上品野町
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上品野町 | |
---|---|
北緯35度15分13.3秒 東経137度8分40.3秒 / 北緯35.253694度 東経137.144528度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 愛知県 |
市町村 | 瀬戸市 |
地区[1] | 品野連区 |
町名制定[2] | 1964年(昭和39年)10月1日 |
面積 | |
• 合計 | 6.273431295 km2 |
標高 | 245.8 m |
人口 | |
• 合計 | 983人 |
• 密度 | 160人/km2 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
480-1214[6] |
市外局番 | 0561(瀬戸MA)[7] |
ナンバープレート | 尾張小牧 |
上品野町(かみしなのちょう)は、愛知県瀬戸市品野連区の町名。丁番を持たない単独町名である。
地理
[編集]- 瀬戸市の東部に位置する[8]。西を中品野町・品野町・広之田町、北を上半田川町・白岩町・片草町、東を豊田市西市野々町、南を岩屋町・井山町と隣接している[8]。
- 北西部の水野川が開析した東西に細長い谷に集落がある[8]。新興住宅団地も造成され、急速に都市化が進む[8]。
- 陶磁器生産(主に和飲食器)が盛んな地域[8]。
河川
[編集]- 水野川[8] : 町の北西部を西流している。
- 白岩川(水野川支流) : 町の南東部を北流している。
- 東山川(白岩川支流) : 町の東部、片草町との町境付近を西流している。
- 金地川(水野川支流) : 町の西部を西流し、水野川に注ぎ込んでいる。
- 楠洞川(水野川支流) : 町の西部を北西に流れ、水野川に注ぎ込んでいる。
- 小洞川(水野川支流) : 町の西部を北西に流れ、水野川に注ぎ込んでいる。
- 中洞川(水野川支流) : 町の西部を北西に流れ、水野川に注ぎ込んでいる。
- 大戸下川(中洞川支流) : 町の西部を西流し、中洞川に注ぎ込んでいる。
- 蟹川(中洞川支流) : 町の西部を南流し、水野川に注ぎ込んでいる。
- 向川(中洞川支流) : 町の西部、品野町との町境付近を南流し、水野川に注ぎ込んでいる。
- 大洞川(水野川支流) : 町の西部、中品野町との町境付近を西流している。
- 暁洞川(鳥原川支流) : 町の南部、岩屋町との町境を西流している。
- 岩巣川(暁洞川支流) : 町の南部を南流し、暁洞川に注ぎ込んでいる。
池沼
[編集]- 幽玄池 : 町の北部、名古屋学院大学の敷地内にある。
学区
[編集]市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[9]。また、公立高等学校普通科に通う場合の学区は以下の通りとなる[10]。
番・番地等 | 小学校 | 中学校 | 高等学校 |
---|---|---|---|
全域 | 瀬戸市立品野台小学校 | 瀬戸市立品野中学校 | 尾張学区 |
歴史
[編集]町名の由来
[編集]かつての品野3村の1つである上品野村から名付けられた[11]。
沿革
[編集]上品野の沿革については品野町を参照。
世帯数と人口
[編集]2024年(令和6年)2月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[5]。
町丁 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
上品野町 | 489世帯 | 983人 |
人口の変遷
[編集]国勢調査による人口の推移
1995年(平成7年) | 1,699人 | [12] | |
2000年(平成12年) | 1,520人 | [13] | |
2005年(平成17年) | 1,474人 | [14] | |
2010年(平成22年) | 1,289人 | [15] | |
2015年(平成27年) | 1,176人 | [16] | |
2020年(令和2年) | 1,060人 | [17] |
世帯数の変遷
[編集]国勢調査による世帯数の推移。
1995年(平成7年) | 567世帯 | [12] | |
2000年(平成12年) | 521世帯 | [13] | |
2005年(平成17年) | 502世帯 | [14] | |
2010年(平成22年) | 434世帯 | [15] | |
