レッドブル・レーシング
エントリー名 |
オラクル・レッドブル・レーシング |
---|---|
チーム国籍 | オーストリア |
チーム本拠地 |
イギリス( イングランド) バッキンガムシャー州ミルトン・キーンズ |
チーム代表者 |
クリスチャン・ホーナー(チーム代表) ヘルムート・マルコ(レッドブルアドバイザー) |
テクニカルディレクター |
エイドリアン・ニューウェイ(CTO) ピエール・ワシェ(TD)[1][2] |
2024年のF1世界選手権 | |
ドライバー |
1. マックス・フェルスタッペン 11. セルジオ・ペレス |
テストドライバー | リアム・ローソン |
シャーシ | RB20 |
エンジン | ホンダ・RBPTH002 |
タイヤ | ピレリ |
F1世界選手権におけるチーム履歴 | |
参戦年度 | 2005 - |
出走回数 | 393(392スタート) |
コンストラクターズ タイトル | 6 (2010, 2011, 2012, 2013 , 2022 , 2023) |
ドライバーズ タイトル | 8 (2010, 2011, 2012, 2013, 2021, 2022, 2023, 2024) |
優勝回数 | 122 |
通算獲得ポイント | 7,837 |
表彰台(3位以内)回数 | 282 |
ポールポジション | 103 |
ファステストラップ | 99 |
F1デビュー戦 | 2005年オーストラリアGP |
初勝利 | 2009年中国GP |
2024年順位 | 3位 (589ポイント) |
(記録は2024年最終戦アブダビGP終了時) |
レッドブル・レーシング(Red Bull Racing Limited)は、2005年からF1に参戦しているレーシングコンストラクター。母体はオーストリアの飲料メーカー「レッドブル」グループ。本拠地はイギリス・ミルトン・キーンズ。チーム代表はクリスチャン・ホーナーが務める。
概要
[編集]オーストリア資本の飲料メーカー レッドブルGmbHは、1995年から2004年までザウバーの、2002年はアロウズのスポンサーとしてF1との関わりを深めていた。特にメインスポンサーであったザウバーでは1995年から2001年までチームエントリー名はレッドブル・ザウバー・ペトロナスであった。
元ワールドチャンピオンのジャッキー・スチュワートが率いて1997年からF1に参戦していたスチュワートからの歴史を持つジャガー・レーシングは、2004年11月15日にフォードグループの再編によりF1から撤退することを宣言した。フォードはチームをレッドブルに売却し(金額は1ドルと言われた)、チーム代表に当時31歳の若さでクリスチャン・ホーナーを起用してレッドブル・レーシングが設立された。
トップドライバーや有力デザイナーを獲得して短期間でチームの戦力を上げつつ、多数ある下部組織(F3などのジュニアチーム)から若手の育成ドライバーを参戦させるチーム方針を執っている。また、若手の育成ドライバーを参戦できる環境を確保すべく、親会社であるレッドブルは、豊富な資金力を背景に参戦した同じ年(2005年)に別のF1チームミナルディを買収し、2006年からスクーデリア・トロ・ロッソとして再スタートさせた。これにより、親チームのレッドブルと兄弟チームであるRB・フォーミュラワン・チーム(旧トロ・ロッソ、スクーデリア・アルファタウリ)という体制を構築し、レッドブルとして直接関与できるF1のシートを4つ占有するなど、F1界の新興勢力として新進著しい存在となっている。そのため、自動車メーカーが闊歩するモータースポーツ界でも異色の存在となっている。
2009年にトロ・ロッソからセバスチャン・ベッテルの加入と同年のレギュレーション変更に合わせたマシン開発の成功(詳細はレッドブル・RB5)をきっかけにチームは常に優勝を争うレベルまで向上する。エイドリアン・ニューウェイが手掛ける斬新な空力設計、ルノーエンジンとの強固なパートナーシップなどを武器に、2010年から2013年にかけてドライバーズ・コンストラクターズ両部門4連覇を達成した。2019年から2021年まではホンダ製パワーユニット(Power Unit, PU) を搭載。2022年からはレッドブル製PUとして、ホンダから技術的支援を受けつつ参戦している。
歴史
[編集]2005年 - 2009年
[編集]F1参戦初年度となる2005年は、旧ジャガーから引き続きコスワースエンジンを搭載、シャシーも旧ジャガーで「R6」として設計されたものを「RB1」と名称を変えて使用した。
ドライバーは、2004年までマクラーレンに在籍していたデビッド・クルサードをエース待遇で獲得。セカンドドライバーには、旧ジャガーから残留のクリスチャン・クリエンと共に、レッドブル社のスポンサードのもと2004年国際F3000チャンピオンを獲得したヴィタントニオ・リウッツィとも契約。第3戦のバーレーンGPまではクリエンが出走し、リウッツィはサードドライバーとして金曜日のフリー走行に参加、第4戦サンマリノGPから4戦はリウッツィが出走し、クリエンがサードドライバーとしてフリー走行に参加し、その後も交互に参戦レースを決めることとしていた。しかし2005年レギュレーションでは、前戦に出走していないドライバーは予選セッションの走行順が1番目となることから不利になるとして、第8戦以降は開幕時と同様にクリエンをレースに出走させ、リウッツィはサードドライバーの役目を務めた。ただし、マーケティング上の理由からカナダ・アメリカの両GPではサードドライバーに、同じくレッドブルのスポンサードを受けているアメリカ人のスコット・スピードを起用した。
2004年シーズンオフ、レッドブルは買収に関する話題はともかく、マシン性能面においてはほとんど注目されていなかったが、開幕からクルサードは3戦連続、クリエンは2戦連続でポイントを獲得。その後もクルサードを中心にシーズンを通してコンスタントにポイント獲得を続け、最終的にB・A・Rの38ポイントに迫る34ポイントを獲得し、コンストラクターズランキング7位となった。
2006年からはフェラーリと2年間のエンジン供給契約を結んだ。ドライバーは前年からのクルサード、クリエンに加え、ロバート・ドーンボスを起用しサードドライバーに据えた。また、マクラーレンより移籍したエイドリアン・ニューウェイがチーフテクニカルオフィサーに就いた。シャシーはフェラーリV8エンジンに対応して製作された「RB2」を投入。
第7戦モナコGPにおいてクルサードが3位に入り、チーム初の表彰台を獲得した。第16戦から残り3戦はセカンドドライバーをクリエンからドーンボスに代えた(クリエンはレッドブル陣営から離脱し、2007年からホンダF1のテストドライバーとなった)。それと同時に、レッドブルの育成ドライバーとして、テストドライバーを務めながらGP2に参戦していたミハエル・アメルミューラーがドーンボスに代わってサードドライバーに昇格した。
2007年はフェラーリとのエンジン供給の契約が継続していたが、これをジュニアチームであるトロ・ロッソヘ移譲。レッドブルはルノーのエンジンを搭載した。マシンは「RB3」。この年からワンメイクとなったブリヂストンタイヤを使用。レギュラードライバーはクルサードに加え、新たにマーク・ウェバーを起用。リザーブドライバーには、テストドライバーのアマミューラー、ドーンボス、セバスチャン・ブエミを、各レース毎に変則起用した。
シーズン途中から導入したクイックシフトタイプのトランスミッションなどの信頼性不足もあって、決勝ではトラブルに泣かされ、予選で見せた速さを結果につなげられないという状態が続いていた。しかし、第10戦ヨーロッパGPでは、豪雨で赤旗中断などの混乱の中で見事に走り切り、ウェバーがレッドブルで初めての表彰台3位(チームとしては2度目)、クルサードも5位に入賞した。
ドライバーは引き続きクルサードとウェバーが務め、テストドライバー兼リザーブドライバーにブエミを起用。マシンは「RB4」。カナダGPでは、クルサードが2008年シーズン唯一となる表彰台(3位)を獲得したが、シーズンを通しては弟チームのトロ・ロッソに遅れを取り、この年はコンストラクターズランキングでトロ・ロッソに敗れたばかりか初優勝もトロ・ロッソに先を越されてしまった。
クルサードはこの年をもって現役を引退することを7月3日にシルバーストンで発表した。最終戦となる第18戦ブラジルGPでは、脊髄損傷を受けた人々をサポートするチャリティー団体「Wings for Life」の特別カラーリングを纏ったマシンをドライブした。その後、2009年以降もアドバイザーとしてチームに残留することが発表された。
2008年イタリアGPで史上最年少で初優勝を遂げたセバスチャン・ベッテルがトロ・ロッソから移籍。ウェバーは残留。リザーブドライバーにはブレンドン・ハートレイを起用する予定だったが、スーパーライセンスが発給されなかったため、第2戦までは2008年いっぱいで引退したクルサードが登録された。
マシンは「RB5」。少々タイヤに厳しいマシンとの評価があるが、スタートから終盤まで安定した速さをもっているのが特徴であった。この年はワークス勢がKERS開発に注力する中、敢えて空力開発を優先させた決断が幸いする結果になる。
第3戦中国GPにおいてウェットコンディションの中、ベッテルがポール・トゥ・ウィンで自身2勝目、チームに初優勝をもたらした[3]。また、ニュルブルクリンクで開催されたドイツGPではマーク・ウェバーが自身にとって初優勝を獲得した。
第15戦日本GPにおいて、セバスチャン・ベッテルがポール・トゥ・ウィン。マーク・ウェバーはピットスタートで最下位に終わったが、ファステストラップを記録するなど、最終的にベッテル4勝、ウェバー2勝と、ブラウンGPに次ぐコンストラクターズランキング2位と好成績を収めた。
2010年 - 2014年
[編集]ドライバーは前年に引き続きウェバーとベッテル。
マシンは「RB6」。RB6に採り入れられた「ブロウンディフューザー」(吹き付けディフューザー)は、マクラーレンのMP4-25が搭載したFダクトとともに2010年のトレンドとなった。
第7戦トルコGPにおいて、チームメイト同士のクラッシュを演じた(ベッテルはリタイア、ウェバーは3位)。この件を巡るチームの対応をきっかけにドライバー間の緊張状態が目立つようになり[4]、それが表れたのが第10戦イギリスGPである。このGPに合わせ、チームは新型のフロントウイングを2つ用意していたが、そのうちの1つをベッテルが金曜日のフリー走行時に破損させ、決勝でチームは残り1つの新型ウイングをウェバー車から外しベッテル車に装着する。しかし、結果はポールのベッテルをスタート後の1コーナーでパスしたウェバーが優勝。レース後のウィニングランで「ナンバー2ドライバーにとっては悪くない結果だね」と無線で皮肉った。
マレーシアGP、モナコGP、日本GP、ブラジルGPの計4回のワンツーフィニッシュを達成。また第18戦ブラジルGPにおいて、チーム初となるコンストラクターズタイトル獲得を決めた。続く最終戦アブダビGPにてセバスチャン・ベッテルがポールトゥウィンを達成。チャンピオン争いで前戦まで首位に立っていたフェルナンド・アロンソが7位入賞に終わった為、最終戦でポイントランキングを逆転する形となり、同時にベッテルがドライバーズチャンピオンに輝き、ダブルタイトルを獲得した。
ドライバーは変わらずウェバーとベッテル。マシンはRB7を使用する。
シーズン開幕前には、エンジン供給元のルノーと連合を組む日産自動車の高級車ブランド・インフィニティとマーケティング契約を交わしたことを発表した。当初噂されていた「エンジン名のバッジネーム」契約ではなかったものの、マシンやドライバーのレーシングスーツ等に「Infiniti」のロゴが掲出される[5]。将来的にはレッドブル・テクノロジーとインフィニティの研究開発部門との間での技術供与等に発展する可能性も示唆した[6]。
