頸城区)
- 尾神岳エリア(吉川区・柿崎区)
- 上越市海洋フィッシングセンター
- 有間川フィッシャリーナ
- 海水浴場(柿崎中央・鵜の浜・なおえつ・たにはま)[42]
- ウィンタースポーツ関連
文化・名物
祭事・催事
- 観桜会(4月上旬~4月中旬)
- 上越まつり(祇園祭、7月23日~7月29日)
- 謙信公祭(8月第4土日)
- 上越はすまつり(7月下旬~8月中旬)
- 朝市感謝祭(10月中旬)
- 越後・謙信SAKEまつり(10月下旬)
- 上越菊まつり(11月上旬)
- レルヒ祭(2月上旬)
- 灯の回廊(2月下旬)
名産・特産
- ぴりっ子 - 神楽南蛮(ししとうがらし)を使用した、歴史が古い辛味調味料
- 上越コシヒカリ(米)
- くびき牛[43]
- 上越野菜[44]
- 市内の酒蔵と主な銘柄[45][46]
- 竹田酒造店(大潟区)「かたふね」
- 丸山酒造場(三和区):「雪中梅」
- 武蔵野酒造:「スキー正宗」
- 加藤酒造(吉川区):「清正」
- 上越酒造:「越の若竹」
- 妙高酒造:「妙高山」
- 頚城酒造(柿崎区):「越路乃紅梅」
- 田中酒造:「能鷹」
- よしかわ杜氏の郷(吉川区):「よしかわ杜氏」「天恵楽」
- 小山酒造店(大潟区):「越後自慢」
- 代々菊醸造(柿崎区):「吟田川」
- 新潟第一酒造(浦川原区):「越の白鳥」
食文化
上越地域独特のものとしてサメ食の文化が根付いている[47][48]。
一般的に想像されるサメとは異なり、主に食されるものとしてはネズミザメ(モウカザメ)であり、臭みが少ない。
海岸部だけでなく上越地域の地形の特性から山間部でも食される。
郷土料理
- おぼろ豆腐
- 魚の煮物(深ざめの煮こごりほか)
- 里芋なます
- ずいきの酢漬け
- 笹寿司
ご当地グルメ
- 謙信公 義の塩ホワイト焼きそば
- 上越豚骨醤油ラーメン
- 雪むろ酒かすラーメン
スポーツ
スキー
日露戦争に勝利した日本の軍事研究を目的に来日したテオドール・エードラー・フォン・レルヒ少佐が、1911年に、陸軍第13師団が置かれた高田に赴任し、金谷山で日本で初めてとなるスキー講習を行ったことから、上越市は「日本スキーの発祥地」としても知られる。
姉妹都市の一つリリエンフェルト市(オーストリア)は、「アルペンスキーの父」ことマティアス・ツダルスキーが、オーストリア・ハンガリー陸軍将校レルヒにスキーを指導した地である。
ビーチバレー
上越市を舞台とした作品
アニメ
- タイガーマスク-(1971年/旧・直江津市が第62話「黒い挑戦者」の舞台)
- センチメンタルジャーニー (アニメ)-(1998年/第3話「~星降る夜の天使」の劇中に直江津駅が登場する)
- トントンあったと にいがたの昔ばなし-(2003~2007年/新潟県内で放送されたアニメ。上越市が舞台の昔話は第2シリーズで放送された「ねずみ経」と牧区が舞台の「雪太郎」)
- サザエさん-(2009年/OPの冒頭に高田公園と三重櫓が登場する)
- 戦国BASARA-(2009年8/春日山城が登場する)
- 戦国BASARA弐-(2010年/春日山城が登場する)
- 夢喰いメリー-(2011年/上越市に類似した風景が一部登場する)
- 戦国BASARA Judge End-(2014年/春日山城が登場する)
- 魔法少女育成計画 -(2016年/劇中で高田駅、高田公園、上越教育大学附属中学校、本町、仲町、西城町の電波塔、北陸自動車道など、高田を中心に上越市の風景が頻繁に登場する[49])
