シトラスの風
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ロマンチック・レビュー[1][2][3]『シトラスの風』(シトラスのかぜ)は1998年、宝塚歌劇団宙組[4]で初演されたレビュー作品。ロマンチック・レビュー第12弾。作・演出は岡田敬二[1][2][3]。
上演記録
[編集]- 1998年(宙組・初演)
- *3月27日 - 5月11日 宝塚大劇場公演[4]
- *7月11日 - 8月17日 TAKARAZUKA1000days劇場公演[5]
- 形式名は「住友VISAシアター ロマンチック・レビュー[1]」。24場[1]。
- 1998年に創設された宙組(そらぐみ)の第一回公演であり、姿月あさと、花總まりのトップコンビ御披露目・第84期初舞台公演として上演。
- 併演作は『エクスカリバー[6]』。
- 2014年(宙組)
- 『シトラスの風II[2]』のタイトルで、2月4日(火)から2月28日(金)まで[2]中日劇場にて凰稀かなめ主演で再演。
- 形式名は「ロマンチック・レビュー[2]」。
- 併演作は『ロバート・キャパ 魂の記録[2]』。
- 2015年(宙組)
- 『シトラスの風III[3]』のタイトルで、全国ツアー公演として朝夏まなと主演で再演。
- 形式名は「ロマンチック・レビュー[3]」。
- 併演作は『メランコリック・ジゴロ -あぶない相続人-[3]』。
公演日 | 公演場所 |
---|---|
10月10日 (土) | 梅田芸術劇場・メインホール(大阪府) |
10月11日 (日) | |
10月12日 (月) | |
10月15日 (木) | 島根県芸術文化センター「グラントワ」 |
10月17日 (土) | 日本特殊陶業市民会館フォレストホール (名古屋市民会館)(愛知県) |
10月18日 (日) | |
10月20日 (火) | 金沢歌劇座(石川県) |
10月21日 (水) | |
10月22日 (木) | オーバード・ホール(富山県) |
10月24日 (土) | オリンパスホール八王子(東京都) |
10月25日 (日) | 市川市文化会館(千葉県) |
10月27日 (火) | まつもと市民・芸術館(長野県) |
10月28日 (水) | コラニー文化ホール (山梨県立県民文化ホール) |
10月30日 (金) | 新潟県民会館 |
10月31日 (土) | 會津風雅堂(福島県) |
11月1日 (日) | 南陽市文化会館(山形県) |
11月3日 (火) | 由利本荘市文化交流館カダーレ(秋田県) |
11月5日 (木) | 北上さくらホール(岩手県) |
11月7日 (土) | ニトリ文化ホール (旧・北海道厚生年金会館)(北海道) |
11月8日 (日) |
- 2018年(宙組)
- 『シトラスの風-Sunrise-~Special Version for 20th Anniversary~[7]』のタイトルで、3月16日(金)から4月23日(月)まで[7]宝塚大劇場にて、5月11日(金)から6月17日まで[7]東京宝塚劇場にて再演。
- 真風涼帆・星風まどかトップコンビの大劇場お披露目公演。
- 形式名は「ロマンチック・レビュー[7]」。
- 併演作は『天は赤い河のほとり[7]』。
場面(1998年のデータ)
[編集]- 第一章[8] オープニング
- 中央にピラミッド型の階段。緑、紫、青、黄色等の衣装を着た大勢のシトラスの男女が踊りだす。ピラミッドのセットが割れると、シトラスの青年が登場し、歌い継ぎ、大合唱をする。銀橋でシトラスの歌手3人が「夢・アモール」を歌いながら踊る。
- 第二章[8] 花占い
- マーガレットの花を持った少女が現れ、「好き、嫌い」と花占いをする。すると、マーガレットの花の精が少女と戯れ、踊り始める。
- 第四章[9] ノスタルジア
-
- 音楽:甲斐正人
- 振付:羽山紀代美
- 社交界の花、マチルドがサロンに登場すると、大勢の令嬢に囲まれてプレイボーイのセバスチャンが現れる。セバスチャンはマチルドのパトロンである。そこへ、将軍姿のヴィットリオが登場。ヴィットリオとマチルドは惹かれるあうが、セバスチャンが仲を裂く。
- ヴィットリオ - 姿月あさと
- マチルド - 花總まり
- セバスチャン - 和央ようか
- 第五章[10] 誕生
-
- 音楽:吉崎憲治
- オリジナル振付:つかさこのみ
- 振付助手:名月かなで