2015年(平成27年) | 434世帯 | [16] | |
2020年(令和2年) | 407世帯 | [17] |
交通
[編集]鉄道
[編集]町内に鉄道は走っていない。最寄り駅は名鉄瀬戸線尾張瀬戸駅になる。
バス
[編集]- 【2】【2H】【3】新瀬戸駅 - 瀬戸駅前 - 古瀬戸 - しなのバスセンター - 上品野 系統 : 上品野口バス停・中洞バス停・城前バス停・中町バス停・上品野バス停
- 道の駅しなの - しなのバスセンター - 上品野 - 片草町民会館 系統 : 桑下バス停・品野台小学校バス停・上品野口バス停・中洞バス停・城前バス停・中町バス停・上品野バス停
瀬戸市コミュニティバス「上半田川線」
- 道の駅しなの - しなのバスセンター - 上半田川転回場 系統 : 品野台小学校バス停・桑下バス停・菩提寺前バス停・北山団地バス停・名古屋学院大学バス停
道路
[編集]- 東海環状自動車道 : 町の北西部を南北に通っている。国道363号とせと品野インターチェンジの料金所を繋ぐ道路も当町内にある。
- 国道363号[8] : 町の北西部を東西に通っている。また、北西部に瀬戸バイパスも通る。
施設
[編集]- 名古屋学院大学 瀬戸キャンパス[8] : 1968年(昭和43年)大幸校舎から移転開学[18]。2007年(平成19年)名古屋キャンパスの開設に伴っていくつかの学部が移転し[18]、2023年現在、スポーツ健康学部のみとなっている[19]。2022年(令和4年)5月1日現在の学生数は691人、教員数は26人[20]。
- 品野台地域交流センター「ぬくも里」 : 2011年(平成23年)開設[21]。住民交流スペースのほか、大小会議室や和室、調理室などの部屋がある[22]。開館時間は9時から21時[22]。
- 瀬戸市立品野台小学校[8] : 1975年(昭和50年)前身の上品野小学校に中品野地区を併せて移転開校[23]。1999年(平成11年)東海環状自動車道の建設に伴って、現在地に再移転した[23]。2022年5月1日現在の児童数は103人、教員数は13人[24]。
- 旧・瀬戸市立上品野小学校 : 1873年(明治6年)当時の上品野村に同帰学校として創立[25]。その後、幾度の改称を経て[26]、1947年(昭和22年)に品野町立上品野小学校に改称。1975年(昭和50年)に学区の一部変更に伴って移転・改称することになり、閉校となった[27]。
- 旧・瀬戸市立品野東保育園 : 1953年(昭和28年)品野町立上品野保育園として開園し、1972年(昭和47年)に現在地に移転すると同時に現名称に改称するが[28]、園児数の減少に伴い2013年(平成25年)より休園となった[29]。休園前年の定員は60名であった[29]。
- 瀬戸警察署 上品野駐在所 : 瀬戸市内にある4つの駐在所のうちの1つ[30]。
- 瀬戸市消防団 品野台分団 : 1987年(昭和62年)上品野分団から名称変更し、1988年(昭和63年)現在地に移転新築[31]。下半田川町・定光寺町を除く品野連区を分団の区域としている[32]。
- 上品野簡易郵便局 : 窓口は平日のみの営業でATMはない[33]。駐車場は1台[33]。
- 菩提寺[8] : 天台宗寂場山[34]。160年前、養海上人によって開基[34]。1939年(昭和4年)に本堂が焼失し、今の本堂は1961年(昭和36年)に再建された[34]。本堂には千手観音菩薩が奉られ、不動明王・毘沙門天・弘法大師・役の行者が安置されている[34]。
- 祥雲寺[8] : 曹洞宗瑞応山[35]。本尊は地蔵菩薩であり開山は雲興寺28世大興柏春[35]。年中行事としては大船若法会、地蔵祭り、秋葉祭典がある[35]。
- 稲荷神社[8] : 社伝は明らかでないが、1625年(寛永2年)12月24日創建といわれている[36]。明治に入って指定村社となり、1889年(明治22年)10月に社殿を造業した[36]。祀神は豊受姫命[36]。
- 障害者支援施設 まゆ : 2002年(平成14年)開所[37]。生活介護、施設入所支援、短期入所などの事業を行っている[38]。社会福祉法人くわの実福祉会が運営している[39]。
- 障害福祉サービス事業所 かいこ : 2007年(平成19年)開所[37]。就労継続支援B型事業、生活介護事業を行っている[40]。社会福祉法人くわの実福祉会が運営している[39]。
- 麦の里 : 2004年(平成16年)開所[41]。生活介護事業として授産活動や療育活動などを行っている[42]。社会福祉法人麦が運営している[42]。