漫画
- 夢喰いメリー-(2008年~2020/年/高田駅、J MAX THEATER 上越、謙信公大橋、本町商店街など上越市内の風景が描写)
- ましろのおと-(2010年~/瞽女ミュージアム高田と高田駅が登場する)
- ろんぐらいだぁす!-(2012年~/ヒロイン達が江の島~直江津ルートで日本列島を横断する。直江津はゴール地点)
- 雪花の虎-(2015年~/上杉謙信女性説を題材に女上杉謙信が活躍する)
- 世界は今日もまわってる-(2017年~/高田世界館、儀明川など高田地区の風景が頻繁に登場する)
映画
- 山椒大夫-(1954年/直江津が主要な舞台のひとつ)
- 水戸黄門-(1957年/高田藩の越後騒動が幕府を揺るがす事件に発展し、水戸黄門が解決に乗り出す)
- 天と地と-(1990年/上杉謙信が主人公。海音寺潮五郎の同名小説を映画化)
- 男はつらいよ 拝啓車寅次郎様-(1994年/上越市が舞台のひとつ。高田駅前の郵便局などで撮影)
- 人狼 JIN-ROH-(2000年/劇場アニメ。高田の旧師団長官舎がモデルの建物が登場する)
- 突入せよ! あさま山荘事件(2002年/板倉区で撮影)
- ふみ子の海-(2007年/上越市内で撮影)
- 絆 -(2008年/上越市内の特定郵便局に勤める郵便局員が主人公。上越市内で撮影された)
- シグナル~月曜日のルカ-(2012年/高田世界館で撮影された)
- 傷物語<Ⅰ 鉄血編><Ⅱ 鉄血編>-(2016年/劇場アニメ)/傷物語<Ⅲ 冷血編>-(2017年/劇場アニメ)(劇中で主人公たちが通う高校は2012年に閉校した直江津高校と同じ校名)
ドラマ
- TVドラマ
- 天と地と-(1969年/大河ドラマ。上杉謙信が主人公。海音寺潮五郎の同名小説をドラマ化)
- 水戸黄門第1部-(1970年/第26話「越後騒動」。高田が舞台)
- 水戸黄門第4部-(1973年/第一部で解決したと思われた越後高田藩のお家騒動を解決するため、水戸黄門一行が世直し旅に出る。第6話「越後血風録」は高田が舞台)
- 水戸黄門第7部-(1976年/第25話「母恋し、父(ちゃん)悲し」。高田が舞台)
- 水戸黄門第9部-(1978年/第14話「鈴に秘めた愛」。高田が舞台)
- 水戸黄門第14部-(1983年/第23話「決意を秘めた孤独の剣。高田が舞台)
- 水戸黄門第19部-(1990年/第22話「悪事隠す謎の切腹」。高田が舞台)
- 水戸黄門第20部-(1991年/第36話「因果が巡る名刀宗近」。高田が舞台)
- 水戸黄門第22部-(1993年/第29話「世継ぎを狙う毒の罠」。高田が舞台)
- 水戸黄門第25部-(1997年/第27話「父を殺した男の真実」。高田が舞台)
- 水戸黄門第29部-(2001年/第19話「謎の俳諧師を追え!」。高田が舞台)
- 水戸黄門第37部-(2007年/館林の将軍綱吉ご落胤騒動の原因となった越後高田へ水戸黄門一行が向かう。第5話「陰謀砕いた美人姫」。高田が舞台)
- 水戸黄門第42部-(2010年/第4話「剣に勝つ、医は仁術」。高田が舞台)
- 天と地と~黎明編-(1990年/映画『天と地と』の前日譚。『金曜ロードショー』特別企画として放送)
- 新幹線をつくった男たち - テレビ東京開局40周年記念ドラマ(2004年/上越市板倉区で撮影)
