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「水戸市」の版間の差分

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[[千波湖]]湖畔の千波公園、偕楽園を中心にそれら周辺の桜川緑地、沢渡川緑地、逆川緑地、紀州堀緑地に、東町運動公園、[[茨城県立歴史館]]、[[茨城県民文化センター]]等を含めた300[[ヘクタール]]の区域は茨城県と水戸市により「偕楽園公園」と総称されている。この総称「偕楽園公園」は千波湖から放射状に伸びた公園・緑地が市街地に食い込む形状を持ち、中心市街地に近い都市公園としては[[アメリカ合衆国]][[ニューヨーク市]]の[[セントラル・パーク]]の340ヘクタールに次ぐ世界第2位の面積を持つものと茨城県と水戸市により広報されている<ref name=":0">{{Cite news|title=名称は「偕楽園公園」 偕楽園や千波湖周辺一体利用|date=1999-7-3|newspaper=茨城新聞|page=1}}</ref><ref>{{Cite news|title=偕楽園・千波公園など一体化し偕楽園公園へ 県と水戸市方針|date=1999-7-31|newspaper=朝日新聞(茨城版)|page=31}}</ref>。
[[千波湖]]湖畔の千波公園、偕楽園を中心にそれら周辺の桜川緑地、沢渡川緑地、逆川緑地、紀州堀緑地に、東町運動公園、[[茨城県立歴史館]]、[[茨城県民文化センター]]等を含めた300[[ヘクタール]]の区域は茨城県と水戸市により「偕楽園公園」と総称されている。この総称「偕楽園公園」は千波湖から放射状に伸びた公園・緑地が市街地に食い込む形状を持ち、中心市街地に近い都市公園としては[[アメリカ合衆国]][[ニューヨーク市]]の[[セントラル・パーク]]の340ヘクタールに次ぐ世界第2位の面積を持つものと茨城県と水戸市により広報されている<ref name=":0">{{Cite news|title=名称は「偕楽園公園」 偕楽園や千波湖周辺一体利用|date=1999-7-3|newspaper=茨城新聞|page=1}}</ref><ref>{{Cite news|title=偕楽園・千波公園など一体化し偕楽園公園へ 県と水戸市方針|date=1999-7-31|newspaper=朝日新聞(茨城版)|page=31}}</ref>。


総称「偕楽園公園」は[[1999年]](平成11年)[[7月2日]]の[[橋本昌]]茨城[[都道府県知事|県知事]](当時)の[[記者会見]]で発表された<ref>{{Cite web|url=http://www.pref.ibaraki.jp/press/|title=茨城県知事記者会見|accessdate=2019-12-31|publisher=|website=茨城県公式ホームページ(Wayback Machineより)|archiveurl=https://web.archive.org/web/20010508174547/http://www.pref.ibaraki.jp/press/|archivedate=2001-5-8|deadlinkdate=2019-12-31}}</ref>。だが、千波公園、偕楽園とその周辺の公園・緑地を一体の大規模公園として整備することはそれ以前からなされている。その始まりは[[都市化]]により消失の危機にある偕楽園の借景を長期的かつ総合的に整備しようとする考えからで、[[1972年]](昭和47年)から茨城県、水戸市及び国等の関係者により検討が開始された。この検討は[[1973年]](昭和48年)に「千波湖周辺地域大規模公園構想」としてまとめられた<ref>報告冊子体「{{cite book|和書|title=千波湖周辺地域大規模公園構想策定調査|date=1979-3|author=茨城県土木部都市計画課}}」(茨城県立歴史館所蔵)</ref>。この構想で主体者が茨城県又は水戸市となる都市公園事業、河川事業など様々なパーツが組み合わさった総面積約300ヘクタールが整備すべきエリアと設定され、以後これをたたき台として、整備計画が練られていった<ref>{{Cite journal|和書|author=大石直人|year=|date=2006-1-31|title=千波湖周辺地域大規模公園構想「偕楽園公園」|journal=公園緑地|volume=66|issue=5|page=|pages=25-29|issn=0287-9034}}</ref>。[[1986年]](昭和61年)[[12月]]には先の構想に見直しを加えた長期的な整備の基本方針「千波湖周辺整備計画」がまとめられた。この計画では整備を進める際に、「1.国際庭園モデル都市 -都市の機能と景観の調和」、「2.街との融合と一体化」、「3.地域の活性化に結びつける」の3つを目指すことを基本コンセプトと定め、以後これに沿った公園整備が進められていった<ref>{{Cite news|title=四季・自然美の公園に 水戸・偕楽園周辺整備方針|date=1986-12-10|newspaper=いはらき|page=1}}</ref><ref>{{Cite book|和書|title=水と緑と歴史の街づくり 千波湖周辺整備計画|date=1987-1|year=|publisher=茨城県|author=茨城県}}</ref>。[[1993年]](平成5年)の「[[全国都市緑化フェア]](=開催時名称「グリーンフェア’93いばらき」)の開催会場として偕楽園及び千波湖周辺が選定されると、これを目指し偕楽園下の桜川沿岸(現在の「四季の原」等がある偕楽園拡張部)と千波公園の整備が一気に進んだ<ref>{{Cite book|和書|title=都市の中の湖 千波湖と水戸の歴史|date=2001-10|year=|publisher=文眞堂|author=大槻功|series=五浦歴史叢書 2|pages=161-164|isbn=4830944021}}</ref>。1999年(平成11年)の総称「偕楽園公園」の発表は、上述に記した経過で整備されてきた300ヘクタールの公園・緑地のイメージアップと利用促進を図る為に設置した「千波湖周辺地域大規模公園利用促進懇談会(座長:[[中村良夫 (景観学)|中村良夫]][[京都大学]][[教授]])」の意見を取り入れたものである<ref name=":0" />。
総称「偕楽園公園」は[[1999年]](平成11年)[[7月2日]]の[[橋本昌]]茨城[[都道府県知事|県知事]](当時)の[[記者会見]]で発表された<ref>{{Cite web|url=http://www.pref.ibaraki.jp/press/|title=茨城県知事記者会見|accessdate=2019-12-31|publisher=|website=茨城県公式ホームページ(Wayback Machineより)|archiveurl=https://web.archive.org/web/20010508174547/http://www.pref.ibaraki.jp/press/|archivedate=2001-5-8|deadlinkdate=2019-12-31}}</ref>。だが、千波公園、偕楽園とその周辺の公園・緑地を一体の大規模公園として整備することはそれ以前からなされている。その始まりは[[都市化]]により消失の危機にある偕楽園の借景を長期的かつ総合的に整備しようとする考えからで、[[1972年]](昭和47年)から茨城県、水戸市及び国等の関係者により検討が開始された。この検討は[[1973年]](昭和48年)に「千波湖周辺地域大規模公園構想」としてまとめられた<ref>報告冊子体「{{cite book|和書|title=千波湖周辺地域大規模公園構想策定調査|date=1979-3|author=茨城県土木部都市計画課}}」(茨城県立歴史館所蔵)</ref>。この構想で主体者が茨城県又は水戸市となる都市公園事業、河川事業など様々なパーツが組み合わさった総面積約300ヘクタールが整備すべきエリアと設定され、以後これをたたき台として、整備計画が練られていった<ref>{{Cite journal|和書|author=大石直人|year=|date=2006-1-31|title=千波湖周辺地域大規模公園構想「偕楽園公園」|journal=公園緑地|volume=66|issue=5|page=|pages=25-29|issn=0287-9034}}</ref>。[[1986年]](昭和61年)[[12月]]には先の構想に見直しを加えた長期的な整備の基本方針「千波湖周辺整備計画」がまとめられた。この計画では整備を進める際に、「1.国際庭園モデル都市 -都市の機能と景観の調和」、「2.街との融合と一体化」、「3.地域の活性化に結びつける」の3つを目指すことを基本コンセプトと定め、以後これに沿った公園整備が進められていった<ref>{{Cite news|title=四季・自然美の公園に 水戸・偕楽園周辺整備方針|date=1986-12-10|newspaper=いはらき|page=1}}</ref><ref>{{Cite book|和書|title=水と緑と歴史の街づくり 千波湖周辺整備計画|date=1987-1|year=|publisher=茨城県|author=茨城県}}</ref>。[[1993年]](平成5年)の「[[全国都市緑化フェア]](=開催時名称「グリーンフェア’93いばらき」)の開催会場として偕楽園及び千波湖周辺が選定されると、これを目指し偕楽園下の桜川沿岸(現在の「四季の原」等がある偕楽園拡張部)と千波公園の整備が一気に進んだ<ref>{{Cite book|和書|title=都市の中の湖 千波湖と水戸の歴史|date=2001-10|year=|publisher=文眞堂|author=大槻功|series=五浦歴史叢書 2|pages=161-164|isbn=4830944021}}</ref>。1999年(平成11年)の総称「偕楽園公園」の発表は、上述に記した経過で整備されてきた300ヘクタールの公園・緑地のイメージアップと利用促進を図る為に設置した「千波湖周辺地域大規模公園利用促進懇談会(座長:[[中村良夫 (景観学)|中村良夫]][[京都大学]][[教授]])」の意見を取り入れたものである<ref name=":0" />。


