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松田惠美子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
五條愛川から転送)

松田 惠美子(まつだ えみこ、7月26日-)は宝塚歌劇団卒業生(元月組トップ娘役)。

兵庫県神戸市出身、宝塚歌劇団時代の芸名は五條 愛川(ごじょう あいせん)、宝塚歌劇団時代の愛称エコ、出身校愛徳学園、公称身長164センチ。

琴の名取でもあった(名取名菊月美穂、師範だった実母の手解きを受けていた)ことも知られ、その腕前を海外公演を含む日本物ショーでたびたび披露していたことでも知られたタカラジェンヌだった。

略歴

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  • 1972年58期生として宝塚歌劇団に入団。同期生には、高汐巴峰さを理寿ひずる星原美沙緒邦なつきらがいる。雪組公演『かぐらザ・フラワー[1]で初舞台を踏む。宝塚入団時の成績は48人中16位[1]
  • 1973年4月2日[1]雪組に配属。
  • 当初は男役であったが、1976年『ムッシュ・パピヨン』公演にて、みさとけい(当時の芸名は美里景)の相手役に抜擢される。これを機に1977年、娘役に転向。踊れる娘役として活躍。
  • 1978年、東南アジア公演のメンバーに選抜される。
  • 1979年、『春風の招待』の新人公演にて初ヒロインを務める。
  • 同年、月組に組替え。
  • 1980年小松美保の退団に伴いトップ娘役に就任し、榛名由梨の相手役を務める。『スリナガルの黒水仙/クラシカル・メニュー』でお披露目。
  • 1982年7月31日[1]、宝塚歌劇団を退団。最終出演公演の演目は『あしびきの山の雫に/ジョリー・シャポー』東京公演千秋楽。
  • 退団後は心と身体の健康について深い関心を抱き、東洋医学を中心とする治療室に勤務するかたわら、身体構造分野をはじめ、整体、カウンセリング等を幅広く学ぶ。1992年有限会社フォンス・アモーリスを設立。現在は、アメリカで開発された感情ストレスを扱う、スリーインワン・コンセプツの最高資格者であるファカルティとして、教授、指導に当るとともに、書籍の出版、販売も行っている。

宝塚歌劇団時代の主な舞台

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雪組時代

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  • 1976年1月、『白鷺の詩』/『ムッシュ・パピヨン』エルバ
  • 1976年3月、『ベルサイユのばら』(東宝)新人公演:ジャンヌ(本役:城月美穂
  • 1976年6月、『星影の人』新人公演:加代(本役:城月美穂)/『Non, Non, Non』
  • 1976年9月、『星影の人』東京新人公演:幾松(本役:城月美穂)/『Non, Non, Non』
  • 1977年2月、『鶯歌春』エスガイ/『マンハッタン・ラブ』
  • 1977年4月、『星影の人』安紀/『ビバ・タカラジェンヌ』(全国ツアー)
  • 1977年7月、『あかねさす紫の花』小椋、新人公演:鏡女王(本役:城月美穂)/『ザ・レビュー』
  • 1977年9月、『星影の人』幾松/『ビバ・タカラジェンヌ』(全国ツアー)
  • 1978年1月、『風と共に去りぬ』新人公演:メラニー・ウィルクス(本役:城月美穂)
  • 1978年6月、『丘の上のジョニー』リリー、新人公演:クリスティーン(本役:城月美穂)/『センセーション!』
  • 1978年10月、『ザ・タカラヅカ』(東南アジア公演)
  • 1979年1月、『春風の招待』ジジ(本役:東千晃)/『ハロー!ホリデー』 *新人公演初ヒロイン

月組時代

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  • 1979年6月、『春愁の記』新人公演:萩姫(本役:舞小雪)/『ラ・ベルたからづか』 *新人公演ヒロイン
  • 1979年9月、『恋とかもめと六文銭』(バウ)さつき
  • 1979年11月、『バレンシアの熱い花』ローラ、新人公演:イザベラ(本役:小松美保)/『ラ・ベルたからづか』(東宝) *新人公演ヒロイン
  • 1980年1月、『アンジェリク』小間使いマルゴ、新人公演(宝塚):アンジェリク(本役:小松美保)/『仮面舞踏会』 *新人公演ヒロイン
  • 1980年1月、『ワンモア・ドリーム』(バウ)人形

月組トップ娘役時代

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  • 1980年6月、『スリナガルの黒水仙』アスターナ姫/『クラシカル・メニュー』
  • 1980年8月、『恋とかもめと六文銭』ルシア/『魅惑のプレリュード』(中日)
  • 1980年9月、『恋とかもめと六文銭』ルシア/『ラ・ベルたからづか』(全国ツアー)
  • 1981年1月、『ジャンピング!』/『新源氏物語』朧月夜尚侍
  • 1981年6月、『白鳥の道を越えて』レジーナ/『ザ・ビッグ・アップル』
  • 1981年8月、『愉快な夢人たち』(中日)
  • 1982年2月、『あしびきの山の雫に額田女王/『ジョリー・シャポー』 *退団公演
  • 1982年5月、『白鳥の道を越えて』レジーナ/『ザ・ビッグ・アップル』(全国ツアー)

脚注

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  1. ^ a b c d 監修:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(人物編)』 阪急コミュニケーションズ 2014年4月1日 84頁。ISBN 9784484146010

関連項目

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外部リンク

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