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宝塚歌劇団56期生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
祐樹叶から転送)

宝塚歌劇団56期生(たからづかかげきだん56きせい)とは、1968年(昭和43年)に宝塚音楽学校に入学し、1970年(昭和45年)に卒業。同年、宝塚歌劇団に入団し、『四季の踊り絵巻』『ハロー!タカラヅカ』で初舞台を踏んだ70人を指す。

概要

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入学時は72人がいたが中退1人、入団辞退者1人(石田ゆり、元歌手でなかにし礼の妻)であった。元雪組トップスターで現在は女優麻実れい、元雪組・星組トップ娘役で現在は女優の東千晃、元花組組長宝純子、元雪組組長の真咲佳子、元専科男役(元星組副組長)の萬あきら、元月組男役スターで在団中に死去した世れんか、元月組娘役スターの条はるき、元雪組娘役スターの城月美穂夏川るみ歌手小柳ルミ子)、七海水帆子歌手疋田愛子)、畠亜里紗占星術師水原ゆう紀)、蘭ひでき羽田健太郎の妻。羽田紋子(在団時は風吹あゆ)の母)才玉蓮(元星組娘役の仙堂花歩の母)、美樹ひろみ(元花組男役の真輝いづみの母)が入団。

一覧

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芸名 読み仮名 誕生日 出身地 出身校 芸名の由来 愛称 役柄 退団年 備考
明石純 あかし じゅん 6月5日 兵庫県明石市 神戸山手学園 出生地
生月(6月)
かこちゃん
ととこ
男役 1974年
茜千夏 あかね ちなつ 12月11日 東京都 二階堂高等学校 家族と友人に
相談して決定
マミ 娘役 1970年
秋露路 あき つゆじ 3月18日 宮城県仙台市 PL学園中学校 尊師が命名 ムクちゃん
キアちゃん
娘役 1971年
朝風薫 あさかぜ かおる 3月17日 兵庫県伊丹市 伊丹市立伊丹高等学校 白井鐵造が命名 タワちゃん 男役 1972年
麻実れい あさみ れい 3月11日[1] 東京都[1]千代田区 東京家政学院高等学校 自分で考案 ターコ[1] 男役 1985年 俳優
夫は信元久隆
東千晃 あずま ちあき 3月10日[1] 東京都[1]世田谷区 神戸松蔭学院 知人が命名 メッチ[1] 娘役 1982年 俳優
和泉万里 いずみ まり 3月30日 大阪府 梅花高等学校 ヨッコ 娘役 1978年
宇月千佳 うづき ちか 2月27日[2] 兵庫県芦屋市[2] 武庫川学院 トッコ[2] 娘役 1979年
瓜生三七子 うりゅう みなこ 3月14日 兵庫県神戸市 神戸女子山手学園 家族で考案 ミナコ 男役 1974年
江美ひろき えみ ひろき 9月18日 東京都渋谷区 立教女学院 エミ
ヤノちゃん
男役 1975年
大内しげる おおうち しげる 9月29日 大阪府豊中市 梅花高等学校 昭憲皇太后御歌 れいこ
レンレン
男役 1975年
丘さゆり おか さゆり 5月30日 宮城県気仙沼市 PL学園中学校 トモちゃん
トモコちゃん
娘役 1974年
香真由 かおり まゆ 5月30日 富山県高岡市 PL学園 尊敬する人が命名 クリさん 娘役 1974年
克まさる かつ まさる 2月10日 東京都台東区 麹町学園 自分で考案 シマ 男役 1986年 改名後・克沙千世(かつ さちよ)
インド舞踊家・榊原紫麻[3]
火鳥亜紀 かとり あき 8月10日 岐阜県岐阜市 加納高等学校音楽科 火の鳥のような
激しさから
ルン
ルミ
娘役 1973年
加奈霞 かな かすみ 11月1日[4] 大阪府[4]富田林市 PL学園 尊師が命名 カナエ[4] 娘役 1979年 日本舞踊・西川香澄[3]
貴条ともか きじょう ともか 4月25日 東京都葛飾区 国府台女子学院 チート 男役 1986年
城月美穂 きづき みほ 4月25日 東京都[1] 大山高等学校 アッコ[1] 娘役 1981年 俳優
国ちひろ くに ちひろ 12月17日 静岡県引佐郡 気賀高等学校 尊師が命名 チッチィ 男役 1980年
邦月美岐 くにづき みき 2月17日 長崎県諌早市 神戸海星女子学院高等部 ミキ 娘役 1980年 俳優
湖里夏 こざと なつ 1月23日 石川県金沢市 大阪渋谷高等学校 好きな字を集める 男役 1973年
駒草あゆみ こまくさ あゆみ 7月21日 京都府京都市 同志社女子高等学校 駒草の花 ハルミ 娘役 1974年
才玉蓮 さい ぎょくれん 10月1日 兵庫県神戸市 生田中学校 エイコ
エッちゃん
娘役 1974年 娘は仙堂花歩[5]
里美あきら さとみ あきら 12月9日 大阪府大阪市 羽衣学園 自分で考案 モツ 男役 1987年
紫賀みどり しが みどり 7月15日 神奈川県逗子市 横浜翠嵐高等学校 両親が考案 ミドリちゃん 娘役 1980年
重たくみ しげ たくみ 4月10日 大阪府箕面市 池田高等学校 ヤマ 男役 1973年
紫乃右行 しの うゆき 6月21日 東京都 大妻学院 ウラ 男役 1976年
島ゆり しま ゆり 1月17日[6] 大阪府堺市[6] 樟蔭高等学校 ユーコ[6] 娘役 1978年
紫水晶 しみず あきら 5月4日 神奈川県横浜市 宣真高等学校 宝石の名言葉で