[[2016年]](平成28年)、水戸市は1986年(昭和61年)の策定から30年がたった「千波湖周辺整備計画」を時代の変化に合わせて見直した「水戸市偕楽園公園(千波公園等)整備基本計画」を発表した。この計画では[[観光]]面の役割も強調されており、拠点性・回遊性に優れたにぎわいのある公園づくりが計画目標のひとつにあげられた<ref>{{Cite web|url=https://www.city.mito.lg.jp/001373/001423/p016184.html|title=水戸市偕楽園公園(千波公園等)整備基本計画|accessdate=2020-1-1|publisher=水戸市|date=2016-5-11|website=水戸市公式ホームページ}}</ref><ref>{{Cite book|和書|title=水戸市偕楽園公園(千波公園等)整備基本計画 2016年度~2023年度|date=2016-5|year=|publisher=水戸市都市計画部公園緑地課|author=水戸市都市計画部公園緑地課|url=https://www.city.mito.lg.jp/001373/001423/p016184_d/fil/sennbakouenntouseibi.pdf|format=pdf|accessdate=2020-1-1|page=26}}</ref>。これに呼応するように[[2019年]](令和元年)[[6月]]、茨城県は偕楽園周辺の魅力向上計画案策定を[[リゾート]][[ホテル]]などを運営する[[株式会社]][[星野リゾート]]に委託した<ref>{{Cite web|url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46066410T10C19A6L60000/|title=偕楽園の魅力向上事業、星野リゾートに委託 茨城県|accessdate=2020-1-1|publisher=日本経済新聞社|date=2019-6-13|website=日経電子版}}</ref>。同年[[11月]]、千波湖に[[円形]]の[[橋]]を設置し偕楽園や歴史館との回遊性を高める等の星野リゾートが策定した計画案が発表された<ref>{{Cite web|url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52503150S9A121C1L60000/|title=水戸・千波湖に円形の橋を 星野リゾートが魅力向上案|accessdate=2020-1-1|publisher=日本経済新聞社|date=2019-11-22|website=日経電子版}}</ref>。
[[2016年]](平成28年)、水戸市は1986年(昭和61年)の策定から30年がたった「千波湖周辺整備計画」を時代の変化に合わせて見直した「水戸市偕楽園公園(千波公園等)整備基本計画」を発表した。この計画では[[観光]]面の役割も強調されており、拠点性・回遊性に優れたにぎわいのある公園づくりが計画目標のひとつにあげられた<ref>{{Cite web|url=https://www.city.mito.lg.jp/001373/001423/p016184.html|title=水戸市偕楽園公園(千波公園等)整備基本計画|accessdate=2020-1-1|publisher=水戸市|date=2016-5-11|website=水戸市公式ホームページ}}</ref><ref>{{Cite book|和書|title=水戸市偕楽園公園(千波公園等)整備基本計画 2016年度~2023年度|date=2016-5|year=|publisher=水戸市都市計画部公園緑地課|author=水戸市都市計画部公園緑地課|url=https://www.city.mito.lg.jp/001373/001423/p016184_d/fil/sennbakouenntouseibi.pdf|format=pdf|accessdate=2020-1-1|page=26}}</ref>。これに呼応するように[[2019年]](令和元年)[[6月]]、茨城県は偕楽園周辺の魅力向上計画案策定を[[リゾート]][[ホテル]]などを運営する[[株式会社]][[星野リゾート]]に委託した<ref>{{Cite web|url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46066410T10C19A6L60000/|title=偕楽園の魅力向上事業、星野リゾートに委託 茨城県|accessdate=2020-1-1|publisher=日本経済新聞社|date=2019-6-13|website=日経電子版}}</ref>。同年[[11月]]、千波湖に[[円形]]の[[橋]]を設置し偕楽園や歴史館との回遊性を高める等の星野リゾートが策定した計画案が発表された<ref>{{Cite web|url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52503150S9A121C1L60000/|title=水戸・千波湖に円形の橋を 星野リゾートが魅力向上案|accessdate=2020-1-1|publisher=日本経済新聞社|date=2019-11-22|website=日経電子版}}</ref>。

2023年2月8日 (水) 06:03時点における版

みとし ウィキデータを編集
水戸市
水戸市旗 水戸市章
水戸市旗 水戸市章
1933年12月23日制定
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 茨城県
市町村コード 08201-5
法人番号 4000020082015 ウィキデータを編集
面積 217.32km2
(境界未定部分あり)
総人口 266,952[編集]
推計人口、2024年11月1日)
人口密度 1,228人/km2
隣接自治体 ひたちなか市笠間市那珂市東茨城郡城里町大洗町茨城町
市の木 ウメ(1991年4月1日制定)
市の花 ハギ(1991年4月1日制定)
他のシンボル 市の鳥:ハクセキレイ(1991年4月1日制定)
市の歌:水戸市歌(1959年11月3日制定、西条八十作詞、古関裕而作曲)
水戸市役所
市長 高橋靖
所在地 310-8610
茨城県水戸市中央一丁目4番1号
北緯36度21分57秒 東経140度28分17秒 / 北緯36.36583度 東経140.47125度 / 36.36583; 140.47125座標: 北緯36度21分57秒 東経140度28分17秒 / 北緯36.36583度 東経140.47125度 / 36.36583; 140.47125
水戸市役所
外部リンク 公式ウェブサイト

水戸市位置図

― 市 / ― 町・村

地図
ウィキプロジェクト

水戸市(みとし)は、茨城県県央地域に位置する。茨城県の県庁所在地で、中核市保健所政令市中枢中核都市に指定されている。

概要

1986年撮影の水戸市中心部。市街地北方から東方へ那珂川が流れ、市街地西方に千波湖偕楽園がある。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

御三家の一つ水戸徳川家所縁の地であり、水戸黄門徳川光圀)や偕楽園が知られている。毎年2月には水戸の梅まつりが、8月には水戸黄門まつり、9月には水戸萩まつりが開催される。明治時代以降は納豆(水戸納豆)の生産が盛んになった。

中心部を含む市域の大部分は旧茨城郡1878年明治11年〉より東茨城郡)であり、茨城県の名称は県庁が茨城郡水戸に置かれたことに由来する。市域の一部に旧那珂郡域を含む。

地理

関東平野の東側に位置し、茨城県の県央地域に区分される。

地形

那珂川の周辺は低地となっているが、それ以外は台地が広がっている。日本初の水道専用ダム楮川ダムがある。

気候

太平洋側気候の三陸・常磐型と東海・関東型の中間的な気候である。夏はオホーツク海気団からの北東気流の影響で最高気温は低めで、真夏日日数は33.6日と関東甲信越以西の県庁所在地では最も少なく、山形市より少ない。また、熱帯夜もほとんどない。

冬は晴天が続き、最高気温は関東以西の平均的な値で日中は暖かいが、大平野の中の都市のため放射冷却現象が強くなり易く、朝晩は冷え込みが厳しい。冬季の平均最低気温は東北南部の仙台市福島市より低い。強い寒気の元で南岸低気圧が通過すると雪になるが、関東地方の中では極端な大雪になりにくい方である。冬の朝晩の冷え込みが強い他は全国的に見ても穏やかな気候と言える。