- 風林火山-(2007年/大河ドラマ。春日山城と直江津が登場する)
- 天地人-(2009年/大河ドラマ。直江兼続が主人公。春日山城などが舞台となっている)
- 真田丸-(2016年/大河ドラマ。春日山城などが舞台として登場する)
出身関連著名人
政官界・軍人
- 上杉謙信(戦国武将。戦国大名。春日山城主)
- 上杉景勝 (戦国武将。戦国大名。上杉謙信の養子)
- 上杉景虎 (戦国武将。上杉謙信の養子。北条氏康の七男)
- 長尾為景 (戦国武将。戦国大名。上杉謙信の実父)
- 長尾晴景 (戦国武将。戦国大名。長尾為景の子。上杉謙信の兄、義父)
- 直江兼続(戦国武将。上杉氏の家老)
- 直江景綱 (戦国武将。上杉氏の家臣)
- 柿崎景家 (戦国武将。上杉氏の家臣)
- 宇佐美定満 (戦国武将。上杉氏の家臣)
- 松平忠輝(越後国高田藩の初代藩主。徳川家康の六男)
- 松平光長 (越後国高田藩26万石の藩主。結城秀康の孫。徳川家康の曾孫)
- 小栗美作 (越後国高田藩藩士。筆頭家老)
- 榊原政永 (越後国高田藩15万石の藩主)
- 榊原政敦 (越後国高田藩15万石の藩主)
- 榊原政令 (越後国高田藩15万石の城主)
- 榊原政養 (越後国高田藩15万石の城主)
- 榊原政愛 (越後国高田藩15万石の城主)
- 榊原政敬 (越後国高田藩15万石最後の藩主)
- 前島密(日本の郵便制度の父。1円切手の肖像となっている。政治家、下池部地区の出身)
- 室孝次郎(明治期の衆議院議員。信越本線を計画した)
- 長岡外史(旧陸軍第13師団長。スキーを軍隊に導入した人物)
- 堀内文次郎(旧陸軍第13師団歩兵第58連隊長。レルヒ少佐によるスキー指導を推進させた功労者。正しくは「文次郎」でなく「文治郎」)
- テオドール・エードラー・フォン・レルヒ(いわゆるレルヒ少佐。オーストリアの軍人。日本ではじめてスキー術を伝えた人物)
- 蔣介石(旧陸軍第13師団野戦砲兵隊の隊付将校として実習を受けた)
- 長嶺喜一(陸軍中将/独立混成第六十二旅団長。上越市板倉区出身)
- 五十嵐恵(海軍中佐、美保関事件)
- 杉田庄一(日本海軍撃墜王。上越市安塚区出身)
- 芳澤謙吉(外交官、犬養内閣の外務大臣)
- 中村十作(沖縄宮古島における人頭税廃止運動の立役者、上越市板倉区出身)
- 増田義一(読売新聞記者をへて、実業之日本社を創立。その後、政界へ進出し、衆議院副議長となる。)
- 細野正文(明治期の官僚。タイタニック号に唯一乗船していた日本人)
- 藤縄清治(県議会議長。上越市大潟区出身)
- 保阪潤治(貴族院多額納税者議員、地主、古典籍蒐集家。戸野目生まれ)
- 柳孝(文部科学審議官)
学界・言論界・実業界
- 五十嵐仁(社会学者、法政大学教授)
- 石田名香雄(細菌学者)
- 内山郁夫(実業家m元日本ケミコン社長)
- 川上善兵衛(篤農家・岩の原ワイン創始者)
- 倉石武四郎(中国語学者、中国文学者、日中学院創立者)
- 栗和田榮一(佐川急便の持株親会社であるSGホールディングスの会長兼社長、日本の富豪ランキング17位、上越市板倉区出身)
- 佐川清(実業家・佐川急便創業者 上越市板倉区出身)
- 坂口謹一郎(応用微生物学者、東大農学部部長)
- 佐久間英(人名研究家、歯学博士)
- 佐久間曻二(WOWOW会長、松下電器産業(現パナソニック)副社長)
- 佐藤夏雄(地球物理学者、元国立極地研究所副所長)
