阿井美千子
表示
(百ちとせから転送)
あい みちこ 阿井 美千子 | |
---|---|
本名 | 渡辺 千歳 |
別名義 | 百ちとせ、阿井三千子 |
生年月日 | 1930年1月17日(94歳) |
出生地 | 日本・京都府京都市 |
職業 | 俳優 |
ジャンル | 舞台・映画・テレビドラマ |
活動期間 | 1946年 - |
阿井 美千子(あい みちこ、1930年1月17日 - )は、京都府京都市上京区出身の日本の女優。宝塚歌劇団出身。旧芸名は百 ちとせ(もも ちとせ)、阿井 三千子(あい みちこ)。本名は渡辺 千歳。
人物・来歴
[編集]- 1946年、京都市立二条高等女学校(現・京都市立二条中学校)を卒業し宝塚音楽学校に入り、翌1947年、宝塚歌劇団に入り、百ちとせの芸名で男役として活躍。同期には八千草薫、淀かほるらがいる。宝塚入団時の成績は50人中7位[1]。花組公演『マノン・レスコオ/春のおどり(世界の花)』で初舞台を踏む。配属組[1]は当初は雪組で、次に月組である。
- 1952年7月31日付[1]で、東映東京にスカウトされ宝塚歌劇団を退団。宝塚の最終出演公演の演目は[1]月組公演『アメリカーナ/春のおどり』である。阿井三千子の芸名で「クイズ狂時代」でデビュー。その後、東映京都に転じ、片岡千恵蔵の相手役を多くつとめた。
- 1953年8月、大映京都へ入社。ここでも時代劇で活躍。
- 1954年、『花の白虎隊』より芸名を阿井美千子と改名。
- 1960年、『鏡山競艶録』で主演。
- 1965年初め、大映を退社。以後、テレビや舞台を中心に活動。
出演
[編集]映画
[編集]- 女間者秘聞 赤穂浪士(1953年 東映)
- 砂絵呪縛(1953年 大映)
- 続砂絵呪縛雪女郎(1953年 大映)
- 怪猫有馬御殿(1953年 大映)
- お菊と播磨(1953年 大映)
- 阿波おどり狸合戦 (1954年 大映)
- 舞妓物語(1954年 大映)
- 殴り込み孫悟空(1954年 大映)
- 噂の女(1954年 大映)
- 怪猫岡崎騒動(1954年 大映)
- 投げ唄左門二番手柄 釣り天井の佝僂男(1954年 大映)
- 花の白虎隊(1954年 大映)
- 伊達騒動 母御殿(1954年 大映)
- 投げ唄左門三番手柄 覆面髑髏隊(1954年 大映)
- 怪猫逢魔ケ辻(1954年 大映)
- 楊貴妃(1955年 大映)
- 銭形平次捕物控 どくろ駕篭(1955年 大映)
- お父さんはお人好し(1955年 大映)
- 綱渡り見世物侍(1955年 大映)
- 悪太郎売出す(1955年 大映)
- 怪盗と判官(1955年 大映)
- 虚無僧変化(1955年 大映)
- 花の渡り鳥(1956年 大映)
- 又四郎喧嘩旅(1956年 大映)
- 虚無僧変化 鰐鳴り街道(1956年 大映)
- 銭形平次捕物控 死美人風呂(1956年 大映)
- 腰元行状記(1956年 大映)
- 残菊物語(1956年 大映)
- 喧嘩鴛鴦(1956年 大映)
- 月夜の阿呆鳥(1956年 大映)
- 花頭巾(1956年 大映)
- 銭形平次捕物控 人肌蜘蛛(1956年 大映)
- 弥次喜多道中記(1956年 大映)
- 夜の河(1956年 大映)
- 続花頭巾(1956年 大映)
- 銀河の都(1957年 大映)
- スタジオはてんやわんや(1957年 大映)
- 鼠小僧忍び込み控 子の刻参上(1957年 大映)
- 踊子(1957年 大映)
- 源氏物語 浮舟(1957年 大映)
- 大江戸人気男(1957年 大映)
- 二十九人の喧嘩状(1957年 大映)
- 怪猫夜泣き沼(1957年 大映)
- 万五郎天狗(1957年 大映)
- 銭形平次捕物控 女狐屋敷
- 森の石松(1957年 大映)
- 稲妻街道(1957年 大映)
- 雪の渡り鳥(1957年 大映)
- 不知火頭巾(1957年 大映)
- 銭形平次捕物控 八人の花嫁(1958年 大映)
- 月姫系図(1958年 大映)
- 遊侠五人男(1958年 大映)
- 花太郎呪文(1958年 大映)
- 江戸っ子祭(1958年 大映)
- 陽気な仲間(1958年 大映)
- 忠臣蔵 (1958年 大映)
- 風来坊一番勝負(1958年 大映)
- 七番目の密使(1958年 大映)
- 銭形平次捕物控 鬼火燈籠(1958年 大映)
- 東海道の野郎ども(1958年 大映)
- 濡れ髪剣法(1958年 大映)(1958年 大映)
- 伊賀の水月(1958年 大映)
- 弁天小僧(1958年 大映)
- 銭形平次捕物控 雪女の足跡(1958年 大映)
- 遊太郎巷談(1959年 大映)
- 情炎(1959年 大映)
- 千羽鶴秘帖(1959年 大映)
- 次郎長富士(1959年 大映)
- お役者鮫(1959年 大映)
- かげろう絵図(1959年 大映)