水戸市金町(水戸地方気象台、標高29m)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 23.8
(74.8)
24.3
(75.7)
25.9
(78.6)
31.0
(87.8)
33.4
(92.1)
36.2
(97.2)
38.4
(101.1)
38.4
(101.1)
36.8
(98.2)
33.1
(91.6)
26.2
(79.2)
25.0
(77)
38.4
(101.1)
平均最高気温 °C°F 9.2
(48.6)
9.8
(49.6)
13.0
(55.4)
17.8
(64)
22.0
(71.6)
24.5
(76.1)
28.5
(83.3)
30.0
(86)
26.4
(79.5)
21.2
(70.2)
16.3
(61.3)
11.4
(52.5)
19.2
(66.6)
日平均気温 °C°F 3.3
(37.9)
4.1
(39.4)
7.4
(45.3)
12.3
(54.1)
17.0
(62.6)
20.3
(68.5)
24.2
(75.6)
25.6
(78.1)
22.1
(71.8)
16.6
(61.9)
10.8
(51.4)
5.6
(42.1)
14.1
(57.4)
平均最低気温 °C°F −1.8
(28.8)
−1.2
(29.8)
2.1
(35.8)
7.0
(44.6)
12.5
(54.5)
17.0
(62.6)
21.0
(69.8)
22.2
(72)
18.6
(65.5)
12.5
(54.5)
5.9
(42.6)
0.5
(32.9)
9.7
(49.5)
最低気温記録 °C°F −12.0
(10.4)
−12.7
(9.1)
−9.0
(15.8)
−3.5
(25.7)
−0.1
(31.8)
7.3
(45.1)
10.2
(50.4)
12.7
(54.9)
7.9
(46.2)
−0.5
(31.1)
−4.7
(23.5)
−8.2
(17.2)
−12.7
(9.1)
降水量 mm (inch) 54.5
(2.146)
53.8
(2.118)
102.8
(4.047)
116.7
(4.594)
144.5
(5.689)
135.7
(5.343)
141.8
(5.583)
116.9
(4.602)
186.3
(7.335)
185.4
(7.299)
79.7
(3.138)
49.6
(1.953)
1,367.7
(53.846)
降雪量 cm (inch) 4
(1.6)
6
(2.4)
1
(0.4)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
1
(0.4)
12
(4.7)
平均降水日数 (≥0.5 mm) 5.5 6.0 10.5 11.3 12.2 13.0 12.5 9.4 11.8 12.0 8.0 5.9 118.1
平均降雪日数 6.2 6.9 5.5 0.2 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.1 3.1 21.9
湿度 63 63 66 70 74 81 82 81 81 79 75 68 74
平均月間日照時間 195.4 174.3 182.7 183.5 186.1 137.8 150.8 179.4 138.7 140.6 153.7 178.0 2,000.8
出典:気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1897年-現在)[1][2]

人口

県内最大の都市であるが、人口は県人口の1割に満たない。各都道府県内における最大都市が占める人口の割合としては、東京都区部を一つの都市とした場合は全都道府県の中で最も低い。

水戸市と全国の年齢別人口分布(2005年) 水戸市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 水戸市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
水戸市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 195,818人
1975年(昭和50年) 220,859人
1980年(昭和55年) 239,742人
1985年(昭和60年) 253,744人
1990年(平成2年) 260,456人
1995年(平成7年) 261,275人
2000年(平成12年) 261,562人
2005年(平成17年) 262,603人
2010年(平成22年) 268,750人
2015年(平成27年) 270,783人
2020年(令和2年) 270,685人
総務省統計局 国勢調査より


歴史

地名の由来

「水戸」の地名は、那珂川の舟運の河港として盛え、運の口とされていた事に由来する。いつから呼ばれていたかは定かではないが、西暦1400年ごろ(室町時代)には既にその名があったと言われている。那珂川の水運は近代まで存在していたが、陸上輸送に代わられた現在は残っておらず、地名だけが残っている。

年表

古代から律令時代まで

戦国時代から江戸時代まで

明治から第二次世界大戦まで

第二次世界大戦後

行政区域変遷

※細かい境界の変遷[要説明]は省略。

変遷の年表

水戸市市域の変遷(年表)
月日 現水戸市市域に関連する行政区域変遷
1889年(明治22年) 4月1日 市制町村制の実施により、水戸市と他18村が発足する。[7]
  • 水戸市 ← 水戸城下上町・下町と吉田村・浜田村・細谷村・常磐村の各一部
  • 東茨城郡(16村)
    • 常磐村 ← 常磐村単独で村制施行
    • 緑岡村 ← 見川村・見和村・小吹村・千波村・笠原新田・平須村
    • 渡里村 ← 渡里村・堀村・田野村
    • 上大野村 ← 中大野村・圷大野村・東大野村・西大野村・渋井村・吉沼村・細谷村・浜田村
    • 吉田村 ← 東野村・米沢村・吉沢村・吉田村
    • 酒門村 ← 酒門村・谷田村・石川村・若宮村
    • 河和田村 ← 中丸村・赤塚村・萱場新田・河和田村
    • 上中妻村 ← 大塚村・金谷村・飯島村・加倉井村
    • 山根村 ← 成沢村・木葉下村・谷津村・全隈村・開江村
    • 飯富村 ← 飯富村・岩根村・藤井村
    • 稲荷村 ← 六反田村・栗崎村・東前村・大串村・島田村
    • 下大野村 ← 下大野村・小泉村・川又村・塩ヶ崎村・平戸村
    • 大場村 ← 大場村・森戸村・下入野村・秋成新田
    • 中妻村 ← 筑地村・赤尾関村・大足村・有賀村・牛伏村・黒磯村・田島村・三野輪村
    • 下中妻村 ← 小林村・内原村・中原村・三湯村
    • 鯉淵村 ← 鯉淵村・下野新田・五平村・高田村
  • 那珂郡(2村)
    • 柳河村 ← 青柳村・上河内村・中河内村・下河内村
    • 国田村 ← 田谷村・上国井村・下国井村
1933年(昭和8年) 3月15日 水戸市は常磐村を編入。
1952年(昭和27年) 4月1日 水戸市は緑岡村上大野村の一部(細谷の一部)を編入。
1955年(昭和30年) 3月31日
4月1日
1957年(昭和32年) 6月1日 水戸市は飯富村国田村(上国井の一部を除く)を編入。
1958年(昭和33年) 4月1日 水戸市は赤塚村を編入。
1965年(昭和40年) 1月1日 内原村が町制施行し内原町となる。
1992年(平成4年) 3月3日 水戸市は常澄村を編入。
2005年(平成17年) 2月1日 水戸市は内原町を編入。

旧町村ごとのチャート

水戸市市域の変遷表(※細かい境界の変遷は省略)
1868年
以前
明治元年 - 明治22年 明治22年
4月1日
明治22年 - 昭和64年 平成元年 - 現在 現在
茨城郡
東茨城郡
水戸城下上町 水戸市 水戸市 水戸市 水戸市 水戸市
水戸城下下町
吉田村の一部
浜田村の一部
細谷村の一部
  常磐村
  常磐村 昭和8年3月15日
水戸市に編入
見川村 緑岡村 昭和27年4月1日
水戸市に編入
見和村
小吹村
千波村
笠原新田
平須村
  細谷村 上大野村
  昭和30年4月1日
水戸市に編入
中大野村
圷大野村
東大野村
西大野村
渋井村
吉沼村
浜田村
渡里村 渡里村
堀村
田野村
東野村 吉田村
米沢村
吉沢村
吉田村
那珂郡 青柳村 柳河村
上河内村
中河内村
下河内村
上国井村 国田村 国田村 昭和32年6月1日
水戸市に編入
下国井村
田谷村
茨城郡
東茨城郡
飯富村 飯富村 昭和30年4月1日
飯富村
岩根村
藤井村
成沢村 山根村
木葉下村 昭和30年4月1日
赤塚村
昭和33年4月1日
水戸市に編入
谷津村
全隈村
開江村
大塚村 上中妻村
金谷村
飯島村
加倉井村
河和田村 河和田村
中丸村
萱場新田
赤塚村 昭和30年4月1日
水戸市に編入
水戸市
酒門村 酒門村
の一部
谷田村
石川村
下大野村 下大野村 昭和30年3月31日
常澄村
平成4年3月3日
水戸市に編入
小泉村
川又村
塩ヶ崎村
平戸村
下入野村 大場村
大場村
森戸村
秋成新田
六反田村 稲荷村
東前村
大串村
島田村
栗崎村
小林村 下中妻村 昭和30年3月31日
内原村
昭和40年1月1日
町制
平成17年2月1日
水戸市に編入
内原村
中原村
三湯村
筑地村 中妻村
赤尾関村
大足村
有賀村
牛伏村
黒磯村
田島村
三野輪村
鯉淵村の一部 鯉淵村
の一部
高野村 明治11年
高田村
田沢村
下野新田
五平村の一部

