「蘭寿とむ」の版間の差分
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2016年11月10日 (木) 20:10時点における版
らんじゅ とむ 蘭寿 とむ | |
---|---|
生年月日 | 8月12日 |
出生地 | 兵庫県西宮市 |
身長 | 170cm |
血液型 | O型 |
職業 | 女優 |
ジャンル |
宝塚歌劇 舞台 |
活動期間 | 1996年 - |
活動内容 |
1996年:宝塚歌劇団入団、花組配属 2006年:宙組に異動 2011年:花組に異動、同組トップスターに就任 2014年:宝塚歌劇団退団 |
主な作品 | |
宝塚歌劇 『逆転裁判 蘇る真実』 『ファントム』 |
蘭寿 とむ(らんじゅ とむ、8月12日-)は、宝塚歌劇団卒業生(元花組のトップスター)、女優、歌手。愛称は「とむ」「まゆ」「らんとむ」。
兵庫県西宮市出身、武庫川学院高等学校卒業。公称身長170cm、血液型O型。
所属事務所はジーアールプロモーション。
来歴・人物
小学生のとき、友人に誘われてバレエを始める。中学・高校時代は創作ダンスに打ち込み、高校時代にはキャプテンもつとめた。
「宝塚GRAPH」2006年12月号の『波瀾爆笑!わが人生』の取材に対し、「中学2年のとき、ダンス部の友人に誘われて宝塚歌劇と出会った。以来、休日には始発電車で早朝から大劇場のチケット売り場に並んで当日券を買うくらいはまり込んだが、当時は宝塚音楽学校を受けることまでは考えていなかった。しかし、高校入学後に友人が音楽学校を受験したことを知り、進路決定の際『ここで受験しなかったら絶対に後悔する』と考え一念発起した」と告白した。
1994年、宝塚音楽学校に入学。82期生。82期生の入学試験は過去最高の倍率48.2倍であり、その中で入学から卒業まで一度も首席の座を渡さなかったことで知られる。
1996年3月、宝塚歌劇団に首席入団。同年『CAN-CAN』で初舞台後、花組に配属。同期には遼河はるひ、壮一帆(元雪組トップスター)、涼紫央、紺野まひる(元雪組娘役トップ)、西條三恵らがいる。
2000年6月、ベルリン公演メンバーに選抜される。2001年、『ミケランジェロ』で新人公演初主演。2002年には『月の燈影』でバウホール公演初主演。
2003年、エンタの神様(日本テレビ)でモーニング娘。と共演し、2005年の『服部有吉2005 Presents R・Hatter(アール・ハッター)』等外部出演の経験も多い。
2006年4月、宙組へ組替え。3番手スターとなる。同年11月、『維新回天・竜馬伝!』で徳川慶喜役を演じる。
2007年、大和悠河のトップ就任後は2番手スターに昇格。『バレンシアの熱い花』では北翔海莉と役替わりで相反する二役に挑み、芸域を更に広げる。
2009年2月のバウホール公演『逆転裁判 蘇る真実』と、同年8月に続演された『逆転裁判2 -蘇る真実、再び…-』では、ゲームキャラクター・成歩堂龍一を元にした主人公、熱血弁護士・フェニックス・ライト役を演じた。
2009年2月に東京ドームで開催された「世界らん展日本大賞2009」では、「『蘭寿とむ』の蘭」と題された胡蝶蘭が特別展示され、会期中には本人が出席してのトークセッションも行われた。
2010年9月に初のコンサート『“R”ising!!』を開催。
2011年4月、花組に異動、同組トップスターに就任。相手役は真飛より引き続いて蘭乃はな。お披露目公演は「オペラ座の怪人」を元にした大作『ファントム』。
2013年5月、宝塚歌劇100年の愛(TBS)特別番組で、女優北川景子と対談した。
2013年8月、SMAP×SMAP(フジテレビ)番組のコーナーBISTRO SMAPにて女優北川景子と共にゲストとして出演した。また、2014年1月には、同番組のコーナー「スマ進ハイスクール」に凰稀かなめ、柚希礼音と共に講師として出演した。