- 品野台カントリークラブ[8] : 1968年(昭和43年)開場[43]。雄大な自然の中、豪快なショットが楽しめるアウトコース、ホールアウトまで気の抜けないスリリングなホールが続くインコースからなる18ホール[44]。
- 宮下ファーム : 酪農と養鶏を営む牧場[45]。絞りたての生乳を使った乳製品、平飼いたまごを使った焼き菓子を瀬戸市観光案内所[注釈 1]と道の駅瀬戸しなので販売している[45]。
- 上品野町ちびっこ広場 : 町の北部の北山団地内にある小さな公園。ブランコ・すべり台・鉄棒がある。
- 桑下城跡(史跡) : 丘陵地「城根」にある平山城で、「尾張志」には「城構えは東西30間・南北42間、永井民部少輔の居城なりし由」と伝え、石垣や井戸跡を残している[46]。
- 品野城跡(史跡) : 東西20間、南北8間余、土塁・曲輪・堀切跡を残す山城で「秋葉山城」の別称がある[47]。城の創始は建保・承久年間(13世紀初頭)の頃、水野地域から進出してきた豪族大金重高と伝えられている[47]。
その他
[編集]日本郵便
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “町丁名一覧【連区別】” (PDF). 瀬戸市 (2023年11月2日). 2024年2月10日閲覧。
- ^ a b 瀬戸市 1964.
- ^ “愛知県瀬戸市の町丁・字一覧”. 人口統計ラボ. 2023年1月4日閲覧。
- ^ “瀬戸市の標高&海抜”. 標高海抜ナビ (2018年). 2022年11月23日閲覧。
- ^ a b “人口と世帯 令和6年2月1日現在” (PDF). 瀬戸市 (2024年2月5日). 2024年2月10日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2023年1月4日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2023年1月4日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 1697.
- ^ “町名別通学学校名一覧” (PDF). 瀬戸市 (2023年9月16日). 2024年2月10日閲覧。
- ^ “平成29年度以降の愛知県公立高等学校(全日制課程)入学者選抜における通学区域並びに群及びグループ分け案について”. 愛知県教育委員会 (2015年2月16日). 2023年1月4日閲覧。
- ^ 瀬戸・尾張旭郷土史研究同好会 2020, p. 177.
- ^ a b 総務省統計局 (2014年3月28日). “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2023年1月4日閲覧。
- ^ a b 総務省統計局 (2014年5月30日). “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2023年1月4日閲覧。
- ^ a b 総務省統計局 (2014年6月27日). “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2023年1月4日閲覧。
- ^ a b 総務省統計局 (2012年1月20日). “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2023年1月4日閲覧。
- ^ a b 総務省統計局 (2017年1月27日). “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2023年1月4日閲覧。
- ^ a b 総務省統計局 (2022年2月10日). “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 2023年1月4日閲覧。
- ^ a b “大学の歴史”. 名古屋学院大学. 2023年1月4日閲覧。
- ^ “キャンパス・交通アクセス”. 名古屋学院大学. 2023年1月4日閲覧。
- ^ “瀬戸市統計書(令和5年刊)” (PDF). 瀬戸市. p. 137 (2023年7月5日). 2024年2月10日閲覧。
- ^ “令和2年度版 瀬戸市の教育” (PDF). 瀬戸市 (2020年10月). 2023年1月4日閲覧。
- ^ a b “品野台地域交流センター(愛称:「ぬくも里」)”. 瀬戸市 (2015年8月18日). 2023年1月4日閲覧。
- ^ a b 愛知県小中学校校長会 2018, p. 324.