- メカニックな歯車等の中に、トンボ、蝶等が組み込まれているセットの場面。仮面をつけた男女が人間疎外、断絶感を踊る。やがて一人の娘の温もりを感じた時、仮面がはずれ、若々しい双葉が芽を出す。この世界に生きることの素晴らしさに喜びあふれ、卵から孵化した雛鳥達が新しい世界に飛び立っていく。
- 歌手、バードの歌手A - 出雲綾、湖月わたる
- マスクの男A - 希佳
- マスクの女A - 朝海ひかる
- 誕生の歌手 - 姿月あさと
- バード(兄) - 和央ようか
- バード(妹) - 花總まり
- 第七章[10] 明日へのエナジー
-
- 音楽:甲斐正人
- 振付:謝珠栄
- 明日を目指す若者達の強烈なエネルギーを、ゴスペルソングにのせて表現する。
- ゴスペルの歌手S1 - 姿月あさと
- ゴスペルの歌手S2 - 和央ようか
- ゴスペルの歌手S3 - 湖月わたる
- 第八章[10] フィナーレ
-
- 音楽:吉崎憲治、宮原透
- 振付:御織ゆみ乃
- 「夢・アモール」の歌でデュエット・ダンスが踊られた後、グランド・パレードになる。
- ゴールデン・デュエット(男) - 姿月あさと
- ゴールデン・デュエット(女) - 花總まり
- フィナーレの紳士S1 - 姿月あさと
- フィナーレの紳士S2 - 和央ようか
- フィナーレの紳士S3 - 湖月わたる
- フィナーレの淑女S - 花總まり
- エトワール - 陵あきの
主な出演者
[編集]- 1998年宝塚大劇場・TAKARAZUKA1000days劇場公演
- 姿月あさと
- 花總まり
- 和央ようか
- 湖月わたる
- 朝海ひかる
- 夢輝のあ
- 2014年中日劇場公演
- 2015年全国ツアー公演
- 2018年宝塚大劇場・東京宝塚劇場公演
スタッフ
[編集]1998年
[編集]※氏名の後ろに「宝塚」、「東京」の文字がなければ両公演共通。
- 作・演出:岡田敬二[1]
- 作曲[11]・編曲[11]:吉崎憲治、高橋城、甲斐正人、宮原透
- 音楽指揮:小高根凡平[11]
- 振付[11]:羽山紀代美、山田卓、謝珠栄、大谷盛雄、御織ゆみ乃、司このみ
- 装置:大橋泰弘[11]
- 衣装:任田幾英[11]
- 照明:勝柴次朗[11]
- 音響:加門清邦[11]
- 小道具:万波一重[11]
- 効果:切江勝[11]
- 訳詞:平野恵子[11]
- 歌唱指導:楊淑美[11]
- 演出助手[11]:荻田浩一、植田景子
- 振付助手[11]:伊賀裕子、名月かなで、若央りさ
- 装置補:新宮有紀[11]
- 衣装補:河底美由紀[11]
- 舞台進行:森田智広[11]
- 舞台監督[12]:藤村信一(東京)、波紫衛(東京)、高野克己(東京)、中村兆成(東京)
- 制作[11]:久保孝満、木場健之
- 演奏:宝塚管弦楽団[11]
- 協賛:株式会社 住友クレジットサービス[11]
- 特別協賛:VISAジャパングループ[11]
- 制作・著作:宝塚歌劇団
脚注
[編集]- ^ a b c d e 90年史 2004, p. 81、83.
- ^ a b c d e f 2014年・公演案内(宝塚歌劇公式) 2016年3月8日閲覧。
- ^ a b c d e 2015年・公演案内(宝塚歌劇公式) 2016年3月8日閲覧。
- ^ a b 90年史 2004, p. 80.
- ^ 90年史 2004, p. 83.
- ^ 90年史 2004, p. 80、83.
- ^ a b c d e 宙組公演 『天(そら)は赤い河のほとり』『シトラスの風-Sunrise-』 2020年2月22日閲覧。
- ^ a b c d 岡田レビュー 2009, p. 171.
- ^ 岡田レビュー 2009, pp. 170–171.
- ^ a b c d 岡田レビュー 2009, p. 170.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 90年史 2004, p. 81.
- ^ 90年史 2004, p. 84.
参考文献
[編集]- 岡田敬二『岡田敬二 ロマンチック・レビュー』阪急コミュニケーションズ、2009年11月7日。
- 執筆:國眼隆一 著、編集:森照実・春馬誉貴子・相井美由紀・山本久美子 編『すみれ花歳月を重ねて―宝塚歌劇90年史―』宝塚歌劇団、2004年4月1日。ISBN 4-484-04601-6。 NCID BA66869802。全国書誌番号:20613764。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]前作 魅惑II -ネオ・エゴイスト!- |
ロマンチック・レビュー 1998年 シトラスの風 |
次作 Asian Sunrise |