シーズンだが、前半戦はベッテルがオーストラリアGPとマレーシアGPをポール・トゥ・ウィンで連勝し勢いに乗り、ウェバーも勝ち星はなかったものの安定して2桁ポイント(5位以上)を獲得したため、両タイトルはレッドブルが独走する形となった。折り返しとなる第10戦ドイツGP以降はライバル勢が戦闘力を増して追撃を開始するが、ライバルの一つフェラーリは前半戦の段階でタイトル争いから脱落。もう一つのライバルマクラーレンは同チーム所属のジェンソン・バトンが最後までベッテルを追撃する形となった。タイトル争い自体は、ベッテルが開幕戦から第9戦まで2位以上で完走という成績で独走態勢を築き、日本GPで史上最年少2年連続ワールドチャンピオンを獲得。韓国GPでチームの2年連続コンストラクターズチャンピオンが決定した。ウェバーも最終戦ブラジルGPで念願の優勝を果たし、ドライバーズランキング3位を獲得した。
この年は優勝12回(ベッテル11回、ウェバー1回)、表彰台18回(ベッテル17回、ウェバー10回)と前年を大きく上回る好成績を残した。
この年もドライバーはベッテルとウェバーで、マシンは段差ノーズが特徴のRB8を使用する。この年からエンジン排気の空力的利用(ブロウンディフューザー)が規制され、この分野をリードしていたレッドブルは不利になった。
シーズンの半分となる第10戦までの成績だが、ベッテルは1勝を含めた表彰台3回ながらも着実にポイントを獲得しており、ノーポイントは2戦のみと大きく後れを取ったわけではなかったが、ポイントリーダーには一時的には立つものの、それを維持できなかった。一方で、ウェバーは開幕戦オーストラリアGPから4戦連続4位入賞を果たすなど、調子の上がらないベッテルを尻目に安定した走りを見せ、第6戦モナコGPではポールスタートからロズベルグやアロンソらの追撃を振り切り、シーズン初勝利かつモナコ2勝目を達成した。また、モナコで2勝以上達成した初のオーストラリア人ドライバーとなった。イギリスGPではトップのアロンソを残り5周で抜きシーズン2勝目を挙げたが、これがウェバーのF1での最終勝利となる。そのため、サマーブレイク直前の第11戦の段階では、コンストラクターズ争いでは優勢であったが、ドライバーズタイトル争いではフェルナンド・アロンソが暫定のポイントリーダーであり、それをウェバーと共に追うという展開となった。だが、後半戦は第14戦シンガポールGPから投入したアップグレードの成功も手伝い、一気に復調。ウェバーもさらに調子を上げるが、ベッテルはそこから前年のような速さが復活し猛追。アロンソが巻き込まれ事故などの第三者が原因で失速した間、ベッテルが差を詰める形となり、最終的にベッテルがアロンソとのタイトル争いに競り勝ち、ベッテルの3連覇という形で決着がついた。また、コンストラクターズも第19戦でチームの3年連続コンストラクターズチャンピオンが決定した。
最終的に優勝7回(ベッテル5回、ウェバー2回)と前年より成績は落としたものの、安定した入賞が効いてタイトルを死守することとなった。
ドライバーはこの年もウェバーとベッテルで、マシンは段差ノーズを隠す短いバニティパネルが装着されたRB9を使用する。
ベッテルは第11戦ベルギーGPから最終戦ブラジルGPまでのグランプリ9連勝という記録を打ち立てた。第9戦ドイツGPでは悲願の母国初制覇を果たした。 第2戦マレーシアGPでは終盤に差し掛かりピット戦略でベッテルをかわし首位を走行。レッドブルの2台に争わないようチームオーダーが出るが、従ったウェバーに対し無視したベッテルが暖まらないタイヤで走るウェバーに勝負を仕掛け、ウェバーは優勝をさらわれる。
ウェバーはイギリスGP前に今シーズン限りの引退・及び来年からポルシェからWECに参戦する事を発表。その後は度々表彰台に上るも勝利には至らず、終盤9連勝を達成したベッテルの影に隠れる形でF1のキャリアを終えた。ラストレースとなった最終戦ブラジルGPではレース後のインラップでヘルメットを外して走行し、観衆の声援に応えた。
ドライバーはベッテルとトロ・ロッソから昇格したダニエル・リカルドで、マシンはレギュレーションの大幅改訂で26年ぶりのターボ復活となるV6シングルターボ付きパワーユニットが搭載されたRB10を使用する。
しかし、ルノー製パワーユニットの戦闘力および信頼性の低さが露呈したことで前年までの勢いは一気に失われ、対照的に戦闘力を向上させたメルセデスの後塵を拝することとなった。ベッテルにおいては終盤にはエンジン交換ペナルティを受けるなど、レッドブル加入以来初の未勝利に終わった。一方のリカルドは母国での開幕戦オーストラリアGPで2位を獲得しながら失格となる屈辱も味わいながらも、カナダGPで初優勝。その後さらに2勝をあげる活躍をみせ、この年のメルセデス以外のドライバーで唯一勝利をあげた。最終的にリカルドはランキング3位、ベッテルはランキング5位となった。コンストラクターズランキングは2位を確保したものの、メルセデスには大きく差をつけられた。
この年限りでベッテルはレッドブルを離脱、フェラーリへ移籍した。
2015年 - 2019年
[編集]ドライバーはリカルドとトロ・ロッソから昇格したダニール・クビアトで、マシンはRB11を使用する。
前年以上にルノー製パワーユニットのパフォーマンス不足と信頼性の低さに悩まされる。前年にメルセデス以外のドライバーで唯一勝利をあげたリカルドでさえ優勝はおろか表彰台にも立てないレースが続き、早くも第8戦オーストリアGP(レッドブルのホームグランプリ)でリカルドとクビアトの両者ともこの年の規定を超える5基目のエンジンに交換したため、グリッド降格ペナルティを受けた[7]。ハンガリーGPで2人揃って表彰台に上るレースもあったが、このほかの表彰台はシンガポールGPのリカルドの2位表彰台のみに留まり、最終的に未勝利でコンストラクターズ4位でシーズンを終えた。
パワーユニットに改善の兆しは見られなかったことからルノーとの関係も悪化の一途を辿り[8][9]、ルノーとの供給契約をこの年一杯で打ち切ることを決断[10]したが、メルセデスからは供給を拒否された上にフェラーリからは前年型しか供給しないと通告されたため[11]、兄弟チームのトロ・ロッソとともに一時はF1からの撤退も検討するまでに至り[12]、結局ルノー製パワーユニットに「タグ・ホイヤー」のバッジネームを付けてイルモアが同PUを改良する形で2016年シーズンを戦うことが決定した[13]。なおトロ・ロッソは2015年型のフェラーリPUを搭載する。この件についてはバーニー・エクレストンの介入があったとされ、自社ブランドでのパワーユニット供給を行わないという条件でルノー側が引き受けたことによる苦肉の策であった[14]。そのまたこの年限りでインフィニティが翌年から活動を再開するルノーワークスチームへ移籍する形でタイトルスポンサー契約を終えた。
ドライバーはリカルドとクビアトが残留。マシンは「タグ・ホイヤー」ブランドのルノー製PUを搭載したRB12を使用する。インフィニティに代わってアストンマーティンとパートナー契約を結び、高性能スポーツカー「アストンマーティン・ヴァルキリー」を共同開発することになる。
マシン性能は前年と比較すると向上し、予選ではフェラーリをしばしば上回り、第3戦中国GPではクビアトが3位表彰台を獲得した。しかしクビアトは母国グランプリとなる第4戦ロシアGPで1コーナーでベッテルに追突、その弾みでベッテルがリカルドにも接触したことにより、レッドブル勢は共倒れに終わる。この結果にレッドブル首脳陣はクビアトに対して激怒、翌戦のスペインGPでクビアトと入れ替わりにトロ・ロッソからマックス・フェルスタッペンを昇格させるという采配を見せ大きな物議を醸した。そんな中フェルスタッペンは移籍初戦のスペインGPでいきなり初優勝を成し遂げて史上最年少記録(18歳227日)を樹立。チームにとっても2014年ベルギーGP以来となる優勝を果たした。モナコGPではアップデートしたルノーエンジンを搭載したリカルドが自身初のポールポジションを獲得。しかし決勝ではピットのミスでハミルトンに逆転され2位に終わった。それでもリカルド、フェルスタッペン共に安定したパフォーマンスを見せ、マレーシアGPでは3年ぶりのワン・ツー・フィニッシュを果たした(リカルドは2年ぶりの勝利)。コンストラクターズランキングはフェラーリを抜いて2位となった。
5月にレッドブルは、ルノーのパワーユニットの進歩を評価し、ルノーとパワーユニット供給契約を2018年まで結んだと発表した[15][16]。なお、最終戦アブダビGPでタグ・ホイヤーとの契約を2018年まで延長、引き続き「タグ・ホイヤー」のバッジネームを使用する[17]。12月1日、チームパートナー、公式燃料パートナー、公式潤滑油パートナー、公式モーターオイルパートナーとしてエクソンモービルと契約したことを発表した[18]。
ドライバーはリカルドとフェルスタッペンの両名が残留。マシンはRB13を使用する。アゼルバイジャンGPでリカルドが優勝を達成。しかし、度重なるトラブルに見舞われ、第8戦の段階[19]では全チーム中最も周回数が少ないチームとなってしまった。特にフェルスタッペンはカナダGPからオーストリアGPまで3戦連続リタイアを喫した。秋以降はメルセデスやフェラーリと互角に戦えるほどに復調し、フェルスタッペンはマレーシアGPとメキシコGPで優勝した。しかしフェルスタッペンが復調すると今度はリカルドにトラブルが続出。終盤の4戦中3戦をトラブルでリタイアするなど最後まで信頼性の問題に悩まされる1年となった。ドライバーズランキングはリカルドが5位、フェルスタッペンが6位となった。9月25日、前年からスポンサーとして参画のイギリスの自動車メーカー・アストンマーティンと2018年からのタイトルスポンサー契約の締結を発表[20]。アストンマーティン側は将来的にF1にエンジンサプライヤーとして参入することにも関心を寄せているとコメントした。
ドライバーはリカルドとフェルスタッペンが残留、マシンはRB14を使用する。この年も特にリカルド側にマシントラブルが続発する中、リカルドは第3戦中国GPで逆転勝利を果たし、第6戦モナコGPはMGU-Kのトラブルに見舞われながらもベッテルを抑えきり、ポール・トゥ・ウィンを飾った。フェルスタッペンは第9戦オーストリアGPおよび第19戦メキシコGPで勝利を収める。一方で第4戦アゼルバイジャンGPはリカルドとの激しいバトルの末に同士討ちとなってしまったが、その後は走りの荒さは影を潜め、シーズン終盤にはリカルドとフェルスタッペンのいずれかが6戦連続で「ドライバー・オブ・ザ・デイ」に選出された。年間ランキングは3位のままで終わったが、メルセデスとフェラーリとのポイント差は縮小した。
ルノーとのパワーユニット供給契約がこの年までであること、ジュニアチームのトロ・ロッソがホンダ製パワーユニット使用を開始したことで、翌年以降のパワーユニット選択に関する決断がルノー側[21]から迫られたが、交渉の一貫でもあるが、早期決断をしないなど[22][23][24]、これ以上両者の関係が継続しないことは示唆されていた。そして、6月19日にホンダと2020年までのパワーユニット供給契約を発表、ルノーとの関係は延べ12年で終止符が打たれることになった[25]。クリスチャン・ホーナーは「今シーズンのホンダには大きな進歩が見られた。カナダGPで投入されたルノーとホンダの各新パワーユニットへの調査の結果、パワーユニット変更への決心が付いた」「ルノーの意向もあり、予定を繰り上げて発表した」「純粋に技術的な理由により、これが将来に向けて正しい動きであるという結論に達した」[26]「初めて自動車メーカーと緊密に連携することになり、当初から車体とパワーユニットの融合を考慮したマシン造りができる」[27]とコメントしている。なお、アストンマーティンとのタイトルスポンサー契約は継続する意向を示し、チーム名については後日発表となった[28][29]。一方でルノーとは、ドイツGPでリカルドのパワーユニット交換の際に一部のパーツの交換しか許可されなかったこと[30]や、ハンガリーGPでのフェルスタッペンのパワーユニットが故障したことに、「標準以下のパワーユニット」とコメントした[31]のに対し、ルノー側は「2015年以降、彼らが語ることには目を通していない」「我々がもう彼らとは何の関係もないことは非常にはっきりとしている」[32]と反論するなど、両者の関係は険悪なままであった。