- ^ “瀬戸市統計書(令和5年刊)” (PDF). 瀬戸市. p. 136 (2023年7月5日). 2024年2月10日閲覧。
- ^ 東春日井郡 1923, p. 468.
- ^ 東春日井郡 1923, p. 514.
- ^ 愛知県小中学校校長会 1978, p. 328.
- ^ 保育園のあゆみ編集委員会 1998, p. 30.
- ^ a b “瀬戸市統計書(平成26年刊)M社会福祉-1保育園” (XLS). 瀬戸市 (2014年6月). 2023年1月4日閲覧。
- ^ “瀬戸警察署 警察署・交番・駐在所の所在地”. 愛知県警察. 2022年6月4日閲覧。
- ^ “令和2年版消防年報 資料” (PDF). 瀬戸市消防本部. p. 3 (2020年8月). 2023年1月4日閲覧。
- ^ “瀬戸市消防団規則”. 2023年1月4日閲覧。
- ^ a b “上品野簡易郵便局”. 日本郵政グループ. 2023年1月4日閲覧。
- ^ a b c d “菩提寺 - Setopedia”. 瀬戸市 (2015年4月6日). 2023年1月4日閲覧。
- ^ a b c “祥雲寺 - Setopedia”. 瀬戸市 (2015年4月6日). 2023年1月4日閲覧。
- ^ a b c “稲荷神社 - Setopedia”. 瀬戸市 (2015年4月6日). 2023年1月4日閲覧。
- ^ a b “法人の歩み”. 社会福祉法人くわの実福祉会. 2023年1月4日閲覧。
- ^ “まゆ事業紹介”. くわの実福祉会 まゆ. 2023年1月4日閲覧。
- ^ a b “社会福祉法人くわの実福祉会”. 社会福祉法人くわの実福祉会. 2023年1月4日閲覧。
- ^ “活動紹介”. 社会福祉法人くわの実福祉会かいこ. 2023年1月4日閲覧。
- ^ “沿革(あゆみ)”. 社会福祉法人 麦. 2023年1月4日閲覧。
- ^ a b “麦の里”. 社会福祉法人 麦. 2023年1月4日閲覧。
- ^ “品野台カントリークラブ”. 住地ゴルフ. 2023年1月4日閲覧。
- ^ “コースガイド”. 品野台カントリークラブ. 2023年1月4日閲覧。
- ^ a b “宮下ファーム - せと・まるっとミュージアム”. 瀬戸市観光協会. 2023年1月4日閲覧。
- ^ “桑下城址 - Setopedia”. 瀬戸市 (2015年4月6日). 2023年1月4日閲覧。
- ^ a b “品野城址 - Setopedia”. 瀬戸市 (2015年4月6日). 2023年1月4日閲覧。
- ^ “郵便番号簿 2022年度版 愛知県” (PDF). 日本郵便. p. 11. 2023年1月4日閲覧。
注釈
[編集]参考文献
[編集]- 東春日井郡 編『東春日井郡誌』東春日井郡、1923年。
- 瀬戸市 編『昭和39年10月1日施行 町名設定調書(水野北部、品野北部地区)』瀬戸市、1964年。
- 愛知県小中学校校長会 編『六三制教育三十周年記念 愛知県小中学校誌』愛知県小中学校校長会、1978年。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年。ISBN 4-04-001230-5。
- 保育園のあゆみ編集委員会 編『保育園のあゆみ』瀬戸市、1998年。
- 愛知県小中学校校長会 編『六三制教育七十周年記念 愛知県小中学校誌』愛知県小中学校校長会、2018年。
- 瀬戸・尾張旭郷土史研究同好会 編『郷土史研25周年誌-瀬戸・尾張旭の寺社・街道・地名-』瀬戸・尾張旭郷土史研究同好会、2020年。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 瀬戸市ホームページ
- 名鉄バスホームページ
- コミュニティバス利用案内 | 瀬戸市ホームページ
- 国立国会図書館デジタルコレクション - 東春日井郡誌
- ウィキメディア・コモンズには、上品野町に関するカテゴリがあります。
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