- 清水泰治(歴史学者、早稲田大学教授)
- 関野貞(建築史家、東大教授)
- 長野宇平治(建築家、日銀技師長)
- 中村進午(国際法学者、東京商科大学(現一橋大学)名誉教授、元早稲田大学教授、元拓殖大学学監)
- 西澤昭夫(経営学者、東北大学名誉教授、元日本ベンチャー学会会長)
- 増村朴斎(教育者・有恒学舎〔現在の新潟県立有恒高等学校〕の創立者)
- 三浦展(評論家)
芸術・芸能・マスコミ・宗教
- 親鸞(浄土真宗の祖。承元の念仏弾圧で越後国府に流罪となった)
- 恵信尼(鎌倉時代浄土真宗の祖である親鸞聖人の妻)
- 高嶋米峰(仏教思想家、東洋大学学長)
- 江間章子(詩人)
- 岡田幹治(ジャーナリスト)
- 小川未明(童話作家)
- 小林古径(日本画家)
- 小山作之助(作曲家)
- 横尾深林人(日本画家)
- 柴田長俊(日本画家)
- 斎藤真一(洋画家)
- 斎藤俊雄(洋画家)
- 牧野虎雄(洋画家)
- 倉石隆(洋画家)
- 堀川紀夫(現代美術家)
- 岩野勇三(彫刻家)
- 瀧川毘堂(彫刻家)
- 濱谷浩(写真家)
- 桜井洋子(NHKアナウンサー)
- 三遊亭白鳥(落語家)
- 瀧川鯉橋(落語家)
- 竹内靖夫(元文化放送アナウンサー)
- 杉みき子(児童文学者)
- 高山裕樹(漫画家)
- 富岡惣一郎(洋画家)
- 楊洲周延(浮世絵師)
- 東洋越陳人(文人画家)
- 内田邦夫 (工芸作家)
- 深井和子(書道家)
- 片山愁(漫画家)
- 春田なな(漫画家)
- 牛木義隆(イラストレーター、漫画家)
- 北川フラム(アートディレクター)
- 金山泉(毎日放送アナウンサー)
- 伊藤敏博(シンガーソングライター) - プロフィールでは西頸城郡青海町(現糸魚川市)出身だが、旧直江津市生まれ。
- 古澤佳代(NHK札幌放送局アナウンサー)
- Hilcrhyme(日本のヒップホップユニット・第51回日本レコード大賞新人賞を受賞)
- 萩尾みどり(女優、出生地は福岡県八幡市(現・北九州市))
- 北河あをい(殺陣師・元女優・タレント、出生地は山形県酒田市)
- 遠藤浅蜊(小説家) - 前述のアニメ化したライトノベル「魔法少女育成計画」の原作者。
- 青山充(アニメーター)
- Lynn(声優) ‐ 神奈川県横須賀市生まれ。上越市とゆかりがある。
- 池上紗理依(モデル)
- 高倉萌香(元アイドル・元NGT48メンバー)
- 宮崎克(宮﨑克、宮崎まさる、写楽麿、観月昴)(漫画原作者)
- 渡辺謙(俳優) - 広神村出身。大手町小学校を卒業。城南中学校に入学。在学中に小出町へ転出。母親が高田の西城町生まれで母親の実家で暮らす。
- GACKT (シンガーソングライター・俳優)- 風林火山 (NHK大河ドラマ)で上杉謙信を演じたのがきっかけで謙信公祭に複数回参加した。
- 汐澤安彦(指揮者)
- 俵山峻(お笑い芸人・スクールゾーンメンバー)
スポーツ
- 縄張綱右エ門(江戸時代の高田出身力士)
- 柏戸宗五郎 (5代)(力士)
- 藤ノ川雷五郎(力士)
- 高ノ花武也(力士)
- 五十嵐圭(プロバスケットボール選手)
- 大野和成(サッカー選手)
- 市川祐樹(サッカー選手)
- 山﨑夏生(プロ野球審判員)
- 笠原敦郎(プロ野球選手)
- 飯塚悟史(プロ野球選手)
- 小西翔(プロ野球選手)
- 木ノ内正樹(プロ野球選手)
- 滝澤夏央(プロ野球選手)
- 皆川賢太郎(アルペンスキー選手、関根学園高校に在学)