8月3日、直前まで翌年への残留交渉を進めていた[33]リカルドが一転してルノーへ移籍することを発表[34]。その後、8月21日にリカルドの後任としてトロ・ロッソからピエール・ガスリーの昇格が発表された[35]。
マシンは本年のRB15からホンダ製PUを搭載した。
プレシーズンテストで目立ったマシントラブルはなかったが、ガスリーが2度のクラッシュによりテスト計画に狂いが生じ、不安を残した[36]。
開幕戦オーストラリアGPではフェルスタッペンが3位を獲得。ホンダとしては2008年イギリスGPのルーベンス・バリチェロ以来となる11年ぶりの表彰台を飾った[37]。一方でヘルムート・マルコが「我々(のクルマ)はダウンフォースが小さすぎる。(前年のルノーエンジンの)パワー不足を補う必要があったからだ」「それは我々の想像の中には存在していなかった」と、ホンダ製PUのパワーを受け止めきれていないシャシーの問題もあると認めた[38]。第2戦バーレーンGPでは終始マシンのセッティングが決まらずに2台とも表彰台圏外に終わり、ホンダの山本雅史は「(エイドリアン・)ニューウェイも「どうしてこうなんだ」と首を傾げている」と述べた[39]。
第5戦スペインGPではフェルスタッペンが「メルセデスだけが今年のマシンを速く走らせる方法を理解している」と考察し[40]、同GP終了後には「いたるところでメルセデスの方が僕らよりも速い」とシャシー性能の面でもレッドブルの不利を認め[41]、信頼性は上がったものの戦闘力としてはメルセデスおよびフェラーリ勢に続く3番手の地位に留まる序盤戦となった。
オーストリアGPでフェルスタッペンが逆転勝利を飾り、ホンダに13年ぶりかつ第4期としては初の勝利を獲得し、ドイツGPでは目まぐるしく変わるコンディションをフェルスタッペンが制し勝利した。ハンガリーGPではフェルスタッペンが自身初であり、ホンダにとっては13年ぶりポールポジションを獲得。決勝ではタイヤ戦略で賭けに出たメルセデスのルイス・ハミルトンに最終的に敗れはしたものの、名勝負を繰り広げ2位表彰台を獲得した。
サマーブレイク期間の8月12日、トロ・ロッソで走っていたアレクサンダー・アルボンがドライバーとして昇格し、ガスリーがトロ・ロッソに入れ替わりの降格となったと発表された[42]。これはフェルスタッペンとクビアトのトレードを彷彿とさせたが、アルボンのF1参戦期間及び出走回数を考慮すればそれを超える異例の判断[43]となった。チーム側は「2020年以降のフェルスタッペンのチームメイトとして誰を起用するべきか決定するために、アルボンのパフォーマンスの評価を目的としている」とコメントし、2020年のフェルスタッペンのチームメイト選定[44]と位置づけ、クビアトの一件を彷彿させる出来事もあった。
後半戦は一時、精彩を欠いたレースが続いたがブラジルGPでフェルスタッペンが2度目のポールポジションを獲得すると決勝でも快走し、シーズン3勝目を自身初のポールトゥウィンであげた。最終的にコンストラクターズは前年と同ポイントの3位となったが、フェルスタッペンはドライバーズランキングでフェラーリの2人を上回る3位を獲得した。レッドブル加入後のアルボンも表彰台獲得こそはなかったが、終盤に2位走行中にハミルトンに追突され後退したブラジルGPを除いた全戦で4位〜6位でフィニッシュするなど安定した結果を残した。また昨年まではPUを中心にマシントラブルでのリタイアが少なくなかったが、この年のマシントラブルが原因でのリタイアは第4戦のガスリーのトラブルのみであった。
2020年 -
[編集]マシンはホンダPU搭載としては2年目となるRB16を投入。ドライバーはフェルスタッペンとアルボンが残留。
開幕戦オーストリアGPでは、2台ともPUの電気系トラブル[45]でリタイア。第2戦シュタイアーマルクGPでフェルスタッペンが今季初の表彰台を獲得するものの、メルセデスとの差は大きく[46]、フェルスタッペンは表彰台の一角に食い込むものの[47]、差を詰められない状況が続いた。それでも、第5戦70周年記念GPでフェルスタッペンがタイヤ戦略も駆使して優勝を飾った[48]。ただし、タイトル争いという点では、第7戦ベルギーGPで3位を獲得[49]し、第7戦終了時点ではドライバーズランキングは暫定2位[50]となり、ポイント上では自力でタイトルを獲得できる可能性も残していた[51]。しかし、第8戦イタリアGP、第9戦トスカーナGPと2戦続いてホンダPUにトラブルが発生[52][53]しフェルスタッペンは2戦ともリタイアしてしまったため、この時点で自力で逆転できる可能性は消滅。最終的には第13戦エミリア・ロマーニャGPでのフェルスタッペンのリタイアによりタイトル獲得の可能性が完全に消滅[54]することとなった。その一方で最終戦アブダビGPでフェルスタッペンがポール・トゥ・ウィン[55]を飾りシーズンを終えた。
2020年をもって、タイトルスポンサーを務めたアストンマーティンが来シーズンよりレーシング・ポイントから名称を変える形でコンストラクターとして参戦するため、スポンサー契約を終了した。
マシンはホンダPU搭載としては3年目となるRB16Bを投入。ただし、新型コロナウイルス感染症の影響により、基本的に前年度のシャシーが持ち越すレギュレーションが可決されたため[56]、マシン名の通り、2020年のRB16の延長線上のマシンとなる。ドライバーはフェルスタッペンは継続。アルボンは成績不振と判断されてリザーブドライバー兼テストドライバーに降格[57][58]。代わってレーシング・ポイントから放出されたセルジオ・ペレスを起用した[59]。
プレシーズンテストから好調[60]で、少なくともメディアはテストでのマシンパフォーマンスだけ見れば、前年よりタイトルに近い位置にいると分析されていた[61][62]。開幕戦バーレーンGPではフェルスタッペンがポールポジション(PP)を獲得する[63]が、決勝ではハミルトンに僅差で敗れ2位に終わる[64]。第2戦エミリア・ロマーニャGPではフェルスタッペンがハミルトンを逆転し今季初優勝[65]するが、そこからの2戦はハミルトンの後塵を拝した[66][67]。そんななか、市街地コースとなる第5戦モナコGPと第6戦アゼルバイジャンGPでは、前者は2番手スタート[68][69]のフェルスタッペンが今季2勝目を挙げ、後者は最終盤に首位走行中のフェルスタッペンが突然左リアのバーストでクラッシュ[70]しリタイアとなるが、ここで2位であったペレスが首位へ浮上し今季初優勝[71]を記録。また、第5戦終了時点でドライバーズ(フェルスタッペン)、コンストラクターズ両方のランキングにおけるポイントリーダーとなった[72]。
第7戦フランスGPから第9戦オーストリアGPでは、フェルスタッペンが3戦連続PP獲得からの3連続ポール・トゥ・ウィンを飾り、レッドブルにとっては2013年以来となるチームとしての5連勝およびドライバー個人の3連勝も記録。また、フェルスタッペンにとっては第7戦はハットトリックでの優勝[73][74]、第9戦はグランドスラムでの優勝[75]となり、両方ともフェルスタッペンにとってはキャリア初記録となったうえ、グランドスラムに関しては最年少記録を更新することとなった[76]。
5連勝によって1レースで逆転できないポイント差を築くが、第10戦のフェルスタッペンのリタイア、第11戦の2台ともアクシデントに巻き込まれたことによってポイントを大きく失い、両タイトルのポイントリーダーの座はメルセデスに移った[77]。サマーブレイク後のポイントリーダーの座だが、コンストラクターズの方はメルセデスが堅守し続けるも、ドライバーズタイトルは一進一退の争いとなり、第16戦の結果によりフェルスタッペンがポイントリーダーの座を奪取[78]。第18戦でフェルスタッペンが今季9勝目を挙げ、2位ハミルトンに19ポイント差をつけた[79]。だが、ハミルトンが3連勝という形で反撃し、最終戦をフェルスタッペン、ハミルトンが同点という状況で迎えることとなった。最終戦は、予選でフェルスタッペンがPPを獲得するも、決勝はハミルトンがスタートダッシュを決めて首位を独走[80]。2位に落ちたフェルスタッペンは、ペレスの援護[81]、VSC導入時のタイヤ交換によって得たタイヤの性能差を生かし猛追するも、決勝でのハミルトンのペースは速く、差をわずかに縮めるので精一杯という状況であった。しかし、レース終盤に接触事故によりセーフティカーが導入され、フェルスタッペンはタイヤ交換を実施。最終ラップ直前にレース再開となり、ステイアウトせざるをえなかったハミルトンを最後に逆転。そのままトップでチェッカーを受け、今季10勝目を挙げると共にレッドブルとしては2013年以来、ホンダF1としては第4期最終年でドライバーズタイトル獲得を果たすこととなった。ただしコンストラクターズの方は、第20戦終了時には5ポイント差まで詰めたが、第21戦でのペレスのリタイアによるノーポイントが響き[82]、メルセデスが接戦を制してコンストラクターズタイトルを死守する結果となった。
ドライバーはフェルスタッペンとペレスの両名が残留。マシンはRB18を使用し、RB17は欠番となった[83]。2021年にオラクルと複数年のパートナーシップ契約を締結していたが[84]、今季の新車発表が行われた2月9日、オラクルとのタイトルスポンサー契約を発表[85]。同日以降のチームのエントリー名は「オラクル・レッドブル・レーシング」へ変更された[86]。開幕戦のバーレーンGPはフェルスタッペンが2位を走行中に燃料ラインの問題でリタイア(19位完走扱い)、ペレスも同様のトラブルでフィニッシュできず、第2戦サウジアラビアGPはフェルスタッペンが勝ったものの、第3戦オーストラリアGPはフェルスタッペンにPUトラブルが発生してリタイアするなど2勝したフェラーリに水をあけられる展開になった。しかし、ヨーロッパラウンドに入ってからフェルスタッペンが連勝を重ねて第18戦日本GPまでに12勝する強さを見せ、4戦を残して2022年のドライバーズタイトルを獲得し、連覇を達成した。第19戦アメリカGPではフェルスタッペンが2年連続で優勝し年間最多勝利数に並び、ペレスも4位フィニッシュ。この結果により2013年以来のコンストラクターズタイトルを獲得した[87]。
ドライバーはフェルスタッペンとペレスが残留。開幕戦バーレーンGPではレッドブル勢が圧倒的な速さを見せ、フェルスタッペンが優勝、ペレスが2位に続きワンツーフィニッシュを達成した。さらに第5戦マイアミGPから第15戦イタリアGPにかけて前人未到の10連勝を達成しアルベルト・アスカリとセバスチャン・ベッテルが持っていた単独連勝記録を更新した。日本GPではメルセデスよりも多くポイントを獲得し、2年連続でコンスタラクターズタイトルを獲得した。次戦のカタールGPではスプリントレースでフェルスタッペンが3年連続となるドライバーズタイトルを獲得した。さらにラスベガスGPでペレスがドライバーズランキング2位を確定させ、レッドブルにとっては初めてのドライバーズランキングでのワンツーフィニッシュを達成した。
