菱野町
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菱野町 | |
---|---|
菱野町交差点 | |
北緯35度12分24.8秒 東経137度4分38.5秒 / 北緯35.206889度 東経137.077361度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 愛知県 |
市町村 | 瀬戸市 |
地区[1] | 菱野連区 |
町名制定[2] | 1978年(昭和53年)12月26日 |
面積 | |
• 合計 | 0.120687132 km2 |
標高 | 74.8 m |
人口 | |
• 合計 | 758人 |
• 密度 | 6,300人/km2 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
489-0934[6] |
市外局番 | 0561(瀬戸MA)[7] |
ナンバープレート | 尾張小牧 |
菱野町(ひしのちょう)は、愛知県瀬戸市菱野連区の町名。丁番を持たない単独町名である。
地理
[編集]- 瀬戸市の南西部に位置する[8]。西を神川町、北を赤重町、東を東赤重町・福元町、南を西脇町・幡西町と隣接している[8]。
- 県道瀬戸大府東海線と同瀬戸環状線が交差する菱野町交差点が中心地[8]。
- 銀行や農協があり、住宅地域[8]。
河川
[編集]- 矢田川(山口川) : 町の南端、西脇町・幡西町との町境を西流している。
- 井林川(矢田川支流) : 町の北部から南西部にかけて南流し、南西端で矢田川に注ぎ込んでいる。
-
矢田川(菱野町・西脇町境)
-
井林川(菱野町内)
-
矢田川と井林川の合流点[注釈 1]
学区
[編集]市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[9]。また、公立高等学校普通科に通う場合の学区は以下の通りとなる[10]。
番・番地等 | 小学校 | 中学校 | 高等学校 |
---|---|---|---|
全域 | 瀬戸市立幡山西小学校 | 瀬戸市立幡山中学校 | 尾張学区 |
歴史
[編集]町名の由来
[編集]「菱野」は日本各地に見られる地名であるが、「地形が菱形になっているところ」「湿地帯でヒシの草が密生しているところ」の2説があり、この地は後者の説に該当すると推察される[11]。
沿革
[編集]この項では、菱野の地名の変遷についても述べる。
- 鎌倉時代には、尾張国「上菱野村」「下菱野村」として文献に名を残す[12]。
- 戦国時代には、尾張国山田郡「菱野村」として熊野社棟札に名が記されている[12]。
- 江戸時代には、尾張国愛知郡の尾張藩領水野代官所支配の菱野村となる[12]。
- 1889年(明治22年)10月1日 - 市町村制施行の際、菱野村と本地村が合併して幡野村となり、幡野村大字菱野となる[13][14]。
- 1906年(明治39年)5月10日 - 幡野村が山口村と合併して幡山村となり、幡山村大字菱野となる[15][14]。
- 1955年(昭和30年)2月11日 - 幡山村が瀬戸市に編入し、瀬戸市大字菱野となる[16][14]。
- 1963年(昭和38年)10月1日 - 瀬戸市大字菱野の一部が、幡野町・緑町・赤重町となる[17]。
- 1978年(昭和53年)
- 1979年(昭和54年)12月1日 - 瀬戸市大字菱野の一部が、南菱野町・幡中町・台六町・南ケ丘町・幡西町・西脇町・羽根町・新田町・弁天町となる[19]。
- 1980年(昭和55年)3月1日 - 瀬戸市大字菱野の一部が、八幡台1〜3・9丁目・菱野台4丁目となる[20]。
- 1981年(昭和56年)2月1日 - 瀬戸市大字菱野の一部が、萩山台1〜4・7〜9丁目・菱野台3丁目・幡野町となる[21]。
- 1985年(昭和60年)4月27日 - 瀬戸市大字菱野の残部が、東赤重町1〜2丁目・白山町1〜2丁目・緑町2丁目となり、同日をもって瀬戸市大字菱野は消滅する[22]。
世帯数と人口
[編集]2024年(令和6年)2月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[5]。
町丁 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
菱野町 | 340世帯 | 758人 |
人口の変遷
[編集]国勢調査による人口の推移
1995年(平成7年) | 405人 | [23] | |
2000年(平成12年) | 872人 | [24] | |
2005年(平成17年) | 831人 | [25] | |
2010年(平成22年) | 794人 | [26] | |
2015年(平成27年) | 757人 | [27] | |
2020年(令和2年) | 745人 | [28] |
世帯数の変遷
[編集]国勢調査による世帯数の推移。
1995年(平成7年) | 132世帯 | [23] | |
2000年(平成12年) | 290世帯 | [24] | |
2005年(平成17年) | 280世帯 | [25] | |
2010年(平成22年) | 274世帯 | [26] | |
2015年(平成27年) | 277世帯 | [27] | |
2020年(令和2年) | 293世帯 | [28] |
交通
[編集]鉄道
[編集]町内に鉄道は走っていない。最寄り駅は愛知環状鉄道・愛知環状鉄道線瀬戸口駅になる。
バス
[編集]- 【40】【41】藤が丘 - 岩作 - 本地口 - 菱野団地 系統
- 【43】【44】藤が丘 - 岩作 - 本地口 - 瀬戸駅前 系統
- 以上、4系統共通 : 菱野バス停
名鉄バス「本地ヶ原線」
- 【35】名鉄バスセンター - 引山 - 四軒家 - 本地ヶ原 - 菱野団地 系統が走っているが、町内にバス停はない。最寄りのバス停は神川バス停・瀬戸口町バス停になる。
- 瀬戸駅前 - 文化センター - 山口駅 - サンヒル上之山 - 八草駅 系統
瀬戸市コミュニティバス「本地線」
- 陶生病院 - 瀬戸口駅 - 愛知医大 系統
- 以上の2路線が走っているが、町内にバス停はない。最寄りのバス停は、瀬戸口駅バス停・瀬戸グリーンセンターバス停になる。
道路
[編集]- 愛知県道22号瀬戸環状線[8] : 町の中央部を東西に通っている。
- 愛知県道57号瀬戸大府東海線[8] : 町の中央部を南北に通っている。
施設
[編集]- 瀬戸信用金庫赤重支店 : 金融機関(店舗)コードは1554(040)[29]。窓口は平日のみ、ATMは土日祝も営業[29]。
- JAあいち尾東瀬戸支店 : 金融機関(店舗)コードは6466(406)[30]。窓口は平日のみ、ATMは土日祝も営業[30]。
- JAあいち尾東瀬戸グリーンセンターとれたて館 : 地元で取れた新鮮野菜をはじめ、玄米のお好み精米販売、切花、鉢花、園芸用品および熱帯魚を販売している[31]。また、併設するレストランでは、バイキング料理を提供している[31][32]。
その他
[編集]日本郵便
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “町丁名一覧【連区別】” (PDF). 瀬戸市 (2023年11月2日). 2024年2月12日閲覧。
- ^ a b c 瀬戸市 1978b.