2014年5月、『ラスト・タイクーン‐ハリウッドの帝王、不滅の愛‐』『TAKARAZUKA∞夢眩』東京宝塚劇場公演千秋楽にて退団。
2014年9月、退団後の初仕事として、ショー『ifi(イフアイ)』主演(演出:小林香)。『TAKARAZUKA∞夢眩』の一部振り付けを担当したKENTO MORIとの共演となる。
2015年1月21日にビクター・エンターテインメントから発売の宝塚OGがリリースするカバーアルバム『麗人 REIJIN』に参加。坂本九の「心の瞳」をカバーした[1]。
同年1月31日、ジーアールプロモーションとのマネージメント契約を発表[2]。
2016年5月から6月には帝国劇場にて上演される『天使にラブソングを〜シスター・アクト〜』に森公美子とのダブルキャストで帝国劇場公演の初主演を果たす。
同年9月28日、一般男性との結婚を自身の公式サイトとブログで発表[3]。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
花組時代
- 1998年5-10月、『SPEAKEASY』新人公演:ランディ(本役:伊織直加)
- 1998年10-11月、バウホール公演『ENDLESS LOVE』アリフ
- 1999年1-5月、『夜明けの序曲』新人公演:櫛引弓人(本役:伊織直加)
- 1999年8-12月、『タンゴ・アルゼンチーノ/ザ・レビュー'99』新人公演:ジャン(本役:伊織直加)
- 2000年4-8月、『源氏物語 あさきゆめみし』惟光 新人公演:刻の霊(本役:春野寿美礼)
- 2000年6月、ドイツ・ベルリン公演『宝塚 雪・月・花/サンライズ・タカラヅカ』
- 2000年11月-2001年3月『ルートヴィヒII世/ASIAN SUNRISE』新人公演:グッデン博士(本役:匠ひびき)
- 2001年4月、バウホール公演『マノン』レスコー
- 2001年7-11月、『ミケランジェロ/VIVA!』ニッコロ 新人公演/ミケランジェロ(本役:愛華みれ)*新公初主演
- 2002年3-6月、『琥珀色の雨にぬれて/Cocktail』ローラン 新人公演:クロード(本役:匠ひびき)*新公主演
- 2002年8月、バウホール公演『月の燈影』次郎吉 *バウ初主演
- 2002年11月-2003年2月、『エリザベート』エルマー 新人公演:トート(本役:春野寿美礼)*新公主演
- 2002年 年度賞・新人賞
- 2003年3月、バウホール公演WS『恋天狗』弥太 *主演
- 2003年5-9月、『野風の笛/レヴュー誕生』不知火
- 2003年10-11月、全国ツアー『琥珀色の雨にぬれて/Cocktail』ルイ
- 2004年1-5月、『天使の季節/アプローズ・タカラヅカ』ジョルジュ
- 2004年5-6月、全国ツアー『ジャワの踊り子』ハジ・タムロン
- 2004年8-11月、『La Esperanza-いつか叶う-/TAKARAZUKA舞夢! 』 トム
- 2005年1月、バウホール公演『くらわんか』 八五郎 *主演
- 2005年3-7月、『マラケシュ・紅の墓標/エンター・ザ・レビュー』 ギュンター
- 2005年9月、日生劇場公演『Ernest in Love』アルジャノン
- 2005年11月-2006年2月、『落陽のパレルモ/ASIAN WINDS!』ニコラ・ジロッティ
- 2005年 年度賞・努力賞
- 2006年3-4月、バウホール公演『スカウト』ショーン・フィンリー *バウ単独初主演
- 2006年4月、蘭寿とむディナーショー『Sensation!』
宙組時代
- 2006年8月、博多座公演『コパカバーナ』サム