「誠実」を表す
ガイ
ヘチョ
男役 1974年
珠里みさ じゅり みさ 9月27日 兵庫県神戸市 羽衣学園高等学校 ジュンちゃん 娘役 1973年
条はるき じょう はるき 4月30日[7] 東京都[7]世田谷区 立教女学院 ミヤイ[7]
ユリちゃん[7]
男役 1985年 後に娘役に転向
寿美夏子 すみ なつこ 8月28日 岐阜県岐阜市 加納高等学校 家族で考案 ミツヨ 男役 1987年 日本舞踊・藤間晃寿[3]
世れんか せい れんか 1月30日[7] 東京都[7]大田区 調布学園 「一世一代の恋歌」より
郷ちぐさが命名
ハム[7] 男役 1980年 在団中に死去[8]
千かほる せん かおる 2月16日 大阪府大阪市 大阪市立東中学校 カツコ
カッコ
娘役 1972年
曹金玲 そう きんれい 1月18日 中国 台湾世界新聞専校 本名 チンリン 娘役 1970年
貴ひろき たか ひろき 3月14日 兵庫県神戸市 神戸女学院 男役 1972年
宝純子 たから じゅんこ 12月7日[6] 東京都[6]文京区 竹早高等学校 レモン[9] 男役 1990年
直ほのか なお ほのか 3月3日 広島県広島市 昭和女子大学附属高等学校 ニイミちゃん
チョク
娘役 1975年
夏川るみ なつかわ るみ 7月2日 福岡県福岡市 筑紫女学園中学校 娘役 1970年 歌手小柳ルミ子
菜津木まさ なつき まさ 7月13日 大阪府豊中市 梅花学園 尊師が命名 男役 1973年
名鶴ひとみ なづる ひとみ 5月26日 愛知県名古屋市 金城学院高等学校 姉の芸名 ひとみ
オックン
娘役 1972年 姉は名鶴加代[10]
名古屋市内で1982年にダンススタジオを開業
七海水帆子 ななうみ みほこ 8月11日 広島県広島市 立正学園高等学校 アイコ
アイちゃん
娘役 1976年 シャンソン歌手・疋田愛子
南城みき なんじょう みき 9月25日 神奈川県川崎市 カリタス学園 知人と考案 クーちゃん 男役 1973年
畠亜里紗 はた ありさ 8月30日 大阪府箕面市 被昇天学院 好きな名・亜里紗 ユバちゃん 娘役 1971年 俳優・歌手・占星術師の水原ゆう紀
華かれん はな かれん 3月5日 東京都 竹早高等学校 ドルちゃん
やよい
娘役 1973年 声優
英里絵 はなぶさ りえ 7月22日 大阪府豊中市 神戸女学院 アケミ 娘役 1976年
春宮えり はるみや えり 4月10日 大阪府大阪市 相愛学園 ツイシ 娘役 1974年
萬あきら ばん あきら 12月21日 静岡県静岡市 親和女子学園 ケイ 男役 2010年 定年退団
秀なつき ひで なつき 6月2日 大阪府池田市 渋谷高等学校 母と相談 ノンコ 男役 1974年
藤京子 ふじ きょうこ 7月26日 兵庫県芦屋市 仁川学院 本名と
古都に因む
娘役 2009年
北條ゆかり ほうじょう ゆかり 9月29日 神奈川県横須賀市 横浜国立大学附属鎌倉中学校 家紋 ロコ 娘役 1974年
星すばる ほし すばる 5月31日 大阪府大阪市天王寺区 高取台中学校 枕草子 スバル 男役 1977年
真咲佳子 まさき けいこ 8月7日[1] 大阪府池田市[1] 池田高等学校 本名 コヤ[1] 男役 1991年
松方里佳 まつかた りか 8月27日 神奈川県横須賀市 鷗友学園 ミエ 娘役 1979年
眉あかり まゆ あかり 10月8日 神奈川県横浜市 山脇学園 トシミ
トッチャン
娘役 1973年
麻里央さち まりお さち 1月26日 福岡県福岡市博多区 福岡女学院 自分で考案 サカ 男役 1976年
美央まりな みお まりな 3月12日 大阪府 梅花高等学校 家族で考案 ハツミ
ハッちゃん
娘役 1972年
美樹ひろみ みき ひろみ 10月22日 東京都渋谷区 女子学院 樹が美しく
伸び広がるように
ハクちゃん 娘役 1981年 娘は真輝いづみ[5]
水樹亜衣 みずき あい 2月12日 東京都杉並区 東京家政学院 フル
フルケイ
男役 1974年
水里ゆたか みずさと ゆたか 10月5日 兵庫県伊丹市 園田学園高等学校 オミズ 男役 1973年
美竹英里 みたけ えり 7月26日 東京都板橋区 山脇学園 恩師が命名 ミッコ
タロー
男役 1976年
美奈瀬杏 みなせ きょう 11月3日 東京都 白百合学園 サチ
サッチ
娘役 1970年
美原真千子 みはら まちこ 12月5日 福岡県 PL学園中学校 尊敬する人が命名 チー 娘役 1971年
美々はるみ みみ はるみ 3月14日 神奈川県藤沢市 神奈川県立藤沢高等学校 デコ 娘役 1972年
武蔵野三千代 むさしの みちよ 8月11日 東京都台東区 共立女子学園高等学校 出身地 ノブちゃん 男役 1974年
山奈由佳 やまな ゆか 5月10日[2] 広島県広島市[2] 梅花高等学校 ナッコ[2] 男役 1980年
祐樹叶 ゆうき かなえ 6月8日 兵庫県西宮市 甲子園学院高等部 ヒーコ 男役 1976年
蘭ひでき らん ひでき 1月2日 東京都 川村学園 ニッキ 男役 1971年 夫は羽田健太郎
娘は風吹あゆ[5]
若ちとせ わか ちとせ 3月25日 大阪府大阪市 聖母女学院高等科 尊師が命名 タカチャン 娘役 1974年
若月香 わかづき かおる 12月2日 大阪府池田市 池田中学校 知人が命名 ピョン 男役 1981年