発祥の事物

  • オセロ発祥の地[8][9][10](オセロのパッケージ自体は水戸市出身の長谷川五郎が東京で開発したものである[11] が、発売から27年後に、オセロの原型は少年時代に水戸市で考案したものと長谷川が語った[12] ことに由来する)。なお、ゲーム自体はそれ以前から存在するロンドン発祥のリバーシとまったく同じであり、日本発祥とするのは不適切であるとの異論がある[13]。また、開発者の長谷川は、オセロ発売直後には、幼少期に水戸市で目撃したリバーシの用具を大人になってから東京で改良したものがオセロであると説明している[14]
  • 「徳川光圀が日本で初めてラーメン餃子を食した」と伝えられる。
  • ルーズソックスも水戸が発祥とされる[15]

行政

市長

  • 市長:高橋靖(2011年5月29日就任、3期目)

歴代市長

歴代 氏名 就任年月日 退任年月日
初代 服部正義 1889年(明治22年)5月10日 1892年(明治25年)12月
2 小宅時正 1893年(明治26年)12月26日 1898年(明治31年)12月25日
3 酒泉温忠 1899年(明治32年)3月 1905年(明治38年)3月1日
4 床井弘 1905年(明治38年)3月 1906年(明治39年)11月13日
5 原百之 1906年(明治39年)11月13日 1914年(大正3年)5月
6 川田久喜 1914年(大正3年)5月18日 1923年(大正12年)2月3日
7 山崎猛 1923年(大正12年)5月28日 1924年(大正13年)6月14日
8 鈴木文次郎 1924年(大正13年)8月12日 1932年(昭和7年)8月11日
9 中崎俊秀 1932年(昭和7年)8月12日 1941年(昭和16年)6月14日
10 名越時中 1941年(昭和16年)9月16日 1942年(昭和17年)3月3日
11 渡辺覚造 1942年(昭和17年)10月14日 1946年(昭和21年)4月23日
12 風戸元愛 1946年(昭和21年)6月14日 1947年(昭和22年)11月3日
13 山本敏雄 1947年(昭和22年)12月9日 1967年(昭和42年)11月19日
14 木村傳兵衛 1967年(昭和42年)11月20日 1972年(昭和47年)6月13日
15 和田祐之介 1972年(昭和47年)7月30日 1984年(昭和59年)7月29日
16 佐川一信 1984年(昭和59年)7月30日 1993年(平成5年)8月31日
17 岡田広 1993年(平成5年)10月17日 2003年(平成15年)3月20日[注釈 2]
18 加藤浩一 2003年(平成15年)4月27日 2011年(平成23年)5月28日
19 高橋靖 2011年(平成23年)5月29日 現職

[16]

市役所・支所・出張所・市民センター

市役所

310-8610 茨城県水戸市中央1丁目4番1号
JR水戸駅南口より徒歩約10分
関東鉄道茨城交通水戸市役所(平日のみ乗り入れ)または水戸市役所北、文化センター前下車

支所・出張所

  • 内原出張所
319-0393 茨城県水戸市内原町1395番地の1
  • 赤塚出張所
311-4143 茨城県水戸市大塚町1851番地5
  • 常澄出張所
311-1115 茨城県水戸市大串町2134番地

市民センター

  • 三の丸市民センター
  • 五軒市民センター
  • 竹隈市民センター
  • 渡里市民センター
  • 上中妻市民センター
  • 桜川市民センター
  • 緑岡市民センター
  • 見和市民センター
  • 双葉台市民センター
  • 常磐市民センター
  • 寿市民センター
  • 石川市民センター
  • 上大野市民センター
  • 飯富市民センター
  • 城東市民センター
  • 吉田市民センター
  • 新荘市民センター
  • 千波市民センター
  • 柳河市民センター
  • 笠原市民センター
  • 酒門市民センター
  • 見川市民センター
  • 国田市民センター
  • 赤塚市民センター
  • 吉沢市民センター
  • 堀原市民センター
  • 山根市民センター
  • 稲荷第一市民センター
  • 大場市民センター
  • 稲荷第二市民センター
  • 下大野市民センター
  • 内原市民センター
  • 鯉渕市民センター
  • 妻里野市民センター

国の行政機関

議会

市議会

県議会

  • 選挙区:水戸市・城里町選挙区
  • 定数:6人
  • 任期:2023年1月8日 - 2027年1月7日[17]
  • 投票日:2022年12月11日
  • 当日有権者数:241,047人
  • 投票率:38.28%
候補者名 当落 年齢 所属党派 新旧別 得票数
舘静馬 55 自由民主党 13,745票
高崎進 61 公明党 12,610票
木本信太郎 45 無所属 11,247票
玉造順一 51 立憲民主党 10,630票
江尻加那 49 日本共産党 10,313票
川津隆 71 自由民主党 10,165票
郡司真人 42 無所属 8,579票
小泉康二 40 無所属 6,921票
武藤優子 58 日本維新の会 5,949票
大関修右 71 無所属 977票

衆議院

茨城県第1区
当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 重複
福島伸享 51 無所属 105,072票
比当 田所嘉徳 67 自由民主党 96,791票
茨城県第2区
当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 重複
額賀福志郎 77 自由民主党 110,831票
藤田幸久 71 立憲民主党 61,103票

司法

裁判所

経済

産業

水戸は商業都市であり、第三次産業が大半を占めている。

水戸市に本社・本店を置く企業

姉妹都市・提携都市

日本国内

天狗党の乱との関連で敦賀市と姉妹都市になり、その後、敦賀市の仲介により彦根市とも親善都市となる。彦根市とは桜田門外の変で関係がある。(大老井伊直弼彦根藩主の家系、井伊を討ったのは水戸藩浪士を中心とした集団。)更に、彦根市の仲介により高松市とも親善都市になる。なお、江戸時代に高松を治めた高松松平氏は、水戸徳川家の分家である。

国外

1976年(昭和51年)12月21日 国際親善姉妹都市提携(遊園地ディズニーランドで有名)
2000年(平成12年)6月6日 友好交流都市提携

地域

中心部

中心市街地は水戸駅周辺であり、常磐線北側の台地上を上市(うわいち[18][リンク切れ])、水戸駅から東の下町を下市(しもいち)という。繁華街は北口方面に形成され、その中心を国道50号が東西に貫く。国道50号は片道二車線で右側レーンが通行路、左車線は一部バス専用レーンの時間帯がある。南口は再開発により、ホテルや商業施設が並ぶ。

水戸駅北口

水戸駅北口には駅ビルEXCELや北口再開発ビル「MYM(マイム)」(丸井水戸店、宮町1丁目、1993年(平成5年)2月27日開業[19])があり、そこから延びるメインストリートでは、ボンベルタ伊勢甚水戸店跡が周辺建物を含め再開発され、向かいにあった水戸京成百貨店(現・京成百貨店、泉町1丁目[20])が2006年(平成18年)3月17日に移転して開業した[20]

しかし、2003年(平成15年)2月20日に泉町1丁目の百貨店「ボンベルタ伊勢甚水戸店」が閉店し[21]、2005年(平成17年)10月31日にはダイエー水戸店が閉店[22]、2009年(平成21年)3月31日にはLIVIN水戸店が閉店[23]、そして旧ダイエー水戸店跡に2007年(平成19年)10月19日に開業した「MIMO」(ミーモ)[24] が2013年(平成25年)4月21日に閉店した[25] ほか、サントピアも閉店するなど大型店が相次いで閉店している。

なお、移転で空いた旧水戸京成百貨店ビルを伊勢甚本社が取得し、泉町1丁目北地区市街地再開発準備組合による再開発事業の対象地の中核となっていて、水戸市民会館が移転する。完成は2023年(令和5年)夏予定となっている。

再開発事業の開始までの間の暫定利用としてそのビルを一部利用し、水戸ショッピングストリート キミットとして2008年(平成20年)1月25日にオープンしたが2011年(平成23年)3月の東日本大震災発生でその後事実上の閉店となった。

ユニー水戸店と隣接の田原屋水戸店跡と共に商業施設やマンションの入る25階建て程度かそれ以上の超高層ビルの建設計画が構想されていたが建築資材値上がりの影響などで計画が実現せず一部が駐車場として利用されるだけになっていたため住友不動産と2年間無償で水戸市が一部を借りることで合意が成立し2009年(平成21年)2月21日に「南町自由広場」がオープンした。2015年(平成27年)以降にプロバスケットチームである茨城ロボッツがM-SPOとしてオープンしている。