ドライバーは昨年同様にフェルスタッペンとペレスのコンビが続投。 第10戦スペインGPまではフェルスタッペンが安定して勝利を積み重ねていたが、後半戦に入るとマクラーレンとフェラーリが急激な進化を見せる一方で、レッドブルは急激に戦闘力が低下し、優勝はおろか表彰台獲得にも苦労するようになり、ペレスに至ってはポイント獲得もままならなくなってしまう。 前半戦の貯金もあって、フェルスタッペンが何とか逃げ切り4年連続でドライバーズタイトルは確保したものの、マクラーレンとフェラーリに抜かれてコンストラクターズは3位に転落してしまった。
エピソード
[編集]- 2009年からの活躍は目覚ましいものがあるが、ニューウェイが2014年にフェラーリから巨額のオファーを受けた際に「不振だからと言って去りたくはない、だが同じくらい、エンジン部門に片手を縛られているような状況にもいたくなかった」と率直に発言したり[88]、2015年にはレッドブル側がルノー首脳陣を公然と批判する[89]など、提携相手に容赦ない態度を示すことがしばし見られる。ルノーとの供給契約が切れる2018年にはトロ・ロッソへパワーユニット供給を開始したホンダへの変更が検討されたことに対し、ルノー側は変更のための最終期限を当初の5月15日から5月末まで伸ばしたものの、レッドブルは最短でも6月と応じず、痺れを切らしたルノーのシリル・アビテブールは「サプライヤーへのロイヤリティとコミットメントがない」と批判した[90]。
- ルノーとはPU導入後関係が険悪化したのとは対照的に、2019年からタッグを組むホンダとの関係は良好なものを構築しつつあり、先述のように2019年開幕戦後にシャシー側の問題がある事を認めたこともある[38]。
- レッドブル・ジュニアチームとして自前の育成ドライバーを保持し、ベッテルやフェルスタッペンという青田買いの成功例がある一方で、成績の出せないドライバーは容赦なく解雇することから「大虐殺だ[91]」「残酷な面がある[92]」というコメントもある。なお、参戦開始した2005年から現在に至るまでレギュラードライバーはほぼレッドブル傘下のドライバーを起用し続けており、直接のスポンサードを受けていないドライバーは、チーム発足時に加入したクルサード、2007年に移籍してきたウェバー[93]、2021年のドライバーとして起用されたセルジオ・ペレス[94]のみ。トロ・ロッソ、アルファタウリを含めても2008年に在籍したセバスチャン・ボーデ、2023年に加入したニック・デ・フリースのみである。残酷な面もあるがF1ドライバーへの道筋が他の育成ドライバーより確立されていることや成績を基準に判断されているため、その方針については認める声もある[92]。
- 2016年1月、オーストリアのスキーコースで雪上デモ走行を行った[95]。ドライバーはマックス・フェルスタッペン。
- レッドブル公式サイトで、自社保有の2チームの活動を紹介しているのはもちろんのこと、無関係のチームやドライバーに関する記事も度々アップしている。例として2019年にマクラーレンから10代F1デビューを果たしたランド・ノリスを特集した記事をアップしている[96]。
- 2023年第12戦ベルギーグランプリにて、1988年にマクラーレン・ホンダによって打ち立てられた開幕からの連続優勝記録である11戦を突破し、35年振りの記録更新という快挙を成し遂げた。
戦績
[編集]年 | シャシー | エンジン | タイヤ | ドライバー | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | ドライバーズ ポイント |
ポイント | ランキング |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2005年 | RB1 | コスワース TJ2005 3.0L V10 |
M | AUS | MAL | BHR | SMR | ESP | MON | EUR | CAN | USA | FRA | GBR | GER | HUN | TUR | ITA | BEL | BRA | JPN | CHN | 34 | 7位 | |||||||
クルサード | 4 | 6 | 8 | 11 | 8 | Ret | 4 | 7 | DNS | 10 | 13 | 7 | Ret | 7 | 15 | Ret | Ret | 6 | 9 | 24 | |||||||||||
クリエン | 7 | 8 | Ret | 8 | DNS | Ret | 15 | 9 | Ret | 8 | 13 | 9 | 9 | 9 | 5 | 9 | |||||||||||||||
リウッツィ | 8 | Ret | Ret | 9 | 1 | ||||||||||||||||||||||||||
2006年 | RB2 | フェラーリ Tipo056 2.4L V8 |
M | BHR | MAL | AUS | SMR | EUR | ESP | MON | GBR | CAN | USA | FRA | GER | HUN | TUR | ITA | CHN | JPN | BRA | 16 | 7位 | ||||||||
クルサード | 10 | Ret | 8 | Ret | Ret | 14 | 3 | 12 | 8 | 7 | 9 | 11 | 5 | 15 | 12 | 9 | Ret | Ret | 14 | ||||||||||||
クリエン | 8 | Ret | Ret | Ret | Ret | 13 | Ret | 14 | 11 | Ret | 12 | 8 | Ret | 11 | 11 | 2 | |||||||||||||||
ドーンボス | 12 | 13 | 12 | 0 | |||||||||||||||||||||||||||
2007年 | RB3 | ルノー RS27 2.4L V8 |
B | AUS | MAL | BHR | ESP | MON | CAN | USA | FRA | GBR | EUR | HUN | TUR | ITA | BEL | JPN | CHN | BRA | 24 | 5位 | |||||||||
クルサード | Ret | Ret | Ret | 5 | 14 | Ret | Ret | 13 | 11 | 5 | 11 | 10 | Ret | Ret | 4 | 8 | 9 | 14 | |||||||||||||
ウェバー | 13 | 10 | Ret | Ret | Ret | 9 | 7 | 12 | Ret | 3 | 9 | Ret | 9 | 7 | Ret | 10 | Ret | 10 | |||||||||||||
2008年 | RB4 | ルノー RS27-2008 2.4L V8 |
B | AUS | MAL | BHR | ESP | TUR | MON | CAN | FRA | GBR | GER | HUN | EUR | BEL | ITA | SIN | JPN | CHN | BRA | 29 | 7位 | ||||||||
クルサード | Ret | 9 | 18 | 12 | 9 | Ret | 3 | 9 | Ret | 13 | 9 | 17 | 11 | 16 | 7 | Ret | 10 | Ret | 8 | ||||||||||||
ウェバー | Ret | 7 | 7 | 5 | 7 | 4 | 12 | 6 | 10 | Ret | 11 | 12 | 8 | 8 | Ret | 8 | 14 | 10 | 21 | ||||||||||||
2009年 | RB5 | ルノー RS27 2.4L V8 |
B | AUS | MAL | CHN | BHR | ESP | MON | TUR | GBR | GER | HUN | EUR | BEL | ITA | SIN | JPN | BRA | ABU | 153.5 | 2位 | |||||||||
ウェバー | 12 | 6 | 2 | 11 | 3 | 5 | 2 | 2 | 1 | 3 | 9 | 9 | Ret | Ret | 17 | 1 | 2 | 69.5 | |||||||||||||
ベッテル | 13 | 15 | 1 | 2 | 4 | Ret | 3 | 1 | 2 | Ret | Ret | 3 | 8 | 4 | 1 | 4 | 1 | 84 | |||||||||||||
2010年 | RB6 | ルノー RS27 2.4L V8 |
B | BHR | AUS | MAL | CHN | ESP | MON | TUR | CAN | EUR | GBR | GER | HUN | BEL | ITA | SIN | JPN | KOR | BRA | ABU | 498 | 1位 | |||||||
ベッテル | 4 | Ret | 1 | 6 | 3 | 2 | Ret | 4 | 1 | 7 | 3 | 3 | 15 | 4 | 2 | 1 | Ret | 1 | 1 | 256 | |||||||||||
ウェバー | 8 | 9 | 2 | 8 | 1 | 1 | 3 | 5 | Ret | 1 | 6 | 1 | 2 | 6 | 3 | 2 | Ret | 2 | 6 | 242 | |||||||||||
2011年 | RB7 | ルノー RS27 2.4L V8 |
P | AUS | MAL | CHN | TUR | ESP | MON | CAN | EUR | GBR | GER | HUN | BEL | ITA | SIN | JPN | KOR | IND | ABU | BRA | 650 | 1位 | |||||||
ベッテル | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 | 1 | 2 | 1 | 2 | 4 | 2 | 1 | 1 | 1 | 3 | 1 | 1 | Ret | 2 | 392 | |||||||||||
ウェバー | 5 | 4 | 3 | 2 | 4 | 4 | 3 | 3 | 3 | 3 | 5 | 2 | Ret | 3 | 4 | 3 | 4 | 4 | 1 | 258 | |||||||||||
2012年 | RB8 | ルノー RS27 2.4L V8 |
P | AUS | MAL | CHN | BHR | ESP | MON | CAN | EUR | GBR | GER | HUN | BEL | ITA | SIN | JPN | KOR | IND | ABU | USA | BRA | 460 | 1位 | ||||||
ベッテル | 2 | 11 | 5 | 1 | 6 | 4 | 4 | Ret | 3 | 5 | 4 | 2 | 22 | 1 | 1 | 1 | 1 | 3 | 2 | 6 | 281 | ||||||||||
ウェバー | 4 | 4 | 4 | 4 | 11 | 1 | 7 | 4 | 1 | 8 | 8 | 6 | 20 | 11 | 9 | 2 | 3 | Ret | Ret | 4 | 179 | ||||||||||
2013年 | RB9 | ルノー RS27 2.4L V8 |
P | AUS | MAL | CHN | BHR | ESP | MON | CAN | GBR | GER | HUN | BEL | ITA | SIN | KOR | JPN | IND | ABU | USA | BRA | 596 | 1位 | |||||||
ベッテル | 3 | 1 | 4 | 1 | 4 | 2 | 1 | Ret | 1 | 3 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 397 | |||||||||||
ウェバー | 6 | 2 | Ret | 7 | 5 | 3 | 4 | 2 | 7 | 4 | 5 | 3 | 15† | Ret | 2 | Ret | 2 | 3 | 2 | 199 | |||||||||||