- ^ “愛知県瀬戸市の町丁・字一覧”. 人口統計ラボ. 2024年2月12日閲覧。
- ^ “瀬戸市の標高&海抜”. 標高海抜ナビ (2018年). 2022年11月20日閲覧。
- ^ a b “人口と世帯 令和6年2月1日現在” (PDF). 瀬戸市 (2024年2月5日). 2024年2月12日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2021年11月14日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2021年11月14日閲覧。
- ^ a b c d e f 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 1705.
- ^ “町名別通学学校名一覧” (PDF). 瀬戸市 (2023年9月16日). 2024年2月12日閲覧。
- ^ “平成29年度以降の愛知県公立高等学校(全日制課程)入学者選抜における通学区域並びに群及びグループ分け案について”. 愛知県教育委員会 (2015年2月16日). 2021年11月14日閲覧。
- ^ 瀬戸・尾張旭郷土史研究同好会 2020, p. 175.
- ^ a b c 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 1130.
- ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, pp. 1074, 1130.
- ^ a b c “瀬戸市の概要”. 瀬戸市 (2017年3月31日). 2021年11月14日閲覧。
- ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, pp. 1075, 1130.
- ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 1371.
- ^ 瀬戸市 1971.
- ^ 瀬戸市 1978a.
- ^ 瀬戸市 1979.
- ^ 瀬戸市 1980.
- ^ 瀬戸市 1981.
- ^ 瀬戸市 1985.
- ^ a b 総務省統計局 (2014年3月28日). “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2021年11月14日閲覧。
- ^ a b 総務省統計局 (2014年5月30日). “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2021年11月14日閲覧。
- ^ a b 総務省統計局 (2014年6月27日). “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2021年11月14日閲覧。
- ^ a b 総務省統計局 (2012年1月20日). “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2021年11月14日閲覧。
- ^ a b 総務省統計局 (2017年1月27日). “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2021年11月14日閲覧。
- ^ a b 総務省統計局 (2022年2月10日). “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 2022年5月5日閲覧。
- ^ a b “瀬戸市|店舗・ATM”. 瀬戸信用金庫. 2024年2月12日閲覧。
- ^ a b “瀬戸支店”. JAあいち尾東. 2021年11月14日閲覧。
- ^ a b “瀬戸グリーンセンター とれたて館”. 産直ごーごー. 2021年11月14日閲覧。
- ^ “瀬戸グリーンセンターとれたて館”. JAあいち尾東. 2021年11月14日閲覧。
- ^ “郵便番号簿 2018年度版” (PDF). 日本郵便. 2021年11月14日閲覧。
注釈
[編集]- ^ 写真右から左に流れているのが矢田川。井林川は写真奥から手前に注ぎ込む。
参考文献
[編集]- 瀬戸市 編『瀬戸市町名設定施行一覧表 昭和46年10月16日』瀬戸市市民課、1971年。
- 瀬戸市 編『昭和53年3月1日施行 町名設定調書 菱野台、一、二丁目、原山台』瀬戸市、1978a。
- 瀬戸市 編『昭和53年12月26日施行 菱野川北地区 町名設定調書(2-1)』瀬戸市、1978b。
- 瀬戸市 編『昭和54年12月1日施行 菱野川南地区 町名設定調書』瀬戸市、1979年。
- 瀬戸市 編『昭和55年3月1日施行 町名設定調書 菱野台四丁目、八幡台』瀬戸市、1980年。
- 瀬戸市 編『昭和56年2月1日施行 町名設定調書 菱野台三丁目、萩山台』瀬戸市、1981年。
- 瀬戸市 編『昭和60年4月27日施行 瀬戸南部地区 住所旧新対照表』瀬戸市、1985年。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年。ISBN 4-04-001230-5。
- 瀬戸・尾張旭郷土史研究同好会 編『郷土史研25周年誌-瀬戸・尾張旭の寺社・街道・地名-』瀬戸・尾張旭郷土史研究同好会、2020年。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 瀬戸市ホームページ
- 名鉄バスホームページ
- ウィキメディア・コモンズには、菱野町に関するカテゴリがあります。
赤重町 | 東赤重町 | |||
神川町 | 福元町 | |||
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