水戸駅南口

水戸駅南口駅前(水戸サウスタワー
桜川(水戸市中央)

水戸駅南口では南口駅ビルエクセルみなみビックカメラを核店舗として[26] 2011年(平成23年)5月25日に開業した[27] ほか、2006年(平成18年)にはCOMBOX310[26]ヤマダ電機LABIをキーテナントとする「水戸サウスタワー[28] が2008年(平成20年)にオープンした[26]。 また、ホテル、高層マンションなどが複数建設された。

郊外

赤塚駅周辺ではマンションや複合高層施設が立地している。南口には2005年(平成17年)3月25日にカスミフードスクエア水戸赤塚店(河和田1‐1)[29]、同年4月22日にはヨークベニマル赤塚店(姫子2-30)が開業し[30]、スーパーを核として商業施設が整備されている。 茨城県庁周辺は、県の公共施設や商業施設が立地するほか、国道50号水戸バイパス沿線では、特に大塚町からけやき台にかけてロードサイドショップが立ち並ぶ。2020年3月に米沢町のビクター水戸工場跡地にヨークベニマルユニクロ無印良品が入店するヨークタウン水戸が開業。平日朝、夕方及び土日祝日は周辺道路において渋滞が発生している。渋滞対策としてさくら通りを中心に道路拡張工事を行っている。2022年3月8日には福岡市に本社がある一蘭が元吉田町交差点側にあったかっぱ寿司跡地に茨城県初出店を果たす。 内原駅周辺は、県央地域最大の郊外ショッピングセンターであるイオンモール水戸内原(中原町字西135)が2005年(平成17年)11月11日に開業し[31]、この周辺にも家電量販店や飲食店などといったロードサイドショップが増えている。

区分

大区分

地域 市役所・支所・出張所 最寄り駅
中央地域 水戸市役所 本庁舎 水戸駅
常澄地域 水戸市役所 常澄出張所 常澄駅
赤塚地域 水戸市役所 赤塚出張所 赤塚駅
内原地域 水戸市役所 内原出張所 内原駅

学校区

  • 中学校区(15)
  • 小学校区(33)

かつての「水戸市立山根小学校」は廃止され、それまでの山根小学校区は「水戸市立双葉台小学校」の学校区に統合された。ただし、「山根市民センター」は引き続き運営されている。また、山根地区の住民組織である「山根自治連合会」は、「双葉台地区住民の会」とは独立して活動している。

町名一覧

  • 青柳町
  • 赤尾関町
  • 赤塚
  • 秋成町
  • 圷大野
  • 曙町
  • 朝日町
  • 愛宕町
  • 木葉下町
  • 有賀町
  • 飯島町
  • 飯富町
  • 石川
  • 石川町
  • 泉町
  • 岩根町
  • 牛伏町
  • 内原
  • 内原町
  • 大串町
  • 大足町
  • 大塚町
  • 大場町
  • 大町
  • 小原町
  • 加倉井町
  • 笠原町
  • 金谷町
  • 金町
  • 上河内町
  • 上国井町
  • 上水戸
  • 萱場町
  • 川又町
  • 瓦谷
  • 河和田町
  • 北見町
  • 栗崎町
  • 黒磯町
  • けやき台
  • 小泉町
  • 鯉淵町
  • 小林町
  • 小吹町
  • 紺屋町
  • 五軒町
  • 五平町
  • 栄町
  • 酒門町
  • 柵町
  • 桜川
  • 三の丸
  • 塩崎町
  • 渋井町
  • 島田町
  • 下入野町
  • 下大野町
  • 下国井町
  • 下野町
  • 白梅
  • 新荘
  • 新原
  • 自由が丘
  • 城東
  • 城南
  • 水府町
  • 末広町
  • 杉崎町
  • 住吉町
  • 千波町
  • 高田町
  • 田島町
  • 田野町
  • 田谷町
  • 大工町
  • ちとせ
  • 中央
  • 筑地町
  • 天王町
  • 東野町
  • 東前
  • 東前町
  • 常磐町
  • 中大野
  • 中河内町
  • 中原町
  • 中丸町
  • 成沢町
  • 西大野
  • 西原
  • 根本
  • 根本町
  • 袴塚
  • 八幡町
  • 浜田
  • 浜田町
  • 梅香
  • 東赤塚
  • 東大野
  • 東桜川
  • 東台
  • 東原
  • 姫子
  • 開江町
  • 平須町
  • 平戸町
  • 備前町
  • 藤井町
  • 藤が原
  • 藤柄町
  • 双葉台
  • 文京
  • 堀町
  • 本町
  • 全隈町
  • 松が丘
  • 松本町
  • 見川
  • 見川町
  • 緑町
  • 南町
  • 三野輪町
  • 宮内町
  • 宮町
  • 三湯町
  • 見和
  • 元石川町
  • 元台町
  • 元山町
  • 元吉田町
  • 森戸町
  • 谷田町
  • 谷津町
  • 柳河町
  • 柳町
  • 百合が丘町
  • 吉沢町
  • 吉田
  • 吉沼町
  • 米沢町
  • 六反田町
  • 若宮
  • 若宮町
  • 渡里町

「内原」の地名は、満蒙開拓青少年義勇軍の訓練所があったため、戦時中、全国的に知られた。

町内会・自治会など

町内会・自治会などの概要

水戸市内には、約1300の町内会・自治会がある[32]。町内会と自治会は単に名称の違いであり、内容や活動が異なるものではない[33]。町内会・自治会は、「防犯灯の設置・管理」「自主防災・互助活動」「環境整備・ごみ置き場の管理」「レクリエーションなどの親睦行事」[34] などの活動をしているが、各町内会・自治会によって活動内容は異なる[35]。各町内会・自治会に対する加入世帯は、数世帯から600世帯に及ぶものまである[35]。世帯数が多い町内会・自治会は、その下に班を組織し、回覧板の回覧のほか、地域活動を行う単位としている[36]。水戸市内の2022年令和4年)6月1日時点における町内会・自治会への加入率は、52.9%である[37]

各町内会・自治会は、「地区会」に所属している[32]。各地区会の名称としては、「○○をつくる会」(9地区)、「○○住民の会」(7地区)、「○○連合会」(7地区)などが主にある[34][38]。地区会では運動会や祭りの開催などを行っている[35]。地区会は、おおむね小学校区単位に組織され[39]、当該地区内の町内会・自治会、社会福祉協議会支部[注釈 3]高齢者クラブ女性会PTA子ども会育成会、民生委員防犯協会等で構成される[39]。地区会は、34あり[32][34][38]市民センターを拠点に活動している[32]

「水戸市住みよいまちづくり推進協議会」(略称: 水住協[40]、住み協[41][42]、住協)は、「地区会」の代表者等で構成され[32]、各地区会の連携を図っており[35]、住みよいまちづくりを行政と共に推進することを目標に掲げている[39]。水戸市住みよいまちづくり推進協議会は、かつて水戸市におけるコミュニティ活動の母体をなしていた「水戸市自治連合会」と「水戸市民憲章推進協議会」という2つの住民組織を統一しようという機運[43] によって、1996年(平成8年)に設立[43] された。