2014年 | RB10 | ルノー エナジーF1-2014 1.6L V6ターボ |
P | AUS | MAL | BHR | CHN | ESP | MON | CAN | AUT | GBR | GER | HUN | BEL | ITA | SIN | JPN | RUS | USA | BRA | ABU | 405 | 2位 | |||||||
ベッテル | Ret | 3 | 6 | 5 | 4 | Ret | 3 | Ret | 5 | 4 | 7 | 5 | 6 | 2 | 3 | 8 | 7 | 5 | 8 | 167 | |||||||||||
リカルド | DSQ | Ret | 4 | 4 | 3 | 3 | 1 | 8 | 3 | 6 | 1 | 1 | 5 | 3 | 4 | 7 | 3 | Ret | 4 | 238 | |||||||||||
2015年 | RB11 | ルノー エナジーF1-2015 1.6L V6ターボ |
P | AUS | MAL | CHN | BHR | ESP | MON | CAN | AUT | GBR | HUN | BEL | ITA | SIN | JPN | RUS | USA | MEX | BRA | ABU | 187 | 4位 | |||||||
リカルド | 6 | 10 | 9 | 6 | 7 | 5 | 13 | 10 | Ret | 3 | Ret | 8 | 2 | 15 | 15† | 10 | 5 | 11 | 6 | 92 | |||||||||||
クビアト | DNS | 9 | Ret | 9 | 10 | 4 | 9 | 12 | 6 | 2 | 4 | 10 | 6 | 13 | 5 | Ret | 4 | 7 | 10 | 95 | |||||||||||
2016年 | RB12 | タグ・ホイヤー (ルノーR.E.16) 1.6L V6ターボ |
P | AUS | BHR | CHN | RUS | ESP | MON | CAN | EUR | AUT | GBR | HUN | GER | BEL | ITA | SIN | MAL | JPN | USA | MEX | BRA | ABU | 468 | 2位 | |||||
リカルド | 4 | 4 | 4 | 11 | 4 | 2 | 7 | 7 | 5 | 4 | 3 | 2 | 2 | 5 | 2 | 1 | 6 | 3 | 3 | 6 | 5 | 256 | |||||||||
クビアト | DNS | 7 | 3 | 15 | 21 | ||||||||||||||||||||||||||
フェルスタッペン | 1 | Ret | 4 | 8 | 2 | 2 | 5 | 3 | 11 | 7 | 6 | 2 | 2 | Ret | 4 | 3 | 4 | 191 | |||||||||||||
2017年 | RB13 | タグ・ホイヤー (ルノーR.E.17) 1.6L V6ターボ |
P | AUS | CHN | BHR | RUS | ESP | MON | CAN | AZE | AUT | GBR | HUN | BEL | ITA | SIN | MAL | JPN | USA | MEX | BRA | ABU | 368 | 3位 | ||||||
リカルド | Ret | 4 | 5 | Ret | 3 | 3 | 3 | 1 | 3 | 5 | Ret | 3 | 4 | 2 | 3 | 3 | Ret | Ret | 6 | Ret | 200 | ||||||||||
フェルスタッペン | 5 | 3 | Ret | 5 | Ret | 5 | Ret | Ret | Ret | 4 | 5 | Ret | 10 | Ret | 1 | 2 | 4 | 1 | 5 | 5 | 168 | ||||||||||
2018年 | RB14 | タグ・ホイヤー (ルノーR.E.18) 1.6L V6ターボ |
P | AUS | BHR | CHN | AZE | ESP | MON | CAN | FRA | AUT | GBR | GER | HUN | BEL | ITA | SIN | RUS | JPN | USA | MEX | BRA | ABU | 419 | 3位 | |||||
リカルド | 4 | Ret | 1 | Ret | 5 | 1 | 4 | 4 | Ret | 5 | Ret | 4 | Ret | Ret | 6 | 6 | 4 | Ret | Ret | 4 | 4 | 170 | |||||||||
フェルスタッペン | 6 | Ret | 5 | Ret | 3 | 9 | 3 | 2 | 1 | 15† | 5 | Ret | 3 | 5 | 2 | 5 | 3 | 2 | 1 | 2 | 3 | 249 | |||||||||
2019年 | RB15 | ホンダ RA619H 1.6L V6ターボ |
P | AUS | BHR | CHN | AZE | ESP | MON | CAN | FRA | AUT | GBR | GER | HUN | BEL | ITA | SIN | RUS | JPN | MEX | USA | BRA | ABU | 417 | 3位 | |||||
フェルスタッペン | 3 | 4 | 4 | 4 | 3 | 4 | 5 | 4 | 1 | 5 | 1 | 2 | Ret | 8 | 3 | 4 | Ret | 6 | 3 | 1 | 2 | 278 | |||||||||
ガスリー | 11 | 8 | 6 | Ret | 6 | 5 | 8 | 10 | 7 | 4 | 14† | 6 | 63 | ||||||||||||||||||
アルボン | 5 | 6 | 6 | 5 | 4 | 5 | 5 | 14 | 6 | 76 | |||||||||||||||||||||
2020年 | RB16 | ホンダ RA620H 1.6L V6ターボ |
P | AUT | STY | HUN | GBR | 70A | ESP | BEL | ITA | TUS | RUS | EIF | POR | EMI | TUR | BHR | SAK | ABU | 319 | 2位 | |||||||||
フェルスタッペン | Ret | 3 | 2 | 2 | 1 | 2 | 3 | Ret | Ret | 2 | 2 | 3 | Ret | 6 | 2 | Ret | 1 | 214 | |||||||||||||
アルボン | 13† | 4 | 5 | 8 | 5 | 8 | 6 | 15 | 3 | 10 | Ret | 12 | 15 | 7 | 3 | 6 | 4 | 105 | |||||||||||||
2021年 | RB16B | ホンダ RA621H 1.6L V6ターボ |
P | BHR | EMI | POR | ESP | MON | AZE | FRA | STY | AUT | GBR | HUN | BEL | NED | ITA | RUS | TUR | USA | MEX | SÃO | QAT | SAU | ABU | 585.5 | 2位 | ||||
フェルスタッペン | 2 | 1 | 2 | 2 | 1 | 18† | 1 | 1 | 1 | Ret | 10* | 1 | 1 | Ret | 2 | 2 | 1 | 1 | 2 | 2 | 2 | 1 | 395.5 | ||||||||
ペレス | 5 | 11 | 4 | 5 | 4 | 1 | 3 | 4 | 6 | 16 | Ret | 19 | 8 | 5 | 9 | 3 | 3 | 3 | 4 | 4 | Ret | 15† | 190 | ||||||||
2022年 | RB18 | レッドブル・パワートレインズ RBPTH001 1.6L V6ターボ |
P | BHR | SAU | AUS | EMI | MIA | ESP | MON | AZE | CAN | GBR | AUT | FRA | HUN | BEL | NED | ITA | SIN | JPN | USA | MEX | SÃO | ABU | 759 | 1位 | ||||
フェルスタッペン | 19† | 1 | Ret | 11 | 1 | 1 | 3 | 1 | 1 | 7 | 21 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 7 | 1 | 1 | 1 | 64 | 1 | 454 | ||||||||
ペレス | 18† | 4 | 2 | 23 | 4 | 2 | 1 | 2 | Ret | 2 | Ret5 | 4 | 5 | 2 | 5 | 6 | 1 | 2 | 4 | 3 | 75 | 3 | 305 | ||||||||
2023年 | RB19 | レッドブル・パワートレインズ ホンダ・RBPTH001 1.6L V6ターボ |
P | BHR | SAU | AUS | AZE | MIA | EMI | MON | ESP | CAN | AUT | GBR | HUN | BEL | NED | ITA | SIN | JPN | QTA | USA | MEX | SÃO | USA | ABU | 860 | 1位 | |||
フェルスタッペン | 1 | 2 | 1 | 23 | 1 | C | 1 | 1 | 1 | 11 | 1 | 1 | 11 | 1 | 1 | 5 | 1 | 12 | 11 | 1 | 11 | 1 | 1 | 575 | |||||||
ペレス | 2 | 1 | 5 | 11 | 2 | C | 16 | 4 | 6 | 3 | 6 | 3 | 2 | 4 | 2 | 8 | Ret | 10 | 45 | Ret | 43 | 3 | 4 | 285 | |||||||
2024年 | RB20 | レッドブル・パワートレインズ ホンダ・RBPTH002 1.6L V6ターボ |
P | BHR | SAU | AUS | JPN | CHN | MIA | EMI | MON | CAN | ESP | AUT | GBR | HUN | BEL | NED | ITA | AZE | SIN | USA | MEX | SÃO | LVG | QAT | ABU | 504* | 2位* | ||
フェルスタッペン | 1 | 1 | Ret | 1 | 11 | 21 | 1 | 6 | 1 | 1 | 5 | 2 | 5 | 4 | 2 | 6 | 5 | 2 | 31 | 354* | |||||||||||
ペレス | 2 | 2 | 5 | 2 | 33 | 43 | 8 | Ret | Ret | 8 | 7 | 17 | 7 | 7 | 6 | 8 | 18† | 10 | 79 | 150* |
- 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)
- † 印はリタイアだが、90%以上の距離を走行したため規定により完走扱い。
- 決勝順位右上の小数字はスプリント予選・スプリントレースでの順位。
- 2009年第2戦マレーシアGPは雨天で赤旗中断となり規定周回数の75%を満たさなかったため、獲得ポイントは半分となる。
- *は現時点の暫定。
車両ギャラリー
[編集]- ハイノーズ型(2005年 - 2013年)
- パワーユニット型(2014年 - 2021年)
- グラウンドエフェクト型(2022年 - )
関連会社
[編集]レッドブル・テクノロジー
[編集]現地語社名 | Red Bull Technology Ltd. |