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k 「舞台を色どる人々」『おお宝塚60年―「ドンブラコ」から「ベルばら」まで』朝日新聞社、1976年11月30日、240頁。 
  2. ^ a b c d e f 「舞台を色どる人々」『おお宝塚60年―「ドンブラコ」から「ベルばら」まで』朝日新聞社、1976年11月30日、244頁。 
  3. ^ a b c 「エンサイクロペディア・タカラジカ」『おお宝塚60年―「ドンブラコ」から「ベルばら」まで』朝日新聞社、1976年11月30日、219頁。 
  4. ^ a b c 「舞台を色どる人々」『おお宝塚60年―「ドンブラコ」から「ベルばら」まで』朝日新聞社、1976年11月30日、241頁。 
  5. ^ a b c 100年史(人物) 2014, p. 28.
  6. ^ a b c d e 「舞台を色どる人々」『おお宝塚60年―「ドンブラコ」から「ベルばら」まで』朝日新聞社、1976年11月30日、235頁。 
  7. ^ a b c d e f g 「舞台を色どる人々」『おお宝塚60年―「ドンブラコ」から「ベルばら」まで』朝日新聞社、1976年11月30日、238頁。 
  8. ^ 100年史(人物) 2014, p. 76.
  9. ^ 「エンサイクロペディア・タカラジカ」『おお宝塚60年―「ドンブラコ」から「ベルばら」まで』朝日新聞社、1976年11月30日、208頁。 
  10. ^ 100年史(人物) 2014, p. 29.

参考文献

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  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0