- 北島忠治(元明治大学ラグビー部監督、旧安塚町出身)
- 坂詰真二(スポーツトレーナー)
- 橘ジョージ(プロボクサー)
脚注
注釈
- ^ それぞれ市役所から市役所まで高速道路を用いて最短経路を移動した場合。
- ^ 日本国内の気象観測史上における歴代最深は、滋賀県の伊吹山測候所で1927年(昭和2年)2月14日に記録された1182cm、アメダスの観測地点での最深は、青森県の酸ケ湯で2013年(平成25年)2月26日午前4時に記録された566cmである。
- ^ 一例として、市町村が発行する住民票や印鑑登録等は、政令市の行政区では「区長」が事務処理の名義人となっているが、上越市は政令市ではないため「市長」となっている。
- ^ 上越市は2004年末まで新潟市、長岡市に次ぎ県内3番目の人口を有する自治体だったが、2005年1月に13町村を編入合併した際、人口は県内2番目となった。なお長岡市が同年4月、2006年1月の2度にわたり周辺の計9市町村を編入合併したため、以後は再び3番目となっている。
- ^ それぞれ上越市役所から高速道路を用いて最短経路を移動した場合。
- ^ 上越市内で最も新潟市に近い旧柿崎町の柿崎駅からでは100分程度、直江津地区の中心駅である直江津駅からでは110分程度、高田地区の中心駅である高田駅からでは120分程度。
- ^ 特別急行列車で長岡駅まで移動し、上越新幹線に乗り換える場合。乗り換えの時刻によりさらに長くなる。柿崎駅からでは最短70分程度、直江津駅からでは最短80分程度、高田駅からでは最短90分程度となる。
- ^ 最も近い「柿崎」停留所からが110分程度、「高田駅前」が135分程度、最も遠い「直江津駅前」が155分程度となる。
- ^ 上越妙高駅からの場合。他の駅からではえちごトキめき鉄道からの乗り換えとなるため場合により変動するが、高田駅からでは最短で40分程度、直江津駅からでは最短で50分程度となる。いずれも新潟駅へ移動するより大幅に短い。
- ^ 上越妙高駅からの場合。他の駅からではえちごトキめき鉄道からの乗り換えとなり、高田駅からでは最短で55分、直江津駅からでは最短で65分程度となる。
出典
- ^ “新潟)2年ぶり100万人台回復 上越・高田城の観桜会:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2020年12月29日閲覧。
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- ^ 「直江津市が水浸し 保倉川・荒川がはんらん」『日本経済新聞』昭和40年9月18日夕刊.7面
- ^ 「人体侵すフッ素排煙 工場周辺で75人異常」『朝日新聞』昭和47年(1972年)7月11日夕刊、3版、8面
- ^ 議員定数 - 上越市ホームページ
- ^ 会派別名簿(令和2年5月8日現在)
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- ^ “お正月の食卓にまさかのサメ? フカヒレの残りは伝統食に”. 朝日新聞. (2021年1月25日)
- ^ “TVアニメ「魔法少女育成計画」の舞台は上越市⁉”. 上越タウンジャーナル. 2016年10月26日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 行政
- 観光