- 関の弥太っぺ(1959年 大映)
- 二人の武蔵(1960年 大映)
- 風雲将棋谷(1960年 大映)
- 大江山酒天童子(1960年 大映)
- 甲賀の密使(1960年 大映)
- 続次郎長富士(1960年 大映)
- 競艶八剣殿(1960年 大映)
- 大菩薩峠(1960年 大映)
- 鏡山競艶録(1960年 大映)
- 唄は峠を越えて(1961年 大映)
- みだれ髪(1961年 大映)
- 銭形平次捕物控 夜のえんま帖(1961年 大映)
- 好色一代男(1961年 大映)
- 大菩薩峠 完結篇(1961年 大映)
- 小太刀を使う女(1961年 大映)
- 悪名(1961年 大映)
- 新源氏物語(1961年 大映)
- 釈迦(1961年 大映)
- 銭形平次捕物控 美人鮫(1961年 大映)
- 長脇差忠臣蔵(1962年 大映)
- 続・新悪名 (1962年 大映)
- 江戸無情(1963年 大映)
- 手討(1963年 大映)
- 眠狂四郎女妖剣(1964年 大映)
テレビドラマ
[編集]- マリヤかあちゃん(1963年、讀賣テレビ)
- 部長刑事 第233話「泳がず」(1963年、朝日放送テレビ)
- 講談ドラマ 「藤十郎の恋」(1963年、NHK)
- 近鉄金曜劇場 「螢」(1963年、TBS)
- 花弁(1963年、讀賣テレビ)
- 天下を取れ(1964年、日本テレビ)
- NHK劇場(NHK)
- 「この古き誇り」(1964年)
- 「ちんでん」(1968年)
- 王将物語(1965年、讀賣テレビ)
- 京の川(1965年、関西テレビ)
- 青雲五人の男(1966年、日本テレビ)
- 山本周五郎アワー 「釣忍」(1966年、関西テレビ)
- 遊撃戦 第6話「居残り軍曹」(1966年、日本テレビ・東宝・宝塚映画)
- うどん(1967年、関西テレビ)
- サンヨーカラー劇場 「仮面の忍者赤影」 第8話「南蛮大筒の秘密」(1967年、関西テレビ)
- 素浪人 月影兵庫 第2シリーズ 第24話「花太鼓が鳴っていた」(1967年、NET)
- 銭形平次(フジテレビ・東映)
- 第69話「多喜之助は何処に」(1967年)
- 第124話「血染めの手型」(1968年)
- 第150話「謎の供養料」(1969年)
- 道頓堀(1968年 - 1969年、讀賣テレビ)
- 大奥(1968年 関西テレビ・東映)
- 堂島(1968年 - 1969年、関西テレビ)
- 元禄一代女(1968年、ABC)
- 素浪人 花山大吉 第4話「一人残らず抜けていた」(1969年 NET)
- 悪一代(1969年、ABC)
- あゝ忠臣蔵(1969年、関西テレビ)
- 大坂城の女(1970年、関西テレビ・東映)
- 花くれない(1970年、フジテレビ)
- 雪之丞変化(1970年、フジテレビ)
- 徳川おんな絵巻(1970年 関西テレビ・東映)
- 紅つばめお雪 第3話「夢は血まみれ」(1970年、NET)- 三好楼女将
- 影同心 第14話「大奥(秘)殺し節」(1975年、毎日放送・東映) - きく
- 伝七捕物帳 第81話「罠を斬った包丁」(1975年、日本テレビ)-ひさごの女将
- お耳役秘帳 第3話「復讐の若者」(1976年、関西テレビ・歌舞伎座テレビ) - お常
- あかんたれ(1976年、東海テレビ放送・東宝)- 漢水堂・清の母役
- 水戸黄門(TBS / C.A.L)
- 必殺シリーズ(ABC / 松竹)
- 吉宗評判記 暴れん坊将軍 第34話「嵐の中に舞う女」 (1978年、テレビ朝日 / 東映) - 月光院
- 大岡越前 第6部 第26話「謎の連続殺人事件」(1982年8月30日、TBS / C.A.L) - お勝
- 必殺仕切人 第7話「もしも九官鳥が秘密をしゃべったら」(1984年 テレビ朝日・松竹) - 梅若
- 土曜ワイド劇場 「京都殺人案内10 からたちの花は死んだよ…」(1985年 テレビ朝日)
- 影の軍団IV 第23話「男の中に女が棲む」(1985年 関西テレビ・東映)
- 火曜サスペンス劇場「非行少年」(1985年 日本テレビ・東映)
- 松本清張サスペンス「愛と空白の共謀」(1988年 関西テレビ・松竹)
舞台
[編集]- 美空ひばり特別公演「土佐堀川 恋の船のり込み」
その他のテレビ番組
[編集]- クイズ面白ゼミナール(NHK総合)
- 一枚の写真(1986年、フジテレビ)
- 藤山寛美4500秒(朝日放送)
脚注
[編集]- ^ a b c d 監修:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(人物編)』、阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日、P43。ISBN 9784484146010