- 2006年11月-2007年2月、『維新回天・竜馬伝!/ザ・クラシック』徳川慶喜
- 2007年4月、バウホール公演『NEVER SLEEP』サミュエル *主演
- 2007年6-9月、『バレンシアの熱い花/宙 FANTASISTA!』ラモン/ロドリーゴ(北翔海莉と役替わり)
- 2007年10-11月、全国ツアー『バレンシアの熱い花/宙 FANTASISTA!』ラモン
- 2008年2-5月、『黎明の風/Passion 愛の旅』辰美英次
- 2008年7月、梅田芸術劇場公演『雨に唄えば』コズモ・ブラウン
- 2008年9-12月、『Paradise Prince/ダンシング・フォー・ユー』アンソニー・ブラック
- 2008年 年度賞・努力賞
- 2009年2-3月、バウホール・日本青年館公演『逆転裁判 -蘇る真実-』フェニックス・ライト(ゲーム版:成歩堂龍一) *主演
- 2009年4-7月、『薔薇に降る雨/Amour それは…』ヴィクトール・オーランジュ
- 2009年8-9月、バウホール・赤坂ACTシアター公演『逆転裁判2 -蘇る真実、再び…-』フェニックス・ライト *主演
- 2009年11月-2010年2月、『カサブランカ』ヴィクター・ラズロ
- 2010年3月、シアタードラマシティ他 『シャングリラ -水之城-』 嵐(ラン)
- 2010年5-8月、『TRAFALGAR -ネルソン、その愛と奇跡-/ファンキー・サンシャイン』ナポレオン・ボナパルト
- 2010年9月、蘭寿とむコンサート『“R”ising!!』
- 2010年11月-2011年1月、『誰がために鐘は鳴る』アグスティン
- 2011年3月、蘭寿とむディナーショー『MUGEN!』
花組トップ時代
- 2011年6-9月、『ファントム』ファントム(エリック)
- 2011年10-11月、全国ツアー『小さな花がひらいた/ル・ポァゾン 愛の媚薬II』茂次
- 2011年 阪急すみれ会パンジー賞・男役賞
- 2011年 年度賞・優秀賞
- 2012年1-3月、『復活/カノン』ネフリュードフ公爵
- 2012年4-5月、全国ツアー『長い春の果てに/カノン』ステファン
- 2012年7-10月、『サン=テグジュペリ/CONGA!!(コンガ)』サン=テックス
- 2012年11-12月、蘭寿とむコンサート『Streak of Light -一筋の光…-』
- 2013年1月、月組公演『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』(宝塚大劇場)アンドレ *特別出演
- 2013年2-5月、『オーシャンズ11』ダニー・オーシャン
- 2013年6-7月、『戦国BASARA -真田幸村編-』(東急シアターオーブ)真田幸村
- 2013年8-11月、『愛と革命の詩(うた)-アンドレア・シェニエ-/Mr. Swing!』アンドレア・シェニエ
- 2013年12月、蘭寿とむディナーショー『T-ROAD』
- 2014年2-5月、『ラスト・タイクーン ―ハリウッドの帝王、不滅の愛―/TAKARAZUKA ∞ 夢眩』モンロー・スター *退団公演
宝塚歌劇団時代の主演作品(トップ時代を除く)
新人公演主演
- 2001年「ミケランジェロ」(本役・愛華みれ)
- 2002年「琥珀色の雨にぬれて」(匠ひびき)
- 2002年「エリザベート」(春野寿美礼)
バウホール公演主演
- バウ・ミュージカル「月の燈影」(2002年、彩吹真央とのダブル主演)
- バウ・ワークショップ「恋天狗」(2003年)
- バウ人情噺「くらわんか」(2005年)
- バウ・ミュージカル「スカウト」(2006年)
- バウ・ミュージカル「NEVER SLEEP」(2007年)
- バウ・ロマン「逆転裁判 -蘇る真実-」(2009年)