---|---|
種類 | 非公開会社 |
業種 | 自動車産業 |
事業分野 | レッドブルF1の"製造業者"部分 |
前身 |
レッドブル・レーシング・ホールディングス Ltd. (2004.11.09-2006.12.20) |
設立 | 2006年12月20日[97] |
創業者 | ディートリヒ・マテシッツ |
本社 |
Building 1,Bradbourne Drive Tilbrook,ミルトン・キーンズ,イギリス |
主要人物 | クリスチャン・ホーナー |
製品 | ギアボックス, シミュレーター, 油圧マニホールド, KERS |
売上高 | 3億8560万ポンド (2022) |
利益 | 1340万ポンド (2022) |
従業員数 | 736人 (2022) |
親会社 | レッドブル GmbH |
子会社 | レッドブル・レーシング |
脚注 / 出典 2018年に改修されているが Building 1はこのサイトで一番古い建物で その建設はスチュワート時代まで遡る。 |
レッドブル・テクノロジー(Red Bull Technology、RBT)は、レッドブル・レーシングを運営する企業。レッドブルは他のチームとは異なるビジネスモデルとなっており、RBTグループはレッドブル・レーシングの親会社として機能している。そのため、レッドブル・レーシングに直接雇用されているスタッフの数はわずか50人となっている[98]。
2007年からレッドブル・テクノロジーは、1980年代以来F1では禁止されていた、同じシャシーで2つのチームを走らせることを可能にする抜け穴とみなされていた。ライバルチームからFIAに対して抗議が出されたが、却下された。レッドブル・レーシングもスクーデリア・トロロッソも、基本的に同じシャシーを使用していることは否定しなかったが、別々の開発プログラム、異なるエンジンを使用して合法であると主張した[99]。コンコルド協定の改訂により、2010年よりシャシー供給規定が厳しく強化され、トロ・ロッソとレッドブル・レーシング間のシャシー設計共有も終焉を迎えた。2009年6月1日、Scuderia AlphaTauri S.p.A (UK establishment office) が設立され、ビスターにある風洞をレッドブルから委託[100]。チームは独自に車を設計、製造し、必要なインフラを社内で構築した。
ミルトン・キーンズでの拡充を経て、レッドブル・テクノロジーはトロ・ロッソ(アルファタウリ)以外のF1チームへのパーツ供給も始め、その第1弾として、2011年からはレッドブルと同じルノーエンジンを使用するチーム・ロータス(後のケータハムF1チーム)に対しギアボックスや油圧システム等を供給していた[101]。
レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズ
[編集]現地語社名 | Red Bull Advanced Technologies Ltd. |
---|---|
種類 | 非公開会社 |
業種 | 自動車産業 |
事業分野 | レッドブルの商用テクノロジーおよびエンジニアリングサービス部門 |
設立 |
2022年1月27日(再登記)[102] 2014年(設立登記?)[103] |
創業者 | ディートリヒ・マテシッツ |
本社 |
Mk7 Building, Bradbourne Drive Tilbrook, ミルトン・キーンズ, イギリス |
主要人物 |
クリスチャン・ホーナー(CEO) ヘルムート・マルコ(Director) |
売上高 | 610万ポンド (2022) |
従業員数 | 70人 (2022) |
親会社 | レッドブル GmbH |
ウェブサイト | redbulladvancedtechnologies |
レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズ(Red Bull Advanced Technologies、RBAT)は、レッドブルの商用テクノロジーおよびエンジニアリングサービス部門。FIAの予算上限を超えるリソースを使用することを目的としている[98]。
開発実績には以下のような物がある。
- 第35回アメリカスカップ参戦用ヨット(ランドローバー・BARチームと共同開発)
- アストンマーティン・ヴァルキリー(アストンマーティンと共同開発)
- インディカー・シリーズで使用される、コックピット保護用の「エアロスクリーン」(インディカー及びダラーラと共同開発)[104]
- レッドブル・RB17(2025年発売予定のハイパーカー)[105]
- フランス西部自動車クラブ(ACO)が2025年のル・マン24時間レースに水素燃料電池車(FCV)クラス創設を目指す「ミッションH24」に、レーシングカーコンストラクターのオレカ、水素燃料タンクのサプライヤーであるプラスチック・オムニウム、ピニンファリーナ・H2 スピード[106]のパワートレインを設計したスイスのグリーンGTと共に、プロジェクトパートナーを勤める[107][108][109]。自動車部品サプライヤーのフォルシアとミシュランの合弁会社である、シンビオが燃料電池用の次世代固体高分子形燃料電池を供給する。
- 2024年の第37回アメリカスカップに、過去2度優勝しているスイスのアリンギ[110]と組んで、アリンギ・レッドブル・レーシングを結成し、そのヨットのR&Dを担当する[111]。
-
グリーンGT H24(2022年)
-
第33回アメリカスカップ、アリンギ(2010年)
レッドブル・パワートレインズ
[編集]レッドブル・パワートレインズ(Red Bull Power Trains、RBPT)は、2021年に設立されたF1用パワーユニット(PU)の製造会社。当初は2022年よりホンダF1に代わってPUの製造及び供給を行う予定だったが、実際にはホンダ・レーシング(HRC)が製造・供給するPUのメンテナンスを行う形となっている。2023年2月にフォードとの提携を発表し、2026年シーズンより独自PUを供給する予定である。
スポンサー
[編集]チームパートナー
- プーマ
- タグ・ホイヤー
- テゾス - 2021年参入[112][113]。
- CASH APP
- ラウフ
- ピレリ
- ウォルマート
- アメリカ・モービル
- インタープロテクション
- ポリ
- セラボディ
- オーシャンボトル
- ポーカー・スターズ
- アーマオール
- ゴールドスタンダード
- スクーデリア・アルファタウリ
- BMC
- ハードロック・インターナショナル - 2022年参入。
- Zoom
- BYBIT
- 利来国际
テクニカルパートナー
- 本田技研工業
- オラクル
- エクソンモービル - モービル1及びエッソブランドで参入。
- シトリックス・システムズ
- シーメンス・デジタル・インダストリーズ
- AT&T
- DMG森精機
- ANSYS
- PWR - 2010年参入。
- ヒューレット・パッカードエンタープライズ
- ヘキサゴン
- O・Z - OZレーシングブランドで参入。
- サベルト
メディアプロモーション
[編集]レッドブルは豊富な資金力とユニークな発想で、広報活動においても注目を集めている。
- ジャガー時代からの継続で、2005年と2006年のモナコGPには映画とのタイアップでスペシャルペイントを施したマシンが出走した。
- 2005年はスター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐とのタイアップ。ゲストとしてジョージ・ルーカスが招かれただけでなく、ダース・ベイダー、C-3POらキャラクター達もパドックに全員集合した。さらに、ピットクルーは全員帝国軍兵士のコスプレをする念の入れようであった。
- 2006年はスーパーマン リターンズとのタイアップ。ドライバーのレーシングスーツのデザインがスーパーマンのスーツに合わせる演出が施され、決勝でも上位陣が次々と脱落する中でクルサードが3位表彰台を勝ち取り、スーパーマンの赤いマントを翻して登壇した。
- パドックで招待客をもてなすモーターホームは、レッドブルとトロ・ロッソの駐車スペースに総3階立ての巨大な建造物を設営して他チームを圧倒した(すでに「モーターホーム」ではないという声もある)。2006年のモナコGPでは、ヨットハーバーの艀の上に設営する特別仕様まで用意した。
- 参戦当初、毎レースパドックに印刷機材を持ち込み、「The RED BULLETIN」(レッドブリティン—Red Bull+Bulletin(速報)の造語)という日刊紙を発行して、F1関係者にパドックで無料配布していた。実際には安価ではあるものの有料なのだが、ディートリヒ・マテシッツ会長が全数買い取った上で配布するという形が取られているため、実質的に無料である。日本グランプリでは、各日レッドブルのブースでレッドブル購入者に先着順でプレゼントされる。なお、Web上でもPDF形式で公開している。なお「The RED BULLETIN」は、2009年からレッドブルがスポンサードするスポーツ活動全般をカバーする広報誌としてリニューアルされており、F1のパドックでの発行は2008年シーズンで終了した[114]。
- F1においては「女性蔑視[115]に当たる」との理由から他チームがレースクイーン等の起用に及び腰な中、毎レース「フォーミュラ・ウナ(Formula Una)」と題して開催国の美女を集め、自チームのモーターホームにおいてコンテストを実施していた。ただし経費節減策の一環として、「フォーミュラ・ウナ」も2008年一杯で終了した[114]。
- F1マシンのデモ走行や、イベント「Red Bull Showrun」が日本でも行われている。2007年には東京都台東区の浅草寺で、2009年は9月20日に大阪府の大阪城公園[116]、同月22日に埼玉県越谷市のイオンレイクタウンmoriで、同月30日は三重県鈴鹿スポーツガーデンで開催された。同月29日には、明治神宮野球場で行われていたプロ野球の阪神タイガース対東京ヤクルトスワローズの試合で走行を披露した[117]。
- プレイステーション3用ゲームソフト「グランツーリスモ5」に収録された架空のレーシングカー「レッドブル・X2010」の開発に全面協力している。「レギュレーションの枠にとらわれない、地上最速のレーシングカー」を実現するため、エイドリアン・ニューウェイが空力システムについて全面的にアイディア[118][119]を出している。テストドライブはベッテルが担当。
脚注
[編集]- ^ “エイドリアン・ニューウェイのレッドブルRB14開発への関与は!?”. motorsport.com (2018年4月2日). 2019年5月1日閲覧。
- ^ “ピエール ワシェ”. redbullracing.com. 2022年11月20日閲覧。
- ^ 前身の前身であるスチュワート・グランプリが1999年のヨーロッパGPで優勝を果たしている。
- ^ ウェーバーとレッドブル、その関係の”終焉”が始まった日:2010年トルコGPjp.motorsport.com(2020年6月2日)2020年6月5日閲覧
- ^ レッドブル、インフィニティとのスポンサー契約を発表 - F1-Gate.com・2011年3月1日
- ^ レッドブル、ニッサンのバッテリー技術をKERSに応用 - オートスポーツWEB・2011年3月1日
- ^ レッドブルの2台、エンジン交換でグリッド降格 - F1-gate.com・2015年6月19日
- ^ レッドブル、ルノーとの契約解消を検討 - F1-gate.com・2015年8月23日
- ^ レッドブル&ルノーの離別は決定的か - ESPN F1・2015年9月7日