町内会・自治会などの年表

  • 年不明 : 町内会(長)の前身に捉えられる町務委員[44]が現れる。町務委員は、各町より選出された町代表であった模様[44]。町務委員の会合として、有志の団体である町務委員会もできる[44]。(水戸市下市では、市制実施の1889年明治22年)の後、5、6年を経て下市町務委員会ができたとされている[44]。)
  • 1940年(昭和15年): 「部落会町内会等整備要領」(昭和15年内務省訓令第17号)が発せられる(9月11日)。「部落会町内会等整備要領」に則って、「水戸市町内会規程」が設定される[44]。水戸市においても市の下部組織としての「町内会」が設置される[45]。町務委員を町内会長に選任することによって、町務委員制度を町内会として整備する、すなわち旧来の自治機関を国策遂行上の隣保共助の組織へと編成替えする措置がとられた[44]。町内会は「班」を組織し(5~13世帯を単位に1つの班を構成していた)、それぞれの班に納税や国債の消化といった経済的側面での機能や、食糧増産や配給、供出、隣人の相互監視といった戦時中における社会生活面での機能を担わせていた[45]。町内会の上部組織として「町内会連合会」が6地区(三の丸・五軒・新荘・城東・浜田・常磐)に設置される[45]。 - 日中戦争における戦時体制下[45]
  • 1947年(昭和22年): 「部落会町内会等整備要領」(昭和15年内務省訓令第17号)を廃止する昭和22年内務省訓令第4号が発せられる(1月22日)。ポツダム政令第15号(「昭和20年勅令第542号ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く町内会部落会又はその連合会等に関する解散、就職禁止その他の行為の制限に関する政令」、昭和22年政令第15号)が公布される(5月3日) - 「日本国との平和条約」(サンフランシスコ平和条約、昭和27年条約第5号)の発効後まで、日本の本土において「町内会」「部落会」やそれらの「連合会」等が禁止されることになった。
  • 1952年(昭和27年): ポツダム政令第15号が効力を失う(10月25日)(「ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件の廃止に関する法律」(昭和27年法律第81号)に基づき、「日本国との平和条約」(サンフランシスコ平和条約、昭和27年条約第5号)が発効した日(4月28日)から起算して180日を超えた日(10月25日)に、ポツダム政令第15号を含めポツダム命令の多くが効力を失った)。 - この年の10月25日から町内会・自治会の復活が名実ともに可能となる。
  • 1953年(昭和28年): 水戸市が50戸程度を単位として「町内連絡委員を設置する要項」を作成 - 町内連絡委員は、市長の委嘱を受け身分は非常勤の公務員となった(4月)[46]。地区の組織として「町内会連絡協議会」が設立(4月)[46]
  • 1957年(昭和32年): 「水戸市市政協力委員設置規則」制定 - 町内連絡委員は市政協力委員と名称が変わる(4月)[46]
  • 1970年(昭和45年): 中央組織として「水戸市市政協力委員連絡協議会」が設立(6月)[46]。「水戸市民憲章」が市民からの公募により制定[46]12月1日[47])。
  • 1971年(昭和46年): 「水戸市民憲章推進協議会」発足(2月)[46]
  • 1973年(昭和48年)ころ: 1974年(昭和49年)の茨城国体第29回国民体育大会)の開催を契機に水戸市民憲章推進協議会の下部組織として、各小学校区単位に「水戸市民憲章推進各地区実践会」が発足 - この実践会は、町内会、自治会、子ども会、婦人会、高齢者クラブをはじめ多くの市民団体によって組織された[46]
  • 1988年(昭和63年): 水戸市市政協力委員連絡協議会は、「水戸市自治連合会」という民間組織に生まれ変わる - 市長から委嘱されることをやめる(10月)[46]
  • 1991年度(平成3年度): 水戸市自治連合会と水戸市民憲章推進協議会が、双方の一本化について、各々の一体化検討委員会で検討に入る[46]
  • 1992年(平成4年): 水戸市自治連合会の一体化検討委員会が答申(2月18日)[46]。水戸市民憲章推進協議会の一体化検討委員会が答申(1月27日)[46]。水戸市自治連合会と水戸市民憲章推進協議会の合同役員会で一体化を進めることが確認される[43]常澄村が水戸市に編入(3月3日[48]
  • 1993年(平成5年)から 1995年(平成7年): 各地区において統一のための総会が開催され「地区会」が設立[43]
  • 1996年(平成8年): 各地区会の会長を理事とした中央組織の「水戸市住みよいまちづくり推進協議会」が設立[43]
  • 1999年(平成11年): 常澄地区が水戸市住みよいまちづくり推進協議会に加入[43]
  • 2005年(平成17年): 内原町が水戸市に編入(2月1日)[48]
  • 2009年(平成21年): 水戸市が「市民と行政との協働都市宣言」を行う(11月3日)[49]
  • 2011年(平成23年): 内原地区が水戸市住みよいまちづくり推進協議会に加入[43]
  • 2017年(平成29年): 水戸市と三の丸自治コミュニティ連合会が地方自治法施行70周年記念総務大臣表彰を受賞する(11月20日)[50]
  • 2020年令和2年): 水戸市住みよいまちづくり推進協議会、公益社団法人茨城県宅地建物取引業協会、水戸市の三者が「町内会・自治会への加入促進に関する協定」を締結する(10月22日)[41][51][52][53]
  • 2022年(令和4年): 「みと町内会・自治会カード」事業開始(1月)[54][55][56][57]

地区会の一覧

地区会の一覧である[34][38]

  • 三の丸地区 三の丸自治コミュニティ連合会
  • 五軒地区 ふぁいぶたうんコミュニティ
  • 新荘地区 住みよいまちづくり新荘会
  • 城東地区 水戸市城東地区自治団体連合会
  • 浜田地区 住みよい浜田をつくる会
  • 常磐地区 ランド常磐の会
  • 緑岡地区 緑岡住民の会
  • 寿地区 寿地区自治連合団体
  • 上大野地区 住みよい上大野をつくる会
  • 柳河地区 柳河自治住民の会
  • 渡里地区 渡里住民の会
  • 吉田地区 吉田地区自治実践会
  • 酒門地区 ふるさと酒門をつくる会
  • 石川地区 石川地区コミュニティ連絡協議会
  • 飯富地区 飯富自治実践会
  • 国田地区 国田地区自治実践会
  • 河和田地区 ゆたかな河和田をつくる会
  • 上中妻地区 上中妻地区住民の会
  • 山根地区 山根自治連合会
  • 見川地区 住みよい見川をつくる会
  • 千波地区 故郷千波を創る協議会
  • 梅が丘地区 梅が丘地区連合会
  • 双葉台地区 双葉台地区住民の会
  • 笠原地区 笠原地区総合自治連合会
  • 赤塚地区 ふるさと赤塚をつくる会
  • 吉沢地区 吉沢地区自治連合会
  • 堀原地区 堀原地区住民の会
  • 下大野地区 住みよい下大野をつくる会
  • 稲荷第一地区 稲荷第一地区まちづくり会
  • 稲荷第二地区 いきいきコミュニティ稲荷二
  • 大場地区 さわやか大場をつくる会
  • 鯉淵地区 鯉淵地区住民の会
  • 妻里地区 住みよい妻里をつくる会
  • 内原地区 内原地区自治連合会

郵便

水戸市内の郵便番号と集配

  • 310-xxxx 水戸中央郵便局が集配。
  • 311-11xx 水戸中央郵便局が集配。2021年(令和3年)まで常澄郵便局が担当していた。
  • 311-41xx 赤塚郵便局が集配。
  • 311-42xx 水戸中央郵便局が集配。2009年(平成21年)まで郵便事業株式会社水戸支店飯富集配センター(飯富郵便局併設)が担当していた。
  • 319-03xx 赤塚郵便局が集配。2008年(平成20年)まで郵便事業株式会社水戸支店内原集配センター(内原郵便局併設)が担当していた。

郵便局

集配郵便局

無集配郵便局

  • 飯富郵便局
  • 茨城県庁内郵便局
  • 茨城大学前郵便局
  • 内原郵便局
  • 大場郵便局
  • 国田郵便局
  • 鯉淵郵便局
  • 常澄郵便局
  • 中妻郵便局
  • 水戸石川郵便局
  • 水戸河和田郵便局
  • 水戸五軒町郵便局
  • 水戸酒門郵便局
  • 水戸下市郵便局
  • 水戸市役所前郵便局
  • 水戸城東郵便局
  • 水戸末広郵便局
  • 水戸千波郵便局
  • 水戸大工町郵便局
  • 水戸袴塚郵便局
  • 水戸東赤塚郵便局
  • 水戸東原郵便局
  • 水戸平須郵便局
  • 水戸双葉台郵便局
  • 水戸本町郵便局
  • 水戸松が丘郵便局
  • 水戸緑岡郵便局
  • 水戸見和郵便局
  • 水戸元吉田郵便局
  • 水戸吉沢郵便局
  • 水戸米沢郵便局
  • 水戸渡里郵便局

簡易郵便局

  • 水戸見和御殿山簡易郵便局
  • 水戸柳河簡易郵便局

学校教育等

大学

短期大学

中等教育学校

高等学校

県立

全日制の課程のみが7校、定時制の課程と通信制の課程の併設が1校。

私立

全日制の課程のみが7校、通信制の課程のみが1校。

中学校

市立

  • 水戸市立千波中学校
  • 水戸市立第一中学校
  • 水戸市立第二中学校
  • 水戸市立第三中学校
  • 水戸市立第四中学校
  • 水戸市立第五中学校
  • 水戸市立常澄中学校
  • 水戸市立双葉台中学校
  • 水戸市立見川中学校
  • 水戸市立緑岡中学校