- バウ・ロマン「逆転裁判2 -蘇る真実、再び…-」(2009年)
宝塚歌劇団退団後の主な活動
舞台
- 2014年9月「ifi」(青山劇場・シアタードラマシティ)
- 2015年2月「SHOW-ism VIII ∞ユイット」(シアタークリエ)
- 2015年5月「TAKE FIVE」(赤坂ACTシアター・梅田芸術劇場) - ブルー・バタフライ 役
- 2016年1月 地球ゴージャスプロデュース公演Vol.14『THE LOVE BUGS』(赤坂ACTシアター)
- 2016年6月「シスター・アクト〜天使にラブ・ソングを〜」(帝国劇場) - デロリス・ヴァン・カルティエ 役 ※ 森公美子とダブルキャスト
テレビドラマ
- 金曜プレミアム アンダーウェア(2015年11月13日 - 12月4日、全4話フジテレビ) - 永井千春 役
- 私 結婚できないんじゃなくて、しないんです(2016年4月 - 、TBS) - 山本望海 役[4][5]
webドラマ
その他テレビ番組
コンサート
- 2014年12月「越路吹雪 生誕90周年コンサート アンコール公演」(ヤマハホール)
- 2015年2月「麗人“REIJIN”CD発売記念コンサート」(メルパルクホール)
- 2015年7月「麗人 REIJIN SHOWA ERA CD発売記念コンサート」(渋谷公会堂)
ディスコグラフィー
アルバム
- Le Ange(ル アンジュ)(2015年10月21日 ビクターエンタテインメント)[9]
参加作品
- 「麗人-REIJIN-」(2015年1月21日 ビクターエンタテインメント)宝塚OG・歴代トップスターによる“男歌”カバーアルバム
- 「麗人 REIJIN SHOWA ERA」(2015年7月1日 ビクターエンタテインメント)
脚注
- ^ “音楽史上初 宝塚歌劇団OGによるJ-POPカバーアルバムがリリース決定”. シアターガイド. (2014年11月21日) 2014年11月25日閲覧。
- ^ “お知らせ”. ジーアールプロモーション公式サイト (2015年1月31日). 2015年2月3日閲覧。
- ^ “元宝塚花組トップ・蘭寿とむが一般男性と結婚「笑顔の絶えない明るい家庭を」”. ORICON STYLE. (2016年9月28日)
- ^ “元宝塚・蘭寿とむ、民放連ドラ初レギュラー決定「1つ1つを大切に…」”. ORICON STYLE (2016年2月4日). 2016年2月4日閲覧。
- ^ “元宝塚スター・蘭寿とむ、中谷美紀主演ドラマで民放連ドラに初レギュラー出演!”. cinemacafe.net (2016年2月4日). 2016年3月16日閲覧。
- ^ “【蘭寿とむ】ドラマ「アンダーウェア」出演情報|トピックス”. GR PROMOTION公式サイト (2015年8月30日). 2015年9月4日閲覧。
- ^ “蘭寿とむ、宝塚卒業後ドラマ初出演!先輩・大地真央と夢の共演”. スポニチアネックス (2015年11月11日). 2015年11月11日閲覧。
- ^ “「宝塚ドリームツアーズ」レギュラー化決定、初回は瀬奈じゅんとDIY家具作り”. ステージナタリー. (2016年6月3日) 2016年6月3日閲覧。
- ^ “元宝塚トップスター蘭寿とむ、CDデビュー”. CD Journal (2015年8月24日). 2015年8月25日閲覧。
- ^ “音楽史上初 宝塚歌劇団OGによるJ-POPカバーアルバムがリリース決定” (2014年11月21日). 2015年4月23日閲覧。
- ^ “宝塚OGによるカバーアルバム第2弾発売決定 昭和の歌謡名曲が男役歴代トップスター達によって蘇る”. Billboard Japan. 2015年4月23日閲覧。