- ^ “レッドブルの決別 「ルノーの失敗は資金を投入しなかったこと」”. F1-Gate.com. (2015年9月13日) 2015年9月28日閲覧。
- ^ “レッドブル、“タグ・ホイヤー”エンジンを搭載?”. F1-Gate.com. (2015年12月3日) 2015年12月12日閲覧。
- ^ F1-Gate (2015年10月14日). “レッドブルがF1撤退なら、トロ・ロッソも撤退”. 2016年5月28日閲覧。
- ^ “レッドブル、“タグ・ホイヤー”パワーユニットでの参戦を正式発表”. F1-Gate.com. (2015年12月4日) 2015年12月12日閲覧。
- ^ F1-Gate (2018年6月29日). “ルノーF1 「レッドブルにルノーブランドのPUは使わせられなかった」”. 2018年8月5日閲覧。
- ^ これに併せて、2015年のフェラーリ製パワーユニットを使用していたトロ・ロッソもルノーに戻すことが発表された。
- ^ “レッドブルとトロ・ロッソ、ルノーと2018年までのF1エンジン契約を締結”. F1-Gate.com. (2016年5月29日) 2016年6月1日閲覧。
- ^ “レッドブルF1、タグ・ホイヤーとのエンジン・ネーミングライツ契約を延長”. AUTOSPORTweb (2016年11月26日). 2016年11月26日閲覧。
- ^ “【正式】マクラーレン、長年のパートナー、エクソンモービルを失う。レッドブルとの契約が発表”. AUTOSPORTweb (2016年12月2日). 2016年12月3日閲覧。
- ^ “レッドブル、レース周回数でマクラーレン・ホンダ以下の最下位”. F1-gate.com (2017年6月29日). 2017年7月4日閲覧。
- ^ 【F1】 アストンマーティン・レッドブル・レーシングが誕生! F1-Gate 2017年9月25日、2018年6月20日閲覧。
- ^ “ルノーF1、レッドブルに5月15日のエンジン回答期限の延長を認めず”. F1-Gate.com. (2018年5月4日) 2018年6月19日閲覧。
- ^ “レッドブル 「ホンダとルノーのどちらを搭載するか選べる立場にいる」”. F1-Gate.com. (2018年4月25日) 2018年6月19日閲覧。
- ^ “ルノーF1、レッドブルへのエンジン契約の回答期限を5月31日まで延期”. F1-Gate.com. (2018年5月9日) 2018年6月19日閲覧。
- ^ “レッドブル 「F1カナダGPでルノーとホンダのパフォーマンスを比較する」”. F1-Gate.com. (2018年5月31日) 2018年6月19日閲覧。
- ^ “ホンダ・レッドブルF1が誕生。2019年から2年間のパワーユニット供給で合意”. AUTOSPORTweb (2018年6月19日). 2018年6月20日閲覧。
- ^ 目指すはF1タイトル獲得、優秀な若手ドライバーと技術陣を擁した2019年のレッドブル・ホンダ体制 AUTO SPORT Web 2018年6月20日。
- ^ https://www.as-web.jp/f1/402795/3 レッドブルF1代表、ホンダを選択したのは「純粋に技術的な面で優れていたから」。アップグレードの効果を見て発表を早める] F1速報 2018年8月23日。
- ^ レッドブル、12年にわたるパートナー、ルノーに別れ。アストンマーチンとのタイトルスポンサー契約は継続へ autosport 2018年6月19日、同20日閲覧。
- ^ ただし、過去に分配金の都合から「BMWザウバー・フェラーリ(2010年)」のように複数の自動車メーカーの名前のチームは前例がある。
- ^ “レッドブルとルノー、ダニエル・リカルドのPU交換を巡って新たな火種”. F1-Gate.com (2018年7月26日). 2018年7月31日閲覧。
- ^ “レッドブル、ルノーの故障連発に激怒 「標準以下のパワーユニット」”. F1-Gate.com (2018年7月31日). 2018年7月31日閲覧。
- ^ ルノー「レッドブルのPUトラブルは彼らにも責任がある」 TOPNEWS 2018年8月2日、同22日閲覧。
- ^ リカルド、レッドブルとの契約延長は夏休み後のベルギーGPまでに発表か motorsport.com 2018年8月1日、同22日閲覧。
- ^ リカルド、来季ルノー移籍 レッドブル・ホンダの後任にはサインツ有力/F1 サンケイスポーツ 2018年8月4日、同15日閲覧。
- ^ 【F1】2019年レッドブル・ホンダのドライバーが決定…ガスリーが加わり、フェルスタッペンと組む レスポンス 2018年8月21日、同22日閲覧。
- ^ 【レッドブル密着】不完全燃焼に終わったF1テスト最終日。2度のクラッシュを演じたガスリーは苦しい立場に autosport web 2018年3月2日、同23日閲覧。
- ^ ホンダF1、11年ぶりの3位表彰台を獲得! フェルスタッペンがベッテルを見事なオーバーテイク。開幕戦優勝はボッタス autosport web 2019年3月17日、同31日閲覧。
- ^ a b 【レッドブル・ホンダ】近いうちにエンジンパワーがさらにアップ。課題はシャシー側に TOP NEWS 2019年3月19日、同21日閲覧。
- ^ ホンダF1山本MD 決勝日インタビュー:「ニューウェイも『どうしてこうなんだ』と、首をかしげてたそうですよ」(2/3) wutosport web 2019年4月2日。
- ^ “メルセデス以外全チーム、マシンを速くする方法を見出せず? フェルスタッペンの考察”. motorsport.com (2019年5月12日). 2019年5月14日閲覧。
- ^ “メルセデスの方がどのコーナーでも速かった……フェルスタッペン脱帽。チームは逆襲誓う”. motorsport.com (2019年5月13日). 2019年5月14日閲覧。
- ^ “レッドブル、後半戦ドライバー変更を発表。アルボンが昇格し、ガスリーはトロロッソへ”. motorsport.com. 2019年8月12日閲覧。
- ^ フェルスタッペンは交代時点でもフル参戦2年目を迎え23戦出走していたのに対し、アルボンはフル参戦1年未満(約半年)かつ12戦出走の段階での起用という差がある。
- ^ F1 Topic:なぜレッドブルはアルボンを選択したのか。『ガスリー降格人事』に見えるチームの思惑 www.as-web.jp (2019年8月15日)2019年8月16日閲覧
- ^ ホンダF1、3台がトラブルでリタイヤ…エンジンの電気系統の可能性もformula1-data.com(2020年7月6日)2021年3月27日閲覧。
- ^ 台本・ERS・カルチャー…勝ち目はなかった?レッドブル・ホンダ対メルセデス、完敗した3つの理由formula1-data.com(2020年7月14日)2021年3月27日閲覧。
- ^ 2位フェルスタッペン、前方は遠く後方は遥か彼方「ひたすら羊の数を数えていた(笑」formula1-data.com(2020年8月3日)2021年3月27日閲覧。
- ^ ホンダF1、1989年以来初のシルバーストーン制覇!山本雅史MD「この経験を活かして次戦に挑みたい」formula1-data.com(2020年8月10日)2021年3月27日閲覧。
- ^ 【順位結果】F1第7戦ベルギーGP決勝リザルトauto sports web(2020年8月30日)2021年3月27日閲覧。
- ^ “2020 Formula One Belgian Grand Prix - Team Standings” (2020年8月16日). 2021年3月27日閲覧。
- ^ 毎戦毎に7ポイント開くハミルトンとの差…フェルスタッペン、”やる気低下論”を一蹴「馬鹿げてる」formula1-data.com(2020年9月4日)2021年3月27日閲覧。
- ^ ホンダF1、トラブルの原因究明と対策に注力しロシアGPへ「PU起因のリタイアをしないよう十分準備」と田辺TDauto sports web(2020年9月25日)2021年3月27日閲覧。
- ^ ホンダF1、フェルスタッペンのPUトラブルの根本原因を特定「2度と起こしてはならない問題」formula1-data.com(2020年9月26日)2021年3月27日閲覧。
- ^ F1最年少王者記録更新の可能性が消えたフェルスタッペン「それは僕にとって重要ではない」topnews.jp(2020年11月4日)2021年3月27日閲覧。
- ^ フェルスタッペン、メルセデスの牙城ヤス・マリーナで圧勝「完璧な形でシーズンを締め括れた!」formula1-data.com(2020年12月14日)2021年3月27日閲覧。
- ^ “2021年 F1レギュレーションの主な変更点 ~これだけは抑えておきたい10個の競技&技術ルール”. Formula1-Data (2021年3月8日). 2021年3月27日閲覧。
- ^ アレックス・アルボン、2021年レッドブル・ホンダ残留に向けて残された猶予はあと僅かformula1-data.com(2020年10月25日)2021年03月27日閲覧。
- ^ アルボン降格のレッドブル、”感情よりも事実”を優先「タイトルを真剣に狙うなら必要な決断」jp.motorsport.com(2020年12月29日)2021年3月27日閲覧。
- ^ “レッドブル・ホンダF1の2021年ラインアップが決定。フェルスタッペンの僚友にペレスが大抜擢、アルボンはリザーブに”. auto sport Web (2020年12月18日). 2021年3月27日閲覧。
- ^ “F1テスト総合首位のフェルスタッペン「昨年の今頃に比べたら、間違いなくいい状況」とシーズンに向け好スタート”. AUTO SPORT web (2021年3月15日). 2021年6月19日閲覧。
- ^ 前年度の最終形から正統進化したレッドブル・ホンダRB16B/F1開幕直前チーム分析www.as-web.jp(2021年3月17日)2021年6月23日閲覧。
- ^ ホンダ新型RA621Hは”F1ベストエンジン”との声「レッドブルがタイトル最有力候補。疑問の余地なし」formula1-data.com(2021年3月22日)2021年6月23日閲覧。
- ^ “ポール獲得のフェルスタッペン「今までで最高のシーズンスタート。ホンダの努力に感謝」【F1第1戦予選】”. AUTO SPORT web (2021年3月28日). 2021年6月19日閲覧。
- ^ “ホンダ、0.745秒差の2位「勝利を逃がし悔しいが、競争力の高さを確認できた」と田辺TD【F1第1戦決勝】”. AUTO SPORT web (2021年3月28日). 2021年6月19日閲覧。
- ^ “優勝したフェルスタッペン「圧倒的に速かったわけではない。ミスなく戦えたことが勝因」レッドブル・ホンダ/F1第2戦”. AUTO SPORT web (2021年4月19日). 2021年6月19日閲覧。
- ^ フェルスタッペン2位「ルイスと戦えるペースはなかった。最速ラップが奪われたのも残念」レッドブル・ホンダ/F1第3戦www.as-web.jp(2021年5月3日)2021年6月23日閲覧。
- ^ フェルスタッペン2位「ルイスがピットインした時『終わった』と思った」レッドブル・ホンダ/F1第4戦www.as-web.jp(2021年5月10日)2021年6月23日閲覧。
- ^ 失望と怒り…ルクレールの赤旗がなければポールだった、とフェルスタッペンとサインツformula1-data.com(2021年5月23日)2021年6月23日閲覧。
- ^ “フェルスタッペン、赤旗でポールに届かず「悔しいが仕方ない。ルクレールは故意にしたわけではない」/F1第5戦予選”. AUTO SPORT web (2021年5月23日). 2021年6月19日閲覧。