県立

国立

私立

義務教育学校

市立

  • 水戸市立国田義務教育学校

小学校

市立

市立の小学校は全部で32校ある。関東地方では珍しく標準服を採用している学校が半分近くを占める

  • 水戸市立赤塚小学校
  • 水戸市立飯富小学校
  • 水戸市立石川小学校
  • 水戸市立稲荷第一小学校
  • 水戸市立稲荷第二小学校
  • 水戸市立内原小学校
  • 水戸市立梅が丘小学校
  • 水戸市立大場小学校
  • 水戸市立笠原小学校
  • 水戸市立上大野小学校
  • 水戸市立上中妻小学校
  • 水戸市立河和田小学校
  • 水戸市立鯉淵小学校
  • 水戸市立五軒小学校
  • 水戸市立寿小学校
  • 水戸市立酒門小学校
  • 水戸市立三の丸小学校
  • 水戸市立下大野小学校
  • 水戸市立城東小学校
  • 水戸市立新荘小学校
  • 水戸市立千波小学校
  • 水戸市立妻里小学校
  • 水戸市立常磐小学校
  • 水戸市立浜田小学校
  • 水戸市立双葉台小学校
  • 水戸市立堀原小学校
  • 水戸市立見川小学校
  • 水戸市立緑岡小学校
  • 水戸市立柳河小学校
  • 水戸市立吉沢小学校
  • 水戸市立吉田小学校
  • 水戸市立渡里小学校

国立

私立

特別支援学校

  • 茨城県立盲学校(視覚障害者を対象とする学校)
  • 茨城県立水戸聾学校(聴覚障害者を対象とする学校)
  • 茨城県立水戸特別支援学校(肢体不自由者を対象とする学校)
  • (本校に2009年〈平成21年〉に統合)茨城県立水戸養護学校吉沢分校(肢体不自由者を対象とする学校)
  • 茨城県立水戸飯富特別支援学校(知的障害者を対象とする学校)
  • 茨城県立水戸高等特別支援学校(知的障害者を対象とする学校)
  • 茨城県立内原特別支援学校(知的障害者を対象とする学校)

幼稚園

計36園。市立19園、私立16園、国立1園(茨城大学教育学部附属幼稚園

専修学校

  • 茨城県理容生活衛生同業組合立茨城県中央理容美容専門学校(茨城県理容生活衛生同業組合)
  • 茨城音楽専門学校(学校法人茨城音楽学園)
  • 水戸日建工科専門学校(学校法人城東学園)(旧水戸コンピュータ専門学校)
  • 中川学園調理技術専門学校(学校法人中川学園)
  • 水戸美容専門学校(学校法人水戸美容専門学校)
  • 水戸経理専門学校(学校法人八文字学園
  • 水戸電子専門学校(学校法人八文字学園)
  • 水戸自動車大学校(学校法人八文字学園)
  • 水戸ビューティカレッジ(学校法人八文字学園)
  • 水戸看護福祉専門学校(学校法人八文字学園)
  • 専門学校文化デザイナー学院(学校法人リリー文化学園)(旧 文化学院芸術工科専門学校)
  • リリー保育福祉専門学校(学校法人リリー文化学園)
  • いばらき中央福祉専門学校(社会福祉法人北養会)
  • 医療専門学校水戸メディカルカレッジ(社会福祉法人北養会)
  • 水戸市医師会看護専門学院(社団法人水戸市医師会)
  • 茨城歯科専門学校(社団法人茨城県歯科医師会)
  • 日本農業実践学園(社団法人日本国民高等学校協会)
  • 鯉淵学園農業栄養専門学校財団法人財団法人農民教育協会)
  • 河合塾水戸校(予備校、学校法人河合塾)

各種学校

職業訓練施設

公共職業能力開発施設

事業主等の設置する職業訓練施設

文化施設

公園

  • 七ツ洞公園
  • 大串貝塚ふれあい公園
  • くれふしの里古墳公園
  • かたくりの里公園

千波湖周辺地域大規模公園

千波湖湖畔の千波公園、偕楽園を中心にそれら周辺の桜川緑地、沢渡川緑地、逆川緑地、紀州堀緑地に、東町運動公園、茨城県立歴史館茨城県民文化センター等を含めた300ヘクタールの区域は茨城県と水戸市により「偕楽園公園」と総称されている。この総称「偕楽園公園」は千波湖から放射状に伸びた公園・緑地が市街地に食い込む形状を持ち、中心市街地に近い都市公園としてはアメリカ合衆国ニューヨーク市セントラル・パークの340ヘクタールに次ぐ世界第2位の面積を持つものと茨城県と水戸市により広報されている[58][59]

総称「偕楽園公園」は1999年(平成11年)7月2日橋本昌茨城県知事(当時)の記者会見で発表された[60]。だが、千波公園、偕楽園とその周辺の公園・緑地を一体の大規模公園として整備することはそれ以前からなされている。その始まりは都市化により消失の危機にある偕楽園の借景を長期的かつ総合的に整備しようとする考えからで、1972年(昭和47年)から茨城県、水戸市及び国等の関係者により検討が開始された。この検討は1973年(昭和48年)に「千波湖周辺地域大規模公園構想」としてまとめられた[61]。この構想で主体者が茨城県又は水戸市となる都市公園事業、河川事業など様々なパーツが組み合わさった総面積約300ヘクタールが整備すべきエリアと設定され、以後これをたたき台として、整備計画が練られていった[62]1986年(昭和61年)12月には先の構想に見直しを加えた長期的な整備の基本方針「千波湖周辺整備計画」がまとめられた。この計画では整備を進める際に、「1.国際庭園モデル都市 -都市の機能と景観の調和」、「2.街との融合と一体化」、「3.地域の活性化に結びつける」の3つを目指すことを基本コンセプトと定め、以後これに沿った公園整備が進められていった[63][64]1993年(平成5年)の「全国都市緑化フェア(=開催時名称「グリーンフェア’93いばらき」)の開催会場として偕楽園及び千波湖周辺が選定されると、これを目指し偕楽園下の桜川沿岸(現在の「四季の原」等がある偕楽園拡張部)と千波公園の整備が一気に進んだ[65]。1999年(平成11年)の総称「偕楽園公園」の発表は、上述に記した経過で整備されてきた300ヘクタールの公園・緑地のイメージアップと利用促進を図る為に設置した「千波湖周辺地域大規模公園利用促進懇談会(座長:中村良夫京都大学教授)」の意見を取り入れたものである[58]

2016年(平成28年)、水戸市は1986年(昭和61年)の策定から30年がたった「千波湖周辺整備計画」を時代の変化に合わせて見直した「水戸市偕楽園公園(千波公園等)整備基本計画」を発表した。この計画では観光面の役割も強調されており、拠点性・回遊性に優れたにぎわいのある公園づくりが計画目標のひとつにあげられた[66][67]。これに呼応するように2019年(令和元年)6月、茨城県は偕楽園周辺の魅力向上計画案策定をリゾートホテルなどを運営する株式会社星野リゾートに委託した[68]。同年11月、千波湖に円形を設置し偕楽園や歴史館との回遊性を高める等の星野リゾートが策定した計画案が発表された[69]

公民館

市立公民館は、原則として各市立小学校の学区ごとに設けられている。

図書館

博物館

公共博物館

博物館法に基づいて登録を受けた施設。

博物館相当施設

博物館法に基づいて要件を満たした施設。

  • 常磐神社義烈館(水戸黄門宝物館、歴史部門)

博物館類似施設

各種施設[要説明]

イベントホール

スポーツ施設

交通

鉄道

水戸駅
駅数は3路線臨時駅を含めてわずか6駅しかなく、臨時駅を除くと5駅で、これは6駅(いずれも常設駅)の甲府市を下回り、都道府県庁所在地の都市の中では佐賀市(4駅、臨時駅を含めると5駅)に次いで2番目に少ない。

路線バス

高速バス

  • 「みと号(赤塚ルート)」 水戸駅・大工町・赤塚駅・大塚 - 八潮PA(TX八潮駅)・東京駅(茨城交通、関東鉄道、ジェイアールバス関東
  • 「みと号(茨大ルート)」 水戸駅・茨城大学前・水戸北スマートインター - 八潮PA(TX八潮駅)・東京駅(茨城交通、関東鉄道、ジェイアールバス関東)
  • 「みと号(県庁ルート)」 水戸駅南口・茨城県庁前 - 八潮PA(TX八潮駅)・東京駅(茨城交通、関東鉄道、ジェイアールバス関東)
  • 東海・勝田・水戸大洗IC - 八潮PA(TX八潮駅)・都営浅草駅・上野駅・東京駅(茨城交通)
  • 急行「TMライナー」 偕楽園・水戸駅・茨城県庁BT - つくばセンター土浦駅東口(関東鉄道、関鉄観光バス
  • 夜行高速バス「よかっぺ関西号」 水戸駅南口・土浦駅・つくばセンター - 京都駅大阪あべの橋駅・USJ(関東鉄道、近鉄バス
  • 水戸駅 - 仙台駅(茨城交通)
  • 水戸駅南口 - 羽田空港(茨城交通)
  • 水戸駅南口 - 成田空港(茨城交通、千葉交通
  • 水戸駅南口 - 茨城空港(関東鉄道、茨城交通)
  • 水戸駅南口・大工町・赤塚駅・大塚 - 東京ディズニーリゾート(関東鉄道)
  • 日立・水戸北スマートインター - 東京ディズニーリゾート(茨城交通)

道路

港湾

市内に港湾はなく、東海村ひたちなか市大洗町茨城港(常陸那珂港区・大洗港区)が市に最も近い場所に位置する。

空港

車で約35分の位置に茨城空港小美玉市)がある。

茨城空港以外では東京都大田区東京国際空港(羽田空港)、千葉県成田市成田国際空港福島県須賀川市福島空港などが利用されている。この内国内線では、地上交通の便がよく就航都市数が多い東京国際空港が多く利用されている。

マスメディア

新聞・放送

地上波テレビ放送において、他の関東地方は民放五大キー局NHK独立ローカル局一局の七局地域となっているが、水戸を初めとする茨城県北部は、五大キー局+NHKのみのエリアである。2020年(令和2年)現在、水戸市内でケーブルテレビも開局していない。

ラジオは、LuckyFM 茨城放送の他、関東広域圏の各放送局の放送対象地域となっている。

地上波デジタルテレビ放送送信設備

水戸テレビ・ラジオ放送所も参照。

リモコンキーID 放送局名 コールサイン チャンネル 空中線電力 ERP 放送対象地域 放送区域内世帯数
1 NHK水戸総合 JOEP-DTV 20 300W 3 kW 茨城県 約338,604世帯
2 NHK東京Eテレ - 13 関東広域圏
4 日本テレビ放送網 - 14 2.9 kW
5 テレビ朝日 - 17
6 TBSテレビ - 15
7 テレビ東京 - 18
8 フジテレビジョン - 19
  • デジタル放送の送信所は水戸市森林公園に設けられている。NHK水戸総合のみが親局であり、あとは全て中継局である。

スポーツチーム

観光

好文亭(偕楽園
弘道館
水戸の梅大使

観光地・観光施設

新水戸八景」として1996年(平成7年)に制定された以下の8名所[71]

  1. 「弘道館周辺と水戸城の壕」
  2. 「保和苑と周辺史跡」
  3. 「偕楽園公園と千波湖周辺」
  4. 「水戸芸術館」
  5. 「備前堀」
  6. 「水戸市森林公園と楮川ダム」
  7. 「ダイダラボウと大串貝塚ふれあい公園」
  8. 「大塚池公園」

その他

  • 水戸市内原郷土史義勇軍資料館
  • 明利酒類・別春館 - 酒蔵見学・梅酒焼酎日本酒の試飲

祭事・イベント

日本三名園つながりで金沢市岡山市と合同イベントを実施することがある。行政(市役所など)より、中央郵便局や観光協会の間で実施される事が多い。

  • 水戸の梅まつり(2月下旬 - 3月末。全国的に有名。水戸の梅大使が活躍。3月中旬には「夜梅祭」が開催される。弘道館、偕楽園で開催)
  • みとの日(3月10日前後。納豆早食い世界大会開催)
  • 水戸の桜まつり(4月。千波湖畔、桜山などで開催)
  • 水戸のつつじまつり(4月下旬 - 5月初旬。偕楽園で開催)
  • 常磐神社例大祭(5月中旬。常磐神社で開催)
  • 水戸のあじさいまつり(6月。保和苑で開催)
  • 水戸黄門まつり(8月上旬。2018年(平成30年)までは前夜祭として千波湖畔で花火大会を開催。2019年(令和元年)からは花火大会は本祭の2週間前に前倒し。パレードは上市通りで開催)
  • 水戸市内原商工夏祭り(8月下旬。内原出会いの広場公園で開催)
  • 水戸の萩まつり(9月。偕楽園で開催)
  • 水戸まちなかフェスティバル(9月下旬。上市通りで開催)
  • 吉田神社例大祭(10月中旬。吉田神社及び下市通りで開催)
  • 水戸の菊花展(10月下旬 - 11月中旬。三の丸庁舎前広場で開催)
  • ダイダラボウまつり(11月中旬。大串貝塚ふれあい公園で開催)
  • 水戸市産業祭(11月中旬。水戸市総合運動公園体育館で開催)
  • 大串稲荷神社祭礼(11月下旬。大串稲荷神社で開催)
  • アートタワーみとスターライトファンタジー(12月 - 1月中旬。水戸芸術館で開催)
  • 水戸デザインフェス(水戸芸術館で開催)
  • 水戸のラーメンまつり(11月下旬。千波公園で開催)
  • さんたサンタsantaフェスティバル(12月中旬。南町2丁目特設会場〈常陽銀行と東京電力の間〉で開催)

史跡・旧跡

寺社

城郭

  • 水戸城
  • 河和田城
  • 見川城
  • 長者山城
  • 全隈城
  • 武隈城
  • 飯富長塁
  • 吉田城
  • 森戸館
  • 鯉淵城
  • 塚原城
  • 湯網城
  • 大足城
  • 有賀城

水戸を舞台とした作品

出身者

明治以前

政官界

学界

財界

作家・画家・デザイナー

音楽・芸能・放送

スポーツ

ゆかりの人物

その他

  • 水戸市は、交通安全都市宣言・水戸市民憲章・核兵器廃絶平和都市宣言・緑の都市宣言・男女共同参画都市宣言・生涯学習都市宣言を採択している[いつ?]
  • 水戸市の郵便番号は上3桁が「310」(「みと」と読める)である。また、3月10日を「水戸の日」とするなど、310の語呂合わせを使用した名称も多い。

脚注

注釈

  1. ^ 気象庁発表による。当初震度6強と発表されたが後に訂正。
  2. ^ 久野恒一の死去に伴う参議院茨城選挙区補選に出馬するために辞任。
  3. ^ ここで言う「社会福祉協議会支部」とは、「社会福祉法人 水戸市社会福祉協議会」の「支部」のことである。水戸市内の各地区に支部が置かれている。

出典

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  5. ^ 町の区域の設定(平成4年2月10日 茨城県告示第158,159号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第317号: pp. p.1-3, (1992年2月10日) 
  6. ^ 水戸市役所発表 災害情報(10月20日10時現在) による。
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  8. ^ 1973年(昭和48年)流行・出来事 | 年代流行”. nendai-ryuukou.com. 2020年1月3日閲覧。
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  13. ^ 都筑道夫「まず心がけなければならないのは」『黄色い部屋はいかに改装されたか?』(増補版)フリースタイル、2012年4月15日、121-129頁。ISBN 9784939138607 
  14. ^ 長谷川五郎「大流行の『オセロ』ゲームづくり一代」『現代』第7巻第12号、講談社、1973年12月、147-151頁、doi:10.11501/3367321 
  15. ^ http://www.tv-tokyo.co.jp/adomachi/backnumber/20110226/11520.html
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  23. ^ “リヴィン水戸店が閉店 中心街空洞化に拍車も”. 日本経済新聞(日本経済新聞社). (2009年4月1日)
  24. ^ “水戸にMIMOきょうオープン 中心街活性化に期待”. 読売新聞 (読売新聞社). (2007年10月19日)
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  38. ^ a b c 水戸市. “地区会一覧” (PDF). 水戸市ホームページ. 水戸市. 2021年2月12日閲覧。
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関連項目

外部リンク