- ^ “フェルスタッペンに不運なタイヤトラブル「勝利を目前にリタイア…時々このスポーツが嫌いになる」F1第6戦”. AUTO SPORT web (2021年6月6日). 2021年6月19日閲覧。
- ^ バクーは最高!とセルジオ・ペレス、2勝目に歓喜の一方で転落のフェルスタッペンやハミルトンを気遣うformula1-data.com(2021年6月7日)2021年6月23日閲覧。
- ^ “2021 Formula One Monaco Grand Prix - Team Standings”. 2021年6月23日閲覧。
- ^ マックス・フェルスタッペン、F1キャリア初の”ハットトリック”達成…史上46人目formula1-data.com(2021年6月22日)2021年6月23日閲覧。
- ^ フェルスタッペン、残り2周で逆転「ハミルトンを抜くのはかなり楽だった」戦略のみならずセットアップ判断が功奏formula1-data.com(2021年6月21日)2021年6月23日閲覧。
- ^ “フェルスタッペン、F1史上25人目のグランドスラム「ホンダの田辺さんに表彰台に上がって貰えて良かった」”. Formula1-Data (2021年7月5日). 2021年7月5日閲覧。
- ^ 参考先。記録更新が期待されるフェルスタッペンwww.redbull.com(2017年4月17日公開)2021年7月5日閲覧。
- ^ “エステバン・オコン、6台消えた波乱の78戦目で初勝利…王座戦は夏休みを前に逆転 / F1ハンガリーGP《決勝》結果とダイジェスト”. Formula1-Data (2021年8月2日). 2022年1月26日閲覧。
- ^ “F1トルコGP決勝後ポイントランキング:フェルスタッペン首位奪還も、コンストラクターでの差は拡大”. Fomula1-Data (2021年10月11日). 2022年1月26日閲覧。
- ^ “フェルスタッペン9勝…セナのホンダF1ドライバー年間最多優勝を更新、タイトル獲得に向け「大きな意味のあるレース」と田辺TD”. Fomula1-Data (2021年11月8日). 2022年1月26日閲覧。
- ^ “劇的展開でF1チャンピオンに輝いたフェルスタッペン「最終周まで勝機は見えなかった。ジェットコースターに乗っているようだった」”. auto sport Web (2021年12月13日). 2021年12月14日閲覧。
- ^ ペレス、壁となりリタイヤする事でフェルスタッペンの戴冠を援護「何より大切なのはチーム。これ以上の喜びはない」formula1-data.com(2021年12月13日)2022年1月26日閲覧。
- ^ “F1サウジアラビアGP決勝後ポイントランキング:遠のいたレッドブル・ホンダのタイトル、並ばれたフェルスタッペン”. Fomula1-Data (2021年12月6日). 2021年12月14日閲覧。
- ^ RB17の名称は、レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズ(後述)が開発するハイパーカーに割り当てられた。
- ^ レッドブル・ホンダ、IT界の巨人「オラクル」との複数年パートナーシップ契約を発表formula1-data.com(2021年3月26日)2022年2月10日閲覧。
- ^ 巨額!レッドブルF1、オラクルとの冠スポンサー契約を発表…エンジン開発やレース戦略策定でクラウド活用formula1-data.com(2022年2月10日)2022年2月10日閲覧。
- ^ “オラクル・レッドブル・レーシングが2022年型マシン『RB18』を初公開。エンジンカウルにHRCのロゴ”. auto sport Web (2022年2月10日). 2022年2月10日閲覧。
- ^ “レッドブル、悲願のチーム王座奪還!メルセデス8年支配に終止符…角田は13戦ぶり入賞 / F1アメリカGP《決勝》結果とダイジェスト”. Fomula1-Data (2022年10月24日). 2022年10月24日閲覧。
- ^ ニューウェイ、“あり得ないほど巨額のオファー”を提示したフェラーリF1よりレッドブルを選ぶ auto sport web 2018年1月12日、同6月15日閲覧。
- ^ レッドブル「ルノー批判は“警鐘”」と正当性主張 F1速報 2015年12月18日、2019年3月1日閲覧。
- ^ F1-Gate (2018年5月24日). “ルノーF1 「レッドブルにはサプライヤーへの忠誠とコミットがない」”. 2018年6月19日閲覧。
- ^ 外部リンク
- ^ a b ”残酷”なレッドブルに批判的なマクラーレン「何人かのドライバー達をダメにしてきた」formula1-data.com(2022年3月3日)2022年4月24日閲覧。
- ^ そもそもウェバーはレッドブル誕生前のジャガーに2年間在籍していた経歴があり、以前所属したチームに出戻りという見方もできる。
- ^ レッドブルF1、セルジオ・ペレスとの契約締結を発表。アルボンはリザーブにjp.motorsport.com(2020年12月18日)2020年12月19日閲覧。
- ^ F1マシンがスキーコースを疾走
- ^ ランド・ノリスについて知っておくべきこと レッドブル公式サイト日本語版 2019年5月14日閲覧。
- ^ “RED BULL TECHNOLOGY LIMITED”. find-and-update.company-information.service.gov.uk. 2022年8月28日閲覧。
- ^ a b “レッドブル、ダブルタイトル獲得の2022年は増収増益。複数の新会社を設立し、”将来”に備える”. motorsport.com. 2023年10月12日閲覧。
- ^ “F1 Teams threaten legal action against each other”. bitsofnews.com. (7 February 2007). オリジナルの11 March 2014時点におけるアーカイブ。 9 October 2013閲覧。
- ^ “Toro Rosso F1 car unveiled”. Autocar. Haymarket Media. 10 June 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。9 October 2013閲覧。
- ^ LOTUS GETS A LITTLE RED BULL TECHNOLOGY FOR 2011 - 同社プレスリリース・2010年10月5日
- ^ “RED BULL ADVANCED TECHNOLOGIES LIMITED”. find-and-update.company-information.service.gov.uk. 2022年9月4日閲覧。
- ^ “Meet The Team”. redbulladvancedtechnologies.com. 2022年8月28日閲覧。
- ^ “INDYCAR announces plan for cockpit protection innovation”. IndyCar.com. 15 September 2020時点のオリジナルよりアーカイブ。13 October 2019閲覧。
- ^ “Announces The RB17”. Red Bull Advanced Technologies (2022年6月28日). 2022年9月2日閲覧。
- ^ “ピニンファリーナの水素レーサーついに具現化”. CARSMEET WEB (2018年3月19日). 2022年9月3日閲覧。
- ^ “グループPSA会長が"ミッションH24"の水素燃料電池プロトタイプカーをテストドライブ”. AUTO SPORT (2020年7月29日). 2022年9月3日閲覧。
- ^ “Building The Sustainable Future Of Endurance Racing”. Red Bull Advanced Technologies (2021年1月25日). 2022年9月2日閲覧。
- ^ “ミッションH24、水素燃料電池車で時速290.8キロのレコード記録/ル・マン24時間”. autosport web. 2022年6月9日閲覧。
- ^ “Alinghi Red Bull Racing”. redbull.com. 2022年9月3日閲覧。
- ^ “Red Bull Advanced Technologies Takes To The Seas With Alinghi Red Bull Racing”. Red Bull Advanced Technologies (2022年1月31日). 2022年9月3日閲覧。
- ^ “Tezosが公式ブロックチェーンパートナーに就任”. Red Bull. 2022年1月30日閲覧。
- ^ “TEZOS(テゾス)が、Red Bull Racing Hondaの公式ブロックチェーンパートナーとなります。”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2022年1月30日閲覧。
- ^ a b Red Bulletin to close down? - grandprix.com
- ^ これを受けたFIAは、モナコGPではグリッドガールならぬグリッドボーイを配置し、物議を醸した。
- ^ クルサードが大阪城をバックに疾走!(F1-Live.com)
- ^ レッドブルF1と日本プロ野球のコラボ!(F1-Live.com)
- ^ レッドブルはコンピュータによるシミュレーションを重視しており、マックス・フェルスタッペンは幼少時からテレビゲームで感を鍛えていた。
- ^ 外部リンク
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- レッドブリティンWeb版(閲覧はPDF方式)
- Oracle Red Bull Racing (@redbullracing) - X(旧Twitter)
レッドブル | メルセデス | フェラーリ | マクラーレン | アストンマーティン | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | マックス・フェルスタッペン | 63 | ジョージ・ラッセル | 16 | シャルル・ルクレール | 81 | オスカー・ピアストリ | 18 | ランス・ストロール |
11 | セルジオ・ペレス | 44 | ルイス・ハミルトン | 55 | カルロス・サインツ | 4 | ランド・ノリス | 14 | フェルナンド・アロンソ |
アルピーヌ | ウィリアムズ | RB | キック・ザウバー | ハース | |||||
61 | ジャック・ドゥーハン | 23 | アレクサンダー・アルボン | 30 | リアム・ローソン | 77 | バルテリ・ボッタス | 20 | ケビン・マグヌッセン |
10 | ピエール・ガスリー | 43 | フランコ・コラピント | 22 | 角田裕毅 | 24 | 周冠宇 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ |
その他参戦したドライバー | 2 | ローガン・サージェント (第15戦までウィリアムズから参戦) |
3 | ダニエル・リカルド (第18戦までRBから参戦) |
38 50 |
オリバー・ベアマン (第2戦はフェラーリ(#38)、第17戦と第21戦はハース(#50)から参戦) |
31 | エステバン・オコン (第23戦までアルピーヌから参戦) | |
(ラインナップは2024年最終戦アブダビGP時点) |